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2010.01.12
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カテゴリ: 文学
123 「幸田家のしつけ」 橋本敏男
平凡社新書 254頁¥740 2009.2.13 初版第1刷発行

[目次] 

序文

第1章 理詰めで教える掃除の達人
第2章 父に向けた手厚い看護
第3章 反発しながらも畏敬の心
第4章 父は遊ばせ上手
第5章 最もおししいときに食す

第7章 「わかる」とは「結ぶ」こと
第8章 形が人を美しく見せる
第9章 着物は着こなしにある
第10章 言葉遣いに厳しく
第11章 父と娘の性教育問答
第12章 夫婦の不和で傷つく子の心
第13章 男の子に甘い父心
第14章 生死の間に最後の教え

あとがき
参考引用書籍一覧

[内容]


十六歳からは一切をひとり任された。
厳しいしつけに反発しながらも敬わざるをえない絶対的な父。
文豪の父をもつ娘という特異な関係から生まれたしつけの話が、
ここに描かれています。

[感想]


そのしつけを見事に受けとめた聡明で強い娘。
子供は親の思い描いたとおりには育たぬものですが、
ここに描かれているのはみごとに,成功した「関係」でしょう。

それでも娘の文は、父が自分を愛してくれていることを実感
したのは、父の臨終に間もないときであったと告白している。

[頁のかけら] 

○ 「父にいわれました。悪い言葉をつかわないのは
   みずからを守ることなんだ。人さまによく言うばかりじゃなくて、
   自分をいやしくしないことだ。」   文

○ 天の成せる麗質、これを美人という。
  刻苦して或境界を開いた人、これを佳人という。

○ きれいになりたい頃、私は鏡から失望と悲しみをうけとった。
                        文

○ 無理におとなの承知している感覚なんかを、子供に押しつけるな。
  そんなのよくないことだ。
  うちのもののすることは、子供が自然に秋の夜といふものを
  理解するときを静かに見きはめていて、そのときこちらも
  一緒になって秋の夜を楽しむなり哀しむなりしてやればいいんだ。
                          露伴


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 ランダム読書日記 
  by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2010.1.12. No.123)






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Last updated  2010.01.13 00:42:09
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