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ポピュラーなICが入ってきた、としらじらしいような連絡があり、また修理にやって来た若いサービスさん。こっちも監視できるほど暇じゃないから個室に押し込めて仕事をしてもらっているが、図面をFAXで取り寄せたり、途中経過を聞いたりするがどうもうまくない。
ここの端子に5Vが来てなきゃいけないんだけど、0.3Vしか来てないんですよ、と自嘲気味に言う。じゃあ、他の端子に来てるんだから電源が落ちてるはずはないから、ショートして落ちてるか断線かだよね、と念押しする。
トラックバックにも書いたが、どうも基板への半田が怪しいと思っていた。半田付けの個所にも寄るが、うまくできた半田は、光沢があり、ねっとりと固まっている。出来の悪いのは表面がざらざらしている。あるいはしっぽを引くように見える。イモ半田とかテンプラとか言うはずだ。「ここでブリッジしてるんじゃないの?」線が細いのでルーペででも見ないと分かりにくいのだが、このしっぽがアースに入っていると0Vになるし、被覆がきちんと取れていなかったりすると見かけ上ある程度の抵抗が出て、0Vにならなかったりする。
「今日の作業代は頂けませんね。2-30分で始末して、作戦練るためのデータを作ります」と言ったきり、1時間も待たされた。業を煮やして「どうなってるの?」ときくと、「半田付けをやり直したら正常になったんです。このまま使ってみて下さい」と言う。
おいおい、私の疑いが的中じゃないか。半田付けくらい普通にやってよ・・・若いエンジニアってこんなものなのかなあ。そりゃあ、半田付けの下手なエンジニアがいたって不思議じゃないけど、これで飯食ってるんでしょ、基本教育じゃないか。道具はいいのを持ってたけどなあ。次には「この人は来させないで」と言いそうだよ。
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