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(0) Sep 4, 2018
カテゴリ： 政治・経済(国内統計etc.)
☆
財務省が9月3日に公表した法人企業統計季報の「年次版」
→実態は「年度版」を見ていきたい。
上記の法人企業統計年次報告書によれば、
１．全産業（特に記載がなければ、
金融保険を除く全産業）の
売上高は、第１図でみるように、
1,544兆円で前年度比6.1%と高い伸びを示した。
２．企業の付加価値も第3図でみるように、
３．経常利益は、第２図で見るように、
83兆円余で前年度比11.4%となり、
過去最高益を示している。
４．内部留保は、過去からの積み上げであり、
これも下記のよう446兆円と前年度末比9.9%増にある。
製造業では153兆円と同様に9.1%増、
非製造業では293兆円と10.4%増である。
2012年の第二次安倍内閣発足以降では
150兆円増えたのは、
円安による輸出企業の業績改善が貢献している。
５．設備投資は下記のようである。
伸び率は5.8%増であり、
内部留保の伸び率の9.9%増を大きく下回っている。
輸送用機械、石油・石炭の伸びがマイナスであるのが
日米貿易摩擦、中東情勢などを反映しているかもしれない。
６．資金調達では下記のようである。
特に内部留保の中で減価償却の占める金額が大きいのは、
政府が企業減税を行っているのに
内部留保に貯めこんでいる姿を
示しているのであろう。
実態は、政府が法人税率を引き下げて
企業の設備投資を誘発しようとしても
企業は内部留保に貯めこむ姿勢を続けており、
設備投資推進や、
従業員給与の引き上げには十分には応じていないのである。
もっとも、家計の金融資産にしても増え続けて、
消費の増加には十分に回らずに、貯蓄に回るような
「景気循環にはマイナスの効果」に働いているようだ。
老齢化による労働人口の減少、
将来を見ると福利・厚生・年金などで不安がいっぱい
外国人インバウンドで日本の皆保険制度の悪用などでは、
財布のひもも堅くなるばかりではないだろうか？
☆
小生の脊柱管狭窄症は手術により痛みこそなくなったが、
骨や肉のくっつきのリハビリを
数か月続けなければならない。
後は、諸兄の分析によることとしたい。
☆
諸表が見辛い場合は、
財務省の法人企業統計の年次報をご覧ください。
☆
財務省が9月3日に公表した法人企業統計季報の「年次版」
→実態は「年度版」を見ていきたい。
上記の法人企業統計年次報告書によれば、
１．全産業（特に記載がなければ、
金融保険を除く全産業）の
売上高は、第１図でみるように、
1,544兆円で前年度比6.1%と高い伸びを示した。
２．企業の付加価値も第3図でみるように、
３．経常利益は、第２図で見るように、
83兆円余で前年度比11.4%となり、
過去最高益を示している。
４．内部留保は、過去からの積み上げであり、
これも下記のよう446兆円と前年度末比9.9%増にある。
製造業では153兆円と同様に9.1%増、
非製造業では293兆円と10.4%増である。
2012年の第二次安倍内閣発足以降では
150兆円増えたのは、
円安による輸出企業の業績改善が貢献している。
５．設備投資は下記のようである。
伸び率は5.8%増であり、
内部留保の伸び率の9.9%増を大きく下回っている。
輸送用機械、石油・石炭の伸びがマイナスであるのが
日米貿易摩擦、中東情勢などを反映しているかもしれない。
６．資金調達では下記のようである。
特に内部留保の中で減価償却の占める金額が大きいのは、
政府が企業減税を行っているのに
内部留保に貯めこんでいる姿を
示しているのであろう。
実態は、政府が法人税率を引き下げて
企業の設備投資を誘発しようとしても
企業は内部留保に貯めこむ姿勢を続けており、
設備投資推進や、
従業員給与の引き上げには十分には応じていないのである。
もっとも、家計の金融資産にしても増え続けて、
消費の増加には十分に回らずに、貯蓄に回るような
「景気循環にはマイナスの効果」に働いているようだ。
老齢化による労働人口の減少、
将来を見ると福利・厚生・年金などで不安がいっぱい
外国人インバウンドで日本の皆保険制度の悪用などでは、
財布のひもも堅くなるばかりではないだろうか？
☆
小生の脊柱管狭窄症は手術により痛みこそなくなったが、
骨や肉のくっつきのリハビリを
数か月続けなければならない。
後は、諸兄の分析によることとしたい。
☆
諸表が見辛い場合は、
財務省の法人企業統計の年次報をご覧ください。
☆
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