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Jul 18, 2016
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カテゴリ: アフリカ州

 エジプトの「ギザの三大ピラミッド」から

ナイル川を遡上する。

 遺跡を大量に飲み込んだ

(高台に移転などを余儀なくされた) 

二つのダム(アスワン・ロー&ハイダム)を越えて、

スーダンに入り、カルツーム(=Khartoum)までに至る当たりは、

古代に銀を産出したヌビア地区となる。 

 そこには、一時、カイロのエジプト王朝の

ファラオにもなったことがあるクシュ王国が栄えていた。

 ナイル川はここハルツームで、

白ナイルとしてのウガンダからの流れと、

青ナイルとしてのエチオピアからの流れに分岐している。 

 BC2200年頃、南部から移住してきた黒人集団がクシュ王国を建設。

エジプト王朝のトトメス1世がクシュ王国を滅亡させたが、

BC900年頃にクシュ王国は再興し、

逆に衰えたエジプト王国に攻め入りエジプト第25王朝を建国した。

 しかし、アッシリアに破れたためにヌビアに撤退、BC6世紀半ばには

首都をメロエに遷都し、メロエ王朝として知られた。

 メロエ王朝にも大量のピラミッドが残されている。 

 メロエ王朝はエチオピア高原のアクスム王国

(BC5世紀~AD1世紀までに交易国となり、320年代にコプト派キリスト教を受容)

により4世紀に滅亡させられ、3国に分裂した。

 ノバチア王国、マクリア王国、アルワ王国は、ともにキリスト教を1千年近く信仰した。

 しかし、イスラム勢力に押されて、

  ・1505年に、フンジ・スルターン国が、

  ・1596年にはダルフィールにもダルフィール・スルターン国が建国されて、

 イスラム化された。

  ・1821年、エジプトのムハンマド・アリー朝により、スーダン北部が征服され、 

  ・1840年に英国の保護下になったエジプトが、1874年ダルフィール・スルターン国

 を併呑する。

 マフディー国家(1885~1898年)が一時的に成立するが、

 ・1899年から英国とエジプトの共同統治下に入る。

 ・1924年以降、北部中心に独立運動が始まり、南北分断統治が採用される。

 ・1954年、自治政府が発足。

 ・1955年  第一次内戦:

  北部(=アラブ系イスラム教徒)

     VS

  南部(=黒人系アニミズム、一部キリスト教) 

 ・1956年スーダン共和国として英国から独立(~1969年)

 ・1958~1964年軍事クーデター政権

 ・1965~1969ウンマ党・国民統一党の連立政権 

 ・1969年軍事クーデター革命政権が国名をスーダン民主共和国と改称

 ・1971年ジャーファル・ヌメイリ大統領誕生

 ・1972年南部スーダンに部分的自治権の南部政府設置 

 ・1983年第二次内戦:

  北部=ヌメイリ政権

     VS

  南部「新スーダン」建設=黒人ディンカ人主体、SPLA:ソ連・エチオピア支援) 

  内戦の中で1984年以来旱魃とエチオピアからの難民流入があり経済困難 

 ・1985年軍事クーデター成功、ヌメイリ政権失脚(エジプト亡命) 

   国名はスーダン共和国に戻す。文民政権

 ・1989年軍事無血クーデター(イスラム主義組織民族イスラム戦線NIFと連携)

  オマル・バシール准将→政権・軍事権を一手に掌握しNIFのイスラム化推進

  (他方で、エチオピアの政権交代でSPLAは後ろ盾を失い、分裂) 

  ・1994年にバシール首相兼大統領がコルドファン州を北・南・西に3分割した。

  SPLAは新たな後ろ盾をウガンダに求めていたが、ウガンダの反政府軍の

  「神の抵抗軍」はウガンダ政府軍との戦いで、南スーダンへの越境を開始。

   ウガンダとの関係は1997年第一次コンゴ戦争終結で軟化した。

   バシール政権(国民会議NC;NIFを改編)は、第4次ウンマ連立政権

   (2002年~2005年)で、野党(イスラム主義中道派ウンマ党UP,

  中道リベラル政党「民主統一党DUP」からの分派)取り込みに加えて、

  SPLAに対する柔軟姿勢を示した。 

  また、西部にあるダルフィール地方3州では、定住民フール人(アラブ系、非アラブ系)

  VS遊牧民ザガワ人などとの対立で、政府支援の民兵組織による民族浄化が

  国際問題化し、難民が隣国チャド(ザガワ人大統領)に大量に流入したため、

  アフリカ連合が監視要員派遣を決定した。(→ UNAMID

  ・2005年1月9日「スーダンにおける南北包括和平合意CPA 」を署名。

  バシール大統領とSPLA最高司令官ガランを第1副大統領とする

  暫定政府発足。条件:6年間の暫定統治後、南部で住民投票(連邦制or独立) 

   しかし、直後のガラン長官ヘリ墜落事故死が憶測を呼んだ。

   紛争地帯は、西のダルフィール、東部地区のペジャ人優勢地区、

       アビエの南北係争地、南コルドファンと青ナイル州の南北係争地にあった。

 ・2010年4月総選挙で、バシール大統領再選、 キール南部政府大統領当選 。 

 ・ 2011年 1月南部自治政府による国民投票が、国連の投票監視団のもとに

      行われて、南スーダンの有効投票総数の約99%が「分離」を支持。

 ・ 7月9日 南スーダン共和国として独立

  独立前日に国連南スーダン派遣団 UNMISS が採決されて、

  翌日から司令部を首都ジュバに、PKOを主任務とする約8000名の部隊の

  駐留任務を実地している。

  1.現在に於ける任務:文民保護、人権状況監視・調査、人道支援実施の環境作り、

          衝突解決合意の履行支援

  2.派遣規模:

       ・軍事・警察要員 計13,072名、

       ・文民要員     計2,002名

       ・国際ボランティア     計    435名 

  3.要員派遣国:

      印、ルワンダ、ネパール、エチオピア、中国、モンゴル、ケニア、ガーナ、

      バングラデシュ、 日本 など計63ヶ国

  4.犠牲者数:

      42名(事故12名、病気16名、敵対行為11名、その他3名)  

  5. 日本からの要員派遣

      司令部要員 4名

      施設部隊 353名

  6. 活動期限 2016.7末(撤収10.31)

  7.予算   10億8577万ドル 

 ・2012年1月

  スーダン政府との原油交渉停滞で南スーダンは生産停止 

 ・2012年4月、

      南北スーダン国境紛争で南スーダン軍がスーダンのコルドファンにある

  ヘグリグ油田を占拠。

 ・2012年8月南北両政府会談が行われて北部原油パイプラインを

      南部が使用する料金および財政分割補填などを合意。

 ・2013年4月

  南スーダンは原油生産再開 

 ・ 2015年8月キール大統領、マシャール元副大統領 など関係当事者が

  「南スーダン衝突解決合意文書」に署名 

/////////////// 

  国連PKOにおける死亡被害は、

   2012.12.22・・・露ヘリコプター誤爆撃  4名死亡

   2013.4.9・・・武装集団襲撃 印度兵士5人(+民間人7人)死亡

         2013.12.14 ・・・首都・地方でクーデター未遂事件 印度兵士3人死亡

 ///////////////

 このほかにも国連アビエ暫定治安部隊 UNISFA (本部アビエ、展開アビエ地域)

  ・・・活動期限2016.5.15

   予算 2億6826万ドル

   任務 SAF(スーダン政府軍)およびSPLAの再配置の監視・検証

      およびアビエ警察隊を除くアビエ地域の非軍事化

      暫定取り決め合意に規定するアビエの地域機関参加

      地雷除去支援および技術的助言

      人道支援提供、人道要員自由移動のためのアクセス促進

      要員訓練を含む支援提供によりアビエ警察隊能力強化

      および法秩序に係る事項に於けるアビエ警察隊との調整

      アビエ地域石油インフラ警備など

   派遣規模:

      軍事・警察要員 計4,562名

      文民要員    計    202名 

                 国連ボランティア   計      31名

   要員派遣国:

      エチオピア、ガーナ、ジンバブエ、タンザニア、イエメン、スリランカ、ナミビア、

      ネパール、インド、カンボジア、ルワンダなど25ヶ国

   犠牲者数 20名 

  このほかにも、スーダン西部にダルフィール国連・AU合同ミッション UNAMID

 もあるが割愛する。  

スーダン分離前

  < 分離独立前

分離独立の南スーダン

分離独立後のスーダン

PKO南スーダン

★ 

 スーダン共和国VS南スーダン共和国との紛争に加えて、

南スーダン共和国内部でもキール大統領(カトリック・ キリスト教徒、

マシャール元副大統領(アニミズム、ヌエル族)の抗争が燻っている。

 次号に記載予定。 

★ 






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Last updated  Jul 20, 2016 10:54:49 AM コメント(3) | コメントを書く


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