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Jul 31, 2017

12面テニスコートのオープニングセレモニー（杮落し）で学ぶ「体幹使用」の重要性　by テニスプロ

カテゴリ：スポーツ・余暇・車

★

　昨日は、老人仲間や奥様達との早朝テニスを1時間済ませたあと、

シャワールームに行こうとしたが体育館開館は８時半であり、

シャワーは諦めて愛車Pajero Miniで直接に新しい１２面コートに向かった。

　このスポーツセンターからは、車でも30～４０分掛かりそうである。

　交通が混雑しなければもう少し早いのだが、梨の収穫時期や、墓参りの混雑時などでは

渋滞することもあるので時間も読めないのである。

///

　お天気の良い時は、遠くでも運動と思えば諦めがつくが、

奥様達の50分~1時間の自転車移動では危険も伴う。

　傘をさしての自転車乗りは交通規則で違反であり、

合羽を着ての移動では長時間は見通しも悪く、苦しい。

///

　幸いにして、雨がパラついたくらいで、止んでくれた。

★

　地域スポーツ振興クラブでは、

西北部の住民は公園の多いスポーツセンターを利用しているが、

１２面の新コートが東部に新設されることから、

西北部の９面の旧コートなどが取り潰されようとしていた。

　市ではスポーツセンターの９面を取り潰し、

新しくコート２面を建設しようと試みたが、

///

　西北部地域スポーツ振興のためには、県・市および住民の間の福利厚生を

総合的に鑑みた結果が、

１.　スポーツセンターの９面中では最も奥まったコート部分を残す

2.　桜の公園を潰して、新たなコートに転用するようなことは避ける

　　全体の緑地割合を鑑みて、スポーツセンター自体の狭義の緑地割合を

　　50％→60％に拡大する

ことに発展したのであろう。

　まだまだ、西北部の地域スポーツセンターにテニスコートが残りうるかは

県・市の協議事項として残っているように感じる。

　それでも、西北部の地域スポーツ振興クラブの競技種目から、

硬式テニスが消えることは本来のスポーツ振興策としてあってはならないと感じる。

　小生は、西北部の地域スポーツクラブで

硬式テニス、太極拳、トレーニングを学んでいる。

　かつては、脳幹梗塞にかかる前は、テニスの球出しを手伝い、

名前ばかりの、市の公認スポーツ指導者となったこともある。

　この西北部の地域振興スポーツが主要競技項目の硬式テニスを失わずに

継続できることになるように

スポーツ庁長官が自治体を指導してくれることを、

多くのスポーツを愛する市民は望んでいる。

★

　さて、この遠方にある１２面テニスコートの「オープニングセレモニー＊」では

子供たちの「チアリーダー」による華麗なというより若々しいダンスから始まった

（）。

　その次が、小生たちが参加する「プロテニスプレーヤーによる直接指導」である。

　自己申告で4組に分かれたが、小生は最上級の組にいつの間にか入っていた。

　「途中で何歳ですか？」と聞かれたが、年の割には若いとして組み換えはなかった。

★

　いつもの県レベルの指導者たちもプロなのだが、

当日のフェスティバルには、日本のトッププロを代表しての２名が参加していた。

　この藤原里華プロ、本村剛一プロの２名は国際試合でも優秀な成績を残している。

　エギジビション・ゲームも楽しかったが、

プロから本気で伝えられたことがある。

　気が付いたことを記録しておきたい。

1.　「体幹」を使ったテニスプレイ・・・小生は最近の国技館相撲で

　　「栃煌山の体に１本の縦の線が通っているようである」と聞く。

　　相撲にも体幹を強くすることで、ドタバタすることがなくなっている。

2.　踏み込んで打つのではなく、体の前面に「壁」を造ることで、

　　体幹を使って打つこと。ラケットを手打ちにせずに、体幹を使うようにする。

　　プレーヤーは自分の体の前面に大きなバリヤーを構成する。

3.　体の前に大きな壁を造るには、最適な位置に瞬間移動しなければならない。

　　瞬間移動するための足の筋力を日頃強化のためにトレーニングすること、

　　とともに、相手がどこに目的を定めているかの予測力を可能な限り見極める力を

　　付けるなど。

4.　ラケットの重さを感じて球を運べるように、グリップは柔らかく握る方法を

　　身に着けて、体幹でのみ強く球を相手コートにストロークを打ち込む。

　　球に、スピンが掛かるくらいに強力に体幹を使えるようにトレーニングしておく。

ヒント：　ラケットは相手の球の勢いの反発力を利用するのでなく、

　　　　　　　ラケットの重さを「遠心力に変える」ことで（球をガットに包み込み）

　　　　　　　強力な遠心力を球に伝える。フェデラー選手のように、

　　　　　　　僅かのテークバックで、フォアもバックもラケット面はコートに水平となり、

　　　　　　　打つ段階で次第に起き上がり球を包み込むようになる。

5.　ボレーでは、スライスが掛かるような打ち方よりは、「体幹」を重要視して

　　身体の近くから体幹を使い叩き込むことを意識すべし。

ヒント：　川に小石を投げ込み、水面を20回くらい輪を描かせるような強さで

　　　　　　　押し出す。

6.　サーブでも左手で体幹を使い球を挙げる。そのあとでも体幹を使用して

　　スピンをかけることを心掛ける。

ヒント：　左手で体幹を使って球をあげるとき、自然に体幹の動きで

　　　　　　　体が左斜めに捻じれるため、自然にラケットヘッドが首の後ろに下がり、

　　　　　　　スピンサービスを打ちやすくなる。

　　　　　　　左手で球を挙げるときは、小指以外の4本で球を支えて上にあげるが、

　　　　　　　体幹を使うために少し体が左に傾くことを意識する。

7.　その他

ヒント：　テニスは頭脳を使うスポーツであり、呆けの小生が頭を使う

　　　　　　　唯一の場所である。

　　　　　　　相手からもスポーツとしてルール以内であれば、どのような

　　　　　　　打ち方やコース選択も許される。

　　　　　　　強力なスピードボールでも、極端なアングルショット、

　　　　　　　意表を突くドロップショット、フラット・スピン・スライスなど

　　　　　　　自分の持っている引き出しを、ドラエモンのように披露しながら戦う。

　　　　　　　フェデラーは若い時は相手と楽しむテニス試合を行っていたが、

　　　　　　　いまは、早い勝負に集中している。

　　　　　　　頭脳と体力などが大事なスポーツなのである。

★

　エギジビションマッチでは、プロ同士の打ち合いが見られた。

　体の前に「大きなバリヤーを造っている」、

　体幹を使って、また、グリップを緩く握って、ラケットから

　球に体幹の力をそのまま伝えることで、

　強力なスピードとともにスピンを遠心力として球に伝える方法を具現する、

　のを直に観察できた。

　正確な配給力、予測力などもプロらしく身に着けているのが判った。

　失敗した相手の動きを見ていると、体の軸がズレて居るために、

　一種の手打ちになってしまっているのが判った。

駒が綺麗に回り続けているのは、駒の心棒が曲がっていないからであり、

　心棒のどこかが曲がれば駒は倒れるのであろう。

★

　呆けの拙い学習であった。

　プロによる指導で、最も大切なことは、

「通常のテニスの練習では見られない、身体のトレーニングが最も大切である」

ことなのである。

　つまり、テニスでも相撲でも、最も大切なのは、プロの場合は、

「 体幹を鍛えること 」なのである。

　その体幹を如何にテニスに応用するかも、プロの度量によるのである。

///

　以下は脱線である・・・

　小生は子供のころ、西ドイツの科学省から学校への

「自分が感じる不思議な力を列記してください」、に応募したことがある。

「その不思議な力を皆さんが大きくなる前に科学者が解明して実現してあげます」、

　という話に乗ったのである。

　自分はいくつか書いたが、

　1.　駒が廻っているうちには遠心力で倒れない強い力がある

　2.　紐の先に重いものを結んで、その反対を自分が持って回転させると

　　　強い遠心力を感じるが、手を放すタイミングにより円外に勢いよく飛び出す

　3.　その他

を記憶している。

西ドイツでは世界からの「不思議に感じる力」を集めて分析し、

人類のためになる「思考の先取り」をしてくれたように思っている。

　1.　はオートジャイロなどに（体幹の使い方にも大事である）、

　2.　は多段宇宙ロケット発射方法（空飛ぶ円盤も？）などに応用されたと思う。

　　（円盤投げの室伏浩二氏は1.2.を学問的に研究したのであろう。）

///

　今日の「杮落し」でのプロのヒントは、

　素人の小生でも判るような気がした。

　判ってもそれを実行できるかも小生次第である。

　年を気にしていてはいけないのである。

★

プロからの色紙を見てトレーニングに努力してみたい。

・トッププロとゲストコーチの一部紹介

本村剛一選手：
　　　　1973.12.25生まれ、174cm,70kg、右利き

　　　　　　　＝全日本S優勝4回、W優勝3回、全豪出場など
　　　　　　　　ﾃﾞﾋﾞｽｶｯﾌﾟS21勝16敗、W3勝1敗　
　自己最高ATP　ﾗﾝｷﾝｸﾞS　134位、W　159位
　　　　　　　　2004年に74年ぶりにｲﾝﾄﾞをﾃﾞﾋﾞｽｶｯﾌﾟで破った立役者

＜本村剛一選手：Tennis365.netから＞

藤原里華選手：
　　　1981.9.19生まれ、155cm,52kg,右利き、両手ﾊﾞｯｸﾊﾝﾄﾞ

　　　　　　＝全日本S優勝2回、準優勝４回、全豪・全仏W出場など
　　　　　　　WTAツアーWの準優勝5回（ﾍﾟｱ杉山愛＝3、青山修子＝1、詹皓晴＝1）
　　　　　　　WTA大会ﾃﾞﾝﾏｰｸ・ｵｰﾌﾟﾝWで伊達公子と組み初優勝
　　　　　　　ATPｷｬﾘｱ自己最高ﾗﾝｷﾝｸﾞ：S=84位、W=13位

　＜藤原里華選手：WIKIPEDIA＞

溝口美貴選手＝全日本準優勝、全豪W出場など
早川泰将選手＝全日本混合W優勝など
浅川陽介選手＝東アジア五輪出場、全日本優勝など
丹治奈津子選手など
★

///

　小生の脳幹梗塞について：

　病院に救急車で駆けつけなかったばかりに、待合室に放置されて倒れたために、

後遺症で痙攣が残った苦い経験がある。

　当時は、申請すれば身体障害者の何級かを貰えたかもしれない

（世間には、そのように貰った方もいるらしいが）くらいであった。

　今は、ヨチヨチながらのテニスはできるが、トレーニングの早い動きは

出来ないままである。

　今回のオープニングセレモニーで学んだことは、テニスをする前に、

「 トレーニングこそ最も重要なこと 」であった。

　「1.　体幹をきたえること」、

　「2.　瞬間移動のような早い動きを身に付けること」、

　「3.　予測機能を鍛え、戦略家となること」、

　「4.　その他」もである。

2.は若くないと無理かもしれないが、少しずつでも頑張らねばならないことが判った。

　判っても、なかなか出来ないのが小生なのである。　

///

　情報不足や、蛇足が多く、もし読者がいたら御免なさい。

★

1.　追加の準備運動

　まっすぐ立ち、肩幅に足を開き、両掌を地面につけて、足を延ばし腕立て伏せの

　姿勢をとる。

　腕立て伏せを行い、次には片足ずつの交代で足を縮めて交差させる。

　これらの動作を号令に合わせて続ける・・・体幹強化と反応力アップ

2.　テニス練習の変化

　1人のコーチと球出しに対して、相手コートには2人の生徒がいる。

　生徒に球出しを行い、1人の生徒には2球処理をさせて交代させる。

　2人の生徒の後ろには、それぞれ後続が列になって待っている。

　処理を終わった生徒は反対側の最後尾に移る。

　ボレーとストロークを2球処理で交代しながら行う。

　コーチはフォア、バックを使い分けて練習を進める。

　優しい球は使用しないで、生徒が失敗すれば球出しで補う。

　コーチはフォアサイド、バックサイドに移動する。

★

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