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ボイストレーニングをググってみたり、或いはタグ検索で探したりすると、実に色々なページが出てくる。みなそれぞれにもっともらしく書いてあり、自分の認識は間違っているのだろうかと心配になってくる。
ところがよく読んでみると、それぞれ突っ込みどころもある。「これは間違いだろうぜ」と。自分が出来ている事には賛同し、出来ない事には反発しているから、勝手な事この上ない。呼吸法はだいたい「腹式呼吸」が書いてあるので、これはまあ基本的なセオリーとして問題ないだろう。
しかし、発声のところになるとこれは本1冊ずつ違った事が書いてあるような気さえするほど多様!「チェストボイス=地声」これは私は賛成できない。私は、地声は「話し言葉に音階をつけたもの」と解釈している。更には、「口腔の響きだけを使う発声」とも。
ヘッドボイスと言う言葉にも実はあまり賛成できない。音が頭から出るわけなど無いからだ。確かに、響きをあてるところは高音になるに従い、頭の後方へと向かっていくが、それを頭声と呼ぶのはまあ言葉の綾とも言えるが、ちょっと抵抗がある。
裏声となると定義自体がどうもあいまいだ。高音を出す時に、あまり力のない、歩ワーンとした感じの声を声帯の使用感なく出す事があるので、これを裏声だと思っているが、HPによっては「合唱に使う声」とも書いたりしている。これは絶対反対。実は私は若い時から裏声がへたくそなのである。Aくらいなら実声で出ていたので特に不便を感じなかったが、年とともにでなくなってきた今はあまりえらそうに言えない。
それにしても、ボイトレとは何の免許もいらないし、合唱に向いた「混ざる声」作りにさえ役立てば何でもいいわけだ。気楽な商売?でも、私の声作りは多分合唱向けにしかならないだろう。若い時、多田武彦氏の「雨」を歌っていて「レコードの音にそっくり!」と褒めてもらった事があるが、もちろん私の訳がない。私たちがライオンの声を個別に聞き分けられないように、人間の声も実は同じようなものなんじゃないかなと思っている。だから、出来ていない人にああしろ、こうしろと世話を焼いているわけで・・・
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