
2020年9月から・・・「月曜・火曜定休日」になっています・・・ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。
11月に入りました、千葉は朝10℃を切るようになって、焙煎が秋から冬に向かっています。
そんな冷え込みを感じる昨日の夜は幕張本郷サンクオピエいつものワイン会のメンバーで日本酒の会でした。新政やタクシードライバーの酵母違いやタンク違い新しい精米機とマニアックな比較・・・と言っても、シェフの裏技で牡蠣酢や色々な貝、鮭やステーキもお酒に合わせて和風、久々の居酒屋サンクを楽しみました。
ちょうど京都ぎおん鍵善良房さんから干菓子を取り寄せたのでグアテマラ・エルインヘルト・パカマラと一緒に差入れして・・・色とりどりの干菓子とパカマラで締めました。
そんなこんなで・・・その前日は大貫妙子ライブ配信があって、ター坊の繊細な歌声を久しぶりに堪能したんですが・・・ギターデュオの山弦が数曲演奏してその凄腕二人の響きあいに圧倒されました、
その前にはジャズピアニストの片倉真由子さんが「plays Standards」「plays Coltrane」と2枚同時発売してヘビロテで聴いてますが・・・誰でも知っているサマータイムや枯葉が美しくかっこよくて・・・山弦にしても片倉真由子さんにしても、ハーモニーとかヴォイシングとか響きの魅力を味わいました。
で、先日の月曜日・・・サポートしている仲間と冬やXマスのブレンドをテーマにzoomでブレンドワークショップをしました。年に数回都内に集まって到着ロットのカッピングやブレンドのワークショップをしていますが・・・時節柄今年は集まれないのでzoomでやってみました。
前もって、各自に豆を送って、zoomが始まる前にカッピングの用意をしておきました。
用意した豆は以下の6種類・・・カッピングスプーンで掬って、液体でブレンドして、比率を変えて比較していきます。
グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、エチオピア・モカナチュラル、タンザニア・ムベヤ、マンデリン・タノバタック。
メンバーは、まだ開店準備中から開店10年くらいまでキャリアが違うので・・・最初にブレンドとシングルオリジンについて話しました。
スペシャルティコーヒーの際立つ魅力のあるシングルオリジンが一番個性的で・・・ブレンドしていくとそれぞれの個性は隠れていく・・・しかしブレンドすると味わいが複雑になって、その複雑さの魅力や厚みやコクも出来ること。
個性を抑えて、誰にでも親しみやすい魅力のブレンドも出来るし・・・ブレンドでシングルオリジンには無い際立つ個性魅力にも出来ること。
ブレンドする一つ一つの豆のクオリティと焙煎がまともなことを前提にして・・・生豆のクオリティは良くても焙煎に問題があるといくらブレンドしても出来は良くならないのは当たり前ですが、結構多いです・・・ブレンドで迷ったら、酸が甘さで包まれて、マウスフィールと甘さが長く心地よい余韻になっていればお客さんは美味しいと感じてくれるので・・・酸の理解、酸の質とキャラクターとボリュームの理解が大切だと話しました。
で、カッピングです。
まず・・・グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、タンザニア・ムベヤで比率を指示してカッピングします。
次に・・・グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、エチオピア・モカナチュラル、マンデリン・タノバタックで同じようにカッピングします。
同じ、グアテマラ・エルインヘルト農園の品種違い・・・エチオピア・イルガチェフェのウオッシュトとナチュラルの精選処理違いにタンザニア・ムベヤとマンデリン・タノバタックによってどう変わるか。
そこに・・・グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、エチオピア・モカナチュラル、タンザニア・ムベヤとエチオピアを入れ替えで比較。
同じように・・・グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、タンザニア・ムベヤと比較。
こんな感じで・・・豆を入れ替えたりしながら、ブレンドがどう変わっていくのかカッピングで体験しました。
一時期、最近もかな・・・スペシャルティコーヒーというとシングルオリジンの個性の違いをアピールする店が多いですが・・・素晴らしい素材によってしか出来ないブレンドの魅力や新しい個性の可能性もあるのことを伝えたくてプロ向けにワークショップしました。
慣れれば、頭の中でほぼブレンド出来上がって、あとはカッピングで確認するだけになるんですが・・・そのためには、毎日1:1、1:2、1:3といったように2種類で色々と比率を替えて一通りしたら、3種類で比率を替えて・・・それをノートしながら毎日カッピングすればその感覚が肉体化するんですが・・・それを教えても継続する人いないですねー。特に独立直後は暇でたっぷり時間ありますけどねー、ドリップの研究する人は多いですけどねー。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
「モカ・ナチュラル」 2025.10.22
「アフターダーク」 2025.10.21
「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」 2025.10.20
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