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力士の尿から大麻の成分が同定された。有効成分はカンナビノイドと言うんだそうだ。液体クロマトグラフにマススペクトルを組み合わせた、LC/MS(エルシーマス)と言う装置で引っかかったら、善意にせよ悪意にせよ、摂取した事は間違いない。
大麻取締法は持っているか、吸っているかの物証がないと立件できないそうだ。しかしこのように明らかな痕跡があれば立件してもいいと思うし、スポーツ選手にとっては一種のドーピングみたいなものでもあろう。 これを放置しておく事は相撲界のためにならないだろう。昔、重量挙げの選手は、試技の前にアンモニアを嗅ぐのが一種の習慣だったが、この間の北京ではそんな風景は見なかった。ドーピングに相当すると解釈されたのではないかと思う。
北の湖は現役の時には、憎らしいほど攻めが速かった。しかし、こんな問題が起きて、明らかにクロと判定されているのにまだ「結果が信用できない」などと言っているそうだ。 LC/MSの結果は厳然たるものだ。たくさんの成分からなる尿の成分を一つ一つわけて、分子量を量っているのである。結果を覆せるだけの理論は北の湖と言えど持っていない。潔く不祥事を認め、処分・対応に乗り出すべきだ。
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七詩さん
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