流れ星と羊飼い

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君に

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2012.08.16
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カテゴリ: その他
全ては終わったそんな思いだった。

とことんと悪い自分へと舞い戻っていき、
人は更に遠ざかっていった。

数年来付き合いのある人等も、
俺とはやってられないと離れていった。

もうそれすらいっこうに構いやしなかった。

これは十代の頃に似てる。

何にも期待、希望は持たず、もうなんだってどうだっていい心持ちと
ひたすらと酒を煽る。



そして、
とことん最悪な自分の時によりによって
俺の言葉で涙した子と再会を果たした。

嬉しくはあったけれども、
この時の俺では決して会いたくはなかった。

あまり優しい事柄が生まれるはずがまずない。

しかし、
ほんと、
世と上手く付き合い、
人と仲良く出来てて、
生きてる気がしてるそんな時に彼女と出会えた事はほぼなく、


もしかしたらそれはそう言う事なのかなぁと感じた。

こうした自分が彼女に知られる事が怖く、
何時だって彼女に会えても俺は逃げてた。

世界の全てが俺を拒絶しても耐え切れるけれども、
彼女だけには絶対嫌だった。


それでもこうした自分からどうしても逃げ出す事は
幾ら月日を流そうとも出来ないもんで、

もうこれが俺でしかないのか。

こいつが本来の俺の姿、形なのか。

これが俺の本当なのか。

なら俺は俺でいよう。

本当は再会を果たした時に、
俺はどんな世界を夢抱き期待してたのかも
もうなんだか忘れちまった。

あまりに遠周りしすぎちまったのかもな。

そして、
俺は俺の張り合いだった子からも拒絶された。

全てに思えてた頃も確かにあったはずなのに。


それからは、
ずっとサム兄と罵り合い、罵倒し会い、貶し合い、
とことんといった。

通常の人ならば発狂するんじゃねぇのかなぁと思える程、
誰もが本来他者には入り込ませない内面深いそんな所まで
土足で上がり込む領域くらいまでととことんと最下層奥深くまでに。
(実は生まれた時からずっとそうした世界に生きていた。
俺の人生に普通に有りふれた当然の狂った世界)
一度こうした状況が他の人とあったけれども、
その人は互いのその異常さに引き怒りすら見失い、

お前は何時しか誰かに刺されて野垂れ死ぬと言い放ち、
俺の前から消えて二度と関わらないでくれと俺を軽蔑するその目を落としそう言った。

人を罵ったり、マグマのような怒りを抱え
どんな下らない事ですら人に負けなど認めやしない人なのに
本当に心参った表情で自分には頼むから近づかないでくれと、
その人ですらついてはこれない領域だった。

補足としてその人が傍に連れてる人はこの状況の狂気、異常さに怯え、
過呼吸起こし倒れてた。

ただ、ただ、
そうした領域とサム兄と気が済むまで二人罵りあった。

しかし、
それでもサム兄は次の日には機嫌よくにこにこと俺の前に姿を
現し互いに仲良くしてた。

そして
ある時何時ものように怒鳴り散らし合い、
俺はサム兄の前で酒が呑みすぎたせいもあり、

汚物を吐いて、吐いて、吐きまくった。

安心出来るのか、
気を許してるのか、
心楽なのか平気だった。(恥を感じない。)

俺は絶対人前で、
そんな姿見せないのに。(げろっぱしてるとこな)

サム兄はそんな俺を見守り続け、
しかしそれでも俺がどうか俺をほっといてくれと言い切るから、
ただ優しい言葉をかけ、
冷たいジュースを俺の傍に置き、
静かに穏やかに去った。
(俺は常々人に優しいと言われてきたけれども、本当はサム兄みたいな人が
本物の優しさを持ち合わせてるんだと思う。)

それから、
幾日かして、

俺はその日の晩を最後と

もう人を怒鳴るをやめる事にした。

人を貶すのをやめる事にした。

人に手をあげるのをやめる事にした。

人を罵倒するのをやめる事にした。

人を傷つけるのをやめる事にした。

人と争う事をやめる事にした。

人と悪く言うのをやめる事にした。

怒りは尽き、
まるで憑き物が取れたかのようなそんな思いだった。

そう俺はどうしようもない程の恥に怒りに
恨みつらみに情けなく弱い自分をも含めて
とことんとぶつけ合う事で、
その先に人と解り合ってた。

まさかサム兄と解り合うとは思わなかった。

そんなサム兄を俺は凄いよなぁと感じてる。

俺の最後の希望、夢にも近いそんな存在からも拒絶され、
(そう自分で導いたとこもあんだけどな。)
その絶望の淵の先に
己の負を吐き出して、吐き出して、吐き出して、
それを丸々受け切れる人と何の因果か巡りあい、
その果てに互いに解り合えた事が、
この俺の何かを大きく変えてた。

生まれて始めて人に理解された。

そして思い出してた。

俺は一時でも
日の当たる心地良い暖かみあるそんな世界を生きてると思えた事が確かにあった事を。

猫好きの子が傍に居た時に、
彼女が俺の中に見たその一面にそうした世界が諦め切らなければあるのかもしれないと
ただ本当にそう思え、

その自分の気持ちを信じる事にした。

生まれ変わった気持ちと、
心を零から始め、
魂に命を清め、

優しい世界に俺は生きていたい。

そう生きていきたいんだと、、、

今度こそ俺は本当にそう感じてるんだと自分を信じてみる事にした。





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最終更新日  2012.08.17 04:54:46
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