赤組☆へべれけ観戦記

赤組☆へべれけ観戦記

2011年06月04日
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【J2第15節】
 ◇日時  2011年6月4日(土)19:03
 ◇場所  kankoスタジアム
 ◇観衆  8,121人
 ◇天候  晴 24.4℃ 56%

                  1-0 
  ファジアーノ岡山   3       0  ギラヴァンツ北九州
                  2-0 

 ◇得点 

   【北九州】

◆公式記録◆




 さて、試合の方は、最初の歓喜の場面は、あまりにも突然、やってきた。まったく、心の準備が出来ていなかった。(笑)
 前半8分、植田選手からの長い縦パスを相手DFが空振りしたところを、チアゴ選手がボールをかっさらい突進し、GKと1対1となった。
 詰めてきたGKにシュートが激突するかと、一瞬、不安がよぎったが、当たり前のように決めてくれた。こういう時間帯にこういう場面、逆の立場ならば、何度も味わって来たのだけれど。
 前半は、攻め込まれることも少なく、このまま終了。
 「好事魔多し」だから、後半、何が起こるか、全く予想できない。







 こんな 「都合のいい展開」 が、俄に信じがたい。きっと、何か罠が仕掛けられているに違いない。(笑)
 次に1点返されて、最後は、バタバタしながらも、ぎりぎり逃げ切れるかどうかだろう。





 チアゴ選手は、前半、後半1回ずつ、担架でピッチ外に運ばれ、こちらがヒヤリとする。

 白谷選手、岸田選手が投入され、妹尾選手も含め、走り回れる選手が揃った。
 チアゴ選手がいなければ、これが、本来の戦い方になっていたんだろう。
 両チームとも、疲れが徐々に見えつつある中、どん欲に激しくボールを奪いにいき、ゲームが再び活性化された。
 しかしながら、なかなかシュートまでいかず、ゴールが遠くなったのも事実だ。



 後半40分を過ぎて、時計ばかりを気にするようになった。
 しかし、「罠が仕掛けられている」との想いは、杞憂に終わってくれた。
 後半43分、セットプレーから電光石火、ゴール前の植田選手が頭で決めて、勝利を確信する3点目。
もう、どんなにネガティブに考えようとしても、何も心配することがなくなってしまった。 (笑)










GATE10の前に挨拶にくる選手達を迎え、スタンドでは、サポーターが肩を組んで踊り出す。選手も勝利のラインダンス。みんなみんな幸せなひとときだ。




 選手が去った後も、勝利の余韻に浸りながら、チャントが続けられ、そろそろお開きといったムードになってきところで、予期せぬ出来事が。
 チアゴ選手、金選手、植田選手が、応援席の前まで来てくれた。
 それぞれ、トラメガで、サポーターに語りかけてくれた。
 Jに昇格して、ずいぶんと選手とサポターの距離は遠くなったと感じていたので、こういうことは、素直にうれしい。
 チアゴ選手と金選手は、震災中断期間中に入団した選手だけど、彼らがいなかったら、もっと厳しい戦いが続いていたのだろうな。(金選手、下敷きに載っていなかったけれど・・・。) きっと、目の前のみんきゅん選手の爽やかな笑顔で、多くの女性の胸が「きゅん」となったに違いない。(笑)

その模様は、youtubeで動画が公開されています。



 フロントをサポが取り囲み、フロントが釈明といった構図ではなく、小川本部長から、サポーターへの挨拶。(笑)



 最後は、いつものようにグダグダになりながら勝利の歌などを歌い、祭りが終わった。
 勝利の歌は、歌う機会が少ないことと、歌詞が難しいことで、ファジのラインナップの中では、難易度がずば抜けて高いと言い訳しながら、私も歌えない。(笑)










 その後は、祭りの後かたづけ。たいていのものは、出すより、片づける方が大変なわけだ。
 スタンド下のコンコースでは、サポーターが黙々と、バンディエラをたたみ、スタジアムの外では、ビッグフラッグの梱包作業が行われていた。
 長いようで、あっという間だった、まつりが終わった。
 このあとは、この夢が覚めないように、夜の街でうまい酒を飲むのもいいだろうし、家に帰って、家族にこの感動を伝えるのもいいだろう。


 今日の勝利は、「会心の勝利」とか「完勝」、「快勝」といった言い方になるんだろうか?
 私は、こういった勝ち方の喜び方を知らないので、どう喜べばいいのか戸惑うばかりだ。いや、まだ、何か罠が仕掛けられているに違いない。(笑)




 それでも、少々、ひねくれたことを言うと、今日、 一番、嬉しかったことは、入場者数が、8000人を超えたこと
 今シーズン初めてのナイトゲームということだったけれど、前売りのチケットの販売枚数は伸び悩み、当日の観客の出足も芳しくなかった。
 今日は、なんとか7千人で凌いでくれれば「合格」といったところだろうと思っていた。
 キックオフの時間になっても、メインスタンドもアウェイ側を中心に空席が目立っていた。





 これが、残念ながら6000人台の景色なんだろうと思っていたら、キックオフの時間を過ぎても、観客は増え続け、前半を終わった頃には、メインのアウェイ側のS席あたりを除くと空席が目立たなくなっていた。バックスタンドも、ほぼ埋まってしまった。
 私のようなごく一部の人間を除けば、北九州戦は、集客面では、最も厳しいカードの一つだっただけに、嬉しすぎる誤算だ。
 岡山の街に、集客面で「地力」が付いてきたからだろうか?
 その陰には、新聞などで報じられない、駅や職域などでの、チラシ配布など目に見えない地道な努力の積み重ねの成果だとも思う。

 その 次に嬉しかったことは、北九州サポがたくさん、カンスタにやってきれくれたこと だ。いつもなら、50人くらいだけど、100人を超えていたように見えた。
 彼らの応援スタイルは、北九州のらしさを残しつつ、よりパワフルに進化していた。 (偉そうなことを言っているけれど、ファジアーノというクラブが、まだ誕生していない2001年から、すでに、彼らは過酷な九州リーグを戦っていた先輩である。)

 そして 3番目に、勝ったこと だろうか?(笑)
 勝負だから、勝ったり負けたりは、当然ある。そして、どんなひねくれた人間でも、心の中で、うれしくないわけはないだろう。(笑)
 でも、初めてスタジアムに足を運んだ人にとって、「今日は、負けたから運が悪かった」ではなく、まだまだ、「勝ったのは、本当に運がよかった」とくらいに思っていただかないと、この先、大変だ。(笑)

 勝ち負けにかかわらず、そして、敵味方関係なく、この時間や空間を多くの人たちと共有できたことが、今後につながっていくと思っている。


先週、北海道でのアウェイゲームで戦ったと思えば、九州のチームを迎えてホームで戦う、そして来週は、四国に遠征する。J2とは、なんと楽しいところなんだろうか。


 さて、次節のアウェイ徳島戦の集客に、大きな順風が吹いたことは間違いない。
 高速道路割引終了前の最後のアウェイゲームでもあり、昨年のGW期間中の1,200人を上回る規模になる可能性もある。
 昨年、強風のために断念した、アウェイゲーム初のビッグフラッグの展開も予定されている。
 パルツアーからは、バラエティに富んだ3つのバスツアーのコースも用意されている。
 マイカーで行く場合には、おそらく岡山市内からの所要時間は約2時間。驚くほどスタジアムに近いところに無料駐車場も十分用意されているので、車での遠征も苦にならない。
 是非、「行けない理由」を一つずつ、つぶしていって、徳島の空の下で、「おかやま」を叫びましょう!

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Last updated  2011年06月07日 22時50分56秒
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