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精神状態が、身体に与える影響には計り知れないものがあります。
昔から、「一怒一老、一笑一若」と言うように、笑いは健康のバロメーターです。
生物はストレッサー(ストレスを引き起こす肉体的、精神的要因)にさらされると、身を守るために自律神経の一つである交感神経が活発に働き、アドレナリンや副腎皮質ホルモンを分泌させて防御態勢をつくります。
ストレッサーの数が多くなればなるほど病気に罹りやすくなり、イライラが続くと、血液の中の血小板を凝固させて血栓症を起こしたり、時にはストレッサーに対抗しきれなくて死に至ることもあります。
逆に、「よく笑う人は健康で長生きができる」と筑波大学の小田晋先生は仰います。
笑うと血液の循環が良くなり、ジョギングと同じ効果があります。
一日に100回から200回笑うと、ボートを10分漕ぐのと同じ効果を心臓に与えるそうです。
アメリカのウィリアム・ジェームズという哲学者は、「人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しくなるのだ」と言ったが、これを応用してストレスを発散させましょう。
つまり、何事も笑い飛ばしてしまうのです。
楽しいから笑うのではなく、笑っているうちに本当に楽しい気分になってきて、ストレスも吹き飛んでしまいます。
作家の遠藤周作さんも、「長い病床にある人は、気持ちが暗くなってどうしようもない。まず笑ってみる、何もなくても笑う真似をしてみるのである。僕は入院中、療友たちと模型飛行機を作ったり、悪戯道具を使って随分と笑いあったものだ。こうした児戯的な行為でさえも、とかくウジウジしがちな病人にとっては、日常の明るさを引き起こすために決して無駄ではなかった」と、闘病生活中は努めて笑うようにしていたとのことです。
「生きがい療法実践会」で有名な医師、伊丹仁朗さんは、吉本の漫才を見せた後のナチュラル・キラー細胞の活性度(この細胞の活性度が低すぎる人はガンに対する抵抗力が弱く、高過ぎる人は膠原病になりやすい)を調べました。
すると、漫才を見て笑った後では、活性度が高過ぎた人は低くなり、低過ぎた人は高くなり、もともと正常な人は横ばいだったそうです。つまり、すべての人が正常値に向かっていたのです。
気分が楽しくなれば、食事が美味しくなります。
食事が美味しければ、グッスリと眠れます。
グッスリ眠って目覚めが快適ならば、意欲もわいてきます。
笑いは、心にも体にも良いリズムをもたらせてくれます。
まさに、「笑う門には福来る」です。
終わりに 2018.04.21
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.20
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.19