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私:この1時間のテレビ番組の後半の「極論」は「ニ酸化炭酸ガスは地球の温暖化と関係ないし、むしろ将来は寒冷化する」で、東工大の理学博士丸山茂徳氏が出演。 氏は、8億年前の地球は今の50倍の二酸化炭素で囲まれていたが、地球は寒冷期であったという。 この40年間で二酸化炭素ガスは大きく増加しているが温度は上昇していないという。 A氏:反論者側の気象予報士の森田正光氏は、100年間では0.7度上昇していると反論するね。 私:しかし、丸山氏は雲の活動を研究している学者によると雲の活動で、温度が上がることはあるというが、二酸化炭素との関係はないという。 むしろ、地球は今氷河期にあり、夏がより暑く、冬がより寒く、異常気象が多いというのは、地球の寒冷化の兆候であるという。 太陽活動の低下、過去の気候データから、2020年から気温は低下してくるだろうという。 A氏:人が生活するにはむしろ寒冷化の方が困るね。 私:石原伸晃環境大臣も出演したが、科学者でないので反論はできなかったね。 丸山氏の論が優勢だったね。 司会のたけしは、時間が足りないので再度、きちんとやりたいと言っていたね。 A氏:君のブログの「『地球温暖化』論にだまされるな!」1、2、3、というのが、丸山氏の著書だね。 私:これが発行されたのが2008年だから、以来、世の中、どんどんだまされている。 テレビでも丸山氏は「人間の歴史の中で非常に大きな汚点」と言っている。
2014.01.31
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私:このテレビでは「極論」として「炭水化物は食べるな」というのと「二酸化炭酸ガスは地球の温暖化と関係ないし、むしろ将来は寒冷化する」という2つを取りあげているね。 A氏:「炭水化物は食べるな」というのは俺がやっているいわゆる「糖質制限食」のことで興味があったのでこの番組は見たよ。 私:今日はまず、「糖質制限食」のほうをとりあげよう。 「糖質制限食」を推奨する医師として夏井睦氏が出演。 これに反論する立場の人として、医師でよくテレビに出る医療ジャーナリストの森田実氏と川崎南部病院健康管理センターの仲真美子氏が出演していたね。 A氏:夏井氏は「炭水化物が人類を滅ぼす・ 糖質制限からみた生命の科学」という本を出しているね。 今朝の新聞広告で「『たけしのTVタックル』に著者出演後、大反響・あれよあれよと13万部突破」とある。 私:「糖質制限食」ほど、医者によって賛成派と反対派と明確に分かれる議論はないね。 反対派の森田氏は、非常識だというように強く反論していたね。 夏井氏は、自らも「糖質制限食」をしていて健康に効果的なことは体験しているという。 A氏:「糖質制限食」批判でよく指摘されるのが、脳は糖(特にブドウ糖)を栄養素としているので、脳の働きに悪い影響をあたえるというものだね。 これについては、夏井氏は、ブドウ糖は体内で作られるので問題無いとしているね。 夏井氏は、言わなかったが、別の「糖質制限食」派の医師の説明では「現代の医学では、血中の糖が著しく減少すると体内脂肪が分解された『ケトン体』が脳のエネルギー源として使用されていることが分かった」という。 そして脳の神経細胞も『ケトン体』のほうがエネルギーにしやすいという研究もあり、「糖質制限食」は脳に問題ないとしているね。 これは「糖質制限食」推進派の常識になっていて、脳とブドウ糖の関係は40年前の古い医学だという人もいるね。 私:その議論はこのテレビでは出なかったね。 森田氏は都立国際医療センターで調査したデータをフリップにしたものを出して反論していたね。 それは「摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じて10のグループに分け、5~26年の追跡期間中、計約1万6千人が死亡していたが、糖質の割合が最も少ないグループの死亡率は、最も多いグループの1.31倍で、統計上の明確な差がでたという」ものだ。 これから長期の「糖質制限食」はよくないというものだね。 A氏:ところが、夏井氏は、そのデータは信用出来ないとして反論したね。 データの取り方に問題があるという。 残念ながら、その問題の詳細については時間がなく、あいまいに終わったね。 私:この「極論」は医学の専門家の中でも結論がでそうにないね。 明日は、もう一つの「極論」・「温暖化と二酸化炭素は関係ない・地球は寒冷化する」に移ろう。
2014.01.30
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私:警察は製造のロット番号、服装と作業靴にマラチオンが付着していたことなどから犯人を絞り、逮捕にこぎつけたね。 A氏:農薬混入は意図的な行動だね。 逮捕者はこの冷凍食品会社に勤める前に、ある部品工場に働いていたという。 その工場では、良品箱に不良品が混入しているというトラブルがあった。 それは誰かが意図的にやったとしか考えられなかった。 そこで、見張っていたら、彼が混入していた現場を見つけ、現行犯でつかまえたという。 それで解雇された過去がある。 私:それで20年位前のある自動車部品工場のことを思い出した。 その工場現場を昼休みに歩いていたら、一人の中年女性が、現場で昼食をとっていた。 なんで食堂で食事を取らないのか聞くと 「皆、食堂に行って誰もいなくなると、誰かが良品の箱に不良品を混ぜるおそれがあるからだ」 と言っていた。 その工場では得意先から不良品混入のクレームがときどきあり、どう考えても原因がわからず、困っていたんだね。 そこで現場の女性リーダーが自発的に見張り番をするようになったんだね。 A氏:この問題になったアクリフーズ社の工場の衛生管理は特に問題はなかったが、作業者のマネジメント面で弱点があった点が指摘されるのではないかね。 この工場の映像をテレビ報道で見ると、入り口に大きく「ISO22000認定工場」とあったね。 私:ISO 22000は、消費者への安全な食品提供を可能にする食品安全マネジメントシステム(FSMS)の国際規格だ。 ISO 22000審査により審査機関よりお墨付きをもらうことで、マネジメントがしっかりしており、食品の安全な提供にまつわるさまざまなリスクを低減し、顧客からの信頼を獲得できるというものだ。 アクリフーズ群馬工場は2009年にISO 22000を認定されている。 審査員は今回のような作業者に対する工場のリスクマネジメントを審査で指摘しなかったのかね。 審査機関は認定を取り消すかね。
2014.01.29
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A氏:食糧から見て、アフリカ製造業が先進国から移転して開発経済が離陸するのはむずかしそうだね。私:今、アフリカは資源の高騰で潤っている。 この資源ビジネスの伸びが止まっても、人口増による内需拡大が望めるという見方がある。 しかし、平野氏はこの楽観的な見方はとらないという。 人口増で食糧不足。 穀物の自給体制ができない限り、GDPは低いのに人件費は高いという、アフリカの弱点は解決しない。A氏:日本はアフリカに国際協力(ODA)をさらにすべきかね。私:平野氏は、3.11で東北の災害があるから、税金の使い方の優先順位があるという。 これが平野氏の「第3の視点」だね。 国際協力(ODA)をやめてしまえ、ではなく、東北復興を視野に定めた上で考えるべきだという。 経済進出を足がかりに国際協力(OAD)をやるという、従来と逆に進めるべきだという。 実際に、日本は、1990年代ODAで世界1位であったが、2000年代に米国がトップに返り咲き、日本は厳しい財政難を背景にODAを抑制し、欧米に大きく水をあけられる格好となり、現在、米英独仏に次いで第5位になっている。A氏:東北の復興予算は5年間で25兆円。 これに対し、安倍首相は官民連携により、今後5年間で最大3.2兆円をアフリカに支援すると表明し、 1.4兆円は政府開発援助(ODA)を充てるという。 復興に差し支える額ではないと思うがね。私:3.11に関連して平野氏の見方と違った事実もある。 ウィキペディアにあったので、引用しておく。「東日本大震災において、日本は先進国のみならず、開発途上国も含めた世界各国から多大な支援を受けた。 このことは、これまでの日本のODAの成果として受け止められ、ODAに対する肯定的な見直し・評価へとつながり、2011年10月28日に発足した国家戦略会議でも、閣僚及び民間議員の双方からODAの重要性が指摘された」 東日本大震災では,ブータン,スーダン,タンザニア,カンボジア,エチオピア,東ティモールなど後発開発途上国17か国からも次々に義援金が届き、これらの国々は,深刻な貧困に直面しているにもかかわらず国をあげて日本の復興を支援し,祈ってくれたという。 ODAは「情けは人のためならず」だね。
2014.01.28
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私:「2つ目の視点」はアフリカ農業だ。 実は、これがアフリカの工業化の道の足を引っ張っている。 アフリカの工場発展について、平野氏は東南アジアと根本的に事情が異なっていて、最大の違いは人件費が高いことだという。 東南アジアより生活にお金がかかる。 アフリカでは空港からホテルまで下手すると日本より高くつくことがあるという。 原因は主食、即ち食糧が自給できないので物価が高い。 農業の発達の遅れが、アフリカの物価高、高い人件費を招いている。 東南アジアのような「緑の革命」がなかったんだね。A氏:乾燥した土地が多いので、主食もアフリカ各国は輸入に頼るから割高になるんだね。私:アフリカは道路整備が悪いから物流コストも高い。 だから、今のアフリカは生産拠点としては不適切だという。 南アフリカのコストはタイの3倍、生産性は3分の1だという。 また、アフリカ人の労働者は病気による欠勤が多いという。 栄養状態が悪いので感染症にかかりやすいからだ。A氏:中国はどうするんだろう。私:国内工場をアフリカに移転しようとしており、それを本気にやろうとしているのは中国だけだという。 中国の国内の人件費は急速に上昇している。 このため、中国は350万人の製造業雇用をアフリカに移転する計画を持っているという。 世界銀行と共同で検討しているプロジェクトだという。 アフリカの貧困層の8割は農村にいるが「緑の革命」がないから生産性が著しく低く、そのため経済成長しても貧困がなくならないのだという。A氏;しかし、こないだ君のブログで扱ったモザンビークの「プロサバンナ計画」やビル・ゲイツが高く評価していた「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」活動などは「緑の革命」促進になるのではないのかね。 CARDは2008年にスタートしたが、徐々に成果を上げ2018年までの10年間で稲作の倍増が期待されているという。私:その話もこのインタビューではふれていない。 とにかく農業技術面で日本の活躍が期待されるね。 明日は「3つ目の視点」の3.11に移ろう。
2014.01.27
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私:池上彰氏がインタビューする人はアジア経済研究所上席主任調査研究員平野克己氏だね。 アフリカ研究の権威だという。 3つの視点とは「中国」「食糧」「3.11」だね。A氏:アフリカ経済の理解には中国の動きを理解するのが早道だとこのブログの「経済大陸アフリカ」でふれているね。私:したがって、このインタビューも、「第1の中国の視点」で始まる。アフリカビジネスが世界中に盛り上がった時期、日本は平成の不況で2007年頃、2年遅れでスタート。 欧米とともに中国の急激なアフリカ進出に刺激された。 中国進出は資源の確保と中国企業のアフリカでのサバイバルだという。 中国製品はアフリカ消費市場の2割を占める。 これがアフリカでの消費爆発を起こしている。 代表的な製品は携帯電話だ。A氏:基地局などはどうしたんだろうね?私:携帯電話販売と並行して同時にアフリカ各地で基地局も中国資本が作った。 そのため、現地の技術者養成を1990年代からやっていたという。 それに中国はインフラ整備をどんどんやっている。A氏:たしか、中国はODA国でないから、開発支援投資でも自国の業者をどんどん使えるが、日本は自国の業者の利益になるような投資は控えているから、アフリカ現地に業者がないと資金援助だけだからだめだね。 その点、中国は自国の資本や労働者を使って道路、パイプライン、火力発電所を作れる。私:その日本の不利な点をこのインタビューではふれていないね。 とにかく中国のおかげで道路ができているから自動車も売れる。 日本の対アフリカの輸出の半分以上は自動車だが、道路があるからだ。A氏:ということは日本の自動車が今後、アフリカ市場に売れるかは「中国次第」ということか。私:日本のアフリカ政策は日中関係の枠組みに含まれる。 靖国参拝はアフリカへの日本の自動車輸出に関係するかもしれないね。 このインタビューではそんな話はしていないがね。A氏:このまま行けばアジアのようにアフリカは世界の工場になるのかね。私:それはアフリカ農業とからんでいるので、明日は第2の視点・農業の話に移ろう。
2014.01.26
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私:ピル・エモット氏はジャーナリストで英エコノミストの元編集長で東京支局長を経験した知日派だという。 安倍晋三首相が昨年末、靖国参拝する前までは、2014年に安倍首相と日本が果たす役割への「楽観と称賛」が期待できたが、それが、靖国参拝で「懸念と苛立ち」に変わったという。A氏:長年、世界は日本の経済と政治の弱さに嘆き、特に東日本大震災で断固たる態度を求めた。 それがアベノミクスの誕生で海外の日本のイメージが、強いリーダーを得たことで一変した。私:安部首相はナショナリストで外交政策ではタカ派と知られていたが、2013年上期までは、中国の圧力にさらされていた東南アジア諸国から歓迎されていた。 しかし、その後、いろいろな疑念が芽生えてきた。 1つは韓国との関係悪化だ。 2つ目はアベノミクスだ。 これは真の構造改革を始められないという懸念がある。A氏:日韓関係の悪化は特にワシントンで懸念されている。 それが靖国参拝でさらに悪化した。私:韓国とのにらみ合いと靖国参拝が暗示することは、日本が強くなったのではなく、かっての弱さを引きずっているという事実だとエモット氏は指摘する。 靖国参拝で尖閣諸島問題に世界が日本に寄せた共感は高まるどころか、崩れ去った。 中国は建前では反発しているが、内心ではほくそ笑んでいるとエモット氏は言う。A氏:安倍首相になって、多くの外国政府や海外投資家は、彼の国粋主義的な態度を黙認した。 アベノミクスに役立つと考えたからだ。私:その黙認にも限界がある。 時を過ぎ、アベノミクスが金融政策以外はほとんど中身が無いことが明らかになってきたという。 新しいのは「金融の矢」だけだった。A氏:円安で大手輸出企業は利益をあげた。 株高ではハゲタカファンドの流入のせいだが、日本投資家は売りで潤っただろうね。 しかし、それらは「金融の矢」だけの効果だね。 事実、 自動車は円安で利益を出したが、半分は海外生産で台数はそんなに増加していないね。私:だからといって、アベノミクスが必ず失敗するとは限らない。 理論上、安部首相の言う好循環が始まるかもしれない。 しかし、「金融の矢」だけに頼るのは賭けであり、それは日本の強さでなく弱さで、今年は世界は主に、この日本の弱さに気をもむことになるだろうと、は最後に述べている。 今日から国会が始まり安部首相は「経済の好循環」、すなわち、企業収益の増大による雇用拡大、所得上昇、それによる消費増加、景気回復という循環を強調する。 4月の消費税増税を控え、この好循環が生まれるのか。 施政方針演説には、農政の大改革を進めるとあったが、経済成長の3本目の矢が具体的になかったのは、エモット氏の言うように「懸念」を感ずるね。 2014年になって、安倍政権も外交問題では靖国参拝で中国と韓国との関係が米国がからんで複雑になったこと、国内問題では名護市長選挙での敗北、都知事選での小泉純一郎元首相の反党行動があること、など、いろいろ問題が出てきたね。A氏:そうしたら、22日のダボス会議で、また、わざわざ言わなくてもいい「第1次世界大戦前の英独関係」にふれ、世界中に新しい懸念を起こしている。 中国はまた、内心でほくそ笑んでいるね。 外交が下手だね。 エモット氏の言う新しい「懸念」が生まれたね。私:とりあえず、もうすぐ行われる大きな問題は都知事選での民意だね。 これは安部首相対小泉純一郎元首相の戦いになってきたね。
2014.01.25
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私:ダニエル・ヤーギン氏は、エネルギー問題の世界的な権威として知られているね。 このブログでは以前「新エネルギー 原子力の次にくるもの」という氏の寄稿文をとりあげたね。 氏は、21世紀に入っての最大の技術革新はシェールガスの採掘技術で、同じ技術でタイトオイルという石油も採掘されている。 2008年以降、米国の天然ガスの44%をシェールガスが占め、これにより、価格は欧州の3分の1、アジアの5分の1だという。 タイトオイルも56%増となり、これはOPEC12カ国中、8カ国の年間総産油国量を上回る。 数年以内には、サウジアラビアとロシアを抜き、世界最大の産油国になると予想される。A氏:ガスだけでなく、石油もシェール技術で増産とはすごい技術だね。私:米国はシェールガスのおかげでLNGを輸入しなくなったので、輸入が年間1000億ドル減少した。 さらに石油のほうも1000億ドルの輸入減となっている。 これらのシェール革命で200万人以上の雇用を生み出した。A氏:日本のアベノミクスの3本目の矢でそういう技術革新が生まれると経済は成長するのだがね。私:世界経済への影響も大きい。 米国のLNG需要をねらって世界各国でのLNG産出拠点開発は、米国のLNGが自給自足できるようになったので、売り手を失って市場にだぶついた。A氏:日本は東日本大震災で発電が火力に頼るようになったが、幸い、このだぶつきで日本は偶然救われたことになるね。 シェールガス様々だね。私:中国も米国の成功を見て自国に眠るシェールガス開発を優先政策とした。 中国は大気汚染問題からしても、石炭から天然ガスに早く切り替えたい。 ところで、米国はシェールガスエネルギーにより、製造業のエネルギーコストが低減し、強い国際競争力を得た。 中国の国際競争力も低下し始めた。 欧州も米国に製造業が移転することを警戒している。A氏:特にドイツはGDPの半分を輸出に依存しているので、エネルギーコストの高いドイツの競争力が低下して、世界のシェアを失うおそれがあるね。私:イランが軟化したのも、米国の石油増産でイラク産石油の強みが弱まったからとも言える。 しかし、米国が中東政策から手を引くことは考えられないという。 タイトオイルの生産が拡大する前から、ペルシャ湾岸産の石油が米国の総供給量に占める割合は10%程度に過ぎなかったという。A氏:世界の経済と政治における石油の重要性は続くから、中東の重要性は続くし、米国も戦略上、中心的な位置はを占め続けるだろうね。私:シェール革命が米国に新たな回復力を与え、世界における米国の立場を高めている。 米国によるシェールガスとタイトオイルの資源開発は、技術革新がいかに世界の経済力、政治力のバランスを変えることが出来るかを、改めて示す事例となったとヤーギン氏は言う。 2014年は、それによる具体的な出来事が世界で起きることが予想されるね。
2014.01.24
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私:コラムニストであるトーマス・フリードマン氏が、新刊「ザ・セカンド・マシン・エイジ(第2次機械化時代)」(未邦訳)についてふれているね。 この本はアメリカのマサチューセッツ工科大学のエリク・ブルニョルソン氏とアンドリュー・マカフィー氏の共著だという。A氏:俺も興味を持って読んだが、「第1次機械化時代」は、1700年代後半に蒸気機関とともに産声をあげた産業革命であるという。 「人間の力を増大させるための動力システムの時代」だったという。私:「決定を下す人間を必要としていた」という。 自動車ならドライバー、航空機ならパイロットだね。 だから、人間の労働力と機械は補完的な関係にあった。 しかし、「第2次機械化時代」では「動力の用途を決定する制御システムの多くを自動化し始めていて、多くの場合人間より的確な判断ができる」という。 ロボットだね。 自動車だって、ロボットが危険を察知して人より先にブレーキをかける。 人間と機械は補い合うものでなく、ますます置き換わるようになる。 著者によると「指数関数、デジタル、組み合わせ」の3つの大きな技術的進歩のためで、進歩が急激な変化を起こし始めたという。 スマホもどんどん進化している。A氏:チェスも将棋も囲碁も人工知能の研究が進んでいるね。 日本でこないだある研究所で、東大入試を人工知能で解く実験を行っていたね。私:「第2次機械化時代」の我々世代は、あまり人間に頼らず、より多く技術に依存することで世界を良くする(あるいは破壊する)という、かってない大きな力を手にするだろうという。 破壊といえば無人攻撃機がいい例だね。A氏:こないだ君のブログの「シリコンバレー4.0・変貌する革新の聖地」に関連するが、ここに登場するベンチャーたちが「第2次機械化時代」の中心となるだろうね。 すでにグーグルは自動化、ロボット化に力を入れている。私:著者は人間の労働の重要性の見直しをこの著書で提案しているようだね。 そのため、見直すべきことはたくさんあるとしているね。 不況による雇用不安だけではない。 働く場のあり方を一変させる技術ハリケーンのまっただ中にいるのだね。 しかも、その勢いは倍増し続けているとしている。 邦訳されたら読んでみたいね。
2014.01.23
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A氏:今朝の朝日新聞の一面トップは「改ざん 保線部署の7割・JR北、組織的・常態化」という大見出しだね。 このブログではこの問題の知的街道ができているね。 「JR北海道の保線問題」、「JR北海道・非常ブレーキ事故の原因」、「また、JR北海道の報道問題」、「北の鉄路に潜むもの」、「JR北海道、また保線問題」、「脱線直後 数値改ざん・JR北海道」 「改ざん」体質は、上記のブログ「脱線直後 数値改ざん・JR北海道」にある通り、国鉄時代から「マルにする」という隠語で伝統的にあったのが、その後、続いていたことになるね。私:国交省の監査やマスコミのツッコミの甘さは、保線現場の日常管理に下りていないことだね。 線路の点検のチェックシート内容も登場しない。 これは「野帳」というらしいが、これが最初から登場しない。 「野帳」に正直に基準外のズレが測定された記録があったのか。 測定者のサインはあるのか。 その「野帳」の記録を確認した上司の責任者のサインはあるのか。 そもそも、実行可能な内容をチェックし保線計画を責任者が承認し、その承認したものが計画通り実施されたかを記録で確認するという、地道な基礎的な管理サイクルの追及が欠落している。 それは保線課長の責任なのか、保線局長の責任なのか、組織の職務分担のどこに問題があったのか、を追求せず、問題を民営化のせいにしてぼやかしているね。 組織の役割分担を決め、確立し、それを運営すべきなのは経営者である社長の責任なのに、今の社長は他人事のように報告しているだけ。 経営者としてシロート。A氏:要するに、保線現場の管理者と保線作業者を結ぶ記録と責任分担が全く登場しないことだね。私:「改ざん」は管理職の指示や本社社員の関与など組織的で、担当者間で「改ざん」の手口など引き継ぐなど常態化している事実がわかったわけだが、今頃、分かったのは、国交省の監査も甘いね。 今まで、長年、どういう監査をしていたのかね。 保線記録の原点は「野帳」だ。 これを監査で全部見ていたのかね。 そしてサンプリングでもいいから、「野帳」通りか現地実測することだね。 次に「野帳」通りにコンピュータ入力しているかをチェックする。 入力者のサインを確認する。 今回、「野帳」を意図的に廃棄していたところがあったようだが、明らかに「改ざん」していることを自白しているようなものだね。 きれいに整理されたコンピュータのデータ等を机上でチェックすることが監査なら、それは野暮な監査だね。 意図的な「改ざん」など発見できない。私:それに今までマスコミの報道では、現場責任者の職務責任、すなわち、監督責任が管理局長なのか、課長なのか、出てこなかったね。 現場のマネジメントの姿が出てこない。 今度の国交省による解雇などの処分でようやく保線所長、保線管理室助役、保線課長などの現場責任者名が具体的に登場したね。 国交省は悪質な「改ざん」には刑事告発も検討しているという。 しかし、毎日の保線計画を作る「責任者」を決め、その「責任者」が作業者の報告により進行を管理し、問題があるときは上司や関連部門と協議して対策する。 この現場管理の原点が今も毎日できていなければ、国交省がいくら処分しても、社長がしっかり安全管理をやりますといっても、現場は空転するね。A氏:ところで、JR北海道では2011年に当時の社長中島尚俊氏が自殺している。 さらに、「院政」をしていたという元社長の坂本真一相談役が今月15日、海で遺体で発見されたという。 何か、陰鬱な気分になるね。私:今の野島誠社長は、健康でないのかよく入院するが、弱々して暗い。 これから強力に体質改善をやるというのにしては、イメージが良くない。 国交省は、JAL再建の時の稲盛和夫氏のように、外部から適任者を経営陣に派遣すべきではないかね。 それが国交省の責任のとり方ではないかね。
2014.01.22
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私:昨年12月10日に発売された「文藝春秋」新年号では「世界が驚愕した日本人54人」を特集していたね。 名前を見るとほとんど知っていたが、クオリティー・エレクトダイナミクス(QED)社の創業社長の藤田浩之氏(47)については知らなかったね。A氏:俺も知らなかった。 大体、QEDという会社も知らなかったね。私:ところが、2012年1月24日のオバマ大統領の一般教書演説に、故スティーブ・ジョブズ氏夫人とともに藤田社長は招かれていたという。 この教書演説でオバマ大統領が米国の製造業の重要性を述べたので、その関連だろう。A氏:QED社はMRIの中核部品の製造会社で、2006年に米国オハイオ州クリーブランドに藤田氏が4人の仲間と起業。 今では従業員130人、2012年末の売上は約24億円で9割は輸出だという。 大統領の米製造業の復活で雇用と輸出増の政策にピッタリのモデルだね。私:オバマ大統領からは「苦労もあったでしょうが、雇用と輸出の拡大に貢献してくれました」と労いの言葉をもらったという。 2009年には、雑誌「フォーブズ」の「米国で最も有望な新興企業20社」選ばれ、藤田社長は2013年3月米商務省の製造業評議会政策顧問(全米で26人)に就任している。A氏:藤田社長の半生は波瀾万丈でアメリカンドリームを見るようだね。 東大入試に2回続けて失敗し、早大理工学部に入ったが、先が見えず、父の勧めで米国に短期留学をした。 そして米国の広さと自由を実感し、早大を中退し、20歳で米国に渡った。 物理と数学を痩せるほど猛勉強したという。 物理学で博士号をとり、医学工学分野に進み、大学でMRIの研究をする。 企業経験をしてから起業する。私:興味があるのは、藤田社長の経営手法だね。 米国流と異なる。 開発から生産まですべて自社でこなす。 アップルのようにコストを考え生産を外注する方法ではない。 本社はワンフロワーで同じ建物に営業や管理部門と製造ラインがあり、どこからも見える。 社長室はあるがドアは開け放し。 経営陣と現場が一体で、どこで問題が起きても手に取るように分かる。A氏:トヨタ生産方式で言う「目で見える管理」だね。私:米製造業の衰退は、MBAを取得した経営幹部が、現場から離れたところで戦略を練り、マネーゲームにうつつをぬかしたからだね。 その逆の道を藤田社長は進む。 株式を公開する予定もない。 藤田社長のやり方は日本の伝統的なやりかただが、日本ではコスト面で国外に製造現場をもっていってから、製造現場が離れ、その伝統が崩れてきたね。 ものづくりの原点は、つねに設計者とものを作る人が同じところにいて、いつもコミュニケーション出来るところでないとだめだね。 それにしても、米国に日本人が日本のものづくりの精神をもちこんだとはね。 誇るべきことだね。
2014.01.21
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私:この特集のトップにまず、衝撃的な数字があげられている。 企業がどれだけ活発かを示す「総合企業活動指数」で世界68カ国中、日本が最下位だということだね。 しかし、革新の地の代名詞のように言われてきたシリコンバレーが、それがさらに躍進をしていて、4.0の段階になったと言う。A氏:グーグルが無人運転やロボットなどの長期的な研究開発に舵を切ったね。 グーグルは東大発のロボットベンチャー、シャフトを買収したね。私:シリコンバレーの変わり始めた点を5つあげている。 1.サンフランシスコ湾の南端から北への起業家の大移動 2.学生の起業家育成まで裾野が広がり起業支援の環境の拡大 3.交流が広がるコワーキングスペースの活況によるガレージから共有オフイスへ 4.クラウドファンディングの登場による資金調達の多様化 5.クラウドサービスによる起業コストの低廉化 そして、交通・食、金融、自動車、医療、レジャー、マーケット、法曹、物流・農業、教育など、あらゆる既存企業の技術革新がターゲットになっている。A氏:日本企業も再挑戦しているようだね。 ソフトバンクの孫社長は「世界のイノベーションの中心がシリコンバレー。そこに拠点を構えずしてどこに構えるのか」と言い本社機能の移転の可能性があるというね。 すでに日本企業547社が拠点を持つようになったという。私:シリコンバレーに向いている6要素をあげているが、日本はすべての面で米国に劣るという。 1.規制緩和は進んでいるか 2.スタートアップに有望な市場があるか 3.リスクを取る投資家がいるか 4.通信インフラが発達しているか 5.起業を応援する風土はあるか 6.優秀な人材はいるか この特集の最後に著名人が語るシリコンバレーの流儀をまとめている。 1.異質を交わらせる 「多様な人材が活力を生む」 2.まず形を見せる 「電気自動車のアイデアは古くからあったのに、なぜ誰も作らなかったのか。それをアイデアを実行することが、思いつくより難しいからだ」 3.スピード、スピード、スピード「 完璧を目指すよりまず終わらせろ」 4.裁量と責任を委ねる 「我々の唯一の信条は企業に魚を与えることではなく、どうやって魚を釣るのかを教え、自力で魚を釣れるようになってもらうことです」 5.挑戦を奨励 「小さな失敗を重ねて育てよ」 6.アイデアの芽を摘まない 「シリコンバレーの起業家やその支援者は、信じられないくらい楽観的で、自分たちが世界を変えられると信じています」A氏:いずれの要素に通ずるのは人と人との交流が起点だね。私:そのせいか、シリコンバレーのネット企業がどこか日本的な施策を充実させているという。 グーグルは社員食堂を設置し、フェイスブックは社員寮を用意したという。 スクェアは運動会を開催している。 シリコンバレーの本質はホンダの「ワイガヤ」という意外にも日本企業が忘れてしまった過去の施策の中にあるといえる。 昨日のブログでユニクロの柳井氏が言っていたように「眠っている97%の能力」を活かす場が必要なんだろうね。 しかし、そのためには、シリコンバレーの起業家の卵のようにタイムカードもなく、会議時間以外は、好きなランニングやヨガをやるという自己管理が必要だね。 1日24時間を有効に使うことだね。 月300時間働いても自分のためだから気にならないだろうね。
2014.01.20
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私:中国とユニクロの関係は深いね。 とう小平時代に開放政策を打ち出した頃、まず、品質が落ちる中国の繊維産業に日本から技術者を派遣してノウハウを教えたという。 中国人も成長したいという強い思いがあって、こちらの要求も素直に聞いてくれたという。 現在、ユニクロの生産の7割位は中国製だが、ユニクロの自社工場はなく、中国の工場に委託しているという。A氏:現在、ユニクロ関係の仕事に従事する中国労働者は100万人を超えているという。 年々、人件費はあがっているが、中国人は内陸や周辺国を開拓して生産地を拡大しているという。私:柳井氏は中国人を管理者として、うまく育て、使っているね。 柳井氏は最初、優秀な中国人を3人採用し、日本で研修させたという。 研修後、日本で経営幹部になるか、中国でユニクロのビジネスをやるかと聞いたら、3人とも中国でやるという。 その3人の中の1人が現在のユニクロ中国のCEO(最高経営責任者)だという。A氏:柳井氏は当初から、中国人に経営をまかせてきたんだね。私:ユニクロ中国は中国国民の生活向上のために働くので社内公用語も中国語だという。 柳井氏は外国人と仕事をするときには、たとえ反日感情の強い国であっても、相手の国に敬意を払うこと、そこの国の人々の生活を良くしようという意識を持つことだという。 稲森氏は、盛和塾を中国にも持っていて、中国の経営者と勉強会を開いているという。 中国企業では従業員の倫理観が低いという。 これが稲盛氏の哲学を知り、熱心に勉強するようになっているという。A氏:京セラではこの前の反日デモのとき、上海に数千人、広東省に約1万人が働いている工場があったが、社員は1人も参加せず、1分たりとも仕事は止まらなかったという。 京セラの考え方がよくわかっているので変なアジテーションに乗る人はいなかったという。私:ところで、柳井氏は、若い時、JALはエコノミーで安旅行をする乗客には全く相手にしてくれないので、嫌いだったという。A氏:稲森氏も、JAL経営支援に行った時は、最初、同じだったという。 JALの経営破綻は、経営者、政府や役人のせいだと皆、他人のせいにしていたという。 しかし、稲森氏は「今度は我々で立て直さなければいけない」と毎日のように言い続けたという。私:柳井氏は、社員に 「自分の能力を全然発揮していない。 人間は普段、自分の能力の3%しか使っていなくて、残る97%の能力は眠っている。 眠っている能力を覚ませ」 と言っているという。 そして、経営者はチームの先頭に立ってビジョンを示し問題があったら真っ先に飛び込む。 経営者がまず変わるべきだという。 ちょっと連想して思い出したんだが、JR北海道の社長はよく病院に入院しているね。 これでは先頭に立って、真っ先に飛び込めないと思ったね。 JR北海道の問題はまだ続きそうだね。 経営者は柳井氏の言葉を煎じて飲んでほしいね。
2014.01.19
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私:稲盛和夫氏は、京都にセラミックの会社を作ったのは1959年。 中小零最企業だった。 それが今は売上高が1兆円を超え、2014年3月期には1兆4千億円になる見通しだという。 新しいことをやるには、何事にもくじけない強い精神力がいるという。 それを貫いてきたという。 すでに稲森氏は名誉会長となり一線を退いたが、会社は「次は3兆円企業に」を目指しているという。A氏:俺も興味をもって、この対談を読んだが、柳井氏がユニクロ1号店を開いたのは30年前だという。 彼の実家は1階が店舗で2階が住居という商店街の小さな店だった。 それも炭鉱の町だ。 廃山でシャッター通りになったという決して恵まれた環境で育ったわけでない。 それでも「燃える闘魂」を持って頑張ってきたという。私:それが30年の間に零細企業から1兆円規模の会社に成長した。 2013年8月期の売上高は1兆円を超え、これから売上高5兆円の世界ナンバーワンの衣料品会社にする目標だという。 2014年はその第1歩だという。A氏:二人とも共通しているのは現在の日本人の覇気のなさを嘆いていることだね。 柳井氏は子供の頃、親と一緒の部屋で寝ていたが、夜、年末の資金繰りで両親が話し合っているのを聞いて、うちは大丈夫かと思うことが何度もあったという。 それが柳井氏の「原体験」だという。私:今はサラリーで毎月カネが入ってくる。 しかし、現実は、会社は何時潰れるかわからない。 店だって、何時閉店になつかわからない。 そういう現実感が希薄になっているという。A氏:要するに、みんなが「坊っちゃん」「嬢ちゃん」になってしまったという。 先進国の劣化、社会の成熟化のせいかね。 今の若者は「さとり世代」だというね。私:ところで、柳井氏は何より、中小企業や零細企業に頑張ってもらいたいという。 本田宗一郎、松下幸之助、アメリカのウオールマート創業者のサム・ウォルトンなど、世界で優れた経営者の本質は世界で変わることはないという。 それらを追求すれば、中小企業や零細企業でも世界的な企業になる可能性があるという。 ユニクロのように、炭鉱町の小さな商店が世界第4位のアパレル製造小売業になったんだから、できないはずはないとして、一人ひとりが気概を持って働くことが、日本再生の一歩だと柳井氏は言う。 2014年にはそういう企業がどのくらい誕生してくるだろうか。 安倍晋三首相の3本目の矢の「民間の爆発」が起こるだろうか。 明日はこの対談の後編で1月13日号の掲載だ。 中国との関係に話題が移る。
2014.01.18
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私:丹羽宇一郎氏は、例えば、20年後に向けて「原発ゼロ」を目指して、日本がリーダーとなって欧米、中国、アジア、中近東も巻き込み、全世界で原発を廃止すべきだという。A氏:しかし、現実は日本は、原発輸出に安倍晋三総理をトップにして熱心だね。私:丹羽氏は世界には400基あまりの原発が稼働中で、建設中や計画中の原発まで含めると約600基になるという。 50基ぐらいしかない日本が廃止しても意味が無いという。 ドイツは2022年までに原発ゼロを打ち出しているが、フランスの原発の電力を買っているという。A氏:それは違った事実があるようだね。 ドイツは電力を輸出したこともあるそうで、欧州は地続きだから、各国の電力の融通は盛んなようだね。 日本同様、資源のないフランスの原発依存度は75%以上だが、オランド大統領は原子力への依存度を50%にする公約を掲げているという。 太陽光発電や風力発電、地熱発電などをはじめとする再生可能エネルギーの利用も積極的に進めているという。私:丹羽氏は、そういう情報に疎いようだね。 ところで日本の周囲は海だから、自前で電力を作らなくてはならない。 原子力をやめれば、燃料は輸入の原油や液化天然ガスを使わないといけない。 中国や韓国より、3倍近い高い電気料金だという。 これは国際競争力をなくし、ますます、企業は海外に行くので雇用の空洞化がますます進むという。 日本だけ原発を廃止しても国益にならないという。A氏:だから、全世界で原発を止めないと国益にならないというわけか。 現に、今は日本は事実上原発ゼロだから、貿易収支は膨大な赤字になっていて、国益に反しているね。私:石油40年や石炭は120年と資源が有限だ。 そういういろいろの問題を配慮して、感情論でなく、民主的に議論すべきだという。 この丹羽氏の寄稿では「使用済み核燃料」の処分問題に一切ふれていないのが不思議だね。 小泉純一郎元首相の「脱原発」宣言のはもとも「使用済み核燃料」の処分問題から出ているのだから、ふれるべきだね。 都知事選の話題にまでなっている「脱原発」については、「賢人の警鐘」にしてはちょっと、議論の浅い寄稿だったのは残念だね。
2014.01.17
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A氏:今日の夕刊で2013年に自殺した人の集計が報じられていたね。 2万7196人で、前年より663人減だという。私:4年連続減少だね。 しかし、減少が少し鈍化している感じだね。 1997年まで年間の自殺者数が2万人の前半くらいで推移していたのが、1998年に一挙に3万人を突破して、3万5千人になろうとしたね。 「自殺者3万人元年」だね。 2003年には最悪の3万4427人というピークとなるね。 2010年から少しだが減少しだす。A氏:2012年の自殺者数は2万7766人となり、1997年以来、15年ぶりに3万人を下回った。 急に減少したのでなく、3年連続に徐々に減少し、それから、昨年で、4年連続で減少している。 しかし、依然として3万人近い数で、急激な減少ではないね。私: この問題はこのブログ「自殺のない社会へ」で詳しくとりあげたね。 この本によると1998年以後の日本の自殺の特徴は、「急増」「恒常性」「若年化」の3つの特徴があるという。 これは社会的、経済的な背景があることは明らかだ。 そこで、遅ればせながら、2009年、内閣府は100億円の予算を計上し、「地域自殺対策緊急強化基金」を創設。A氏:内閣府は4年連続の減少について「一定の効果が出ている」としているという。私:しかし、まだ、安心できないね。 2012年ではすべての年代で自殺は減少したが、2013年は70歳以上が増加に転じたという。 自殺者の年齢層に変化が出てきたのだろうか。 老齢化が進むと、別な自殺要因が増加しそうで、安心はできないね。
2014.01.16
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私:録画しておいたのを今日見たよ。 主に日本レスリングの活躍を中心にしているね。 主人公は2人いる。 一人は日本レスリングの総監督八田一朗氏で、1906年6月3日生まれ、広島県出身。 1929年(昭和4年)、早大柔道部の一員として米国へ遠征し、ワシントン大でレスリングと遭遇。 帰国後、レスリング部をつくり、大日本アマチュアレスリング協会(現日本協会の前身)の創設に尽力した。 1932年(昭和7年)のロサンゼルス・オリンピックにレスリング代表選手として出場している。 もう一人は1964東京オリンピックのレスリングのフリーフライ級の吉田義勝選手。 1964年、大学4年の時に全日本選手権で優勝したことで八田氏の指名で東京オリンピック代表に選出される。A氏:フリーフライ級には強敵ソ連のアリ・アリエフがいた。 アリエフは当時世界最強と言われ、3度世界のチャンピオンになり、日本選手は勝てなかった相手だ。私:これを仮想敵として吉田氏は技術的に工夫して猛練習する。 レスリングには当時、八田イズムという練習方法があった。 その理念は、大東亜戦争の敗戦にあるね。 八田氏は兵隊として中国の戦争に行くが、日本軍の間違った根性論にがっかりする。 一つは竹槍根性だね。A氏:銃後の老人に竹槍を持たせて根性を養うというものだね。 竹槍でアメリカの爆撃機B29が落とせるかと戦後言われたね。 それに妊婦も行う消火のためのバケツリレー。私:いくら竹槍をふりまわしても大東亜戦争には勝てなかった。 そういう根性論を八田氏は嫌った。 正しい技術の練磨と精神力が伴わないといけない。 正しいトレーニングを忘れているという。 そこから、弱い日本で強い外国に勝つための八田イズムが始まる。A氏:前回のローマオリンピックではレスリングの金メダルはゼロだね。私:1964東京オリンピックで八田氏は8個の金メダルを狙う。 初戦の吉田氏はアリエフと5回戦で戦う。 素早い動きでアリエフを封じ、アリエフが相手を引き寄せる際に踵に体重が乗る癖を見抜いて終了間際にアリエフのバックを取ってポイントを奪い、1-0で勝利。 決勝戦では韓国のチャン・チャンスンを下してこの種目で初めての金メダルを獲得する。A氏:日本レスリングは最終的に5個の金メダルを獲得するね。私:取得した金メダルは銀座の目抜き通りの宝飾店に飾り、スポーツで日本が世界に勝つことができることをアッピールしたという。A氏:敗戦で自信を失った日本人が自分をとりもどすための1964東京オリンピックだったんだね。私:当時のIOC会長だったアベリー・ブランデージ氏は、大会の始まる前にアジアで初めてのオリンピックの準備状況を視察に東京を訪問するが、日本側は自信なさそうであったという。 彼はそのとき「たぶん」という弱気の日本語を知る。 しかし、大会が始まると「すばらしい」という日本語を彼は知ることになる。A氏:敗戦で自分たちの弱さを知り、それをカバーして強敵の外国選手相手にスポーツで勝って金メダルをとったということは、1964東京オリンピックは日本の自信をとりもどした国家的な一大イベントだったんだね。私:それから日本は高度成長に突入し、経済大国に向けて走りだすね。 2020東京オリッピックは日本の歴史にどういう意味を残すだろうか。A氏:今朝の朝日新聞の「文化」欄にドナルド・キーン氏のインタビューが載っているね。 キーン氏は、3.11の東日本大震災を契機に、日本永住を決め、 2012年日本国籍を取得した。 このインタビューで氏は、東京五輪で国内は涌いているが、本来のオリンピック精神からかけ離れ、極端に多額のお金を使って人をびっくりさせるイベントになっているとして、どうしても日本でやりたいなら、東北でやればいいとキーン氏は言う。私:被災地ではまだ、仮設住宅で生活している人がいて「東北もう忘れたか」とキーン氏は言う。 ひょっとして、2020東京オリンピックは国レベルでは3.11の事故を踏まえた「脱原発」の節目のイベントになるのだろうか。 それとも3.11を忘れ「原発推進」となっているのだろか。 いずれにせよ、3.11が絡むような気がするね。
2014.01.15
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私:政府事故調と別に、もう1つの国会事故調がある。 田原総一朗氏は、その国会事故調の報告書の冒頭に原発事故の原因を「規制の虜」になったためと断定しているので、この「規制の虜」について聞いている。 国会事故調の黒川清委員長は 「国家は国民のためにいろいろ規制をする。 ところが原発の場合、規制される電力会社のほうが専門性があり、いろいろなノウハウもある。 電力会社の社員が選挙応援をしたり、天下りのポストを用意したりして、逆に東電に規制されてしまった。 『規制の虜』になってしまった」 と言う。A氏:結局、政・官・業・メディア・学者までが「慣れ合いの構造」、すなわち、「原子力ムラ」になっていたことだね。私:報告書には、福島の事故は天災でなく、人災であるとしている。 これについて黒川氏は「福島原発は津波や地震に安全でないことが分かっていたが、原発は安全で事故は起こらないという思い込みをしていた。 本当の安全を確保するよりも、原発を止めないことを優先した。 本来すべき安全性評価も手抜きしていた。 事故は対策していれば防止できた。 だから、人災だ」 と言う。A氏:「安全神話」かね。私:黒川氏は 「『安全神話』でなく、『安全願望』だ。 安全と思いこみたかった。 危ないこと、都合の悪いことは考えたくなかった」 と言う。A氏:この点で、原発の原因は、政府事故調の畑村委員長と国会事故調の黒川委員長の結論は見事に一致しているね。私:国会事故調の報告書は、今後、原発を推進すべきかどうかはふれていない。 しかし、黒川氏は、国際的に見て安全基準の甘さを指摘している。 特に地域防災計画の甘さを指摘している。 そして、黒川氏は 「世界は東電の能力や日本政府の考え方にかなりの懸念を持っている」 と言う。 田原氏が「日本の原発体制は何も変わっていないということですか」と聞くと、黒川氏は「変わっていないと思う」と答えている。 A氏:ところで、今朝の朝日新聞の「原発迷走」欄では、日本原子力学会も3月にまとめる原発事故報告書に「自由な議論ができる雰囲気に乏しかった」との反省を盛り込む考えだという。 しかし、メインの記事は「原子力ムラ」の復活を思い出させるね。 経産省審議委員会は政権交代で委員を入れ替え、原発ゼロを訴える委員は減った。 原子力規制員会の人事も変更になる可能性があるという。私:今のところ、原発の新規増設は官邸がブレーキをかけているが、学者や経営者15人で作る審議会「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」では新増設を匂わせる雰囲気だという。 今日の夕刊トップは11月経常赤字、過去最大とある。 1ヶ月で約6000億円のカネが外国に流れていった。 原油は前年同月比で34.9%増、液化天然ガスは37.4%増で火力発電が影響している。 円安になっているところに加え、燃料の輸入量が増えていることだね。 この傾向は当分続くね。 これは原発再稼働の圧力になるだろうか。
2014.01.14
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私:昨日の新年号に続き、1月10日発売の「文藝春秋」2月号からの田原総一朗氏の「ドキュメント・原発戦争」の連載2回目をとりあげる。 福島第1原発事故を受けて、事故の調査で2つの委員会が発足した。 1つは、政府事故調で、2011年6月政府に設置され、畑村洋太郎委員長以下10人の委員の構成。 もう1つは、2011年10月国会に発足した国会事故調で黒川清委員長以下10人の委員の構成。 田原総一朗氏は、まず、「失敗学」の畑村委員長に「福島原発事故という未曾有の『失敗』の一番の原因は何か」と聞く。 畑村氏は「一言で言えば自分たちの考える範囲を決めてしまって、その中でしか考えなかったことだ」 「自分たちにとって、つごうの悪い事実、あっては困る事実を見ようとしなかった」 と言う。A氏:報告書では吉田昌郎元所長は「設計基準を超える自然災害が発生することや、それを前提とした対処を考えたことはなかった」とあるそうだね。私:原発を推進する立場の資源エネルギー庁と、規制する立場の原子力・安全保安院が同じ経産省の中に同居していた問題は、そもそも、保安院は炭鉱事故の安全管理をするためにあったので、鉱山会社と協力しようという考え方の組織だという。A氏:そういう歴史的な経緯があったんだね。 いずれにせよ、独立した原子力規制委員会を設置したね。私:規制委員会を作ったから、それでいいということはないと畑村氏は言う。 絶対安全はないのだから、「危険だけど使う」というところから対策すべきだという。 だから、原発再稼働には地元住民が逃げる計画を作ることが先になる。 除染の問題では、政府は年間被曝線量1ミリシーベルト以下を目標にしているが、専門家の多くは5ミリシーベルトまでは問題ないという。A氏:低線量の好ましい効果を言う専門家がいるが政府もマスコミも無視だね。 どうなっているのかね。私:ところで、事故には誰にでも気がつかない未知の部分がどうしてもある。 その未知の部分が残っていることを認めた上で、それでいいから再稼働して使いましょうというのが正しい論理だという。A氏:安全委員会の審査をパスしたから安全ではない。 「絶対安全」の考えから基本的に脱却すべきだね。私:小泉純一郎元首相の「脱原発宣言」については、原発を停止するにせよ、再稼働するにせよ、原発に関する知見を常に最新のものに更新して原発の技術を生きている状態にすべきだという。 エネルギー問題を一時的な「空気」の流れで解決すべきでないという。 しかし、畑村氏は原発のエネルギーは個人的に長く続けられないのでは思うという。 人間が作り自然界にないプルトニウムを含む使用済み核燃料の最終処分方法は全く決まっていない。 それなのに、そのうちなんとかなるだろうと先送りしている状況には疑問を感ずるという。 原発を再稼働するなら、この使用済み核燃料の問題と正面から向き合わないといけないと畑村氏は言う。 明日は、もう1つの事故調査委員会の国会事故調の委員長の黒川清氏への田原氏のインタビューにふれよう。
2014.01.13
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私:昨年7月5日、東電廣瀬社長は、柏崎刈羽原発再稼働のための安全審査申請の了解を得に、泉田裕彦新潟県知事を訪問。 しかし、泉田知事は不快感を示し、会談は物別れになるね。A氏:泉田知事はこの会談で「おカネと安全のどちらが重要ですか」と廣瀬社長に言っていた記憶があるね。私:その泉田知事が9月25日に廣瀬社長と会談し、翌日、東電が申請することを承認したと報じられる。 田原氏はこの知事が百八十度変わったことで、泉田知事に事情を聞くに行く。 ところが、知事は再稼働ありきの承認でないという。 田原氏は「承認」などといえば「再稼働に合意した」ことになると指摘すると、知事は「ご指摘は甘んじて受けます」と最後の言葉だけは笑顔で答えたという。 田原氏は、その後、廣瀬社長に知事は再稼働のための申請は承認していないと言うと、両者の言い分が異なっていることを知る。A氏:「玉虫色の合意」ということかね。私:しかし、いずれにせよ、今期中には再稼働はムリで、それでも黒字にすべくコストダウンなど一生懸命やっていると廣瀬社長は言う。 後、問題は「廃炉」と「除染」だ。A氏:「廃炉」は世界初めてのことなので、多くの専門家、技術者が必要なのではないの?私:廣瀬社長は東電には幅広い技術者がいるので東電の責任でやるという。 よほどの責任感、使命感でやらないといけないので東電の責任でやるという。 しかし、被災者への賠償だけで5兆円、除染作業で数兆円、さらに廃炉作業で2兆円以上かかる。 当然、国の支援が必要になると思うが、と田原氏は聞く。 廣瀬社長は、東電一社だけでそれを負うということなら、何十年にわたって借金を返し続ける会社となってしまう。 百年間も配当もせず、百年間ずっと稼いだお金を返し続けるという会社で、一体誰が働くのかと廣瀬社長は言う。 今でも相当な人が辞めていると社長は言う。A氏:政府は除染費用の一部を負担する方針を打ち出しているね。私:実際、東電はもはや私企業としての体をなしていないのではないかと田原氏は思い、厳しい環境の中、どのように社員に頑張ってもらうのか廣瀬社長に聞く。 廣瀬社長は 「ゴールを示して、それに向かって頑張ってもらいたい。 無限の負という状態では社員たちを頑張らせるのはムリ。 『先は分からない。百年かかるかな』では50年超えたら、新入社員を含めて誰もいなくなってしまう」 と言う。 東電は今更ながら大変な事態になっているね。 誰も先ははっきり見えない。 来月号では、田原氏は何を取材するだろうか。
2014.01.12
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私:原発をめぐる問題は、小泉純一郎元首相が「脱原発宣言」をしてから大きな話題となっているね。A氏:それに都知事選に細川護煕元首相が「脱原発」で出馬しそうだということで火が拡大しそうだね。私;ところで、田原総一朗氏は、今、日本が置かれている原発の問題をまとめて取り上げるために、文言春秋に連載することになった。 第1回は「ズバリ聞きたい。福島をどうするつもりか」と題して、東電の廣瀬直己社長への直撃インタビューをした内容だね。 まず、津波対策については、大津波がくるということは予想されていたが、15メートルの防潮堤をつくるコストで躊躇したと廣瀬社長はいう。 今になって考えれば、結果論だが非常用ジーゼルを高台に置くだけでよかったと言っている。 A氏:結果論ではないね。 理想の策の実施が困難なときは、次善の策を考えるべきなのにしていない怠慢だね。私:汚染水の問題だが、冷却のため毎日400トンの水を炉に注入しているが、これが汚染され、さらに炉に流れ込む地下水400トンがこれに加わる。 合計800トンが汚染水だが、うち400トンは冷却水としてまた使われるため戻る。 残り400トンをセシウムを除去してから、貯蔵タンクに貯めている。A氏:この地下水を減らさないと、無限に貯蔵タンクが必要になるね。私:今、地下水バイパス工事をして、昨年春には汚染水400トンを300トンに減らせたという。 しかし、これを海に流すのは地元の漁業協同組合が了承していない。 数値が安全だと言っても風評被害があるのでなかなか了承できないようだね。A氏:問題はトリチウムだね。 汚染水はセシウムは除去できるがトリチウムは残る。 しかし、トリチウムは原発事故以前から放出されており、アメリカやイギリスは今もトリチウムの混ざった水を海に流しているという。私:山側から流れてくる地下水800トンのうち、400トンが建屋地下に流れ込んで汚染されているが、残り400トンは海に流出している。 これも汚染されている可能性があるというので、湾内に「海側遮水壁」を9月までに作るという。 建物周辺の地盤を凍らせ、地下水の流入を防ぐ「凍土壁」は技術的に難しく、完成は2年後だという。A氏:それが完成すれば、汚染水を貯蔵するタンクを作り続ける必要がなくなるんだね。私:しかし、すでに約1000個あるタンクのメンテナンスがある。 それと海の汚染問題だね。 汚染水問題はまだ、続くね。 アンダー・コントロールは先の話だね。 明日は、東電の柏崎再稼働の話に移ろう。
2014.01.11
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私:小泉純一郎元首相の「脱原発」宣言が波紋を広げ、都知事選まで拡大しそうだね。 この河野太郎氏の寄稿は、都知事選に細川護煕元首相が「脱原発」で出馬する前だね。A氏:河野氏は、自民党内で3.11の福島原発事故以前から原発反対論者だったね。私:河野氏の原発反対論は、小泉氏と同様、使用済み核燃料の処理の問題からきているね。 河野氏は「核燃料サイクルはウソ」だとしている。 核燃料サイクルとは、「使用済み核燃料」を再処理して取り出したプルトニウムを高速増殖炉に入れて再び燃やし、発電しながらプルトニウムを増殖させるものだね。 これができれば、石油やウランなど資源に乏しい日本が電力を心配する必要がなくなる。A氏:「夢の技術」だね。私:こうしてスタートして50年近くたった。 しかし、高速増殖炉「もんじゅ」は当初、1980年代後半の実用化が、延びて2050年の実用化計画に変更となるね。 事故が多く、運転停止しているが、維持費に毎年200億円を計上して、莫大な税金を投入しているという。 しかし、止められない。 核燃料サイクルを諦めたことになり、原発や電力会社を成り立たせているものが足元から崩落するからだ。A氏:法律では「使用済み核燃料は再処理後、高レベル放射性廃棄分として地層処分する」と決められているね。私:だから、再処理前の「使用済み核燃料」は仕掛品だから電力会社の資産だね。 ところが核燃料サイクルをやめるとゴミになる。 すでに六ケ所村に集められた2700トンと各原発に保管している「使用済み核燃料」はゴミ扱いとなり、負債に転ずる。 電力会社が核燃料サイクルにこだわる一つの大きな理由だね。A氏:すでに日本は英仏保管分を含めプルトニウムが45トンあるが、これをMOX燃料とするプルサーマル計画はコストや安全面でメリットがないという。私:核燃料サイクル政策からの脱却をすれば、「使用済み核燃料」の再処理やプルトニウムにかかる費用を削減できる。 「もんじゅ」の200億円も見直しができる。 核燃料サイクルという「夢」で先送りしてきた「使用済み核燃料」や「高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)」の処分を、はじめて国民的議論ができると河野氏は言う。 細川氏の都知事選に立候補すれば、この議論はまた、大きく取り扱われることになりそうだね。
2014.01.10
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私:今朝の朝日新聞の科学欄にフランス原子力庁長官ベルナール・ビゴ氏と原子力企業アレバ副社長ドミニク・モックリー氏のインタビュー記事が載っているね。 フランスの核燃料サイクルについてのインタビューだね。 ビゴ氏は、費用の面から核燃料サイクルをやめる国が増えているということに対し、最低20~25基の原発がないと経済的に合わないという。 スウェーデンのような原発10基以下のところは、再処理しないで直接処理が合理的だという。A氏:フランスの原発は58基だからね。私:核燃料サイクルを進める上で重要なことは、政権を担う政党間で原子力推進の合意が必要だという。 原発は建設に10年、運転に40~50年、除染・廃炉に30~40年かかる。 その間で政策が変わるようではうまくいかないという。 フランスでは福島第1原発事故後、安全性を高め、現在40年の運転許可を50年に延ばす議論をしているという。 ドミニク氏は、フランス国内の原発から毎年1200トンの使用済み核燃料が出て、うち1000トンを再処理して約10トンのプルトニウムを取り出しているという。 これをMOX燃料に加工し、普通の原発で使っているという。A氏:再処理工場とMOX工場の老朽化の対処はどうなのかね。私:ドミニク氏は2つの工場は2040年まで稼働できるので問題無いとしている。 その間、新技術を導入し使い続けるという。 次世代の高速炉については、技術的なことは議論を始めるという。 この燃料にはMOX燃料を使う。 高速炉を実用化でき、はじめて核燃料サイクルが完了するという。A氏:まだ、先だね。 しかし、フランスで核燃料サイクルが順調な理由は何だろう。私:ドミニク氏は、フランスは核燃料サイクルを進めると決めてから、一度も迷ったことがないという。 そのため、技術的な問題を改善する時間があり、産業化の段階に入っているという。 日本も六ヶ所村再処理工場が稼働すれば最終目標を達成したのではないかという。 六ヶ所村工場はいい工場だという。 同社は常に支援態勢をとっているという。A氏:六ケ所村再処理工場は、やっと、安全審査を申請して、問題なければ10月頃稼働できるという。私:フランスには地震、津波がないのだろうからね。 日本の核燃料サイクル政策は維持するのかね。 再稼働するからにはそうせざるを得ないのだろうか。
2014.01.09
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A氏:例の冷凍食品に農薬混入で「アクリフーズ」群馬工場の包装ラインが問題になったが、昨日ようやく、テレビで包装ラインの実際の映像がちょっと流れたね。 今、操業停止だから、前に撮影したものをマスコミで入手したのかね。私:いや、俺もこの実際の包装ラインの一部の映像を見て驚いたよ。 マスコミがイラストで描いていたのと全く違うではないの。 一部、コンベヤー上を製品が流れているのを見たが、直角に曲がっていてストレートなコンベヤーではないし、1個ずつかなり速いスピードで流れていた。 ところが別の画面では、コンベヤーにビッシリ製品が2列でならんでいて、ゆっくり動いている。 何じゃこれは、どんな工場だと思ったね。A氏:とにかく、画面は包装ラインの一部で、しかもまとまりなく画像を流しているので現場の実態がよく理解できないね。私:分かったことは、以前、マスコミのイラストで報じていた、コンベヤーシステムでないことだね。 俺が、特に驚いたのは「包装ラインの仕掛品の山」だね。 大きな箱に製品が詰め込まれ、その箱が何段か積んである。 いわゆる仕掛品の山だね。 その山があちこちにあるようだ。 これでは「流れ生産」になっていない。 ゴチャゴチャした職場であることが一目でわかる。 俺は、こういう職場は「不吉な職場」と言っている。 何か、大きな問題を起こす予兆が一目で感じるね。A氏:そういう作り方は、生産効率も悪いし、衛生面でもよくないね。 特に食品ではそうだね。私:そこで、こういう管理をしているのは、どういう経歴の会社なのかと思い、インターネットで直接「アクアフリーズ」社を検索したら「利用不可能」と出たね。 そしたら、インターネットで関連記事が引っかかった。 それによると、元は「雪印冷凍食品株式会社」という会社名で、雪印の冷凍部門だったようだ。 しかし2001年の雪印の集団食中毒事件で雪印という名前のイメージが悪くなったため、会社名を「株式会社アクリフーズ」に変更した。 その後、経営が悪化し2003年にはマルハニチロホールディングスに吸収合併されたのだという。A氏:マルハニチロホールディングスは良くない工場を吸収したね。私:生産方式をきれいな流れ方式にしてから吸収すべきだったよ。 包装ラインは「雪印の悪夢」体質をひきずっていたのだろうか。 それにしても、個人的な興味で、この工場の生産システムを詳しく知りたいものだが、マスコミは興味が無いだろうね。
2014.01.08
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私:「争い」について、三谷幸喜氏、鬼頭莫宏氏、和田竜氏の3氏の意見が掲載されている。 このうち、「命のエゴが生んだ無人兵器」と題している鬼頭氏のものが一番興味を引いた。A氏:俺も読んだが、戦争の最大の抑止力は人道主義でなく「他国の命には関心がないが自国民の命を失うのは耐え難い」というエゴイズムだという。私:実際、ベトナム戦争でもイラク戦争でも米国は自国の兵士を失っているし、帰還兵は精神障害を起こしている。 そこで無人兵器が発達する。 しかし、米国から無線誘導された軍用機が誤爆で多くの民間人が殺されている。A氏:パキスタンでは2004年以降、米国の無人機攻撃で2200人以上が死亡し、そのうち400人以上が民間人だったという。 アフガニスタンやイエメンでも、多数の民間人の犠牲が報告されている。 米国側は無傷だ。私:米国が無人機を使用するのは、米兵を危険にさらさずに、山岳部などに潜むテロ組織幹部を攻撃できる「便利な兵器」だからだ。 この問題の裏にあるのは 「自国民と他国民の生命を完全に分け隔てる思考」 だと鬼頭氏は指摘する。A氏:古今東西の戦争は「人の幸せを踏みにじっても、今以上に自分たちが幸せになりたい」という動機で始まっている。 先の戦争も植民地支配で欧米列強に遅れた日本が「自分たちもおいしい思いをしたい」と始めたという。私:日清戦争から日露戦争までは、その列強に植民地化されまいという自衛の戦いの色が強かったね。 当時は、英米露仏独の5カ国が中国や朝鮮の植民地支配にひしめいていたね。 有名な三国干渉があるね。 すなわちドイツ、ロシア、フランスの3国は、日清戦争で勝った日本と清の間で結ばれた下関条約に基づき日本に割譲された遼東半島を清に返還することを求めた。 弱い日本に対する列強のいやがらせだね。 米国と英国は傍観した。 まだ力のない日本は仕方なく列強の要求を呑む。 屈辱を味わうね。 そうすると列強は競ってハイエナのように清國からいろいろな権利を奪いだすね。 これが次に日露戦争になり、日本が勝利し遼東半島をロシアから取り戻し、ロシアを朝鮮から追い出し、日韓併合までいく。 ようやく列強の仲間入りをし、第1次世界大戦では連合国の一員となるね。 だから、明治の日本の戦争は自衛色が強いね。 本格的な侵略は満州事変からだろうね。A氏:「日本人が自分の家族に注ぐのと同じくらいの愛情を他の国の人々も自分の家族に注いでいる」 「戦争で土地や財産を奪われたら、その人や家族はどうなるか」 というのが最低限のルールだね。 それを守れば個人の「争い」も国家の「争い」=戦争もなかなか起きないはずだ。私:旧日本軍はその国に襲いかかり多くの人びとの人権を侵したと他国から思われている。 事実そうだね。 特に中国全土に侵略し、かなりひどいことをした。 しかし、同時に日本も多くの戦死者を出した被害者でもある。 だから、被害者意識だけでなく、加害者意識も同時にもたないといけないね。 安倍晋三首相の靖国参拝も、他国の人権を侵すことを間接的に肯定したと見られても仕方がないと鬼頭氏は指摘する。 被害、加害の両面で考える思考を停止すると危険なことになるね。 その日本の思考停止が「争い」のもとになることを当事者以外の他の関係諸国は心配しているのだろう。
2014.01.07
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私:ようやくテレビの報道番組でこの冷凍食品に農薬が混入している問題を詳しく報じ出したね。 しかし、どのチャンネルでも、似たようなあいまいな内容で、実態が分かりにくかったね。A氏:包装工程が問題らしいということは大体、同じだね。私:包装工程の作業者が約80人で作業服にポケットがないという点は同じ様に報じていて、2、3の作業者にインタビューしていたね。 ところが、問題なのは、包装室では具体的にどういう作業をしているのかの説明がないね。 テレビであるコメンテーターはラインの両側に作業者が立って、目視検査をしているだけで普通は食品に触らないという。 目視検査で何を見ているのか説明もない。 しかみ、その目視検査が包装する前なのか明確でないし、キャスターも質問していない。 おそらく、検査は異物の有無で、包装前だろう。 もっとも包装後のパックががしっかりされているか、キズがないかの目視検査もありえるね。A氏:冷凍食品の包装と言っても自動機械でするのではないの?私:俺もそう思うのだが、各テレビチャンネルとも包装室の作業の細かい説明がないね。 加工室からコンベヤーで流れてくるのだろうが、その説明もあいまいだ。 加工室からコンベヤーで来た製品を異物がないか目視検査をして、不良品は取り除くと良品はそのまま自動包装機械に流れ、包装したらそのまま、コンベヤーで冷凍室に積まれて、ある時間冷凍される。 こういう流れではないのかね。A氏:ということは、加工室で加工された製品は、そのままコンベヤーで包装室に入ることになるね。 そうすると例えばコロッケは、加工ラインでそのまま、包装ラインに同じコンベヤー上を流れていくことになるね。私:製品によって包装紙のデザインが違うから、自動包装機にはコロッケのデサインの包装紙のロールをかけておかなくてはならない。 だから、加工室の製品がピザに変わると、あらかじめ自動包装機で使う包装紙をピザ用に切り替え無くてはならない。A氏:ということは、加工ラインの製品と包装室の製品は同じで無くてはならない。私:コンベヤーが直結していれば、そうなる。 4ラインあるというから、ある瞬間をとれば、加工ラインと包装室のコンベヤーには、それぞれ同じ製品が流れていることになるね。 包装室は80人で2交代だというから、基本は40人で、4ラインだというから、1ライン10人だ。 しかし、製品によって流れるスピードが違うのではないかね。 これをピッチタイムと言って、1個5秒なら、5秒間隔で自動包装機に供給され、冷凍室に入っていく。 ピッチタイムの速い製品は検査員が多く必要だ。 それで、40人は、製品によって、ラインを移動するのだろう。 それに自動包装機は1ライン毎1台なのか、切り替えやすく2台なのか。 そういう説明は一切、マスコミ報道では欠落している。A氏:そういう現場の動きのイメージをイラストで説明できないのかね。私:例のJR北海道の保線問題に最初、現場の点検シートや点検計画が話題にならなかったり、レストランのメニュー偽装問題に、調理場のレシピや注文書が登場しなかったり、どうもマスコミは現場に弱いね。 だから、取材に鋭さがない。 イラストも同様だね。
2014.01.06
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私:今朝の新聞では、同社の事故調査委員会が問題となった群馬工場の従業員約300人に対する聞き取り調査を始めたと報じている。A氏:同工場では、検出された農薬「マラチオン」は工場では使用していないというね。私:農薬「マラチオン」が検出された7つの商品は、群馬工場の3つの製造ラインで加工され、同じ部屋に集められた後、そこで包装される。 その部屋では2交代で計約80人が作業にあたっているという。 調査委員会は包装以降の工程を中心に調べを進めるという。A氏:加工ラインは製品別だし、農薬が検出された製品が数種類であることから、加工ラインでの混入の可能性は低いということだね。 しかし、商品が包装される部屋は、外から物を持ちこめない仕組みになっているという。、 会社側によると、この包装室では外から私物を持ち込むことは禁じられていて、作業着にはポケットもないという。 従業員は 「複数でいるわけなので、農薬をたとえ塗ったんだか、なんだかわかんないですけど、ちょっと難しいんじゃないか」 と話したという。私:群馬県警の同工場の実況見分は4日に終わっているという。 調査結果の報道はまだないね。A氏:包装工程で農薬を誰かが意図的に混入させたということがあるのだろうか。 例の2008年の中国の冷凍餃子問題のようにね。私:この中国の冷凍餃子の問題は、いまだに原因がすっきりしないね。 犯人は注射器を使って包装後の袋に農薬を注入したという。 そしてその注射器は彼の家に捨ててあり、そこで農薬の付着が検出されたという。 しかし、事件後、かなりたっていての逮捕だから、それまで農薬が注射器に残っていたのか疑問だという。 動機は給与が安いということだね。 3年後くらいに裁判の報道があったが、判決はどうなったのかね。 今度も人為的な意図だとすると捜査は難しいね。 どういう原因把握になるだろうか。
2014.01.05
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私:昨年末、録画しておいたのを今日見たよ。 これはワンシーン・ワンカットの映画だね。A氏:「ワンシーン・ワンカット」?私:カメラは究極の「長回し」。 ドラマが始まると、カメラはシーンを追い続けて回り続ける。 舞台の様ではあるが、クロスアップ有りで、すべて場面はどんどん連続で移動していく。 エスカレーターで1階から2階へとどんどん移動していく。 場面は、2階のレストラン、エレベータで屋上へと移動する。 ドラマは100分続く。 普通の映画はカットが多いが、カメラが「ワンシーン・ワンカット」で動いていくので、自分の目が動いていくような映画だね。 題名は「大空港」とあるが、これは洒落で、舞台は小さな信州の松本空港だ。 100分間ずっとカット無しだから、カメラマンは大変だし、カットがないから、すべての俳優は本番1回だね。 しかも、空港だから多くの人がからむ。A氏:俳優も緊張するだろうね。私:ドラマの主人公は竹内結子さん演じる空港職員。 羽田の空港閉鎖に伴って羽田行きの飛行機が松本空港に緊急着陸する。 主人公がその乗客の中のひとつの家族に密着して、一人ひとりの人間に関わってゆくストーリー。 ドラマのスジは複雑な人間模様を喜劇風に描くから俳優のからみがうまくないといけない。 作る方は大変だが、見る方は違和感なく、流れるようにドラマを見れたね。 普通のカット割りの多い映画とはちょっと違って映像が流れるように感じだね。 この映画の公開舞台挨拶で、竹内さんは 「「面白い企画だと飛びついたものの、実際に入ってみるとゾッとしました。こんな物件をなぜ受けたのか......」 と苦笑いを浮かべ、 「結構大変でしたが、こちら側の苦労を感じさせない作品になっています」 と完成に自信だという。 たしかに彼女の演技はよかったね。
2014.01.04
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私:毎年、正月2日と3日は箱根駅伝を見るのが楽しみだね。 2日は往路だが、やはり5区の山登りの争いが見ものだね。 しかし、今年は大きな争いはなく、東洋大がそのまま、トップで往路を制したね。 山登りの新記録を期待していた日大のケニア出身のキトニー選手は、箱根町の沿道の大観衆に圧倒されて区間記録10位に終わった。A氏:俺も見ていたが、山梨学院大は2区で、エースのケニアのオムワンバが最初、1挙に5人抜きをしたと思ったら、急に遅れだし、最後は道路に座ってしまったね。 右足の疲労骨折だという。 このため、山梨学院大は3区以降はも走ったが、オープン参加扱いとなり、記録なしだね。私:その点、駅伝はきついね。 一人のためにチームが崩壊する。 個人責任が全体責任に直結する。 今日はテレビ中継で、復路を見たが、復路の面白い点は、9区の逆転劇だね。 しかし、今年は、東洋大が往路の1位をそのまま堅持し、追いかける駒大を引き話して優勝。 波乱がなかったね。 ところで先月、朝日新聞の「耕論」コラムで「駅伝というガラパゴス」というタイトルで、篠田正浩氏、中村祐二氏、武田薫氏のコメントが載っていたね。 もう詳しい内容は忘れてしまったが、駅伝は日本では人気があるが、外国にはないという。A氏:だから「ガラパゴス」なんだね。私:駅伝が盛んになったために、個人の陸上長距離記録がこの10年出ていないという。 箱根駅伝を見ていると、大学の宣伝のように名前がデカデカ出ていて、個人はそれに隠れるね。 しかし、2020年の東京オリンピックがきまったので、これらの駅伝選手がちょうどいい年齢となるので、マラソンを狙う駅伝選手が増えたという。 東京オリンピックまでに、マラソンや長距離選手の層が厚くなることを期待したいね。
2014.01.03
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私:新聞は今日は休刊日。 昨日の新聞の「そこに線あり!愛国の線」は日中韓の尖閣、竹島問題にからんで興味があったね。 中国の海上の防空識別圏も「線」だね。 国をめぐる「線」ではヨーロッパが先輩だね。A氏:俺もこの記事を読んだが、第1次大戦の映画「西部戦線異常なし」で「ここに『線』があるんだ!」とヨーロッパ地図を前に絶叫する老人教師がいる。 教え子は「線」を守るために国境の「死の線」に志願していく。私:それから約100年。 独仏の研究者が共同で執筆した高校教科書「歴史」が披露された。 「歴史認識」を共有化したが、それは国民国家を超越することでもあるという。 EU統合でヨーロッパでは「国境線」という概念が薄くなる。 一方、東アジアでは海の「国境線」でもめている。 もともと、東アジアに「国境」という概念が作られたのはせいぜい19世紀後半。A氏:科学史家の山田慶兒氏によると、古くからの文書を研究すると、尖閣を固有の領土と言い張る中国、日本の主張は、長い歴史では無理があるという。 少なくとも明治維新までは「国境」という明らかな観念は東アジアの海域にはなかったと山田氏は言う。 このブログの明治の「西澤島」がいい例だね。私:ヨーロッパは陸続きだから、古代ローマ以来、「線引き合戦」を繰り返した。 東アジアは「国境」に苦労したこともないから解決の知恵も浅い。 周恩来も、とう昌平も「解決は次の世代の知恵にまかせよう」と言ったが、未だに知恵が出ないで悪化するだけだ。A氏:独仏の研究者による共同通史「第1次世界大戦」は欧州の兄弟国が殺し合いを続けた理由について「経済的原因や物質的な利害によって引き起こされたのではない」と特筆して強調しているという。私:映画「西部戦線異状なし」で戦争の現実にうんざりし果てた若い兵士が、塹壕戦上で語り合う。 「戦争はなぜ始まる?」 「誰かが、誰かを侮辱したからさ」 今、相互の侮辱が始まっているようだね。 危険だね。 ヨーロッパの知恵に学ぶべきだね。
2014.01.02
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私:1日未明にやったテレ朝の田原総一朗氏司会の「朝までテレビ」を録画しておいて、今日午前中に見たよ。 安倍晋三首相の年末の突然の靖国神社参拝をめぐる米中韓との外交問題が中心だったね。A氏:俺は紅白歌合戦の後、徹夜でこれを見たね。 今朝は正月早々寝不足だね。 例のごとく、まとまりのない意見が多かったね。私:安部首相の靖国神社参拝は、中韓はもちろんだが、米国、ロシア、オーストラリア、EUのかっての連合軍の国からも批判を受けて、孤立状態だという。 今後、歴史問題で中韓の外交が難しくなることは明らかなようだ。A氏:それにしても、安部首相の靖国参拝について、世論調査では賛成と反対が半々くらいだね。私:ネットだと70%台が賛成だという。 この「朝までテレビ」でも電話などで賛否をもとめたが、賛成が70%台だったね。 田原氏は首をひねって「1人で複数回電話したのでないか」などと言っていた。 たしかに中国の一方的な防空識別圏設定、韓国大統領の嫌日的姿勢は異常だね。 これに日本人は反応したのだろうか。 しかし、日中、日韓関係のように、先鋭な対立関係にあるときは、解決には話し合いしかないのではないかね。 ところで、2012年、13年と中国サッカーの監督をした岡田武史氏のインタビューが、今朝の朝日新聞の「異才面談」欄に載っていたね。 政治的に日中が厳しい時に、岡田氏は「身の危険など一切なかった」という。 むしろ、尊敬されたという。 岡田氏は 「国と国、文化と文化がぶつかれば、解決は話し合いしかない」 という。A氏:俺も岡田監督の記事を読んだが、岡田氏は 「こういう風に互いの話し合いを重視するようにを話すと、『あいつ、どうしちゃったんだ。国を売ったのか』と言われかねない危険な空気があるよね、今の日本には」 と言っているね。私:その空気が、安部首相の靖国参拝の賛否に現れているようだね。 見方を変えると「永続敗戦」が続いているね。 今年は、4月の消費税増税を迎えてアベノミクスがどうなるかということと、靖国参拝でこじれた外交をどのように解決するかに焦点が集まりそうだね。
2014.01.01
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