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後30分も残業すれば片付くのに、5時になった途端に彼は帰ると言い出した。
「後わずかだから今日中にやってしまおうじゃないの」と言うと、
「いや、わが家では6時に家族そろって夕食をとることになっているから帰らなければならない」と言う。
一週間に何日かはそうすることになっているとのことだ。
本当は、彼らも自由が欲しいのだが、「家族との約束があるから、時には自分のやりたいこともやらず帰宅しなければならない。家族というのは、お互いに少しずつ犠牲を払っていかなければならない」、そういう考えの基に、彼らは家族のために自分自身をコントロールしているのです。
家族の幸せのために働くのだから、それが当たり前であり、家族に対する思いやりでもあると欧米人の多くは思っています。
子供の病気を看病するためにアメリカに帰国し、それを善しとしない日本の球団とトラブルになってプロ野球選手を辞めた人もいました。
日本では、仕事のために残業で遅くなるのは当たり前、単身赴任も当たり前のように考えられ、家族がバラバラになっても仕方がないと考える人のほうがが多いと思います。
その結果、日本は経済大国にはなったかもしれないが、その一方で家庭は崩壊し、子供は荒れ、老人を看取らない家庭も増えています。
子供にすれば、父親ともっと遊びたかったかもしれないし、母親には言えない相談ごともあったかもしれません。
そのとき会社人間の父親は、単身赴任でなくても家にいる時間はほとんどなく、子供は寂しい思いをしていたはずです。
その父親が、「病気になっても子供たちはなかなか見舞いに来ない」とか「歳をとっても面倒みてくれない」と嘆いています。
子供にすれば、「俺だって会社がある」とか、「俺だって、必要とするときにはいてくれなかった」と言いたくなって当たり前で相みたがいです。
私生活を豊かにするために仕事があるという、目的と手段を取り違えた悲劇です。
男性も、生活と仕事の関係をしっかりと見直してみたいものです。
終わりに 2018.04.21
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.20
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.19