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柳田国男。民族学者ということだがこの本は民話の集大成みたい。民話の集大成みたい。妖怪も河童も出てくる。河童はなぜか川童と書いてある。緑色が基本と思っていたが赤いのもいるそうだ。
娘がかどわかされ、馬や蛇の女房になって助けに来た親を追い返すような話は私の地元にもある。結局こんなお話は子供がいなくなったり、死んだりするのが珍しくなかった時代、その言い訳作りになったのではないかなという気がしてきた。
知的障害のある子供が産まれたら「きつねが宿した子」とか「狐憑き」になったのではないか。口減らしだって行われただろうが暗黙の了解で「神隠し」にして片づけたのかも知れない。神もきつねも無実の罪?を着せられていた訳だ。発想は稚拙だが当時の教育レベルならそれですんだのかも知れないが。 「訳の分からんものの存在」が認められていた時代のほうが暖かかったかもしれない。
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