老父のつぶやき

大津市のいじめ問題からあちこちで話題を呼んでいるが､時々のぞく2ちゃんねるの中にその構造がかいま見られるような気がした。私がのぞくのは自動車に関するもので､自分のコンパクトカーについてのスレッドだ。

最近新型が出たと言うのでちょっと話題になっているが､ 1200ccの三気筒だからボロ､乗り心地が悪い、振動がすごいなどと決めつけてけなしている。しかし､まだ現物が出てもいない状態でよく書くなあと思う。何の根拠もない。大したこともない知識をもとに推論でどうのこうのと言うのは単なる思い込みに過ぎない。異質なものとのつきあいが出来ないようだ。（これが現代の子供かな）

まあ言葉からしても若者が多いんだろうが､決めつけて人をこき下ろすと言うのはあまりみっとも良いものではない。子供の感覚だ。子供の感覚で力だけが大人に近づいているだけ、「コトナ」とでも言えばいいのかな。 自分の感覚に合わないものはみな排除､それがどうも2ちゃんねらーの特性のようだ。

「きたない」「くさい」「うざい」「不細工」なんとまあ主観的な言葉ばかりではないか。私もいじめられたことはあるが､本気で手向かったらやめてしまった。「力でなきゃわからん世界もあるんだ」と子供心に思った。だからといって暴力主義に走ったわけじゃないが。

死ぬほどのことじゃあるまいにと思うのはやはり傍観者だからかな。それとも年かな。 いじめっ子って､自分の世界からでられない子なんじゃないか。かわいそうに。だからって人に当たるなよ､みっともない。