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「また、あした。」 さっちゃんの軌跡より 何をするにも、若いときのように簡単にはいかない。 新しいことを覚えるのには、何倍も時間がかかる。 おまけに、すぐに忘れる。 「それでも、いまがいちばん楽しい。 私の人生、70歳から始ったのよ。」 今が青春。 描き終えた絵と、書きとめた言葉をブログにアップして 今日も一日が終わる。 ありがとう。また、あした。「また、あした。」 第二章 日常 より 「世の中は、かわりばんこ」 青いリンゴの大きいのを見つけて買ってきました 新しいけれど硬そうです リンゴは硬いのであまり食べませんが ときどき画材にするので買います 食べやすくなったらと置いておくと 食べるのを忘れて腐ってしまいます GWにはいりました 浮かれて遊んでおられるのはどなたでしょう? 主婦は仕事が山積みです 冬物の洗濯片付け、夏物の準備 仕事がいっぱいです この晴天はありがたいです でもお庭の花の管理は大変です 急に晴天が続いて植物も戸惑っているようです 元気だった春の花たちは しおれて可愛そうな姿になっています 入れ替わって トマト、スイカ、キュウリなどの夏野菜は 太陽の力で成長します すべて世の中は、かわりばんこのようですね
2017年04月29日
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「また、あした」 第二章 日常 より ”食前の 冷酒を舌に ふくませて 卒寿の志を 愛しと思う” [笑うチューりップ] 朝、チューリップの端正な姿を見てでかけた お昼に帰ってみると 二十本のチューリップが大笑いしている 天を向いてのどちんこを見せて 赤も黄色も白も ワッハッハと大笑いしている 何かおもしろいことあったの?扶桑社から「また、あした」を出版するにあたって諏訪中央病院名誉院長で作家の鎌田實さんから次のような寄せ書きを頂いています。 90歳の人気ブロガー、かっこいい。 一人暮らし。だけど毎日、2000人がブログをのぞきに来る。 おばあちゃんは、すばらしい挿し絵画家だ。 「鏡に映して楽しんでいます」の絵なんかとてもいい。 おばあちゃんはエッセイストで、詩人だ。 夕顔のことをこんなふうに表現する。 「夜の花なんて、いくら美しく咲いても、 良い香りを漂わせても、蝶もミツバチも訪れない。 それでも懸命に美しく咲く、それが花の使命だから」 しのびよる「孤独」にも負けていない。 「ある日ふと、生活を止めて、見回せば、 寂しさに囲まれている、自分に気づく」。 お菓子を置いた場所を忘れた。そんな自分の行為を 「見つけたときの喜びをたくらんでいる。 物忘れのひどくなった、年寄りの密かな楽しみ」と、 孤独を感じながら、老いを笑い飛ばす。 強い。生きる強さが、いっぱい。 「天を向いて、喉ちんこを見せて笑うチューリップ」 納得、納得。90歳のゆたかな表現力に脱帽。 孤独と自由は紙一重。 孤独を恐れず自由を楽しんでいる。 90歳の人気ブロガーから、学ぶべきことは多い。
2017年04月17日
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「藍の風」ミニエッセイより 鶫(つぐみ)一度見れば忘れられない粋な茶褐色の鶫は尾をピンとつっぱらせて、今日もまた庭にやって来た。二、三年前までは名前も知らず、そんないたずら者で下品な食いしん坊とおもわなかったので「寒禽や」と一句ひねったりもしたものだ。しかし今では彼の姿をちらりと見つけるや、眉を吊り上げんばかりして、近くにある得物をとって追っぱらう。大人気ないと心に咎めるが仕方ない。彼は追われても、人を馬鹿にしたように、高く飛ばず、ブロック塀をすれすれに隣の庭へスイスイと渡って行く。我が家の自慢の南天に雪が積もったら、さぞ美しいだろうと、毎日楽しみにしているが、彼に見つけられたら最後、一日か二日の間に一粒残さずくりくり坊主にされてしまう。竹棒をもって追えば、弁慶と牛若丸のように、ここと思えばまたあちらと、東のテラスにブチュ、南の玄関にまわってブチュと、真っ赤な糞を撒きちらして、私はすっかり翻弄されてしまった。あの時、あの粋にドレスアップしたスマートな身のこなしが一層憎らしい。 昭和五七年三月~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・2016年3月13日 ブログ記事より「第2の故郷の山に向かって」朝は晴れていたのに雲が隙間なく詰まってきた。遠くの山なみはしっとりかすんできた。毎日こうしてべらんだからやまなみの姿を見る。何故か日増しに気持ちが深くなってくるようだ。情感という言葉が浮かぶがまだ使いたくない。ありきたりの感じがするから、もっと心のこもった言葉を見つけたい。日増しに深まるこの思いをあの山たちにどう伝えたらいいのだろう。とつぜん、離れてきて遠くから見て思いがけず深まる想い。戦後70年の時代の波に流されて暮らしの中でいかに深くあの山たちと付き合ってきたか思い知らされている。2016年3月16日ブログ記事より「夕陽さんさようなら」夕陽が雲と雲の間に挟まれて窮屈そう。それでも、ニコニコと白く輝いている。6時になるのにまだかくれないで「さよなら さよなら」と名残惜しそうに手を振りたそうに見える。またあした会いましょう。ところで、夕陽さん、これからなにするの?ちょっと考えて見ましょうかまた、あしたになると地球の東から現れるそれまで、お空の旅をつづけるのね。お気をつけて、さよーなら。
2017年04月07日
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