・アレルゲンが侵入
花粉の中からアレルゲン(アレルギーの原因となる物質:抗原)が溶け出し
鼻や目の粘膜にアレルゲンが侵入します。
↓
・IgE抗体産生
体は侵入したアレルゲンを異物と認識します。
アレルゲンを排除する為に対抗する物質(IgE抗体)が体内で作られます。
↓
・IgE抗体が肥満細胞に付着(感作)
IgE抗体がヒスタミンなどの化学伝達物質を含んだ肥満細胞に付着し、
新たにアレルゲンが侵入した時に、反応を起こすように準備します。
↓
・抗原抗体反応
再び同じアレルゲンが侵入すると、アレルゲンは肥満細胞に付着したIgE抗体と結びつき、
今までと違った反応をします。(抗原抗体反応)
↓
・化学伝達物質の放出
肥満細胞がヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質(ケミカルメディエーター)を
放出します。
↓
・アレルギー症状の発症
化学伝達物質が神経や血管などを刺激し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの
症状を引き起こします。
※肥満細胞=アレルギー反応の準備完了
IgE抗体が肥満細胞に付着した時、鼻や目の粘膜が過敏な状態となり
血液や皮膚の検査で、どのようなアレルゲン(花粉)に対して
準備状態になっているかを調べることが出来ます。
●そして実は、花粉症と自律神経は深い関係があります。
※自律神経とは
自分の意志とは無関係に自動的に反応し、体の機能(呼吸や消化、代謝など)を
コントロールしている神経。
交感神経と 副交感神経の2系統があり、相反する働きをします。
活動的な日中には主に交感神経、睡眠時には主に副交感神経が優位に働きます。
知覚神経:見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐなどの五感情報を脳に伝達する。
迷走神経:首・胸部・腹部の内臓、心臓、血管などを支配する。
主に副交感神経として働く。
・くしゃみ
アレルギー反応が起こると、肥満細胞から放出されたヒスタミンが知覚神経を刺激し、
くしゃみ中枢から迷走神経を介して呼吸筋に伝わり起こります。
・鼻水
鼻水を出す分泌腺には副交感神経が分布しています。
アレルギー反応が起こると、肥満細胞から放出されたヒスタミンが知覚神経を刺激し、
分泌中枢を介して副交感神経に伝わり、分泌腺から鼻水を出します。
・鼻づまり
鼻粘膜の血管が拡張すると鼻づまりになります。
血管には2系統の自律神経が分布しています。
アレルギー反応が起こると、血管を収縮させる交感神経の働きが抑えられ
血管を拡張させる副交感神経の働きが強くなり、鼻粘膜が腫れて、鼻づまりを招きます。
●症状を悪化させる刺激
・ストレス
ストレスは自律神経を介して鼻粘膜を敏感にします。
ストレスにより、自律神経のバランスが乱れ、花粉以外の刺激(ほこりや煙など)
でも症状が出やすくなります。
・喫煙
たばこの煙に含まれる化学物質は鼻粘膜を刺激します。
・飲酒
アルコールは血管を拡張させる為、鼻づまりが起こりやすくなります。
・急激な気温の変化
暖かい室内と寒い戸外の行き来、寒冷前線が通過する時は
鼻粘膜は過敏になるので、注意が必要です。
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