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A氏:先日、中国にも工場があり、よく中国に出かける人が、最近、中国への渡航がうるさくなっていると言っていた。 オリンピックが近づいてきたので、切符がないと簡単に入国できないのではないかと言っていたよ。 中国は独裁国家だから、突然、ルールが変わるとこぼしていた。 彼は、日本でサッカーのワールドカップをやったときなどは、外国の客を呼ぶこむため、入国審査をゆるくしたのに、中国は逆だとこぼしていたね。私:「聖火リレー」で世界中でチベット問題でトラブルを起こしたので、中国側も危険を感じての対応かね。 そういえば、「聖火」がヒマラヤを登るので、他の登山家は登山が規制されているという。 中国の軍隊がいるらしい。 ちょうど、5月はヒマラヤの天候が安定する時期なので、多くの登山家がいるようだね。 日本人では、エレベストの最高齢登頂記録更新を目指している三浦雄一郎さんが待ちになっているようだね。A氏:「聖火リレー」に対する妨害の防備のためだね。私:考えてみると、「北京オリンピック」は変なオリンピックだね。 こんな変な「聖火リレー」が全世界を走り回るのはオリンピック史上、始めてではないの? 「聖火」リレーでなく「恐怖火」リレーだね。 長野でも、有森さんなんか、ピリピリした表情で、次の最後のランナーである野口さんに点火するときにやっと笑顔になったね。 卓球の愛ちゃんは、帰りのバスに乗るときに、「怖かった」と言っていたという。 リレーで聖火を受け取った国は、腫れ物に触るような扱いだね。A氏:ところが、韓国ではもっとすごく、今朝の新聞では、「聖火リレー 韓国、反中国の渦」という大きな見出しで、韓国のソウルでの「聖火リレー」の大混乱を報じているね。私:韓国の大統領の訪中にも影響するのではないかという。 本当に「恐怖火」リレーだね。A氏:人権問題で世界的に問題を投げかけているだけでなく、環境問題で「健康恐怖」で参加しない選手が出ているね。 「聖火リレー」同様、北京オリンピックのマラソン競技では、軍を出して、大気汚染防止のため、自動車の交通規制をすることになるのかね。 それに42キロのマラソンの沿道を守らないといけないしね。 「軍事オリンピック」となりそうだね。私:今週の月曜日のTVタックルで中国の人が出ていたが、日本側のコメンテーターにチベット問題でだいぶやりこめられていたね。 そうしたら、森本卓郎が「日本はアメリカの圧力に屈して郵政の民営化をしたではないか。 そういうひどいアメリカを批判しないで、中国を責めるのはおかしい」と言っていたね。A氏:アメリカがひどいから、中国もひどいことをしてもいいという理屈は全くおかしいね。私:森本氏が政府批判をしても、日本では彼は自由だね。 しかし、中国では彼が日本にいる調子で政府批判したら、牢屋に投げ込まれる恐怖を覚悟しなくてはならないだろうね。 その違いが森本氏はわかっていない点が致命的だね。
2008.04.30
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私:今月の特集は30頁にわたる「脳力革命」だが、その陰に隠れたように、8頁のこのエッセイが載っていたね。 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」、1、2、3、「地球温暖化の陰に原発推進論」、「ほんとうの環境問題」、「地球温暖化キャンペーンの欺瞞」、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」、「恐怖の存在」の地球温暖化知的街道のアンテナを張っていたので、ひっかかったね。 筆者の丸山茂徳氏は東京工業大学教授とあるが、取材・構成は一志治夫となっているので、直接書いたのではないのかね。A氏:俺も興味を持って読んだよ。 もっとも、俺は「脳力革命」のほうに興味があったがね。 丸山氏は、ここ1世紀の間、地球が温暖化傾向にあることは認めているね。 しかし、百年間で平均気温が0.6度上昇というように微々たるものなんだね。私:むしろ、二酸化炭素ガスが増加した1940年から1980年の40年間では、0.1度ほど、気温は下降しているという。 だから、二酸化炭素が温暖化の主犯であるという説は崩壊する。A氏:氏は、温暖化の原因として、太陽の活動をあげているね。 しかし、太陽の直接の熱では、地球の気温はマイナス18度にしかならない。 気温が高いのは、温室効果ガスとなる大気があるからだね。私:大気の主体は水蒸気の雲で、雲の量が1パーセント増えると、気温は1度下がる。 それに比較すると人為的二酸化炭素は1.0~1.4ppm程度の増加で、温度に換算すると0.004~0.005度の上昇に過ぎない。 雲の量の変化の方がはるかに温度への影響が大きい。A氏:その雲の量にもっとも大きな影響を与えているのは最新の宇宙物理学によると、銀河宇宙線の飛来量だという。私:近年、太陽の活動に減衰傾向が見られはじめ、さらに地球の磁場が弱化しているので、地球は寒冷化に向かっていることを示しているという。 また、最近の宇宙物理学では地球の気象は銀河の中の相互作用できまるという。A氏:筆者はIPCCの見解にも疑問を持っているね。 昨年の4次報告書からは、温室効果ガスとして二酸化炭素の約10倍の効果を持つ水蒸気についての記述が消去されているそうだね。 人類にとって怖いのは温暖化でなく、寒冷化だね。私:地球が温暖化するかどうかは、政治がらみの科学者が決めるのでなく、自然が決める。 地球が温暖化するか、寒冷化するかの勝敗は、数十年後には決着がつくだろうという。A氏:しかし、ゴアとIPCC議長のノーベル賞受賞など、地球温暖化のキャンペーンによって、利益を得る者がたくさんいる。 ゴアは大分もうけただろうね。私:現に環境庁は1兆円の予算を得ている。 この税金のカネは貧困者ではない誰かのフトコロに入る。 ブレーキをかけるのは困難だろうね。A氏:道路特定財源で今、問題になっているが、地球温暖化対策だというムダ使いに気をつけるべきだよ。 環境という大義名分で庶民の税金のムダ使いが始まるね。 だから、養老孟司氏のように、ヤケクソになるのかね。私:自然の結論は俺たちの孫の世代で出ることになるだろうね。 その時に、地球が寒冷化してもいいような対策を打っておきたいね。 温暖化より寒冷化のほうがこわいからね。
2008.04.29
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私:作家マイケル・クライトンは、3年間くらい地球温暖化に関して調査して、そのフィーバーに疑問を持つ。 この小説は、その疑問をもとにしたもので、氷河の崩壊、豪雨、台風、津波を人工的に起こすという、環境テロリストとの戦いを描いているね。 はらはらするサスペンスで思わず、読みきってしまったね。A氏:内容的には、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」、1、2、3、「地球温暖化の陰に原発推進論」、「ほんとうの環境問題」、「地球温暖化キャンペーンの欺瞞」、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の地球温暖化知的街道だね。私:サスペンスだから、スジを紹介するわけにいかないが、一般的な環境に対する科学的データは事実として引用されているね。 これが、このサスペンスの特徴だね。 北極で浮いている氷山が融けても、海の水位はアルキメデスの原理で上昇しないね。A氏:しかし、南極は大陸上の氷が融けるのだから、海水位は上昇するのではないの。私:この小説では、主人公が会話の中で、科学的なデータを示して、南極大陸の温度は低下しつつあること、確かに一部の氷は融けているが、全体の一部に過ぎないこと、を示しているね。A氏:そうなると、TVでやる氷河が融けて崩壊するシーンはあれはひどい宣伝ということになるね。私:君は地球上にいくつ氷河があると思う?A氏:百くらいかね。私:実に16万あり、リストアップされているのは6万7千くらい。 5年以上にわたってデータがとられているのは、79。 キリマンジャロの氷河は融けているが、地球温暖化のはじまる以前の1800年代からだね。 アメリカのハリケーン数もこの百年間、増加していない。A氏:京都議定書についてふれているかね。私:京都議定書の目的は2100年の地球の気温を低下させることだね。 君は、どのくらい低下する目的か知っているかね。A氏:そう聞かれると、不勉強で即答できないね。私:京都議定書の義務通りにやって、2100年に低下する気温は摂氏0.04度。A氏:わずか、百分の4度か。私:しかも、アメリカが批准としたとした場合の目標値だね。 マイケル・クライトンが言いたいことは、科学は真実には謙虚でなくてはならないということだね。 政治などに妥協してはならないね。 そして、地球温暖化に異論を唱えるとそれを感情的に敵視するムードが怖いという。A氏:「ほんとうの環境問題」では、池田清彦氏は例のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)というのは、学者の自由な集まりでないとしているね。 政府から派遣された学者たちだから、そこにはすでに政治的なバイアスがかかっているとあるね。 今は、地球温暖化を前提にして学者を派遣しているから、地球温暖化論以外の意見というのはまず出ようがないとしているね。私:マイケル・クライトンも同じようにIPCCは政治的だと批判的だね。 地球温暖化に疑問を持つ人にはこの小説はためになるだろうし、地球温暖化の宣伝で熱くなっている人には一読をすすめたいね。A氏:特に報道ステーションの古館キャスターは読んでもらいたい人だね。私:地球温暖化防止にカネをかけるより、公害防止のほうを重視すべきだろうね。 それにしても、この地球温暖化フィーバーはいつ、落ち着くんだろうね。 マイケル・プラントンは最後に付録として意見を長々と述べているが、最後に次のようにまとめている。 「科学と政治の混合は悪い組合せであり、悲惨な歴史を生んだ理由もそこにある。 われわれは歴史を覚えておかなくてはならない。 そして、世界にまっとうな知識として提示するものが、利害関係ぬきの、公平無私で公正なものであるようにしていかなければならない。」
2008.04.28
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私:すごい本だね。 久しぶりに圧倒された本だね。 さすがに、黒人で初代大統領を目指すだけある人物であることを実感したね。 この本の題名は「マイ・ドリーム」だが、これは原文の題名と違うね。 誤解されやすい題名だね。A氏:元の題名はなんていうの?私:「私の父からの夢・Dreams from My Father」だから、正確に言うとオバマ氏のドリーム(夢)ではないね。 副題として「ある人種と継承の物語・A Story of Race and Inheritance」とあるね。 だから、「夢を語る」という明るい本では、全くない。 深い人種差別と貧困に悩む青年の姿を描いた本だね。 和訳の本は540頁からなる大著だが、大きく、3つに分かれている。 第1部は、ハワイで生まれ育ち、ついで6歳から10歳までは母親の再婚先であるインドネシアに暮らし、ついでオキシデンタル・カレッジからコロンビア大学までの大学生活の生活記だね。 第2部は、大学卒業後、シカゴのNPOで活動する内容が中心だね。 第3部は、父が生まれ育ったケニアに「ルーツ」を求めて旅する紀行だね。A氏:ウィキペディアによるとオバマの父は黒人だが、母親は白人だね。私:混血だが、肌の色は黒いから、いわゆるアフリカ系アメリカ人だね。 アフリカ系アメリカ人が肌の色から、自分のアイデンティティに悩み出すのは、物心がつく4、5歳くらいだね。 オバマもその年くらいになって、肌の色が意味するものを次第に知るようになるね。 この本を読んで、アフリカ系アメリカ人が人種差別で悩むことの深さが、これほど、深いとは知らなかったね。 日本の題名からくる明るいイメージとは違い、アフリカ系アメリカ人の深い悩みが、繰り返し登場する。 貧困問題が解決しないで放置され、深刻化していることも悩んでいる。A氏:アフリカ系アメリカ人の不幸を嘆いても仕方がないが、簡単に救いも見えないという深刻さがあるね。私:この厚い本では、その解決の結論は出ていない。 それほど、深い問題だね。 一応、大統領選挙運動では、彼は、アメリカは白人対黒人の国家でなく、アメリカはアメリカで一つだと言っているが、まだ、解決をしていない深い問題であることも、同時に知っているのだろうね。A氏:日本人は、日本にいる限り、そういう皮膚の色による深い人種差別体験はないが、「私小説・from left to right」で著者の水村美苗が12歳で渡米し、日本人という黄色人種がいかにアメリカの白人社会で差別されるかを体験する話が出てくるね。 日本人社会のぬるま湯で育った少女にとってはショックだろうね。私:アフリカ系アメリカ人のほうのショックはもっと深いね。 第3部で、オバマははじめて父親が生まれ、そして死んだケニアを旅行するが、あるレストランで、ケニア人ののウエイターやウエイトレスが、白人にはサービスがよく、食事もどんどん出してくるのに、黒人である彼には注文を聞きにこないし、料理の出も遅いという体験をする。 ケニア人がすでに、同じ黒人を差別しているわけだね。 同じ民族という感覚がすでに欠落している。A氏:そういう差別は日本人にはないかもしれないね。私:イラク戦争にも最初から反対し、レーンガンの市場経済主義にも批判的な彼が、もし、大統領になったなら、どういう政策を推進するのだろうか。 彼が大学を出て、シカゴでNPOをしていたとき、シカゴ市長は始めての黒人市長のハロルド・ワシントンだね。 しかし、その彼が急死して、いろいろな改革も中途半端で終わるね。 それはやはり、バックするコミュニティがなかったためかもしれないね。 今年、48歳を迎えるオバマ氏は、その点をよく見ているだろうね。A氏:格差社会のモデルとして、日本の先を進んでいるアメリカがどう変わるのか、アメリカ人の多くもオバマ氏に期待しているのではないかね。私:しかし、クリントン女史との戦いで、共和党のマケインに負けるかもしれないね。 目を離せないね。
2008.04.27
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A氏:ちょっと、旧聞になるが、この見出しは、4月20日の朝日新聞の一面トップだ。 君のメタル・ウォーズに関連して思い出したよ。 金属資源も金属によっては自給率ゼロだからね。 この新聞記事は、食料の自給率の問題を別の角度、すなわち、労働力という視点から見ているね。 キャベツ栽培とカツオ漁の現場取材だね。私:キャベツの取材は高原レタス生産量日本一の長野県川上村だ。 人口4800人の村に中国人615人が11月まで仮住まいして、農業研修生として信州野菜を育てる。 ここで7ヶ月働くだけで、中国での年収の4倍になるという。A氏:グローバル経済だね。私:背景に日本人が募集しても集まらず、来ても3日ともたず、逃げ出すという事情がある。 もはや、輸入の野菜だけでなく、国産野菜も労働力の面で自給ではない。A氏:一面から続いて二面では宮崎県南郷町のカツオ漁の取材だ。 ここは近海カツオ一本釣り漁では、漁獲日本一だという。 あるカツオ船の乗組員20人のうち、6人がインドネシア人の研修生と実習生だ。私:南郷町でも、漁師のなり手が激減したからという。 1980年に2874人いた漁師は今、4分の1で、しかも、残った漁師の平均年齢は55歳まで上がったという。A氏:インドネシア人は、日本では数倍の賃金を得られるそうだね。 しかし、石油の値上がりなどで燃料費がかさむ近海カツオ漁の経営は、かれらインドネシア人なしでは成立しないという。私:農林水産省の7年後に食料自給率45パーセントは夢だね。A氏:しかも、外国人の依存は外交政治の問題がからむから、安定した供給源ではないしね。私:国内の39歳以下の新規就農者は約1万1千人。 農業分野で急増する外国人研修生は06年で7496人。 就農人口が外国人に追い抜かれるのは、もう、時間の問題としてこの記事は終わっている。A氏:少子高齢化は医療費だけではないね。私:全面的な国家戦略が早期に必要だね。
2008.04.26
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A氏:いよいよ、明日、北京オリンピックの聖火リレーがまわりまわって長野市にバトンタッチだね。 長野の善光寺がオリンピックの聖火のスタート地点を辞退したね。 その一つの理由に同じ仏教徒として、チベット仏教への同情を明らかにしたね。 それを20日の日曜日のサンデイーモーニングでコメンテイターの寺島氏が高く評価していたが、浅井氏は、同じ仏教徒で対立し、殺し合いをしているスリランカの問題にもコメントをすべきだと手厳しかったね。私:ところで、19日の土曜の朝日新聞で田中教授が「真実の歴史 まず理解を:チベット問題を考える」というエッセイを掲載しているね。 興味があったのは、中国周辺の仏教徒が多くいるところは、チベットだけでないんだね。A氏:俺も読んだよ。 チベット仏教は16世紀に内モンゴルに入るんだね。 さらに北上して、ロシアのバイカル湖に広がる。 現在、「ブリヤート共和国」になっている。 ブリヤート人は日本人の祖先ではないかといわれているようだね。 ウィキペディアでは、この国が仏教と関係あるということは書いていないね。私:さらにロシア内のボルガ下流に「カルムィク共和国」がある。 これも仏教共和国だという。 ウィキペディアではチベット仏教の国だとあるね。 このような「モンゴル系の国々」が今まで、ソ連時代、日本の侵攻時代、ドイツの占領時代といろいろな圧制時代を生き延びてきているね。 そういう観点から、チベット問題を考える必要があるかもね。A氏:もう一つ、チベットの独立を中国政府が認めないのは、いろいろ、大義名分は言うが、本音は広大な面積と地政学的な位置と、それに豊富な金属資源に恵まれているからだと思うね。 そのためには、本音は人権侵害とか文化や宗教破壊とか自然破壊などと無関係。私:昨日のブログで、中国の兵器を搭載した船がアフリカの近海で「漂流」しているニュースにふれたね。 中国はジンバブエ国向けにカラシニコフ銃弾300万発、追撃砲弾3千発などを船に積んで送り出したが、先週、南アフリカのダーバン港に入ったときに、港湾労働者に荷下ろし拒否され、これに対して、アメリカは「政治的激動が起きているジンバブエに武器を供給して事態をあおるのは不適切だ」と指摘した。A氏:どうやら、中国は引き下がるようだが、中国外務省関係者は「中国の武器輸出はアメリカの10分の1くらいだ」と反論したという。 「お前のほうがもっと悪いことをしているのだから、俺がやっても文句をいわれるのはおかしい」という論理だね。 呆れたね。 わかっていないね。 日本では、これを「盗人猛々しい」という。私:本音は、政治不安があろうとなかろうと、強引にジンバブエの金属資源が欲しいのだが、それは言わない。 堂々と屁理屈をいうね。A氏:このブログの「「昭和天皇」の佐藤優氏の書評」で、佐藤氏は「国家は神話なくして存在しない」として、米国の自由と民主主義、中国の科学的発展観、欧州の統合思想、ロシアの地政学など、いずれも現代の神話であり、いずれも「創られた伝統」であるとしている。私:中国の行動を見ていると、佐藤氏の言う「中国の科学的発展観」の意味が分かる気がするね。 儒教や仏教は消えて、「科学的発展観」が中国の「創られた伝統」となっているようだね。
2008.04.25
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私:中国政府が全世界をまたにかけて、狂気のように鉱物資源を獲得しようとする、すさまじい活動をしていることが分かるね。 驚いたことに、中国のトップ層が皆、技術系の大学出身であることだね。 アフリカは鉱物資源が豊富なので、中国が直接関係しているのは25カ国に及ぶ。 アフリカだけではない。 ウラニウムの多いオーストラリア、ニューカレドニア、インドネシア、南米ぺルー、チリー、インド、メキシコ、ミャンマー、エクアドルなどと世界的な規模だね。 まさに「中国帝国」だね。A氏:しかし、こういう資源はメジャーが抑えているのではないの?私:だから、当然、メジャーが危機感を持っていて、中国の強引なやり方に批判的だという。 それに、足もとの北朝鮮、モンゴルにもかなり進出している。 北朝鮮は、韓国との統一というより、中国の1つの自治区になっている感じだね。 チベットは金属資源の宝庫で、その面で中国は独立させたくないのだろうね。A氏:しかし、金属資源の獲得は、土地を崩し、金属を得るために、その量の何倍かの汚染土を排出し、川や海を汚すね。私:中国国内でも、環境問題を起こしているが、それとともに、労働条件が悪いので、労働者の死傷事故が多い。 これが中国の資源獲得ともに全世界に拡大している。A氏:大体、地下資源があるところは内陸地だから、そこに住む先住民との摩擦を起こすし、自然破壊の環境問題もからむね。私:開発途上国は政治問題もからんで、人権問題も発生する。A氏:アフリカのスーダンの問題で、アメリカの映画監督スピルバーグがスーダン・ダルフール虐殺問題に対する中国の態度があいまいだとして、北京オリンピック不参加を表明しているね。私:中国はスーダンの鉱物資源にも目をつけているね。 しかし、それにしても、金属によっては、日本は中国に大きく依存しているね。 液晶パネルの透明電極に必要な「インジウム」は70パーセント中国依存だね。 それにタイヤやカーテンなど難燃助剤としての「アンチモン」では日本は100パーセント中国依存。 この代替材料の「黄燐」も中国に押さえられている。 デジタル機器などに使われる小型モーター用の希土類磁石に必要な「ネオジウム」、「ジスプロジウム」、「テレビウム」も中国依存度は100パーセントだ。A氏:自給率の問題は食料だけでないね。 だから、日本の経団連は中国に頭が上がらないのかね。私:小説並みの話は、世界最大の銅鉱山があるというパプアニューギニア(PGN)のブーゲンビル島の話だね。A氏:太平洋戦争では山本五十六大将の乗った飛行機がこの島の上空あたりで撃墜されているね。私:この鉱山の公害や利権などをめぐり、島民が鉱山開発の反対運動を起こし、1988年革命軍が鉱山を占領し、閉山し、暫定政府を作る。 PNG政府は、この鉱山から得る収入に大きく依存している。 だから、1996年、PNGのチャン首相は、この暫定政府をつぶすため、イギリスの施設軍隊会社(戦争請負会社)であるサンドライン・インターナショナルにブーゲンビル島の侵攻を、世界銀行から開発で調達したカネの一部を使って依頼する。A氏:戦争ビジネスだね。私:サンドライン社の社長のスパイサーは元英国陸軍大佐で発展途上国の権益確保のために、都合の悪い政府を転覆する役割などを担うという。 イギリスのブレア首相のペット・ブルドッグと言われた男だという。 サンドライン社は、このブーゲンビル島の侵攻のためにヘリコプターやロケット砲などを準備するが、この噂が広まり、逆にPNGの軍にまわるカネが、サンドライン社にいくということから、PNGの軍がクーデターを起こし、チャン首相は追放され、このサンドライン社との契約はキャンセルされたという。 現在、両者は停戦協定をしているが、にらみ合ったままだという。 まさにメタル・ウォーズだね。A氏:今朝の新聞では、アフリカのジンバブエ向けにカラシニコフ銃弾300万発、追撃砲弾3千発などを積んだ中国貨物船が、先週、南アフリカのダーバン港に入ったが、港湾労働者が荷下ろし拒否。 アメリカは「政治的激動が起きているジンバブエに武器を供給して事態をあおるのは不適切だ」と指摘。 どうやら、中国は引き下がるようだね。私:ジンバブエは先の中国が直接関係しているアフリカ資源国25ヶ国の1つだね。 まさに、なりふりかまわないメタル・ウォーズだね。
2008.04.24
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A氏:映画「靖国」の上映を右翼の街宣車の圧力で、映画館が上映を自粛したことで「表現の自由」が侵されたとして問題になったね。 このブログでも、1、2と2回とりあげている。 ところが、19日の朝日新聞の朝刊では、圧力をかけたという右翼系団体の会員向けの試写会が18日行われたと報じている。 150人が集まったという。私:この企画は、呼びかけ人の一人、木村一水会代表は「右翼が上映を中止させたかのような間違った言われ方をされていたから」と説明したという。 逆に、映画館が屈したのは問題だとしているね。 右翼が街宣活動で上映中止に追い込んだのでなく、映画館が自粛したというわけだね。 「陰の力」はなんだろうね。A氏:右翼からは、逆に多くの人に見てもらい、文化庁が「反日映画」に助成金を出したことを問題としてとりあげるべきだという意見もあったというね。私:2時間の試写は静寂そのものだったというから、よく見たんだろうね。 「別になんということもない作品なのに、メディアが注目をあおった」との意見もあったという。A氏:こうなると、上映中止を決めた映画館側の言い訳はどうなっているだね。 その取材はないね。 「表現の自由」の侵害だと騒いだジャーナリストは、引っ込みがつかなくなったんじゃないのかね。 日教組の集会を街宣車で阻止したのとは事情が全く違うね。 逆に右翼で「親靖国」の映画を作り反論すればいいと言っているね。私:しかし、「靖国」を映画に出来るだろうかね。 俺は、この映画を作る自体そのものが問題だと思うね。 なんで文化庁が公的助成金を出したのか分からないね。 そんなに、単純にある監督一人で映画化できる問題ではないはずだがね。A氏:日本刀を作っている年配の刀工が、映画の意図を知って、自分が出演したシーンをカットするように要求したというね。私:日本刀と「靖国」は関係ないね。 変な意図を感ずるね。 とにかく、結局、多くの映画館で上映することになったという。 バカらしい騒動だったね。
2008.04.23
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私:今、昼間の用事を済ませて、夜、盛岡市から新幹線「はやて」で帰ってきたよ。 そのため、昨夜は盛岡市内のホテルに一泊。 昨日は、早めに出て、北上駅に13時半頃着。 地理に不案内なので、カバンを駅のコインロッカー300円に預け、タクシーで東北三大桜の名所の1つの北上展勝地に向かった。 タクシー代は1060円。 最盛期は渋滞でこんなカネですまないらしい。 例年より、満開が10日ぐらい早いという。 去年の満開は4月29日だったというからね。 A氏:ニュースステーションの古館キャスターではないが地球温暖化のせいかね。 ところで、天気はどうだった?私:晴天で、風もおだやか。 気温も20度くらい。 20日の日曜には満開となり、昨日は風で花吹雪が始まるという絶好の花見日和だね。A氏:運がよかったね。私:ウイークディだから、ビニール袋の花見客もない。 日曜日は家族連れですごかったらしい。 1000円出して、10人くらいの小船で北上川を上下して、岸の桜を見る。 往復で15分くらいだね。A氏:ちょっと高いね。私:船で全体を把握したから、船から降りてから、今度は徒歩で桜のトンネルを1時間くらい歩いた。 桜はソメイヨシノで約1万本という。 樹齢は丁度、88年の米寿だという。 途中に小さな新しい石碑があり、平民宰相の原敬の名前が彫ってあった。A氏:原敬と北上展勝地とはどういう関係があるの?私:北上展勝地の桜の植樹を支援した記念と書いてあった。 原敬は1921年に東京駅頭で暗殺されているから、暗殺される1年位前に支援したことになるね。 帰りは、渡し舟があり北上川を横断して、反対側の岸に渡る。 2、3分だね。 料金300円。 岸について、歩いて10分くらいで北上駅だね。 最初から知っていたら、タクシーでなく、このルートがよかったね。 午後4時半の新幹線で盛岡市に着いて、ホテルに入る。 ところが、このホテルが盛岡城址の公園近くにあり、この公園の桜が満開なので、宿に荷物を置いてマタ、公園の花見だよ。A氏:花見ディだね。私:今日、盛岡の人に聞いたら、最近、変わった桜の名所があって、広い原っぱの真ん中に大きな桜が1本あり、後に岩木山がそびえているところがあるという。 今日は、岩木山もくっきり見えて晴天だったので行きたかったが、用事が長引き、行けなかったね。A氏:盛岡市内には石割桜というのがあるそうじゃないの?私:それは20年位前に見たことがあるよ。 とにかく、昨日はよく歩いたね。 万歩計で1万2千歩ほどあるいたよ。 しかし、快いウオーキングだったね。
2008.04.22
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか私::この新しい環境知的街道は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」、1、2、3から始まり、「地球温暖化の陰に原発推進論」、「ほんとうの環境問題」、「地球温暖化キャンペーンの欺瞞」と続いてきたね。 この本は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」の前編なんだが、図書館の貸し出し順序の都合で、前後が逆になってしまった。 この本が3月刊行で、パート2のほうは9月刊行だね。 まず、ペットボトルのリサイクル化はかえって環境に悪いという詳しい説明から始まっている。A氏:これはゴミを燃やすと猛毒のダイオキシンを発生するので、できるだけゴミを燃やさないために考え出したのではなかったのかね。私:そのダイオキシンの猛毒もウソだったというわけだね。 焼き鳥屋のオヤジさんは、焼き鳥の煙を浴び続けているので、ダイオキシンを浴びているのに健康だというわけだ。 タバコを吸う人だって、肺ガン以前にダイオキシンでやられているはずだよ。A氏:マスコミは怖いね。 そう言えば、「環境ホルモン」というのも一時ブームだったがこれも消えたね。私:地球温暖化による海面上昇も、その原因が北極の氷が解けることだというが、これはアルキメデスの原理で、融けても水面は上昇しない。A氏:コップの水に氷を浮かべておくと、氷がとけても水位は変わらない。私:問題は南極だ。 これは大地の上の氷だから、融けると水位は上がる。 ところが南極は年々、温度は低下している。 IPCCの報告でも、北極と南極の氷の影響は「地球温暖化と共に水位は下がる」という見解だという。A氏:この前のパート2では、森林の増加は二酸化炭素の減少に貢献しないということだったね。私:木は、成長しているときは光合成で二酸化炭素を吸収して、酸素を放出するが、成長すれば光合成は衰え、老木となって朽ちれば、酸化して二酸化炭素を放出するので、変わらない。 「カーボン・ニュートラル」だね。A氏:水素自動車は二酸化炭素を出さないのではないの?私:水素は天然に存在しないので、石油を使って二酸化炭素を放出して熱を出し、水の中の水素を取り出すということになるから、「水素を得るのに同じ量の二酸化炭素を出す」ことになるから意味がないね。A氏:確か、JRが新幹線を使えば飛行機より二酸化炭素の発生量が10分の1になるといって、環境にやさしい乗り物だと宣伝していたね。私:確かに、飛行機は飛んでいる間は二酸化炭素を大量に出す。 しかし、鉄道は、レールを敷く工事、トンネル工事、橋の工事、多くの駅の工事、保線工事などのエネルギー使用で二酸化炭素を出す。 だから、、計算は難しいが10分の1でなくて、10分の7か8程度ではないの。 あまり変わらないだろうね。 まぁ、この本ではときどき、今の環境の熱狂を太平洋戦争に突入する日本の軍国主義時代を例にひいているが、ウソで熱狂するのはバカらしいね。
2008.04.21
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人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか私:世界の金融市場で取引される金額は年間775兆ドル、実態の貿易取引額は9.3兆ドルというから、金融取引は実物経済の実に83倍の規模に膨れ上がっている。 これがガソリンや食品の値上げ、の背景にある。 今までは、実物経済が頭で金融経済は尻尾であったが、それが逆になった。 今までは、実物経済が上向きか下向きかを判断することで、尻尾に当たる金融経済、例えば株価の動きが決っていた。A氏:それが、逆になったわけか。私:著者は1995年を米国の「金融帝国」化元年としているね。 日本は、成長重視で財政再建を考えていたが、米国は「経常赤字の増加は成長の制約になる」を覆す戦略をとった。A氏:日本と逆だね。私:1995年にアメリカ財務長官ルービンがとった政策は、世界のマネーを米国にいったん集中させ、その後再び世界に配分するシステム、すなわち、「マネー集中一括管理システム」を構築した。 このシステムを運用する「米国株式会社」は、経常赤字が成長の制約にならないようにすることと、米国の対外投資を増加させることである。 経常赤字は米国民の贅沢な生活のためであり、投資の増加は近代化がはじまったアジアの高成長からのリターンを獲得していることになる。 そして、この「マネー集中一括管理システム」は1995年から2006年と次第に完成度を高めたという。 それが、サブプライムローンで危機に瀕しているね。A氏:ところで、グローバル化は世界経済を2極化するというね。私:まず、大きく先進国と近代化途上国の違いがある。 近代化途上国は、まさに資本主義経済の特徴を生かして成長している。 しかし、先進国はその影響を受け慢性的なデフレとなっている。 興味あることに、先進国でも英語圏と非英語圏の二極化が進んでいる。 これは英語の世界言語化と関係があるだろうね。 グローバル化には共通言語の英語は強味なるね。A氏:日本国内でも、2極化があるね。私:第1には大企業の製造業と中小企業の非製造業だね。 経済成長を続けるアジアの近代化とリンクするグローバル経済にうまく乗った日本の大企業・製造業が成長する。 しかし、逆に、日本の国内だけに販路が限られている中小企業・非製造業は長期低迷に陥る。 これらの中小企業・非製造業は失われた10年だけでなく、16年前からすでに低迷しているという。 「構造改革なくして成長なし」というけれども、グローバル経済にうまく乗った日本の大企業・製造業は、その競争の中で自助努力で成長したのであって、一方、日本の国内だけに販路が限られている中小企業・非製造業は、構造改革で手をつけていないから今も停滞を続けている。 今や、国内問題は、グローバル化の考慮なしでは解決できない。A氏:駅前のシャッター街の増加がそうだね。私:経済がグローバル化しているから、国の経済成長があってもそれが中小企業・非製造業の成長を牽引しなくなっているんだね。 日本の第2の2極化は、資本対労働だね。 もうこれは、すでに経験済みだろうが、日本では企業の業績が向上しても、賃金は低下するという、これもグローバル経済の影響を受けている。 第3の2極化は大都市対地方だね。A氏:ある地域の経済活動が活発化すると、ある程度の時間が経てば、全国的に景気が良くなるというのも日本では幻想となっているね。私:むしろ、地方格差は拡大している。 もっとも好調なのは東海地区だね。 2002年以降、地域格差はますます拡大している。 日本国内に、グローバル経済とつながっている地域と、そうでない地域が、国境を越えて日本国内に入り込んでいることになるね。A氏:日本経済を予想するには、帝国、成長国経済、IT関連財、鉄鋼をはじめとする素材、そしてエネルギー動向など、すべての方程式を同時に解くということになる。 年金、健康保険、道路財源問題など、みなからむね。私:それがグローバル経済下の日本の姿だね。
2008.04.20
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人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか私:1年前の出版だが、その後、例のサブプライムローン問題で、世界経済は大きく変わったね。A氏:最近、アメリカの景気低迷で、中国の輸出も減少しているという。 この本は、それ以前のアメリカ経済が好調なときの出版だから、時期遅れではないの?私:そうではないね。 今回のアメリカのサブプライムローン問題は住宅価格の低迷が大きな原因だが、著者は、すでにアメリカの住宅景気が今後の経済危機のもとになることを予告しているね。 この本はいろいろなデータを紹介しているので、ちょっと、経済の専門でない俺にはとっつきにくかったが、日常経験していることとつなげると、実に的確に経済の流れを捉えているね。 それだけでなく、古代からの経済の流れなど、時間的には長いスパンで見ているし、単に経済だけでなく、政治、文化の関係も捉えていて、知的興味がわいてくる本だね。 本文が300頁だが、引用文献などの注記が70頁ほどあり、経済はもちろん、政治、社会、文化など、多面的だね。A氏:竹中平蔵氏の経済論と違うのかね。私:違うね。 この本を読んで、竹中理論の幼稚さが分かったよ。 この本では、1995年以降、グローバル経済の進展で従来の近代経済の考えは崩壊したという。 「改革なくして成長なし」の小泉構造改革路線があったが、改革が停滞しても、経済は回復した。 しかも、国民の収入は減少している。 今までの経済の考えは日本でも通用しなくなっている。A氏:グローバル化とは、過去の常識では説明できない時代がきたという認識をしないといけないということかね。私:近代社会は「国境」の確定をもって成立したが、IT革命とグローバル化がその前提を突き崩した。 中東のオイルマネーが米国経由で日本の株価を動かしているように「国民国家」の「ものさし」は古くなった。 「帝国的な動き」や国境のなかった中世と同じような「新中世主義」という考えが必要となるね。 アメリカの日本に対する郵政民営化の圧力のような「帝国」的な動きは、「国民国家」的な発想では「内政干渉」だが、グローバル時代では巨大な金融資本が背景にあるアメリカにとっては必然的な行動だというわけだ。 著者は、中国も急成長で「帝国」化しつつあり、靖国問題も「内政干渉」でなく、アメリカ同様の「帝国的な動き」の一つであるとしている。 「ギョウザ問題」も中国は帝国主義的に解決するだろうね。 グローバル経済には国境がないからだ。 それは経済だけでなく、当然、政治もからむ。A氏:さらに、カネを持つインド、ロシア、中東帝国が帝国化するね。私:著者は大きく3つのポイントを指摘している。 第1に、「帝国の台頭と国民国家の退場」、すなわち帝国化。 金融帝国アメリカに加え、中国、インド、ロシアなどがすでに台頭してきている。 これは「新帝国主義論」であつかったね。 第2に、「金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性」、すなわち金融化。 実物経済が金融を動かすのでなく、カネが実物経済を支配する。 最近の我々の日常製品の値上がり現象は皆、そうだね。 グローバル経済で先進国の賃金が抑制される。 ワーキングプアの発生だね。 先進国ではデフレが定着して金融政策は緩和され、カネあまりで資産価格が上昇し、先進国経済は資産価格依存型経済となる。 ここにすでにアメリカの住宅ローン問題が火種として指摘されていた。 第3に、「均質性の消滅と拡大する格差」、すなわち二極化。 アメリカも日本も中間層が崩壊したように、さらに二極化が進み、世界的な格差拡大時代の到来で、それに格差は構造的な問題で、「成長して底上げ」するという政策は意味がない。A氏:政策の基本には「成長がすべての怪我を治す」という発想があったが、これが間違っているために、日本国民一般は明日が見えない。 今、問題になっている後期高齢者医療問題もそうだね。私:この成長至上主義の原理は近代化ブームに沸く、中国、インド、ロシア、ブラジルなどには通用するが、近代化以降に移った先進国では弊害ばかりとなる。 明日は、ものすごいカネが、実体経済を離れて動いている点にふれよう。
2008.04.19
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私:昨日は東海地方に用事で行って、夜はビジネスホテル泊まり。 今日も日中は用事をして、今、帰ってきたところだよ。 2日とも雨で参ったよ。 車中と宿先でこの本を読んだね。 驚いたね。A氏:何が?私:いや、フェアトレードという今までの認識が変わったね。A氏:フェアトレードというのは、農産物など作る労働者を搾取するのでなく、労働者もそれなりの生活ができるような価格で購入するというものではないの? 独占的な大企業に対する挑戦ではないのかね。私:それで、大企業が貧しい生産者に対して、学校などの施設を提供したりするが、これは貧しい生産者に対して、自主性を失わせるだけで、いつまでたっても自力で立ち上がれなくなる。 ところが、この本で実際に登場するフェアトレードは、今の市場経済を認めながら、その中で良い品質のものを市場に提供していくというものだね。 ここで違うのは、コスト計算の仕方だね。 生産者が通常の生活ができる賃金を考慮し、かつ、農薬を使わない有機栽培をする。 農薬を使うと一時的に生産効率はあがるようだが、地力が低下したり、公害など環境問題を起こしたりして、労働力が安定しない。 また、賃金があまり安いと、生産者は、少しでも高く売れる農産物があると、そちらに移ってしまうので安定しない。A氏:長い目で見たコスト計算をすると市場にそれなりに存在価値はあるわけか。私:この本の著者2人はオランダ人だが、一人は「自分に商才がない」という神父、他の一人は「商売には興味がないから親の会社を継ぐのをやめた」という青年だ。 その2人のボランティア青年が手を組み、世界をマタに駆けた公正貿易に乗り出す実話だね。 開発途上国の政治不安で命の危険もある中を、実にすごい働きをして、フェアトレードをまず、コーヒーから行う。 メキシコの貧しい生産者を組織化して、公正なコストで買い、そしてオランダのマーケットに売り出す。A氏:すでに独占的な利益を得ている大手業者との対抗もあるだろうね。私:そういう業者とも対応していく。 フランスなど、隠れた巧妙な政府の貿易障壁もある。 政治家もからむ。 コーヒーだけでなく、バナナ、ジーンズと拡大していく。 バナナなどは薬漬けの生産だそうだが、この会社のバナナは有機栽培だね。A氏:どんなブランドで売っているの?私:マックスハベラー・コーヒー、バナナ・オケ、クイチ・ジーンズだ。 ジーンズは有機栽培の綿を使う。 アメリカの綿は薬漬けだね。 コーヒーは日本でも市場で売られているということだね。 バナナなどはチキータ・バナナに対抗して10パーセントくらいの市場を獲得しているらしいね。 これをみて、チキータもフェアトレード・バナナに乗り出してきたようだね。 この本が示しているのは、やる気があれば、フェアトレードはそれなりに市場に力を持つことができるということで、フェアトレードを志す人に勇気を与えてくれるだろうね。 興味があったのは、大企業を支配するアングロサクソン的な人間観だね。 それに対するメキシコのインディオの人間観の違いだね。 アングロサクソン的な人間観は個人がまずあるという発想だが、インディオの人間観は人との関係で個人がある。A氏:それは日本人も同じではないの? 俺と君とでは、自分を意味するとき、「俺は」を使うが、仕事では「僕は」とか「私は」だ。 子どもには「お父さんは」か「パパは」だし、孫には「じじは」だね。 ところが英語は「I・アイ」だけだ。 相手の人間関係が変わっても、「俺は俺だ」。私:だから、アングロサクソンは植民地を平気で作り出す。 フェアトレードをする人はインディオのような人間の連帯感みたいなものを重視する人間観を持つことが必要だろうね。
2008.04.18
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私:テレビをついに買い換えたよ。 今まではブラウン管式のもので映りが悪くなったようなので、思い切って、デジタル地上波対応の液晶テレビに代えたよ。 スペースをとらなくなったね。A氏:俺のところはまだ、ブラウン管タイプだよ。 そろそろ、代えなくてはとは思っているんだがね。 デジタルは映りはいいかい?私:画は実にきれいだね。 俺の女房は女優も気をつけないと、顔だけでなく手のシワまできれいに映るといっていたね。 このテレビは内蔵のHDDがあるのでかなりの時間の録画ができる。 いろいろ、試しに操作しているうちに、気がついたら、シベリア鉄道の取材のドキュメントが録画されていたよ。 別に、見る意図で録画したのではないのだが、今日、録画を整理するのでみてみた。 これが結構、面白かった。 ちゃんと録画していなかったので、最後まで録画してなかった。A氏:シベリア鉄道というとモスクワからウラジオストックまでの長い旅だね。 約1週間、乗っていることになるね。私:列車は、一等と二等に分かれているが、取材は両方しているね。 興味があるのは、同じTVドキュメントを1982年にやっていることだね。 ときどき、そのときの映像が比較のために映される。 だから、この25年間のロシアの変化がよく理解できるね。A氏:ソ連の崩壊、自由化、経済危機、そして経済復興、大国としての復権と、この25年を過ごした世代の人の経験はめまぐるしかっただろうね。私:この7年間でロシア人の平均所得は4倍になったという。 プーチン人気もここからきているんだろうね。 きれいになり、人の多いショッピング街が映し出されるが、25年前の映像とガラリ変わっているね。A氏:日本の高度成長の所得倍増なんか消しとんでしまうね。私:それに宗教もソ連時代は抑圧されていたのが、自由になったので、ロシア大正教は民衆に広まり、今はロシア人の半数が信者だという。 TVは教会のシーンを25年前と比較しているが、今は、多くの人で教会は一杯だね。A氏:経済の自由化でストレスも増えているのではないの?私:格差も拡大したようだね。 このTVドキュメントはある町の孤児院を取材している。 母親が育てられないで、孤児院で引き取る数は増えているという。 市場原理が生み出す、世界共通の現象だね。A氏:ロシアはバレーで有名ではないのかね。私:これも前回のソ連時代との比較映像を出しているが、かっては国の援助で世界的に優れたロシア国技といわるバレーは、自由化で財政難となり、下火になっているようだ。 バレリーナとなっても収入もそんなに多くないので、人もそちらに流れていくという。 しかし、スカウトの人が全国を回り、才能がありそうな子どもをスカウトしているのは25年前と同じだね。 何か、日本の伝統芸の相撲の運命と似ているね。 日本のほうが先行しているかもしれない。A氏:しかし、1週間の汽車の旅は退屈だろうね。私:ソ連時代の映像では、チェスとかそれぞれゲームとか暇つぶしに興ずるシーンがあったが、今、多いのは携帯電話だという。 途中、石油の産出地であるチュメニに停車するが、石油の増産で、多くの出稼ぎの家族が降りていく。 石油で経済大国になったロシアの姿を直接感ずるね。 このドキュメントはシベリア鉄道の沿線の著名な都市を取材しながら、ロシアの今をとらえていて、興味があるね。 しかも、ときどき、25年前の映像と比較する。 時代の流れを感ずるね。 残念ながら、終点のウラジオストックまで行かないうちに録画は終わった。 DVDには落せないので消した。 しかし、「ロシア世界を読む」、「プーチンは"皇帝"になるか」、「プーチン圧勝」、「アジアに接近するロシア・その実態と意味」、「株式会社ロシア・混沌から甦るビジネスシステム」1、2、と続いてきたロシア知的街道にはつながったね。
2008.04.17
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私:例のテロによる大韓航空機爆破事件が起きたのが、1987年11月29日だから、20年以上にもなるんだね。 ウィキペディアでは、犯人の金賢姫(キム・ヒョンヒ)は消えたとあるが、このアエラでは、その後の彼女についての取材をしているね。A氏:何故、今頃、金賢姫が登場するの?私:韓国の10年ぶりの保守政権登場で、金賢姫が、いつ、北朝鮮に送還されるかという恐れがなくなったからだという。A氏:彼女は多くの韓国人をテロで殺している。 それを北朝鮮に返すというのかね?私:彼女が1987年12月1日に逮捕された直後の12月16日に韓国大統領に選出されたのは保守の盧泰愚(ノ・テウ)だ。 その後、これも保守の金泳三(キム・ヨン・サム)が大統領となる。 問題は、1997年12月28日に、長い間、続いた保守政権をひっくり返し、左派の金大中が大統領になってから、北朝鮮との接近政策で、金賢姫の送還話が出てきたことだね。A氏:金大中は北朝鮮接近でノーベル賞までもらっているから、どこまで北朝鮮に尻尾を振るか分からない。私:これが、2003年になると、同じ左派の盧武鉉(ノ・ムヒョン)が大統領となり、「大韓航空機爆破事件は北朝鮮の犯行でなく、韓国の安企部が仕掛けた」という陰謀論が出て、「真実究明委員会」が作られるまでになる。 金賢姫は証人出頭を求められたが拒否したという。A氏:明らかに北朝鮮に対する低姿勢の政治対応だね。私:昨年、大統領選挙が左派に不利となってから、3年に及んだ調査の結果、10月に「陰謀論は事実無根」と結論付けられたという。A氏:当然なのにね。 金大中、盧武鉉と続いた左派政権の10年間は、彼女には不安定な人生だったんだね。 しかし、今度は、新政権で北と南はまた対立だね。 送還の不安はなくなったが、彼女の運命はどうなるかね。私:ところで、この大韓航空機爆破事件は、北朝鮮がソウルオリンピックに反対し、東側社会主義国に対して不参加を呼びかけるための行為だと言われているね。 今、北京オリンピックでもチベット問題で、開会式に出席しない大統領など、オリンピックはいつも政治がらみだね。 この大韓航空爆破事件も金賢姫は日本人名のパスポートだから、逮捕されて、北朝鮮人ということが分からなかったなら、日韓の外交問題にもなっただろうね。A氏:ウィキペディアで大韓航空爆破事件をみると、当時のソ連始め東側社会主義国は、大韓航空爆破事件が北朝鮮のテロ行為によることをすでに知っていたんだね。 だから、最初、参加をあいまいにしていたソウルオリンピックに、このテロを機に正式参加するという、金日成の期待と逆効果となった。私:翌1998年6月には金日成が中ソ両国を訪問したが、その場で「これ以上ソウルオリンピックの妨害工作をするのであれば、北朝鮮が1989年に開催する世界青年学生祭典に参加しない」と圧力をかけたという。 その3ヵ月後、ソウルオリンピックは成功裡に終わる。 これも政治がからんでいたね。 その中国がいよいよ北京オリンピックだね。 どこまで政治色を排除できるかだね。
2008.04.16
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A氏:どうも後期高齢者医療制度が4月1日から開始されてから、マスコミで一斉に騒ぎ出したね。 君は3月にすでに問題視していたのにね。私:要するに、高齢化で医療費があがり、一方、少子化で負担する生産年齢人口が減少するから、後期高齢者も負担を増やしてくれということだよ。A氏:それをはっきり言えないで、何とかごまかしてこっそりスタートだね。 ところが、そうはいかなくなった。 年金問題みたいだね。私:民社党も「お年寄りをいじめるな!!」と明らかに選挙目当てのスローガンをこの機会に利用しているが、政治家が考えるのは、高度高齢社会の医療費をどうするかの根本問題だね。 民主党も、堂々と、高齢化する日本の医療負担をこうして行うという根本的な具体策をこの際に、大きく、国民に宣伝すべきだね。A氏:今まで、根本策は長い間、放置だね。 暫定税率と同じだね。 40年も「暫定」だよ。 後、道路族が死ぬまで、10年延期するという。 高齢医者医療もサル知恵で、小手先でごまかしているうちに、行き詰まりがひどくなり、しわ寄せが高齢者に次第にきているわけだね。私:今度の小手先は、例の経済諮問会議の民間議員の医療への公的給付抑制を求める声を背景にしているという。 要するに、分かりやすく言えば「政府や自治体はカネがないから、病気がちの年寄りは、医者に行くなら、自分の金で行け」という考えだね。 それを最初から堂々といわないで、「保険料負担は減るはずだ」と小手先の説明をするので、分かりにくいんだね。A氏:税金は無駄使いしているのにだね。私:福田首相は説明不足だと言っているが、「政府や自治体はカネがないから、病気がちの年寄りは、医者に行くなら、自分の金で行け」ということを詳細に説明できるのかね。 だから、説明不足にしたのは意図的だよ。 それが分からないのかね。 幼稚だね。 例の小沢民主党代表とのトップ討論で、総理大臣たるものが公開の場での愚痴と弱音にはあきれたが、年金、この新医療問題、暫定税率と、政治は、福田首相の幼稚さで大混乱だね。 長年の根本策をしなかったつけが来ているんで、福田首相も被害者だが、首相の座を引き受けた以上、同情は出来ないね。
2008.04.15
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私:今日発売の「アエラ」の短い連載コラムで養老孟司氏が「地球温暖化キャンペーンの欺瞞」ということで、このキャンペーンへの疑問点を書いているね。 これでは、養老孟司氏は、古舘キャスターの報道ステーションにはコメンテーターとしては呼ばれないね。A氏:すでに、君のブログで養老孟司氏と環境問題の件はとりあげていたね。私:「地球温暖化論への挑戦」という本を専門外の人だが薬師院仁志氏が発行したのが2002年。 しかし、あまり、パッとしなかったようだね。 続いて2007年3月に「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という専門家の武田邦彦氏の本が出て、大分、騒がれ出してきたようだね。 今、マイケル・クライトンの「恐怖の存在」を読み出したんだが、この人も地球温暖化に疑問を持っていることはふれたね。 しかし、クライトンの疑問はかなり早く、2004年に「恐怖の存在」を出す前に3年くらいいろいろな科学的な文献を読み漁ったというから、2000年頃には疑問がすでにあったのだろうね。A氏:薬師院氏と同じ頃だね。 本にしたのは薬師院氏のほうが2年くらい早いね。私:武田氏の本は昨年出版だから、薬師院氏のことにはふれているね。 しかし、マイケル・クライトンの小説についてはふれていないね。 知らないのかね。 このクライトンの小説は、奇妙な「はじめに」から始まる。 太平洋に小さな島々からなるヴァヌーツ(バヌアツ)という国家がある。A氏:平均海抜が1メートルで、地球温暖化で海位が上昇すれば、同国に住む国民8千人は国外への非難を余儀なくされる。私:そこで同国は、2003年末、二酸化炭素排出量が世界最大のアメリカが地球温暖化の原因の主犯だとして、合衆国環境保護庁に提訴すると発表したという。 これを受けて、アメリカの活動団体がその訴訟を支援することを表明。 ところが、2004年に予定されていた温暖化訴訟は、その後、うやむやになる。A氏:本当にあった話しかね。私:一部は事実らしいが、まぁ、小説だからね。 この小説はこの訴訟をめぐって何があったか、その謎を解明するサスペンスだね。
2008.04.14
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A氏:最近、君の読書ペースが落ちているんじゃないの? 読書スランプかね。私:そうなんだよ。 大きな原因は、風邪のせいだね。 1ヶ月くらい前に、クシャミが出て、鼻水がタラタラ出てくるので、内科に行ったら、アレルギーでなくて単なる風邪だろうと言うことで、PLという顆粒の薬が出たんだ。 これを毎日、3回、食後に飲むのだが、5日分出た。 この薬は眠気を催すんだね。 たしかに、クシャミや鼻水は止まったが、2日ほどしたら、体が1日中だるくなり、頭がぼんやりしてきた。A氏:それじゃ、読書能力は低下するね。私:そこで耳鼻科に行ったよ。 医者は「エッ、PLを1日3回、5日も飲んだの?」と言っていたがね。 薬をやめてから、いくらか調子をとりもどしたが、まだ、完全ではないね。 ところで、今、図書館から借りて手元にあるのは、次の6冊だ。 これから、バリバリ読みたいね。1.「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」水野和夫著・日本経済新聞出版社07年3月刊 大分待って、ようやく順番が来た。 1年前の出版だが、この間にサブプライムローン問題が発生し、状況が変わりつつあるね。 著者は、この問題でTVによく出演していたね。 経済に関係する人は、グローバル経済のスピードに悩まされるね。2.「フェアトレードの冒険」ニコ・ローツェン著・永田訳・日経BP社07年11月刊 フェアトレードを実際にやっている活動家の実体験記録だね。 一般論でなく、実際の記録なので興味があるね。 これもグローバル経済を別の視点からみているね。3.「マイ・ドリーム:バクラ・オバマ自伝」白倉・木内訳・ダイヤモンド社07年12月刊 ご承知のように著者はアメリカ大統領選挙の民主党候補の最有力者だね。 アメリカが世界大国である以上、その動きには当然、関心があるね。 それに今回はアメリカ史上最初の黒人大統領が生まれるかもしれないという歴史的な選挙だしね。4.「メタル・ウォーズ:中国が世界の鉱物資源を支配する」谷口正次著・08年2月東洋経済新報社刊 メタル資源をめぐる市場競争はすさまじいらしいね。 これと発展途上国の政治問題、環境問題もからんでいる。 グローバル経済の一面でもあるので興味がひかれる問題だね。5.「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」武田邦彦著・洋泉社07年3月刊 この本の2冊目のほうを先に借りられたので順序が逆になったね。 今の日本の一億あげての「地球温暖化キャンペーン」に警鐘を鳴らした本だね。6.「恐怖の存在」マイケル・クライトン著・酒井訳・早川書房05年9月刊 著者は映画「ジュラシックパーク」の原作者としてよく知られているね。 彼も、環境問題に疑問を持ち、それを小説にしたのが、この本だね。 サスペンスになっているので読みやすいだろうね。
2008.04.13
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私:こないだある会社の社長と会った。 84才なのに、元気だね。 その社長に「あなた肩がこるか?」と聞かれた。 「こりますよ」と答えると、「実は、目のまぶたのたるみと肩こりが関係があるんだよ」と言うんだね。A氏:肩と目のまぶたに関係があるんかね。 最近、盛んなTVの健康番組でもやっていなかったように思うね。 目の疲れと肩こりは関係があるとはいいけれどもね。私:要するに、まぶたを吊っている筋肉が頭をさかのぼり、頭を越えて頭の後を下がり、首から肩の筋肉か神経につながっているんだね。 その社長の話によると、有名な形成外科医がいて、患者のまぶたのたれ具合を診て、「あなたは肩がこるでしょう」とか「左の肩がこるでしょう」と当てるという。 そして、その社長が知っている人は、まぶたの手術をしたら、長く続いたひどい肩こりも治ったという。A氏:人体とは不思議なもんだね。私:手術までいかなくても、テープでまぶたを2時間くらい吊ると肩こりが治るという。 まぁ、その場合は一時的なものかもしれないがね。 しかし、まぶたと肩こりのつながりの証明にはなるかもしれない。A氏:俺も肩こりがあるから、試して見るか。 2時間、人前に出られないがね。私:俺も試してみようと思う。 2、3日は人前に出るので実験が出来ないがね。 後で君の実験結果も知らせてくれよ。
2008.04.12
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私:「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」、1、2,3から始まり、「地球温暖化の陰に原発推進論」と続いた新しい知的街道ができたね。 この本はその知的街道の最新の本として位置づけられるね。 池田清彦氏が中心になって書いてあるが、同氏は、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」で対談でも登場しているので、この本の内容はほとんど、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」とダブっているね。 興味あるのは、この論議に「バカの壁」の養老孟司氏が参加したことだね。A氏:養老孟司氏は「教科書に墨を塗った世代」だから、最近の二酸化炭素排出と地球温暖化の一億一心的な熱狂的な環境ブームに、戦前の日本人の軽薄な戦争突入心理と似ているのを見抜いているね。私:太平洋戦争は、アメリカはけしからん、敵だで始まった。 冷静な計算、分析、シミュレーションがあり、それを国民が理解していたら、おそらく別の道があったろう。 養老孟司氏は、環境問題ももっとしっかりしたシミュレーションを最初にきちんとすべきと言っている。A氏:太平洋戦争も後から考えると何故、あんな理屈に合わない戦争をしたかという話ばかりだからね。私:この本のポイントは次のような養老孟司氏の最後の締めの文章に明確に現れている。 ここに引用して、われわれ「教科書に墨を塗った世代」の環境問題に対する考えのまとめにしたいと思う。 「アルゴアは温暖化問題は倫理問題だと述べて欧州からほめてもらった。ノーベル平和賞受賞。裏がないわけがないでしょ。世界一炭酸ガスを出しているのは、アメリカなんだから。ゴアという人は政治家ですよ。 私が住んでいる神奈川県からかって選出されていた参議議員の秦野章氏は「政治家に倫理を求めるのは、八百屋で魚を買おうとするようなものだ」と述べた。 その政治家(ゴア)が倫理問題だというだから、きっと倫理問題なのであろう。つまり炭酸ガスを出さないのは、倫理なのである。 それなら息を止めて、みんな死んでしまえ。という風にヤケクソなのである。 私が若かったら、たぶんグリーンピースみたいな環境原理主義運動に走っていたかもしれない。 でも、一億玉砕、本土決戦という戦争をどちらもなしに通り抜けたし、みんなで棒を持って覆面で闘う人たち(注、全共闘)には、エライ目に会わされたから、大勢でやる政治運動はやりたくない。 そういうわけで、池田さんと二人で、ブツブツいうしかないのである。新潮社もこんな本を出して、どういうつもりなんだろうなあ。」
2008.04.11
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一昨日(4月8日)、台風のような暴風雨の中、ズボンの裾をかなり濡らして駅に行く。 途中電車が強風のため、徐行をする。 早めに出たので予定していた新幹線になんとか間に合う。 ところが名古屋から大阪にきたらウソのように晴天である。 その夜は大阪のビジネスホテルに泊まる。 翌(4月9日)朝、タクシーを8時半に予約する。 時間通り来たタクシーに乗る。運転手:東京から来たんですか。 昨日、関東は暴風雨ですごかったらしいですね。 こちららは晴天でしたがね。私:僕は横浜なんだが、タクシーを呼ぼうと思っても、電話が話中でかからなかったよ。 大阪に着いて晴天でほっとしたよ。(すこし、空白の時間をおいて)運転手:大阪は景気が悪いですよ。 東京や名古屋はいいというのにね。 私も東京のほうから誘いがあるんですが、東京に行っても地理がわからないからダメですしね。私;でも、今はカーナビがあるからすぐに覚えるのではないの?運転手:そうらしいのですが、今更、この年で大阪を離れるのにはちょっと抵抗がありますね。 もう10年若かったらすぐに東京に行ったんですがね。私:東京は初乗りは710円だけど、大阪はまだ、660円だね。 競争が激しいのかね。運転手:中には長距離は半額なんてのもありますよ。 競争が厳しいですね。(日中の用事が終わり午後に、また、タクシーで最寄り駅まで乗る。)私:この前、来たとき、この道が込んでいてたいぶ渋滞したけど、今日は大丈夫? 確か、大手スーパーの新店舗ができて開店前の招待客の車のせいだと言っていたがね。運転手:あぁ、それはイトーヨーカドーですね。 今は、ウイークディはそんなに、渋滞がひどくないですが、以前より車は多いですね。 だけど、イトーヨーカドーは新店舗でなくて、近くの駅にあった店舗が移転したんですよ。私:前の店舗は閉鎖したの?運転手:いや、物流センターかなんかになったらしいです。 近所に小さいスーパーがないので、近所の住民が生鮮食料品の売り場だけは、残してくれるように要望したようですけど、ダメだったね。私:(外を見ながら)この辺にチョコチョコ、小さなスーパーがあるけれど、大丈夫かね。運転手:影響を受けるでしょうね。 逆に、新しいイトーヨーカドーの近くにマンションができるし、プールや映画館もできるそうですよ。私:しかし、イトーヨーカドーもドライだね。運転手:そうでないと、企業はやっていけないのではないですか。 厳しいですよ。(最寄り駅に着いて降りる) 大阪はパイは増えていないが、競争が激しいので、景気が悪いという庶民感覚が強いのであろうか。
2008.04.10
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私:昨日、大阪に泊まり、今、帰ってきたよ。 車中でこれを読んだよ。 本の帯に「IT化したのに、なぜか書類の量が激増!」とあったので、それに興味を引かれて購入したんだが、その点の突っ込みはあまりなかったね。 一般的な、SEとユーザーとの間の話だね。 この程度のことなら、俺も知っていたよ。A氏:最近、日本版SOX法の「内部統制」で上場会社は文書で悩まされているね。私:そこを狙ってIT企業が文書をIT技術で省力化し簡素化するといううたい文句で売り込む。 しかし、文書は減るどころか増加する。A氏:公認会計士は、その文書が不十分だと詳細な手順を書くように要求する。 書類が多いほど、管理は優れていると考えている。 そして、公認会計士の料金が増えているという。 企業側は書類は増えるは、公認会計士に支払う費用は増えるは、で頭が痛いという。 かえって、上場のブレーキになっているようだね。私:書類による「内部統制」というのは、例のアメリカのエンロンなどの会計の不祥事の防止のためだが、これは効果的な方法ではないね。 大体、「統制」というのは押さえつけられるようでよくないね。 英語はControlだろうがね。A氏:君が製造業でやっていた品質管理はQuality Control・QCと言ってたね。 品質統制ではないね。私:愉快なことに、日本がQCで品質でアメリカを追い越すと、アメリカはQMと言い出したね。 Quality Managementだね。 Controlは「統制」で英語では強制的な意味があるのでよくないのだという。A氏:QCは自分たちが日本に教えたのにね。 勝手だね。 アングロサクソン流だね。私:日本もあわててQCをQMと言いかえる。 ところが、今度は堂々と「内部統制」ときたね。 しかし、不正はいくらでもやろうと思えばできるだろうがね。 すでにアメリカでは文書による「内部統制」にかかわらず、不正が出ているという。 基本的に性悪説による管理の限界が出ているような気がするね。A氏:例の耐震建築偽装も検査を厳しくして、工事を遅らし、官庁の原因による建設不況を起したが、肝心の検査も姉葉氏のような確信犯は防止できないという。私:何かポイントがずれているような気がするね。 この本もその点をついて欲しかったね。 大阪に行った話は明日しよう。
2008.04.09
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私:映画「靖国」上映中止問題の謎がまだ続いている。 日曜日のサンデープロジェクトでこの映画「靖国」の配給会社の人に対する田原総一郎のインタビューがあったが、実際に「街宣車」で騒がれたという例は1つくらいらしい。 そして、月曜夜のNEWS23では、花見に来ていた主な右翼の人にインタビューしていたが、「映画の詳しい内容を知らないので、街宣はしていない」という。 結局、小さな右翼団体が小規模の街宣をしたことが分かる。 その右翼団代の青年にインタビューしたら映画は見ておらず、週刊誌などの情報で動いたらしい。 南京虐殺のシーンを取り込んでいるそうなので、事実を語っていないという理屈であった。 インタビューに対して、映画を見てから街宣をしたほうがよかったともいっている。A氏:サンデープロジェクトでも配給会社の人も、むしろ、国会議員に試写会を要求したことの影響が大きいようだというね。 それも国会議員でなく、文化庁から試写会を申し込んできたという。 結局、やりとりがあり、全国会議員を対象とした試写会をしたという。私:しかも、配給会社側は街宣を予測して警察と密接な対応準備をしていたという。 それなのに上映館側からの「自主的な上映中止」だという。A氏:上映館が小資本なので、上の大資本の圧力があったのではという見方もあるようだね。私:この問題は街宣車は言い訳で、何か裏がありそうだね。 街宣車が「表現の自由」を押さえつけたのでなく、別の力が押さえつけていて、それは巧妙に表に顔を出していないようだね。 マスコミはだまされず、正確な報道をしないといけないね。 これから、大阪に用事で行くよ。 明日、夜帰る。 車中でなにか話題になる本を読んでおくよ。
2008.04.08
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A氏:今朝の朝日新聞では「異分野の2人、知の交流」として、「クロストーク」の欄が新設されたね。 初回の今日は、評論家の柄谷行人氏と分子生物学者の福岡伸一氏。 この対話の中で、気になったのは、福岡氏が因果関係が明確でないのは、地球環境問題も同じだと言っていることだね。私:産業革命以後の二酸化炭素の上昇は事実だが、それが本当に地球温暖化を起こす原因かどうかは議論が分かれていて実はよくわからないという。A氏:君が「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」とりあげた問題だね私:物理学者の槌田敦氏は二酸化炭素の増大は温暖化の原因ではなく、結果だといっているという。 人類にとって本当に危険なのは寒冷化だという。A氏:1980年代までは地球寒冷化の危険が強調されていた。 それが二酸化炭素になったのは科学的理由より、政治的なものの方が大きいという。私:2004年製作のアメリカ映画『デイ・アフター・トゥモロー』(The Day After Tomorrow)は、地球温暖化によって突然訪れた氷河期に混乱する人々を現実味を持って描いているね。 A氏:政治的な目的とは、原子力発電所の問題だね。 しかし、あらゆる廃棄物のうちで最も処理が大変なのは原発の廃棄物だね。 二酸化炭素を強調することで、別の環境問題を覆い隠すのはよくないとしているね。私:農地や森林が消滅しているのは、グローバルな資本主義経済と関係があるね。 底の浅い、今の地球温暖化のブームはどうなるかね。
2008.04.07
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A氏:4月2日の朝日新聞では、君が話題にしていた黒人演歌歌手の記事の隣りに、ドキュメンタリー映画「靖国」の上映中止の記事があったね。私:この4月2日の朝日新聞は、天声人語も、社説もこの映画「靖国」の上映中止問題を扱っているね。 どうも、新聞報道では、内容的に何が右翼が反対なのか、よく分からないね。 天声人語ではチャップリンの「殺人狂時代」を例に取り上げているが、ちょっと違うと思うね。A氏:例の「戦争では100人殺せば英雄、平和のときは、1人でも殺せば犯罪者」というセリフがある映画だね。私:社説では、日教組の集会に使う予定のプリンスホテルの例をあげている。 今回は国会議員向けの異例の試写会があったというね。A氏:公的な補助金を出しているからだという。私:なんで後で問題になるような映画に公的な補助金を出したんだろうね。 それが分からない。 映画監督は日本在住19年の中国人だという。A氏:文化欄には、映画評論家の山根貞男氏がコメントを書いている。 山根氏は映画を見ているので、コメントは具体的だね。 氏の個人的な印象では一部週刊誌が書いているような反日イデオロギーの映画ではないという。私:4月4日の朝日新聞の読者投稿欄の「声」に、この映画の試写会の招待券をもらって見たという人の投書が掲載されていた。 それによると「反日」のメッセージは感じられず、見方によっては靖国神社を支持する人々が大喜びをするのではと感じたとあるね。 街宣車の人たちは、映画を見てどの点が問題で上映反対を言っているのかね。 それとも別な意図を感じて反対しているのかね。 そこが、ピンと来ない問題だね。A氏:日本刀を中心に扱っているらしいね。 軍人が刀で人を斬る写真が登場するという。 また、天皇が白馬で靖国神社に参る戦中の映像が出てくるという。 8月15日のシーンもあるという。 しかし、上映する映画館も多いようだ。私:それにしても、昨年、南京虐殺事件70周年で、その映画が米中合作で作られるという話があったが、日本では上映されなかったのかね。 あるいは作られなかったのかね。 天声人語はチャップリンをとりあげるなら、南京虐殺事件の映画が日本で上映されていないこともとりあげるべきではないかね。 それから、この4月2日の新聞では、もう一つの表現の自由に関する記事があるね。 それはNHK経営委員会委員長の古森氏の持論に対するNHK側や野党の反論だね。A氏:君はこの問題に知的興味を持っていて「NHKvs日本政治」1、2,3、「NHK経営委員会長とNHK会長との対立」、「NHK経営委、強気の訳は」という知的街道があるね。私:古森氏のNHKへの介入が懸念されるね。 これも表現の自由とからんでいるね。 古森氏は映画「靖国」をNHKで放映するとしたら、どういう反応をするだろうかね。
2008.04.06
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私:うまい! 氷川きよしなど、足元に及ばない。A氏:何が?私:アメリカ黒人演歌歌手ジェロの演歌だ。 日本語で歌っているのだが、声だけ聞いていると、純粋の日本人だと思ってしまう。 日本人が演歌を歌うときの言葉の細かい発音のニュアンスまで無理なく発音している。 今の日本人が失いつつある、演歌の日本語を完全に表現しているね。 驚異だね。A氏:そういえば、4月2日の朝日新聞朝刊の文化欄で、「演歌って 何なの」というタイトルの記事があり、サブタイトルは「ジェロのデビューで考えてみる」とあったね。 ジェロの顔写真が出ていたね。 俺は演歌には興味がないからよく読まなかったがね。 君はカラオケファンで、演歌を歌うから、興味があったろうね。私:俺もその新聞記事でジェロを知ったね。 2月デビューで「海雪」というCDを出している。 すでに人気がすごいらしい。 すぐにYouTubeで聞いたよ。 今年の紅白歌合戦には出場するのではないかと言われているくらいだ。 4月28日のNHKのMusic Japanに出るそうだね。A氏:新聞では、祖母が日本人で、幼少のときから演歌を歌っていたようだね。私:ジェロは、ウィキペディアによると、アメリカ生まれでアメリカ育ち。 今、26才。 子どものときからの「演歌おたく」で、演歌123曲を歌えるという。 坂本冬実のファンだという。A氏:演歌の「黒船」かね。私:最近、深刻な本ばかり読んでいたが、この曲で頭がスッキリしたよ。 エンターティメントはこうでなくてはね。 これで、演歌も新しいエネルギーが吹き込まれるだろうね。
2008.04.05
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A氏:今朝の朝日新聞のトップで「タクシー殺人米兵逮捕」、米軍から県警に身柄逮捕が報じられていたね。 逮捕された米兵は一等水兵ウグボグで、艦内の金銭トラブルで外出を禁止されていたのに、3月8日から行方不明となっていた。 3月19日に殺人事件が起こる。 逃走したウグボグ水兵を追っていた米軍当局が捕まえたのが22日未明だという。 一体、2週間、どこにいたのだろうかね?私:ウグボグ水兵は品川駅でこのタクシーに乗り、横須賀まで乗ったというから、東京あたりを遊んでいたのかね。 それにしても、品川から横須賀までタクシーに乗るというのは、かなりのタクシー代になるね。A氏:新聞では、横須賀のタクシー運転手らに取材しているが、米兵のタクシー代の踏み倒しは結構あるという。 電車のある時間に長距離を指定されたら断っている運転手もいるという。 しかし、日本人でも踏み倒す者がいるとも言っているね。私:朝日新聞は社説でもこの問題を扱っていたね。 脱走兵を何故、日本の警察にも連絡しなかったのかというのを問題にしている。 米軍は3月10日に脱走兵として認定しているから、9日間の空白があったわけだね。 ところで、俺が興味があったのは、ウグボグ水兵の国籍だね。A氏:ナイジェリア国籍だね。 米国の永住権はあるらしい。私:これは「ルポ・貧困大国アメリカ」でふれているが、米軍の兵員不足を補うための2002年のブッシュ政権の2つの法案と関係するね。 1つは、新しい教育法である「落ちこぼれゼロ法」、もう1つは、入隊と交換に市民権を与えるという新しい移民法。 ウグボグ水兵はアメリカ国籍をほしかったので入隊したのだろうか。 そうでないと22歳の彼に待っているのはワーキングプアの運命なのかもしれない。 陸軍に入っていたら、イラクかアフガニスタンに行って、命を落としていたかもしれない。A氏:横須賀市のタクシーは客との間を仕切る「安全板」の設置を拡大するという。私:かってのニューヨークのタクシー並みになってきたね。 しかし、日本の海軍もイージス艦をはじめとする不祥事があり、アメリカ海軍にもこの不祥事だね。
2008.04.04
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私:タイトルからすると、中身は「仕事」より「労働とは」といった内容だね。 労働時間、残業、賃金など、広く浅くふれている感じだね。 あまり知的興味をそそるものはなかったね。A氏:仕事には、それを通じて人間として成長する側面があるのは常識だね。 しかし、一方でそれを強制と感ずると逃げたくなる。私:この本は「労働」という考えが時代とともに変わってきていることを述べているが、これは工業社会になってきたときの特徴だね。 そして労働の結果を消費するのも労働者だね。 しかし、労働の結果を限定的にしか消費できない労働者もいる。A氏:君のブログの「チョコレートの真実」では、チョコレートの原料であるカカオを作っているアフリカの少年は、一生、チョコレートを口にすることはないという。私:ところで俺たちが若い頃は残業が当り前だったね。 この本でも日本の労働時間が長いことを述べているが、しかし、高度成長とともに、時短が進み、週5日制が普及するね。 これをこの本ではあまりふれていないね。 一時的に日本の労働時間は減ったのではないのかね。 そして、逆に、今はまた残業が増加しているようだ。A氏:近代工業化社会で「労働」の考え方は大きく変わったね。 さらに、肉体労働の機械化、自動化、頭脳労働のIT化で単純労働が増加する。私:熟練を必要とした労働も分析され、機械化される。A氏:回転寿司も握りはロボットで、それに付随した単純労働を人がやる。 こういう労働で人は成長するだろうか。 しかし、単純労働のパートの女性が社長になった例もあるしね。私:労働はカネを得るための苦役だろうが、反面、自分の夢を実現できる場でもある。 それを苦役と割り切れるかどうかだね。 日本人は伝統的に労働で得たカネを投資にまわすという発想がないのは、江戸の鎖国のような領土の拡大ということがなかったせいだという。A氏:ところで、プロ野球の桑田投手が引退する。 彼は、「あなたにとって野球とはなんだったのか?」というインタビューに答え、「私を育て、人生を教えてくれたもの」だと言っていたね。 ケガの厳しい多い労働をしながら、カネを得て、かつ、彼なりに人生を築いたのだろうね。 楽しかったこと、嬉しかったこと、反面、悲しかったこと、苦しかったこと、それが人生であり、それをなんとか切り抜けるのが人生だということを彼は学んだのかもね。 仏教では、四苦八苦というから苦しみのほうが多かったかもしれない。 しかし、200勝投手にはなれなかったけれど、インタビューで話している桑田選手の顔は晴れ晴れしていたね。私:桑田選手は、プロ野球という仕事を通じて、人間的に成長したのだろう。 彼の今後の半生は期待できると思うね。A氏:しかし、仕事を通じて誤った人生を送る人もいる。 サリン事件で殺人を犯したオウム真理教信者林郁夫は、父親が開業医であったので、子供のときの林郁夫は、毎月、保険の請求書にハンコを押すのが楽しみであったという。 ハンコを押すたびに、父がこの人を救ったと思っていたという。 自分も医者の仕事を選ぶ。 心臓外科の名医となって、多くの人の命を救うが、オウム真理教に入ってから次第に考えが変わり、殺人まで犯すようになる。私:複雑で深い問題でちょっとまとまりがつかないね。 この本もその深いところまで、まとまりがつかないで終わっているようだ。
2008.04.03
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私:昨日午後、東海地方に用事で行ってきたよ。 晴天で富士山の全景がくっきり見えて、実に壮大だったね。 昨夜は、東海地区に一泊して、今日、用事を済ませてきたが、途中、川岸に1キロくらい続く桜並木を車で走って見て来たよ。 東京、横浜と同じで、丁度、満開だね。 今、今日の用事も済ませて帰ってきたところだ。A氏:ご苦労さん。 ところで、朝日新聞朝刊の「天声人語」と夕刊の「窓・論説委員室から」の欄のスタイルが変わったね。私:1行の文字が、倍くらい増加したね。 幅は半分くらいになったので、縦長の欄になったね。A氏:ところで、3月31日の「窓」欄の記事でイラクの飲料水のことが書いてあったね。 イラク南部のサマワではユーフラテス川から飲料水をとっているらしい。 日本の陸上自衛隊が川の水の浄化施設を作ったという。 塩水を飲料水にする「逆浸透膜浄水装置」だそうだ。私:この装置の開所式に出席した日本人がこの浄化装置から出た水をコップで飲み干し、OKのサインを出したという。 ところが、この欄の筆者がイラクに行き、蛇口をひねって、手にとって口に含んだら「しょっぱい」という。 管理人に聞いたら「ここの水はきれいにしても飲めない」という。A氏:住民の多くは洗い物にしか使っていないという。 住民は「飲み水に困っているのに、なんでこんなものを日本は作ったのか」といぶかっているという。私:これが事実とすると、日本の自衛隊は何のために行ったのかね。 このユーフラテス川の水源はトルコでシリアを経由してイラクに来る。 トルコは多くのダムを作っているので、この川がイラクに来る頃は、かなり汚染されているという。A氏:それは君のこのブログでふれているね。私:自衛隊のイラク派遣は、アメリカ支援のジェスチャーだけだったのかね。
2008.04.02
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私:ペリーズのマヤ人のカカオ豆に目をつけたのはチョコレート大手企業のハーシーが早かった。 アメリカに近いし、政治も安定している。 1980年代後半、ハーシー社とベリー政府は共同で「カカオ促進プロジェクト」を推進する。 カカオ生産促進のために、農民は農薬が必要となり、農薬の負担とともに環境問題を起こす。 1990年代初めハーシー社による交配種が収穫時期を迎えたとき、カカオ豆の相場は急落した。 農民は債務を抱えることになった。 マヤ人は他の農産物の収穫で借金を返さざるを得なくなった。 マヤ人の祖先が2000年前に育てた奇跡の作物カカオで貧困を脱するという夢は崩れたかにみえた。A氏:コートジボワールと似ているね。私:クレイグ・サムズは1960年代、アメリカ生まれのイギリス人で、環境意識の高い消費者に売れる新商品を模索していた。 サムズの妻、フェアリーは「オーガニックチョコレート」を考案し、ブランド名称を「グリーン&ブラック」とした。 「オーガニックチョコレート」の原料探しは難航した。 最初は、アフリカからカカオ豆を入れて、環境にやさしい高級チョコを作って売り出した。 しかし、アフリカの政治情勢の不安定から、1993年に材料供給が停止した。A氏:そこで供給が安定しているマヤ人のカカオ豆が登場するわけか。 そして、マヤ人側には、昨日のブログでふれたハーググローブが登場するわけか。私:グリーン&ブラック社は「マヤ・ゴールド」というブランド名で売り出す。 そして、児童労働、奴隷制が使われていない「フェアトレードの認証スタンプ」が商品に表示される。 「マヤ・ゴールド」は1994年3月に発売された。 「オーガニックチョコレート」であるばかりでなく、イギリスで最初の「フェアトレード基金」のロゴがついた製品となった。 マヤ人は伝統的な栽培方法に戻り、化学薬品を使わずに栽培した。 こういう「緑」の商品を大手企業は軽視していたが、多くの消費者が大量生産品に代わるものをもとめるようになってきたことを知って、大手企業は動き出す。 2005年、多国籍企業キャドバリー・シュウェプス社はグリーン&ブラック社の株式の過半数を取得する。A氏:グリーン&ブラック社の今後はどうなるだろうかね。 それはマヤ人の生活にもかかっている。 殺虫剤を使わず、子どもたちを学校へやれるというのは以前の経験よりはいいが、後、どのくらい続くだろうかね。 多国籍企業の市場原理の餌食にならないだろうかね。私:著者は最後にこう言っているね。 「著者が取材であったアフリカのマリー人少年は仕事と冒険をもとめて隣国のコートジボワールに行き、人生の一部をカカオ農園の強制労働に費やした。 何百人という子どもを奴隷にするというコストがチョコレートに含まれている。 しかし、彼らは、チョコレートの味を知らず、これからも知ることはないであろう。 チョコレートの歴史は、何世代にもわたって、多かれ少なかれ、彼らのような人々の血と汗で書かれてきた。 未来を見通してみるとすれば、ずっと昔から続くこの不公正が正される見込みはほとんどない。」 この本を読んで、俺たちも「甘い」チョコレートを食べるとき、そのカカオ豆はどこから来たのか、児童が働くカカオ農園の「苦い」イメージを想像することになるね。
2008.04.01
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