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2010.12.10
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田舎と言えば、欠かせないのが「田んぼ」。

家の周りにはものすごい数の田んぼがあるんだよ。
もう、人より田んぼが多いくらい。


田んぼが多いので、当たり前だけど、水路も沢山あるの。
水路には、たくさん生き物がいて。鯉・フナ・ゲンゴロウとかさ。



その中でもよく遊んだのは、やっぱり「ザリガニ」。

やったことない人がいるかも知れないが、ザリガニ釣るのは結構スリルあるんだよ。
モバゲーの釣りゲームなんて目じゃないね。





それで、そのザリガニ君なんだが、結構、死体を見かけるんだ。
甲殻類は、「脱皮」するんだけど、失敗して死んでる。

脱ぎ損ねた殻と一緒になって死んでるのね。
身体に脱ぎ損ねた殻が絡まって動けなくなったの。

子供心ながら、そいつらを見かけた時は、
「せっかく大きくなろうとしたのに残念だね」って、
とても可哀そうな気持ちになったよ。



ザリガニを始めとした甲殻類は、
成長するごとに自らの殻を脱ぎ捨てる。

大きくなるごとに今まで自分を守った殻を捨てるのね。
そして、もっと大きくなる。



今までまとった「殻」を脱ぎ捨てて、より一層成長する機会が多数あるよね。


例えば、進学した時、就職した時、異動した時、転職した時。
いや、人と交わるとき、つまり、結婚した時や子供が生まれた時、
親と同居する時なんかも自らの殻を捨てる時かもしれないね。

また、考える癖、主義、常識、習慣、立場、地位、職業、会社、




人間も甲殻類と一緒で、まとった殻は、一定期間たったら、
捨てなきゃ成長しないんだと、僕は思うんだよ。

外せないものもあるけど、はずそうとしてみる努力も必要だと思う。
裸の自分になって、新しい殻をまとってみることは大切だと思う。



でも、殻を捨てるのってホント辛いし難しい、のね。


だって、今まで自分を守ってきたガードだもの。
捨てたら、裸に近い感覚になるんだから。裸で街歩けないのと同じだね。

寒いし痛いし、何より攻撃されたら守れないから、とても怖い感じ。
殻が無くなっちゃうと、とにかく不安で、恐怖ばかり抱くと思うんだ。


でも、捨てなきゃ、大きくなれないんだよね。
思いきって、勇気を持って、捨てなきゃいけない時もあるんだと思うんだよ。



そうじゃないと、子供の時に見たザリガニのように、自分の殻にまみれて、
死んでしまうんだ。殻を大事そうに抱いて、静かに死んでいく。

人間だから、ザリガニみたいに本当に死ぬわけじゃない。
でも、もうそれ以上成長もせず、濁りきった殻を抱きかかえて、
表向き満足しているように小さい身体でずっと暮らすんだ。

そんな人、沢山いるじゃない。街に溢れてるよ。



俺はそうはなりたくない。俺はそうはなりたくない。

そうはなりたくないんだよ。






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Last updated  2010.12.10 23:06:49 コメントを書く


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