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自閉君のお供で図書館。いつも同じ本を返し、それをまた借りて帰ってくるのだが、この間約4時間。この頃は女房が行くのが増えて相対的に私の読書時間は減っている。
開架のはじっこにあるのが週刊金曜日。この保守的な町の図書館にこんな本があるのも不思議と言えば不思議なのだが、週刊朝日も「小沢が逮捕」などと大きく書き立てている。民主党ももう少し政権奪取後の準備が出来ていればと思う面もあるが、「金権政治と戦う」と自民が吠えたところでもっとまみれているのだから失笑の類いだ。
しかしこのシナリオ、8月解散で準備の整わぬうちに予算や対米交渉の「ババ」をつかませ、信用失墜に追い込んだり、検察と自民党が通じて追い撃ちをかける・・・と言う構図が描かれていたのなら、転んでもただでは起きないしたたかさと言うことだ。週刊金曜日が報じていることが正しいと仮定すると、このところの混乱が読み解けてくる。
まことに、経済一流、政治は三流と呼ばれた時代があったが、今はどちらもそれ以下であることは間違いない。何よりも国民を政治から遠ざけるのが今までの政策だった。バラマキ政策に業者がたかり、ハコモノの管理は自治体によろしく、と言う無責任ぶり。
しかし、ここらで安全保障の問題を根本的に考えないと、どうしようもなく思える。およそペリーの黒船以来、日本は良くも悪くもアメリカの傘下に置かれてきた。冷戦が表面上は終わり、本来ならば米軍の存在価値は大幅に低下するはずだ。日本の基地も撤収の対象になる。それが全く話も出ないのは、居心地がいいからだろう。それだけ金の面倒も見てくれる。
本当に基地を撤去したいなら、安保を廃棄すればそれですべて終わる。その後どうするのか。そのビジョンはどこの政党も示していない。この国をどこに連れて行こうとしているのか、信頼に耐える回答を示してもらいたい。
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