
2020年9月から・・・「月曜・火曜定休日」になっています・・・ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。
秋から冬へ季節が進んでいます・・・千葉も紅葉が近づいてきました。桜も同じですが・・・名所の紅葉や桜は素晴らしい美しさですが、山も川も無くて寒くも暑くも無いあまり趣のない千葉でも普段の生活の中の紅葉はきれいなもんです。
さかもとこーひーは常連さんが夏よりも買われる量が増えたり・・・通販の常連さんは夏以来のご注文が増えたり・・・ギフトが増えたり・・・暮れのピークに向かっている感がでてきています。
最近深煎りのご要望が増えていますので・・・今月は深煎りの新商品を準備しています・・・冷え込んできたのが影響しているんでしょうか。
この1週間は、先日のアメリカラスベガスで世界中のボクシングファンが注目する中、見事なKO勝利をしたモンスター井上尚弥チャンプの解説を毎日集めていました。
解説者、ファン、マニア、現役プロボクサー、元世界チャンピョン、評論家、スポーツライター、ジム関係者・・・Twitter、YouTubeにどんどん上がってきます。
同じ攻防でも、ひとつひとつ違う視点でのコメントになりますから・・・ひとつの試合が立体的になってきて、楽しいです。ボクシングは格闘技の中で競技性が成熟していると思っているのと・・・心技体頭、さらにチーム戦にもなっているので興味が尽きません。個人戦好きなのもありますし・・・テニスも同じように好きです。
そんなこんなで・・・NHKスペシャル「筒美京平からの贈りもの」を観ました。筒美京平さん関連のニュースや番組も多いですね、裏方に徹していた方なのに、その存在の大きさが伝わってきます。
最初のビックヒットがブルーライト・ヨコハマ1963年だったそうで、僕は13歳、筒美京平さんのヒット曲とともに育っていたとわかりました。
そして、松本隆さんとの木綿のハンカチーフ1975年太田裕美・・・僕は木綿のハンカチーフ世代と言っていたのでドンピシャです。
中学生の頃、ラジオで深夜放送が人気になって・・・歌謡曲からフォークソングへと興味が移っていきました。で、一番印象的だったのは・・・TVコマーシャルでの三ツ矢サイダー73年74年です。大滝詠一さんのこの曲をコマーシャルで聴いて・・・時代が変わったと思ったものでした。
演歌歌謡曲からポップな時代へと・・・特に74での風吹じゅんでぶっ飛んだものでした(笑)いまだに僕のアイドルですが(笑)・・・そして最近注目されているシティポップへとつながっていますね。
「筒美京平からの贈りもの」の中で・・・筒美京平さんの曲を「極上の味噌ラーメン」と例えていました。香港や上海のラーメンを
日本的な味噌と合わせる発見だと。
邦楽と洋楽の融合につながりますが・・・歌謡曲の日本的なメロディに、歌謡曲では使っていなかったコードを使って、他にもわずかな音の動きをさせると・・・それは、思いつくようで思いつかない工夫で・・・そのような一瞬の差し込み、それが光り輝くエッセンス、センスの象徴なんだと。
ヒットや何度も聴きたくなる、時代が変わってもいい曲だなぁーと思える・・・まさに不易流行で変わらないものと変わるものを捉えているでしょう。
コーヒーは輸入文化なので・・・ついつい同じようなことを考えてしまいます。欧米の飲み物嗜好品を日本の暮らしで魅力的なように・・・日本の暮らしも30年前50年前とは変わってきていますしね。もう、欧米崇拝で流行作るのもなかなか通用しなくなったでしょう。
常連さんからはいつも美味しそうなもの食べていていいですねーとよく言われますが・・・素材を選んだり、焙煎したり、ブレンドしたり味覚の仕事ですし・・・お客さんはコーヒーだけで生きているわけでは無くて、普段の暮らしの食生活がありますから・・・飲んだり食べたりが大切な仕事なんです。
さすがに、自分が美味しいと思うものを商品とすればよしと言った段階では無いですし・・・勿論、自分の物差しに適わないものは売りませんが・・・。
で、筒美京平さんからのヒットやいまだに魅力的な曲を振り返っていたら・・・また飲みたくなる、食べたくなる魅力を考えていました。
虜になる美味しさ、抗えない美味しさ、悪くない美味しさ、凡庸な美味しさ・・・美味しさにも色々とあります。
抗えない美味しさは生命の維持に必要な栄養で・・・炭水化物、タンパク質、出汁の旨味、油脂分が合わさると抗えない美味しさになります。ラーメンは抗えない美味しさの代表でしょう。
蕎麦だと手打ちの洗練された蕎麦になるとお客さん限られますし、高くなりますし天ぷらや鴨がつきものです。気軽な立食い蕎麦だと天ぷらやかき揚げがつきもので、男子はさらに生卵入れます(笑)これで、炭水化物、出汁の旨味にタンパク質と油脂分が加わって完成するわけです。そういう意味ではコロッケ蕎麦は理に適っています(笑)
さかもとこーひーは昔から常連さんに・・・坂本さんこーひーに何か入れてるの?ついつい飲みたくなって飲む量が増えてくるんだけど(笑)ってよく言われています。
これがコーヒーや紅茶やお茶の魅力だと思っているんですが・・・虜になる美味しさだと思っています。勿論、素材のクオリティだったり、焙煎の上手い下手によってその魅力はでなくて・・・悪くない美味しさ、凡庸な美味しさになってしまいますので・・・その辺にエネルギー使っているんです。
で、サンクオピエのシェフとやりとりしていて、その辺を聞いてみたら・・・ピアノとフォルテくらいで、ピアニッシモとフォルティシモくらいの幅がないと、そういう意味では音楽やっててよかったと思います。まあ、料理ばかりやってちゃダメということですね。(笑)若い人は特に味わい深さが出せてないことが多いですよね。・・・とさすがジャズのベースマンだった答えでした。
昨年亡くなった新橋の名店京味の西さんは「奥のある味」と仰ってました。1回リピートするだけではダメで・・・2回3回リピートする味わいが大切なんだとも仰ってました。その奥のある味は奥行き、余韻、虜になる美味しさと重なってきます。
虜になる美味しさは高級食材や高額店の話しでは無くて・・・日常的な飲食から高額な飲食まで平等にあると思っています。高額な飲食でも悪くない美味しさ、凡庸な美味しさは溢れているように思いますし・・・なので、最新の流行だったり、手に入りにくい食材だったり、珍しいものだったりで高くなるんでしょう。
虜になる美味しさ・・・常連さんが浮かぶことも大切でしょう。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
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