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魚焼き機

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もっそもりやま @ (  ̄ω ̄)ゞ<ももっ おじゃましまーす。 おもしろくて初めか…
魚焼き機 @ ……ツンデレ。 それはもう十分に素敵なツンデレだと思う…
世亜羅 @ 私的には・・・ デレ対象は冷や汗を垂らしつつも 「旨い…
2006.03.03
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この作品の中で萌え的な目線での最重要ポインツは、まず間違いなく276頁のどう考えても惚れてるとしか思えない程情熱的にクロウの外見、及びに雰囲気を賛美するド・マリニーだと思うのです。

だって、普通は 今もなお会うたびに―――この前会ったのがいかに最近であろうとも―――彼には目を見張らざるをえない。その悠然たる長身痩躯に、勇ましげな男ぶりのよさに、かつまたあのさぐるような黒い瞳の奥からつねに滲みでている知力の豊かさに。  なんて事細やかに同性の外見を描写、賞賛しないと思うんだ、私。…愛か?愛なのか?



更にこの話のクロウって…かなり、性格が悪いような気がするんですけど気のせいでしょうか。

何ていうか、素で尊大というか傲慢というか…生涯の親友(著者による公式な発言です)と二人きりだったんで、油断して本性が出ていたんでしょうか。少なくともこんな奴を素直に慕っているド・マリニーは性格がよすぎると思います。

275頁では 彼からの指示はほとんど王室からの命令にもまさって絶対的ともいえるのである。  とまで言っているし、本当に変な意味でなくても(いや、変な意味であるほうが浪漫回路の燃料的にもいいんですが、当然ながら原作ではそんなものがあるわけないし)クロウが好き好きなんだなぁ…と、微妙に微笑ましくなってきたり。



そういえば『地を穿つ魔』の42頁でも いかに劣っているとはいえ、同じ力を持つ者なのだから  なんていう超弩級に失礼な事をいってるクロウの事を クロウという男にしてみればこれでも大いに誉め言葉なのだ!



さて話を『名数秘法』に戻して、312頁  「(前略)銃は別の目的のためだ。つまり、普通の人間を威嚇するためだ」(中略)「すばやくそいつ(警備員)の制服制帽を剥ぎ取り、猿ぐつわを咬ませて奥の小部屋に閉じ込めた(後略)」 ―――えっと、これはクロウが世界滅亡を企む敵の所有する工場へと侵入した時の行動なのですが…どう考えたってコレは犯罪だろう。

たとえ雇い主がどうしようもない悪人だったとしても、その警備員は職務に忠実なだけであって、電波さんも真っ青なMMR英国支局の構成員(違)に拳銃を突きつけられ、挙句の果てにひん剥かれなきゃいけないことは何もしていないっていうか、この場合はどう考えても弁解の余地なくクロウの方こそ犯罪者となっているような気がするんですが何故そこに突っ込まないんですかド・マリニーたん。

…衣服を剥ぎ取られている間、怖かっただろうなあ警備員さん。いきなり銃を突きつけられて、脱がされたりなんかして、命のほかにきっと尻の穴の危機も感じたでしょうに。



―――ついでに思い出したんだけど、『黒の召喚者』の全裸の上にガウン一枚って、万が一ゲドニーがウホ!な人だったらどうするつもりだったんだクロウよ…ってか、その格好はどう考えても「ホ~ラ見てごらん」な露出系の変質者だ。100%ありえないと思うけどもしクロウがそっち系の犯罪で捕まっても、ド・マリニーはやっぱり庇うのかな…あの好き好きっぷりからしてほぼ確実に庇うだろうな、うん。



しかも警備員をひん剥いた後に、クロウってばマグルゼル(あ、世界滅亡を企んでる奴ね)を思いっきり殺してるし。…実際には「数」を告げただけなんだけど、結果的にマグルゼルは死んでるし、シチュエーション的に、同行していたマグルゼルの運転手辺りにはクロウがなんかして殺したと思われてても不思議じゃないと思うんだ。

そうなると、警備員経由で不審者(クロウ)の外観が警察に流れたりとかそういうマズイことになりかねないと思うんだけど。 ―――大丈夫なのかな、本当に。



それに『名数秘法』以外でもクロウって結構ヤバい事をしてるんだよね…。『タイタス・クロウの事件簿』に収録されてる短編だけでもマグルゼル以外にも、『妖蛆の王』のカーステアズや前述の『黒の召喚者』のゲドニー辺りはガチで殺している(まあどっちも自滅の色彩が強いけど)し、『海賊の石』のソールソンや『ド・マリニーの掛け時計』の強盗コンビなんかも目の前でみすみすと死なせてるし、正直よく今まで警察やなんやに捕まったりしなかったもんだ。

『名数秘法』では前述した通りの行動だし、『妖蛆の王』ではどうもカーステアズと交わした雇用契約書はまるまる残ってるっぽいし、『黒の召喚者』ではゲドニーの身辺をおおっぴらに調査した上に脅迫と取られても無理はないことを言っている姿も目撃されてる。 『海賊の石』では実際には無関係どころかソールソンを助けようとするが故とはいえ滞在先のホテルから割と強引に連れ出してるし、『ド・マリニーの掛け時計』では…これはどう考えても強盗コンビが悪いか。





まぁ某金田一少年やコナソ君だって、行く先々で殺人事件が起こっているけど滅多に疑われたり捕まったりしないわけで、更にいうならファンタジーの世界でこんなことを言い出す方が野暮だってのもわかってますけどね。





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Last updated  2006.03.27 00:03:41
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