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先だっての合同練習では第九の話に及んでしまったが、あらためてうちの合唱団のピアニストであるSさんの底力を見た。同じ曲があるので比較が出来てしまうのだ。
昨年は合同曲のピアノをSさんに引いてもらったのだが、今年のRさんと比べると身贔屓かも知れないが、Sさんの方が上である。Rさんもヘタな訳ではない。しかしRさんのがピアノを弾いていると表現するなら、Sさんのピアノは「歌っている」と表現すべきだ。私はピアノを弾けないし、そう聞くこともない。それでも違いは分かるつもりだ。
コーラスの中で、特に我が団のように少人数の場合、ピアノはコーラスと対等に渡り合う。指揮者が中に入ったら指揮の代わりもしなきゃいけない。間奏は次の合唱への導入になるが、その曲想を伝えてくれる。このあたりの迫力がSさんにはある。
我が団の半分は彼女で成り立っている。感謝。
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