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二十四節気の9番目にあたる芒種は、毎年6月上旬〜下旬にあたる節気です。現代でもよく耳にする夏至の前の節気となります。2024年は6月5日〜6月20日が芒種となります。この時期は梅雨入り時期と重なるため、高温・高湿であることが特徴であり、また、今年はゲリラ豪雨に見舞われるかも知れません。芒(のぎ・ぼう:イネ科の植物の穂先の部分)のある植物、つまり、稲や麦などの種を蒔く頃、という意味です。実際には種蒔きは終わり、田植えも終わっていますがイネ科の植物は多いので農家の人は畑から目が離せなくなる忙しい時期でもあります。今日は、全国的にお天気が良いようで朝から雲ひとつない青い空が広がっています。お日様が昇っている時間も今日は長い。一日24時間中、15時間ぐらい明るいのです。いつまでも日が暮れずあっと言う間に日が昇る頃が夏至まで続きますね。仲夏です。くれぐれも体調管理をしなくてはいけない時期ですね。にほんブログ村にほんブログ村
2024.06.05
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笠間陶芸美術館女子高校生二人を連れて芸術、美術鑑賞です。陶芸美術館では、今、「魯山人クロッシング」が企画展示されています。女子高生曰く「ろさんじん」「それ、なんですか」書画、陶芸、料理に興味の無い人にはそれが、人なのかモノなのかなんの事なのか解らなくても当然ですね。まぁ、ともかく美術館に入ってみましょう私は何度も何度も来ている美術館。魯山人展も此処だけではなくいろいろな美術館で「魯山人」の作品を目にしています。さぁ〜作品を見て女子高生の反応は‥「可愛い」「こんなの見た事ない〜」「何に使うものですか」器のそれぞれにはちゃんと「名」がありますが「皿」「鉢」と説明書きがあってもよくは分からないようでした。作者は「皿」とか「鉢」「徳利」「小皿」「花入」などと書き入れますが実のところはそれをどういうふうに使ってもお買い上げの人の使い勝手でその用途は決まります。女子高校生は、前回もそうでしたが、目をキラキラ輝かせて魯山人の作品群を見ていました。何も分からなくても良いのです。誰かが、こうした芸術美術を見るように仕向けてさえすれば頭のどこかに記憶として残ります。良いも悪いも分からなくても構わないのです。私がそうであったように美術館や博物館に展示されているものは教科書に載るようなものばかりなのです。そして、年を重ねるごとにそういうものの価値が分かってくるのです。魯山人展ばかりではない常設展も見てミュージアムショップにも行ってまだまだ、課外授業を続けましょうつづくにほんブログ村
2024.06.03
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東京では昨日、桜の満開発表当市は、まだ三分咲き〜四分咲きくらいかしら今日は桜の花盛りの際に詠まれた和歌を拾い集めてみました。狩はねむごろにもせで酒を飲みつつ、大和歌にかかれりけり。いま狩する交野の渚の家、その院の桜ことにおもしろし。その木の下に降りいて枝を折りてかざしにさして上中下みな歌をよみけり。馬の頭なりける人のよめる。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」惟喬親王が詠んだ和歌です。桜が咲く時期はお天気がままならないのは昔も今も然程に変わっていないのです。花もやうやうけしきだつほどこそあれ、折りしも雨風うち続きて心あわただしく散り過ぎぬ。と、徒然草にも書かれているように天候不順で花見が雨にたたられることは少なくないわけで‥「咲けば散り散れば桜の蔭深き芳野は花のときは山かな」 紹巴「花を待つ心こそなほむかしなれ春にはうとくなりにしものを」西行「わが心やすむまもなく疲れはて春のさくらの 奴なりけり」本居宣長桜の花はもう長いこと、「ただの花」には戻れずに日本を代表する象徴文化の一つになりそれは「富士山」と同等に見なされるほどの花になってしまいました。今日は気温が午後になっても10度ぐらいで霧雨が降ったり曇ったりで我が家の散りゆく子滝桜を愛おしみつつBlogを書いています。寒いのでストーブにヤカンをのせているとお湯の沸く音がしてくる。外で遊んでいた猫たちが帰ってきて暖かいストーブの前で二匹でゴロンと横になって寝るみたいですよ。やっぱり外は寒いもの‥明日は、ちょっとだけ遠出のお花見なのですがお天気が今ひとつで困った‥でも、約束しているので明日のお出かけの用意もしておかなくてはいけませんね。何を着ていこうか‥悩ましい‥「桜紀行」がかなり乱れてしまっている2024年。なんとか、美しいをいっ〜ぱい愛でに行きたいと思いつつも天気に悩まされそうな各地の桜満開発表ですね〜にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.05
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「本阿弥光悦の大宇宙」京都の鷹ヶ峰の「光悦寺」でも光悦の抜きん出た美意識を私は、五十年ぐらい前から素晴らしいと思っている。「日本のレオナルドダヴィンチ」とも言われているのは最初に光悦の作品群を初めて見た時でさえそう言われていた。まぁ私は、光悦の方がより優れているなぁ〜ってず〜〜っと思っていますが‥どの作品を見ても「素晴らしい」の一言ですよ。幼い頃から「茶道」を続けていますが師匠の家元は「茶道家」「華道家」「書家」「陶芸家」「日本画家」でものすごい感性が優れて私の師匠は「天才」だと思っていましたがその家元も「光悦」を高く高く評価していました。今思えばきっと「光悦」に憧れていたのかも知れません。「折り紙付き」の言葉の語源にもなっている光悦の鑑定書‥鶴下絵三十六歌仙和歌巻の鶴の下絵はあの「俵屋宗達」が描いています。本物を間近に見て感動してしまいました。「書」がイイですね〜何しろ、江戸時代の「三蹟」です。そのお三方は近衛信尹(このえのぶただ)本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)の書は、日本書道史における近世の幕開けと位置づけられて、後世「嘉永の三筆」の名で呼ばれています。とネットに書いてありました存じていましたよー国立博物館のお話はまだ続きますが明日は「3.11」の追善供養があるので3.11への思いを書きます。では、また明日‥にほんブログ村
2024.03.10
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東京上野のJRの公園口はずいぶん、キレイになって上野らしさが少し薄れて来たように感じた‥外国人が多い上野公園の地図があったので取り敢えず、UPしておきますねーもう何回来ているか分からない上野公園。美術館、博物館、上野動物園、水族館音楽堂、不忍池などなどい〜〜っぱい教育文化施設が盛り沢山の公園です。ロダンの彫刻がある「西洋美術館」を右手に見て前に歩いていくと右に曲がれば「国立科学博物館」がありこの科学博物館は、クラウドファンディングであっという間に2億だか3億円をGETして有名になった博物館です。今日は、科学博物館には行かないので、駅から真っ直ぐに歩いています。一番、奥に見えるのが「上野動物園」を、横目に交差点を右に行けば見えてきましたよ‥「国立博物館」です。今日の東京はものすごい強風で空には雲一つなく、晴天ですが北風が寒〜〜イ飛ばされそうになりながら信号を渡ってやっと博物館の入り口到着です。混んでますね〜〜〜チケット売り場に人がいっぱいですよ。チケット売り場の窓口は10もあるのに兎に角、1~10までどの窓口も人でいっぱいですやっと当日券を買って博物館の敷地内に入ります。あ〜〜何度来てもイイですね〜この本館では<建立900年 特別展「中尊寺金色堂」>が展示されています。此処は、本当に大勢の人たちが並んで入場を待っていました。待ち時間は大凡40〜50分だとか‥本館の右側には「東洋館」があります。こちらは、常設展なので人もまばらでした。私のお目当ては「平成館」で特別展示が明日までの「本阿弥光悦の大宇宙」です。「平成館」へと向かいます。あれこっちは、そんなに混んでいないのねー良かった此処へ来る途中に博物館内で、満開の「寒緋桜」を見ることが出来ましたソメイヨシノは、あと10日くらいで開花予想が出てるけれど私の「桜紀行」もいよいよって感じになりました国立博物館のお話は明日も続きますにほんブログ村にほんブログ村
2024.03.09
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令和6年は、広間の隣の部屋にお雛様を飾りました。壁の色がブルーなので赤やピンクの色がとても映えます今年は、私の御殿飾りのお雛様いろいろ飾って「女の子」のお節句らしくですね〜この「びら簪」は私のか娘のか、もう分かりません筥迫(はこせこ)も二つあるのでこれも飾りましょう。他にも髪飾りや懐剣も飾りましょう。私の3歳の時の着物や被布も飾りましょう。この家に住むようになってから初めて場所を移した雛飾り‥これからは、この部屋に飾ることにします。広間は広間で早春の室礼を致します。やっぱり広間の室礼はこうしておいた方が落ち着くわぁ〜今日は、これから友達と一緒に日帰り温泉に行って何か、美味しそうなものを食べてきます〜お雛様は旧暦の桃の節句まで飾っておきま〜〜すにほんブログ村にほんブログ村
2024.03.03
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新嘗祭は「しんじょうさい」ともいい、「新」は新穀を「嘗」はお召し上がりいただくことを意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りします。令和の御代になってもこのお祭りは毎年11月23日に宮中を始め、日本全国の神社で行われています。神様のために特別なお米を作っている農家さんがおります。当市にもそんな農家さんがおります。そのお米は普通のお米とは違って随分、遅くに収穫されて天日干しにして丁寧に丁寧に精米されます。それを神社に奉納します。朝早くからその神事は行われてそのあと、氏子たちにそのお米が下賜されるのだそうです。そのお米のことを「御下賜米」と言います。コロナ禍の際には頂戴することが無かったのですが3年ぶりに私のところに届けられました。とても美しいお米です。お米は日本人にとって大事な大事な基本的な食材です。有難いことです。すべてのものに感謝をして‥あとは、このお米、何時、炊きましょうや〜にほんブログ村
2023.11.23
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秋は「芸術の秋」今日は、「陶芸美術館」に行ってきました。美術館、博物館巡りは大好きで、「何が‥」とは決まっていないのですがそれは、自分にとって興味が有るのか無いのかに関わらず、美術館、博物館を回っています。「何も解らなくて良い」「とにかくなんでも観ること」「良いものしか展示されいない美術館」「貴重なものしか展示されていない博物館」そう先輩に言われてからもう40年以上の歳月が流れました。「何度も何回も観ているうちに良いものはこうなのだと解るようになるから」先輩は言われたことをずっと守り続けている私。この頃は、だいぶ目が肥えてきました。館内に入ると飾られているもの。なんだか、よく分かりませんがたぶん、「今」を表しているものが展示されています。芸術は何なのでしょう長年、いろいろなものを観てきて分かったことは最初から「芸術家」などという人は存在しないと言うことですね。各分野に挑戦してどうにかこうにか「その道」の人たちに認められて「職人」から「〇〇家」に成るのだと思うようになりました。陶芸美術館には国内、洋の東西を問わない多くの作品群が展示されています。大きな作品群はどれもこれも高さも幅もありちょっと飾りましょう‥などというものはありません。上の写真の置物も高さは1メートルぐらいもあってどこに置くべきものなのかもまったく判断が付きません。これもそうですがきっと、大きなビルの入り口とかに飾るのかもしれませんね。これも同じくでとても大きいのです。やっとお馴染みの作家のものがありました。「ガレ」です。「ガレ」は何度もいろいろなものを観ているのでそれほどの感動もありませんが結構、人目に付く場所に飾られていました。こちらは硝子工芸品。こんな色を出すのはきっとものすごい技術が必要なのでしょうね。おや 可愛いものもありました。「カサマシコ アマビエ」というタイトルで令和2年の作品でした。コロナの影響はこんなところにもあるのですね〜〜「板谷波山」の壺も「定番」で私は、何十回も観ています。良いものをたくさん観て「目」を養いましょう‥なんと言っても「芸術の秋」「美術の秋」「紅葉の秋」「音楽の秋」「食の秋」‥楽しいことは目白押しですもの。お天気も良いしなんと、今日は25度の「夏日」です。明日へつづく‥にほんブログ村
2023.11.03
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「十三夜」「十五夜」だけ見るのではなく「十三夜、後の月」と、2度見るのが縁起が良いとされています。お天気は昨夜からちょっと不安定になったりしていますが今日も日中は上天気月の満ち欠けは毎月、見ていても飽きたりなんぞしません。日本人の美意識はまん丸の満月をそれほどに褒め称えてもいないのですよ。月は満ちて欠けるからこそ美しい十三夜の月を観るとあと3〜4日、月が美しく見えるあたりも日本人が持ち合わせている「美意識」なのかも知れませんね。さて、お月様を愛でるよりも朝早くから今日は「車検」でした。あ〜〜新車を買ってから3年近く経つのですね〜まさに月日の経つのは速い車検で一日、ディラーに車を預けてしまうのだから車のコーティングや撥水加工やいろいろまとめて整備していただくこととしました。予算オーバーにもならずに済みました。代車も用意してくれました。好きな方を選んで良いとのことで古いタイプのデイズにしました。車検も無事に終わったし今宵は十三夜の一献です熱燗と鰹と鮪のお刺身‥熱燗が美味しい季節になりました。そして月を眺めてキュ〜っと美酒を飲み干してあとは「きのこごはん」が炊けるのを待つだけの幸せなひとときですにほんブログ村
2023.10.27
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そんなに慌てて片付けなくても良いのだけど今日もカラカラ天気なので雛仕舞いをすることにしました。その前に思い出の着物を壁から外して改めてよく見てみました。なんとまぁ、こんなに美しく花々が描かれています。牡丹、大菊、小菊、梅、桜椿、藤、紅葉、鉄線、南天、菖蒲など‥絞り染めもまだ少し纈が残っています。「ありがとう」ですね〜雛人形もそうだけど娘のために大枚を叩いて特注の着物を作ってくれた父に感謝です私が三歳の時の着物は伯母が作ってくれました。これもまた、特注で出来上がるのに一年掛かったと母から聞いた記憶があります。この世にたった一枚しかない着物です。しかし、虫も喰わずによく保存しています。保存に関しては私が手入れをしているからですが‥お雛様も来年までゆっくりと箱の中で休んでください。雛飾りや五月のお節句の兜や鯉のぼりなどどれも親や祖父母、親戚の皆さんが子供の成長を願って買い揃えて下さったものです。納戸にずっと仕舞いっぱなしではその恩に報いることができません。年に一度ですから光溢れる場所にお出しするのが良いと思っています。また、仕舞う時もいろいろな思いが頭の中を舞っています。さぁ、雛飾りの片付けが終わり広間には何もありません。お床の室礼はどうしましょうか考えながらの一服タイム午後ティです。今日の内にお床の室礼を仕上げます。にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.04
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ひな祭りです。今日は、女子らしい一日を過ごしております。お菓子も菱餅を手に入れました。桃色は好いですね〜今日は、何も云うことはありません。皆様、佳きひな祭りを楽しんでくださいませ。今夜は「雛ちらし」ではなく太巻き海苔巻きです。お友達と一緒にお祝い致します。白酒ならぬ冷酒で一献にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.03
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「茨城県陶芸美術 HP」板谷波山の作品はどれをとっても繊細で柔らかでなんともはや美しい‥「板谷波山 ウキペディア」茨城県出身の板谷波山の作品はもう何度も何度も観ている。今回は生誕150年という節目の展覧会なので楽しみにしていました。陶芸美術館は笠間市にあります。四季折々広い広い公園の中にあるのでこちらにも何回も訪れています。この美術館の私のお気に入りの場所が入口受付を済ませて右側にあるこの壁が私のお気に入りです。ここで展示会がなされたポスターですが美術品の展覧会は各地を回るのでもしかしたら、皆様もどこかで観たことがあるポスターかもしれませんね。板谷波山の作品はそう簡単には写真に撮らせてはくれません撮影が許されているのはごく僅かです。板谷波山の醍醐味はこの色合いですねぇ〜〜こんな色味の陶芸作品を作る作家は類を見ませんね。その艶やかさ、その壊れそうな繊細さ、滑らかさ‥コピーは作れないと毎回、感じる私です。デッサンもありました。初めて観ることが出来ました。絵もすっごく上手なのですね〜当たり前のことですが本当に細かく描かれていました。香合と香炉と花入も写真に撮ることが出来ました。どれも素晴らしかった‥陶芸美術館は、笠間芸術の森公園内にあります。陶芸の体験もできます。登窯です。横から見るとこんなに上へと登っているのです。公園内はいろいろなオブジェがいっぱいです。レストランやショップも充実しています。日曜日なので美術館は混んでいましたがだれも居ない瞬間を狙っての敷地内の写真ですあ〜目の保養をさせていただきました。つづくにほんブログ村
2023.02.19
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ようやく、お雛様の飾り付けが終わりました。今年は、御殿飾りはお休みして娘の親王飾りの内裏雛だけを飾りました。三年ぶりに昭和30年代の大振袖を飾りました。帯もそれなりに古い帯です。実はこの緋毛氈が見つからなくて昨日は難儀しました。これが無いとお雛様を飾れません。脇床も女の子らしく飾り付けました。小さなお雛様も小さな雪洞も飾りました。羽子板と言えば、お正月ですが藤娘の羽子板ですからひな祭りの方がお似合いです。毎年、雛飾りは娘のものと私のものを両方、組み合わせて飾っています。この被布は、私が三歳の時に着た被布。こんなに小さいのですね〜高坏には紅白の丸餅ですがまだ2週間も先のことなので取り敢えず、紅白の干菓子を飾っておきます。我が家の雛飾りに初登場の着物。私が茶道の師範を頂くと決まった時に父が京都の「千總本店」で染めさせて作ってくれた着物です。その時、私は高校三年生でした。師範のお披露目式は二十歳になるまで引き延ばしました。何故って、あまりに早いと言うか若過ぎて、大学入試も控えていましたから‥今では良い思い出の一つです。そんなこんなもあってこの着物は手放せませんね。着物が出来上がって京都から手元に届いて畳紙を開けた時、なんて、綺麗なんだろうと思いました。もう50年以上も前のことなのに忘れてはいませんわぁ〜〜雛飾りは大体終わりました。あとは、三月三日まで少しずつ手を加えてゆくことでしょう。疲れましたお風呂に入ってですね。今日はお天気が良くて暖かくて良かったにほんブログ村
2023.02.18
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今日は「大雪」<雪いよいよ降り重ねる折からなれば也>(歴便覧)朝夕には池や川に氷を見るようになる。大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。と、暦にはあります。2022年の冬はカレンダー通りに12月に入るといきなり「冬」になりました。千波湖の白鳥たち。いろいろな渡鳥が飛んできています。コブハクチョウオオバンキンクロハジロコクチョウカイツブリなど多くの水鳥たちがいます。千波湖ではコクチョウやハクチョウはいつでも見ることが出来ます。渡らないのです(渡ってくる白鳥もいます)と、あるお屋敷のお庭は冬の準備をしていました。苔が枯れないように苔を愛する庭師の人たちが頑張っていました。関東の栃木や群馬の山でもお隣の県の福島の山々でも雪が降り始めました。あと残っている2022年の二十四節気は「冬至」だけです。今宵は「宵月」冬の冴ゆる月が見えたら良いなぁ〜にほんブログ村
2022.12.07
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深まりゆく秋‥明日は「立冬」ですよ〜日没の前に月が昇りました。「月は東に日は西に」ですね〜蕪村の俳句で本当は春の歌ですね。<菜の花や月は東に日は西に>「筑波嶺に月は東に日は西に」でもイイかしら今宵は「十三夜」になります。日没後、空が燃え出しました。国道は、いきなり混雑です。陽が短いと気が急くのです。ラジオで交通情報を聴くと東名高速、関越道、東北道、常磐道それと首都高速‥どこも二桁の混み具合です。どうぞ、お気をつけて‥にほんブログ村
2022.11.06
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「枕草子」「秋は夕暮。夕日のさして山の端(は)いと近(ちこ)うなりたるに、烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入(ひい)り果てて、風の音(おと)、虫の音(ね)など、はた言ふべきにあらず」清少納言の枕草子。これよりも優れた随筆は無いと言われています。「秋」は誰かに教えてもらわなくともやはり、「夕暮れ時」が良いと私も思います。秋の夕方は「つるべ落とし」であっという間に日が暮れてしまいます。その大凡、30〜40分ですが今日の夕暮れを移動中にスマホで撮りました。本当に日が暮れてしまうのが速いのです。<午後4:15><午後4:20><午後4:25><午後4:35><午後4:38><午後4:41分><午後4:46><午後4:50><午後4:57>辺りは暗くなって虫の音だけが聞こえています。先日、ラジオで「枕草子」のクイズを放送していました。「春はあけぼの」では、「夏は?」「秋は?」「冬は?」この残り3問の季節を全問正解したゲストはいませんでした。勉強不足というか‥不勉強というか‥中学生か小学生6年で習った筈ですよ〜みっともない‥放送しなければ良かったのに‥にほんブログ村
2022.10.23
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ワクチン接種の副反応で「雛仕舞い」が少し遅れてしまいました。可愛いからずっと飾っておきたいけれどまぁそうもいきませんね〜二十四節気の「啓蟄」も過ぎたことだしそろそろ片付けましょう。お人形だけでなく広間の室礼を全部、変えることになります。私の三つのお祝い、七つのお祝いの着物や被布、娘の親王飾り、羽子板等々全部、片付けます。一つ一つ、想い出を遡ってまた新しい想い出を込めて大切に仕舞います。御殿飾りはまた、バラバラにします。これが流行った頃の雛人形の職人さん達の技術はスゴイなぁ〜とつくづく思いますね〜小さなパーツをよくもまぁ作ったものです。また、来年、飾れる私が居ると良いのだけど‥赤い毛氈だけになると間が抜けた感じですね〜こ〜んなに可愛らしかったのに‥それぞれの箱にそれぞれの物が仕舞い込まれますがまだ、蓋を閉じてはいません。勿論、防虫剤も入れますが私は、3月12日の朝刊を入れてから雛人形を納戸に入れることにしています。3.11の東日本大震災の記事が新聞に掲載されているからです。決して忘れないあの地震の恐怖。毎年、地震の怖さの捉え方が少しずつ変化してくるのが新聞を入れておくとよく分かります。だから、雛仕舞いはしても箱を閉じるのは12日になるのです。もう15年ぐらい前にお煎茶の先輩に100歳を超えるおばあちゃまの口癖を思い出します。「あなた、戦争はそんなに怖くなかったわ。空襲警報もなるし疎開も出来たしもう生まれた時から日本は戦争をしていたしね。でも、関東大震災は怖かった‥突然だものね。東京もあっという間に火の海で焼け出されて家族とも別れ分れになって‥」戦争は憎む相手が出来てしまうけれど自然災害は恨んだところでしょうがない‥のか‥でも、どっちも悲しい。にほんブログ村にほんブログ村
2022.03.08
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令和4年の我が家のお雛様は娘の内裏雛と私の御殿飾り雛の二つを飾りました。お雛様飾りの色合いは全体的に赤とピンクだらけですね〜普通なら、お雛様のお花は「桃の花と菜の花」が定番ですが今年は、全く違う春の花々を活けてみました。お花は色とりどりのカーネーションオレンジ色のガーベラアクセントにアイリスの花いつものお床の花とは全然違う洋花ばかりですそれから日曜日にはお茶のお稽古がありますのでお稽古用の茶道具も設えました。脇床に娘のお雛様の親王飾り。娘の羽子板など華やかで愛らしいものを飾りました。自作の炉屏も工夫して飾り棚を賑やかにしてくれています。春の山々を描いておいて良かったかな古い着物も納戸から久々のお出ましです「桃の節句」の室礼は可愛くて「ハレの日」に相応しい色合いが善いと自画自賛ですにほんブログ村にほんブログ村
2022.02.25
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2022年1月今年の最初の満月です。今日は庚午 友引月齢 14.4ですから明日も満月と言っても良いでしょうね。「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」(よみ人知らず)「月」と言えば「中秋の名月」を指しますが私は、毎月、それぞれの季節の「月」に趣があると思っています。冬の「月」は「冴ゆる月」でいつまでも外で眺めてはいられませんが本当に冴え冴えとして吸い込まれそうに美しいと思います。今宵の満月、次回の満月の頃は「梅」の便りも届く頃かと‥夜も深まると北斗七星が昇ってきます。北斗七星は「春の星座」‥広大な夜空も季節をきちんと教えてくれますね。今宵は皆様も月を見上げてみて下さいな。にほんブログ村
2022.01.17
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真っ白な雪で作られたお餅の様な大福。今朝、友人から届きました。光の入り方が好い感じに写真が撮れました。自分ではスマホにしては満足な撮れ方でしたおや「苺大福なのね‥」半分に割ってみると大きな苺が入っています。柔らかすぎて良く研いであるペティナイフでも上手に切れない淡雪みたいにふわふわでやわやわな苺大福でした。友人からのお届け物は、この苺大福が一つとトラ焼が一つ辛いお煎餅が一袋オレンジヨーグルトが一本と小さめの昆布茶が一袋‥甘い、ショッパイ、辛い、酸っぱいのとバラエティな新年のご挨拶ですね〜では、苺大福を柔らかい内に頂きましょう。折角ですから少し濃い目のお抹茶とご一緒に。苺大福は半分で私には、いっぱいいっぱい量ですよぉ〜〜〜お茶碗も新春らしく華やかに。お正月は色合いが「ハレの日」の色ばかりでどんなに寒くてもやはり新しい「春」が来た様に感じます。では、一服‥う〜ん、お抹茶を少しを濃い目に点てて「大正解」でしたご馳走様でした。ああ〜〜〜〜〜「宿題」付きです‥これを訳して欲しいと依頼書が添えられておりました。「趙州道底茶中骨只許老胡知不許老胡會」え”え”〜〜〜難しい‥これ禅問答「分かりやすく説明して下さい」なんて‥どうしましょう‥分かりやすく‥か‥なんという事でしょう‥今月中に返答せねば‥苺大福、食べなければよかったわぁ〜〜にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.03
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建仁寺さんは「美の殿堂」と言っても過言ではありません。書、襖絵、庭などの詳細は下記の建仁寺HPで各写真をクリックして下さい。「建仁寺ギャラリー」前置きもした事ですし素晴らしい仏教美術に触れてみることに致しましょう‥「拈華」とは、花をひねるとあります。花一輪に心を互いに通わせる‥解釈はいろいろあるのでしょうけれど佳き言葉ですね。丸、三角、四角は禅宗の四大思想の象徴です。「凪」と名付けられた襖絵。「唐子遊戯図」「舟出」と名付けられた圧巻の襖絵美しいお庭潮音庭の紅葉の鮮やかさどこから見ても美しく数人の観光客がいるだけでずっとここでボーッとしていたい気分でした。禅寺らしいお軸もありました。目に入るもの全てが清々しい風のようでした。本坊、方丈を後にして法堂へと案内に沿って歩きます。庭園が大きくても小さくても巧みに計算され禅の息遣いが心の中に聞こえてくるよう‥大雄苑のお庭もこうして見るとまた趣きが変わりますね。「法堂」に着きました。な、なんと雄々しい龍の天井画なのでしょう。「双龍図」法堂の正面須弥壇には本尊釈迦如来座像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者が静かに微笑んでおられるようでした。建仁寺さんでの出会いを大切にそろそろ現実の世界に戻るとしましょう。帰りの便までまだ少し時間があります。つづく‥にほんブログ村にほんブログ村
2021.12.04
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「その栗鹿の子を一人ずつに分けておいて‥」「じゃあ、この菓子器にお一人様に‥」あけびの葉の上に親先生お手製の栗鹿の子。お茶のお仲間もやってきて啜り茶のお稽古は連座で楽しくでした。そして、毎週、通っているお弟子さんも啜り茶を最初から最後まではしたことが無いとおっしゃっていて私も一安心しました。何故しないのか‥昨日も申し上げましたように啜り茶は、とても贅沢に茶葉を使いますので少し変わった趣向で茶会でご披露することが多い御点前です。茶会の時は時間が押せ押せなのでお茶をお出した時点で「お終い」の段取りとなります。最後までお点前をすると時間が掛かってしまうのですね。だから、皆、最後までお稽古していなかったのです。他のお二人のお弟子さんもベテランですが初めてということでした。茶道のお稽古は抹茶でも煎茶でもお互いにお点前さん、亭主、お客さま、お運びとそれぞれ、順繰りにお稽古します。お茶はお点前が一番簡単で意外と難しいお運びです。お客様もお菓子を取り分けたり他の方々にお声をかけたりそのタイミングが測れるようになるまで練習します。亭主や席主は、お客様との問答がありますし時折々のご挨拶がスラスラと出来ないといけません。お稽古はそうした全般を習い覚えるのですから長年培っていかないとなかなか身につきませんね。で、結局、お稽古の写真は何枚も撮れませんでした。私が着て行った着物は単で九月しか着られない色合いです。帯は絽の名古屋帯帯締めも夏用の組紐帯揚げも絽で柄は「蜻蛉」です。着物もそれぞれに季節がちゃんと決まっているのでその法則に従って整えます。六月と九月は単の着物。七月と八月は絽あるいは紗の着物。帯や帯揚げ、帯締めも夏用。当然、肌襦袢や長襦袢、半襟も夏用。簡単に言えば夏冬兼用のものは腰紐以外には夏と冬が完全に分かれているのです。今を生きている方々はその日の気分で何をお召しになってもとやかくは云われませんが私は茶道のように一々が煩く季節や格を重んじるのが気に入っています。お客様にお茶を一服、一煎差し上げるだけなのに細かいところをあれこれ思考するのが茶道です。室礼も着物もお菓子も立ち居振る舞いも総合的に考えていかないといけないのです。茶道は抹茶、煎茶問わずして本来の意味の「おもてなし」なのです。さてと着物や帯、小物類を片付けて本格的な秋への準備を致しましょうか‥追記ブロ友さんのchiichan60さんから頂戴した京都のお菓子はお仲間と分けて皆、お土産に持ち帰りました。やはり、京都のお菓子は美味しいとあとでメールが届きました。皆を代表してご馳走でございました。にほんブログ村
2021.09.26
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満月といえば、まん丸なお月様。しかし、本当に正円に見えるのは、一瞬のことです。満月の日は太陽・地球・月の順番で並びますが、この3つの天体は絶えず動いているので、満月が正円に見える瞬間はほんの一瞬という事になります。今回の中秋の名月は8年ぶりの満月です。そして、今宵の夜空には木星と土星もお天気が良ければお月様の右横にハッキリと見えます。(夜空のイラストはネットからお借りしています)昨日も一昨日も綺麗に見えましたよ〜今年のお月様と地球との距離。(月の大きさ距離のイラストもネットから拝借致しました)こうして、数字で表されると月が妙に大きく見えたり小さく見えたりしているのが分かりますね〜そう言えば初夏から夏の月は大きかったように思いました。昨日、一昨日の月は昇ったばかりでも思っていたよりも小さかった‥さて、十五夜のお月様を愛でるために広間の室礼を変えました。兎の手拭いとガマの穂。夏の名残の百日紅。脇床も変えました。お彼岸が近いとは言えまだまだ日中は夏日で日差しも強いです。水鳥は涼しさを呼んでくれます。海からの贈り物も飾ってみました。フジツボです。ずっと庭に出しっぱなしでおいたらだいぶ、白くなってきました。新暦9月は夏なのか秋なのか今一つ落ち着かない月。昼間は夏。夜は秋。何を着て良いか何んの食べ物が旬なのか中途半端な月。夏の面影を残して秋へと向かうほんの束の間の室礼です。昨夜と同じくらいに美しいお月様が眺められたら果報です。月見酒、しない訳にはいきませんねにほんブログ村にほんブログ村
2021.09.21
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<見る人に 物のあはれをしらすれば 月やこの世の鏡なるらむ>(崇徳院)『意味』見る人に「もののあはれ」を知らせるとすれば、月はこの世の鏡なのだろうか「もののあわれ」→「揺れ動く人の心」<月読の 光に来ませあしひきの 山も隔りて遠からなくに>(湯原王)『意味』月の光を頼りにおいでください。山を隔てるほどの遠い道ではないのですから。<わたつみの 豊旗雲に入日さし 今夜の月夜さやけかりこそ>(天智天皇)『意味』海原の上にたなびく雲に夕日がさしている。今夜の月は清らかだろう。<照る月の 流るる見れば天の川 いづるみなとは海にざりける>(紀貫之)『意味』照る月が流れるように海に沈んでゆくのを見ると、天の川の流れ出す先はやはり海だったのだな。<月をこそ ながめなれしか星の夜の 深きあはれを今宵知りぬる>(建礼門院右京大夫)『意味』今まで月ばかりを眺め慣れてきたけれど、星の夜の深い情趣に今夜はじめて気が付いた。 いよいよ今夜夜半から台風が北関東から東北にかけて接近し、上陸して来るようである。大きな被害が出ないことをただそれだけを祈っている。にほんブログ村
2021.07.26
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日本の国花は「さくら」です。ブログの中でも何度も「さくら」について書いている私ですが「さくら」は只の「春の植物 花」ではありません。日本のあらゆる衣食住、文化、芸術、記憶などにもろもろ関連して春の女神の微笑みのように咲く。2021年の「さくらの開花予想」を見ると東京の開花は、3月15日ごろで満開が3月22日頃だそうで‥これは、新型コロナウィルスの緊急事態宣言の延長にもかなり深く深く関係しているらしい。緊急事態宣言の解除もお彼岸や花見の人出をかなり意識しているように思えてならない。人が自主的に外出しないのは大雪、大雨、大地震、台風‥こんな天候だと政府がとやかく言わなくても誰も不要不急の外出はしない。しかし、お天気が良くて、暖かく青空のもと、桜の花が咲いて人々が外に出たくなるのは当然といえば当然。「さくら」は人を外へと誘う大きな「力」がある。「花見」が昨年の春に感染者を増加させたことは明白である。そういう結果ではあるけれど「さくら」は日本人の「象徴文化」の一つとも云える。「富士山も日本の象徴。天皇家も同じように象徴。」さくらの開花とは山の神の里への降臨の告知のようである。里を訪れた神を斎祭り、神と酒食を共にすることでその元にその年の豊穣を祈る。その開花は一年の吉兆を予兆する聖なる樹であり花である。桜はそこに在るだけで大きな影響を人々に与える。「さまざまの事おもひだす桜かな 芭蕉」「ふる里となりにしならの 京にも色はかはらず 花は咲きけり 平城天皇」今年の「さくら」はまるで「徒然草」の「さくら観」に似てしまうのも知れない。「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」「たれこめて春の行方知らぬも、なお哀れに情けふかし」吉田兼好は、観ぬ花、散った花こそ好いと云い満開の花、満月のみを称賛するのを冷笑したことになりはしないか‥3月の連休はお花見は諦めて家に居てください‥とのことだろうか‥でも、「桜」はソメイヨシノだけが「桜」ではない。山桜、枝垂れ桜、八重桜は開花予想には含まれないので都会の桜ではなく、どこか遠くにひっそりと桜をこっそりと観に行きましょう‥にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.08
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本日は天皇誕生日である。本来ならば、一般参賀や諸々の祝儀があった筈だけど‥令和の天皇陛下はスタートは素晴らしかったけれど新型コロナウィルスのために多くのことが出来ない状態になっている。昭和天皇の御世は「戦争」に明け暮れ平成天皇の御世は「災害」に国家存亡の危機であり令和の天皇陛下は「疫病」に心を痛めていらっしゃる。「宮内庁HP 今上天皇皇后両陛下」天皇家は万世一系でやんごとなきお家柄。歴代天皇は125代で今上天皇は126代目で在らせられる。先日までNHKの大河ドラマに登場していた正親町天皇は106代である。お世嗣問題があれこれと噂されている。お世嗣問題は、いつの時代でも大変な問題であり、少しも平かだった‥とは言いにくい。令和の時代の天皇さまがバルコンに立つ日はいつなのだろうか‥天皇さまのお言葉は何故か、とてもお優しい‥それは、上皇さまや上皇后さまと同じできっと、とても国民を案じておられるのだろう。お誕生日に際して私も心からお祝い申し上げます。にほんブログ村にほんブログ村
2021.02.23
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今の季節の紅梅の額梅のために用意された言葉の額「清香馥郁」久々に飾ってみました。娘の親王飾りも設えました。雛壇は二段にしてどうにか飾り付けが完了しました。ケースに入っているコンパクトな雛人形セットとは違って、毎年、如何にして飾りつけるかを考えるのは楽しくもあり晴れやかな気持ちにもなり時が経つのがあっと言う間です。茶湯のお道具は追々にお抹茶だったりお煎茶だったりでその都度、変えてゆく予定ですので今は何も用意してはおりません。脇床も昨日と比べると紅梅の額が入って色合いが落ち着きました。お茶のお菓子やあられに雛ちらしなどを考えてぼーっと広間に居ると外が強風ですごく寒いのも忘れてしまいます。しばらくは、お床はこのままにして置きましょう。毎年、お雛様を仕舞う時にその日の新聞を入れていますが去年は、3月12日の新聞で被災地の様子や慰霊祭の様子が掲載されていました。こうして、思い出は私の中で形作られていくのですね〜にほんブログ村にほんブログ村
2021.02.18
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月は満ち欠けを繰り返してゆく地球にはなくなてはならない存在。月はとりわけ生命に深く関わっていることは誰しもが知っている事です。例えば胴、腹、胸、胃、肺、肢、脚、脳などなど身体の重要なところを表す漢字に月という文字が使われたのは偶然とも思われません。今宵は「十三夜」今月は2度も満月が見られることが私にはとても喜ばしい。丁度、月が昇る頃に月の右側に木星と土星が見えて月の左側に火星も昇ってきます。夕闇から夜になり月と二人きりで一献捧げたい気分ですね〜 十三夜、満つる前の月を愛でる事は名月とは違った趣を楽しむ、日本人独特の美意識があるように感じています。広間のお軸にライトを当てて「見立ての月」を演出しました。日々、忙しい明け暮れをしている人たちも今宵ぐらいは、月へ寄せる想いや風流なひとときを過ごしては如何でしょう‥「後の月賢き人をとふ夜かな (与謝蕪村)」暗くなると一気に気温が下がりずっと外に居るわけにもいきません。風邪を引かないためにも部屋の中でお月見を続けましょう。「佳きかな‥」にほんブログ村にほんブログ村
2020.10.29
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二昔、三昔前は結婚式の花嫁さんは文金高島田に鼈甲の簪、そして、お色直しには愛らしい「ビラ簪」を飾ったものです。かんざしの語源は「花挿し」「髪挿し」が変化して漢語で「簪」と書きます。今もレンタルで着物を着て髪に簪を付けてもらって歩いている観光客を見かけますがこうした「ビラ簪」は本来は「花びら簪」と言います。江戸初期に、京都で花びらをモチーフにした「花びら簪」が作られ、大層人気を博して江戸の町でも意匠を凝らした多くの簪が作られました。中でも花嫁の簪は繊細で美しいものです。花嫁のかんざしは正式には「笄」もしくは「花笄」(はなこうがい)といわれています。今日は、広間の脇床に飾った「花簪」をご披露させて頂いております。もし、これが本物の鼈甲なら大変な価値になりますがどうやら本物の鼈甲ではないらしい‥髪にかざすことは無いけれど捨てるには惜しいし、母の思い出もあるので脇床に飾ってみました。「和」の小物はイイですね〜秋は結婚式シーズンですが今の日本の結婚事情はどうなっているのでしょう文金高島田に白無垢の打ち掛けなんてもう時代遅れなのでしょうね。角隠しや真っ白の綿帽子も良いですよねこうした笄や簪は角隠しや綿帽子と外してから髪に飾ります。結婚式も今やソーシャルディスタンスで人との距離を取って三三九度や親戚の固めの杯もしないのでしょうね‥大きく時代が変わらざるを得ないパンデミック 新型コロナウィルス「COVID-19」なのですね〜戦争ならなんとか抑えることが出来るかも知れない。でも、感染症やいわゆる「病」には人類は未だ勝てた例しが無い‥そして、自然災害にも為す術が無い‥宵月が薄ぼんやりと昇っています。明日は十三夜ですね。にほんブログ村にほんブログ村
2020.10.28
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「深山幽谷」人々の興亡生死と無縁に季節はめぐり、深山幽谷には風の音、水の音が満ちている。そうものの本には書いてあります。雨と霧で人気のない延暦寺への道のりは下界の汚れを洗い流してくれるように静かに降り注いでおりました。我が家の宗派は「天台宗」その総本山の延暦寺へと向かうだらだら坂です。青楓がこの連日の雨に重たそうに枝垂れておりました。自然は恐ろしいこともするけれどこんなにも静寂で緑の息吹が私を取り囲みます。入り口がようやく見えてきました。拝観料付近に係りの人がいるだけで他には誰もいません。やっと2〜3人の観光客が薄らと見えてきました。こんなに雨が降っていて肌寒いのにお参りとは‥信心深いのでしょうか‥相合傘はそれはそれで良いのですが一本の傘でもかなり濡れてしまうほどの雨です。本来なら「根本中堂」を拝観したいのですが目下「平成令和の大改修中」ですのでまた、あとで工事中の記事をUP致します。大講堂を通り過ぎて私は阿弥陀堂まで向かいます。普通だったらこんなに雨が降っていてしかもコロナウィルスの最中わざわざ比叡山までは来ませんが何故か行かざるを得ないという思いではるばる延暦寺を訪れました。私は阿弥陀堂で母の「追善供養」をして頂くためにやってきました。阿弥陀堂で供養の予約をしておりましたのでとにかく、かなりの距離と坂と階段です。ここからまだまだ先は長いのです。心の中は気持ちが澄んできましたが靴がビショビショです。レインコートもぐっしょり濡れて「あ〜長靴で来れば良かった!」などと思いながら一人で歩いています。つづくにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2020.07.14
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「雛祭り」今夜はお友達を呼んで上巳のお節句ですから邪気を払って身を清めて女らしくお祝いをする予定でしたしかし、コロナウィルスのせいで全員集合にはならずでした。折角のお菓子も雛ちらしも子供や孫のいないお友達とひっそりと過ごしました。お友達が小さな和小物を作ってきてくれました。つるし雛も作って展示するほどの腕前ですからとっても可愛く心のこもった友からの贈り物ですお抹茶を一服如何でしょうお菓子を取り分けて春色懐紙の上に置きます。「今年は残念ね‥」「仕方がないわぁ〜休校になると子供の面倒を見る人たちは大変」「厄介なウィルスよね〜症状が無ければ若い子たちは何処へでも出かけちゃうじゃない‥」「そうなのよね‥人類は未だ病いに勝てた試しが無い‥ってホントね。」それぞれ一服頂いて‥さてと、陽も暮れたし美酒と一緒に雛ちらしでお夕食です「あら〜キレイね〜」他にも色々と作ったけれど写真を撮ったのはこれだけ‥(お喋りがお忙しくて‥)そうしてやがてオバサン二人は飲兵衛に変身してゆくでした記憶に残る雛祭りになりましたね一刻も早くに終息して欲しい感染症ですね。にほんブログ村にほんブログ村
2020.03.03
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やっと、雛飾りが完成しました。令和最初の「上巳の節句」の準備が出来ました。今年は久々にとっても古い花嫁衣装を飾りました。これは、昭和30年代の大振袖です。高度成長期に向かって日本の花嫁衣装もだいぶ斬新的に変わったのです。そういえば、1964年の第18回の東京オリンピックにに向けて日本がいろいろな分野で先進国になって行った頃ですね。着物の柄も古典柄とは随分と違います。今、令和の時代に飾ってみてもかなり、存在感のある色柄です。さぁ、お床の室礼も終わりましたのでこれから私はちょっと小旅行に出かけます。昨夜遅くにはほんのちょっと雪も舞い散りました。でも‥空けて今日はお天気も良く少々寒いけれどお出かけ日和です。では行ってきますにほんブログ村にほんブログ村
2020.02.18
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令和最初のお正月です。新しい時代の幕開けにはやはり、日本の象徴の富士山と桜の図を飾りました。狩野永叔の作品です。令和が華やかに彩られるようにお正月には珍しく花はバラとチューリップ山形の啓翁桜千両、万両、熊笹。2020年の干支は「庚子(かのえ・ね)」干支の一番初めの「子」「子」は生命のスタートで、繁殖や発展を意味すると言われています。(ネズミは子沢山ですものね)佳き年でありますようにと願ってお床を設えました。いっぱい飾って盛り沢山いろいろな意味で我が国も世界中も我が家も皆様方のお家もい〜っぱい良い事がありますように‥2020年の元日は久しぶりに家族が揃って穏やかでにこやかな年の初めを迎える事ができました。折角のお正月の床の間ですから記念写真を撮りました。暖かな佳き初春の朝でした。にほんブログ村にほんブログ村
2020.01.04
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「二之丸茶亭」です。なんとまぁ、美しい紅葉でしょう「水琴窟」がありました。小菊のところに水を注ぐと透明感のある音が聞こえてきます。柄杓を取ろうとすると「おや カマキリですよ。」柄杓を取っても動かないカマキリでした。外は寒いのでしょうね。さぁ、茶亭で一服頂きましょう。やっぱりここも誰も居ませんでした。ゆっくりとお庭を眺めて気分が良いですね〜しっとりしますね〜今年、私が見た紅葉の中で名古屋城のお庭が一番キレイだわぁ〜〜目の保養が出来ました。優しい南風が吹き込んできました。わぁ〜美しい散り紅葉です。今回は名古屋城全体をじっくり見て回りました。いろいろ勉強になりましたね〜有り難うございました。あっそうそう本丸御殿では「天守閣復元募金」をしておりました。私も僅かですがちゃんと募金をしてきました。お話はまだ続きます。お付き合いのほど‥にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2019.12.16
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東二之門を通り抜けて二之丸庭園へと向かいます。名古屋城の二之丸庭園は滝を表現した石組みが多く取り入れられて威風堂々とした日本一の規模を誇る大名庭園です。こちらの紅葉もとっても美しくお城とは違った艶やかを拝見することが出来ました。蘇鉄も立派でそろそろ冬囲いをするそうですよ。石を滝に見立てた箇所が多くヒールの高い靴では歩けません。普通の靴でも少々足場の悪いところもありました。真っ赤な散り紅葉の上を歩くのは申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちとが半々ですがやっぱり気分が良い方が勝ります。歩くと軽いサクサクとした音がするのがなんとも言えませんね〜これもキレイでしょう散り紅葉がサツキの上に散ってまるで赤い花が咲いているみたいでした。観光客のほとんどがお城と本丸御殿は見学しますが庭園の方までは足を運ばないようですねえ〜誰もいない‥こんなに紅葉が美しいのに完全独り占めです芝生の上に散った紅葉もなかなかに味がありますね〜なんかイイでしょう‥この散り具合‥この芝生の全体像はこれ‥二之丸庭園の平面図には、権現山や栄螺山など、いくつかの築山が記されていますがこれもその「山」なのかも知れません。そして、赤いモミジでばかりではなく金色のイチョウも葉も一面に散っておりました。秋の紅葉とは全くもってビビットな色合いです。あたり一面に散ったイチョウの葉を堪能してしばし、休憩致しましょうつぎは「二之丸茶亭」での一服です。つづくにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2019.12.15
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お友達が遊びに来ました。手土産にケーキを持ってきてくれました。とっても気が利いて良い人なんだけどちょっと忘れっぽいのです私は洋菓子が苦手だと以前から伝えてあるのにいつも、手土産がケーキなのです困った‥そして、もっと変なのは「お抹茶が飲みたい」とお決まりのようにリクエストされます。お抹茶にケーキが合わないのも知っていてケーキ持参って、なんかズレてませんか?取り敢えず、お軸を変えてお花もアイビーだけ残してちょっぴり模様替えです。彼女がやってきてお喋りしながらご所望の一服を点てました。「あ〜やっぱりお抹茶は美味しいわね〜」と彼女。お菓子は当然ながら和菓子です。「わぁ〜お茶のお菓子って繊細で綺麗ね〜」分かっているならケーキじゃなくて和菓子を買ってきてくれれば良いのに‥このケーキ屋さんにも和菓子が置いてある筈‥(結構有名な老舗のお菓子屋さんです)そして、ついには洋菓子も食べてしまいました。私も折角の頂き物なので食べたのですがその後、どうもお腹の調子が悪いのです。滅多に食べない洋菓子ですからお腹もびっくりしているのかも知れませんにほんブログ村にほんブログ村
2019.11.14
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不忍池の蓮と桜が初冬の青空に映えてとても綺麗でした。高いビルに囲まれた上野公園。「上野恩賜公園 HP」日本で最初の都市公園で動物園、水族館、美術館、博物館、音楽堂、文化会館などが一堂に介して上野の山にあります。大きな噴水公園の前を通り過ぎて国立博物館にやってきました。今年は御即位記念特別展で「正倉院」の宝物を東京で拝見することが出来ます。「東京国立博物館 HP」(勿論、奈良でも「正倉院展」は開催されています。)何か特別なイベントの際には国立博物館の本館ではなく、平成館になります。長蛇列と思いきや案外、すんなり入館できてこれまた嬉しや〜です。「正倉院展」は昭和21年の第一回から数えて今年で71回目の公開になります。奈良の正倉院は、東大寺大仏殿の北北西約300メートルのところにあります。その正倉の模型が国立博物館に展示されていて、その蔵の大きさが分かるように同寸で建てられていました。勿論、鍵も同じように作られておりました。聖武天皇が御愛用の品々が今回は奈良と東京で拝見出来るなんて本当に嬉しいことです。模して作られたものに関しては撮影が許可されていました。いつ見ても正倉院の宝物は素晴らしいものばかりでこれらのものが1300年以上も前のものかと思うと不思議な気分になります。「螺鈿箱」は美しく「紺玉帯」の容器です。帯を入れる箱まで花文の美事な入れ物です。外に出るとミュージアムショップが大賑わいでした。記念に小さなものを買いました。国立博物館のブログは明日に続きます。にほんブログ村にほんブログ村
2019.11.11
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令和元年十五夜雲が晴れわたって無事にお月見をすることが出来ました。観月会のお茶会は時間延長にはなりましたが成功して良かった本当に良かった諸々、お互いにお疲れ様でした。お月見団子、有り難く頂戴致します。にほんブログ村にほんブログ村
2019.09.13
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一口に「仏像」と言っても様々なお姿をしている「仏像」釈迦如来とか阿弥陀如来、観音様、菩薩様、不動明王、梵天とか十二神将や十大弟子、お地蔵様などこれらを全部まとめて「仏像」と言ってよいのかどうか?仏像をじっくり鑑賞するためにも常識的な範疇で考察してみる。仏像は、いずれも仏典に根拠を持ち仏教信仰の偶像として生まれた。その「仏像」が万人の信仰の対象になるためには勝手気儘にデザインしてはならない。仏像を作るにあたっては常に拠るべき一定の規則がある。この規則の基本となっているのが「経典」と「儀軌」である。仏教に関する諸尊の像を大きく分けると1、如来2、菩薩3、明王4、天と言う4つの種類に分けられどんな尊像もこのどれかに属している。一般的にはそれらを皆「仏像」と呼んでいるが正しくは「仏」とは如来の部に属する諸尊である。まずは「如来様」の特徴を述べておく。如来という名前が付いている以上すべて出家の姿であること。ふつう、蓮華座の上で結跏趺坐の座禅の形をとっているが立像のものもある。身につけているものは納衣(のうい)又は法衣と言う薄手のガウンのような衣をまとっている。頭部は二段になっていて上段には烏瑟膩沙(ウシニシャ)と呼ばれるお椀を伏せたような小さい頭があり、二重の頭部である。これは、肉髻や頂髻とも呼ばれている。くるくるの巻貝のような渦巻き状を螺髪と言う。眉間には白毫があり、本来は、白く長い毛である。右巻きに丸まっており、伸ばすと1丈5尺(約4.5メートル)あるとされる。如来はその数も多くそれぞれに性質も違っているが私たちが通常よく目にする如来が次の4種類である。釈迦如来薬師如来阿弥陀如来大日如来そのほかにも弥勒仏盧舎那仏阿閦仏などがあげられる。これらの如来は固有の仏国土(浄土)に住んでいると言われている。つまり、簡単に言ってしまえば如来と名の付く仏像は頭は2段重ねのパンチパーマのようで首飾りもイヤリングと言った装飾品も付けておらず着ているものも質素で飾りがなく片肌を脱いでおり胸が見えている状態の仏様である。悟りを開くといろいろ身に付けたりしないのであろう。これぐらいは知っていて仏像を鑑賞するんが好ましい。何故、頭部が二段なのかって?それは、如来が「覚者」であり智慧が凡人より、遥かに多いからである。「仏教」は、学問として美術として歴史学として学んでゆくと誠にもって興味深い。にほんブログ村にほんブログ村
2019.07.23
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青楓が爽やかな風を運んできます。10連休も終わり、お祭り騒ぎもどこへやら普段の日々が戻ってきました。某所で書道展を開催しておりました。私は、「書」はきちんと習ったことはありませんが、書家の知人がいるので何かの機会があればなるべく書道展に顔を出すようにしております。「撮影可」と書いてありましたので何枚か写真を撮らせて頂きました。絵もそうですが額装があるのと無いのでは随分と見栄えが違うものです。正直、これらの作品の優劣は分かりませんが一つ、はっきりと判ったことがありました。それは、「書」にも流行があると言うことです。展示されている書はどれも素晴らしいのですが現代アートのように感じました。「書」にも国宝や重要文化財になっているものがあります。昔、昔の文字とはなんと言うか‥その‥だいぶ、様子?様式?が違います。文字を記号として捉えている人々と文字の芸術性を高めていく人々とがいつの世も同時に存在しているのですね。「書」をたくさん拝見させて頂いたので私も帰宅したら「写経」でもするとしましょうか‥帰り道、緑の風が木々の葉を揺らします。あ〜夏になりましたね〜にほんブログ村にほんブログ村
2019.05.09
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令和になって初めての茶会お煎茶で「新茶の会」です。お菓子はピンク色に染めて頂いた菖と水紋菓子器は越前の檀紙を使いました。お床のお軸は「坐々三昧」お煎茶は日常のお茶ですのでともかく、上下の隔たり無くお座り頂き香り高い清々しい新茶を一煎差し上げたい。お花は二人静、黒蝋梅、紫蘭でまとめて緑の季節に相応しく入れてみました。お点前は行楽のシーズンでもありますし「文庫点前」です。お文庫は組紐で淡路結びで飾ります。組紐を解くと中にはお煎茶一式のお道具が入っています。箱物は、お道具が小さいので扱い方にも多少の工夫が必要なんですよ。茶室の向こうには池があります。お客様にはお席にお入りになった際にお池を見て頂き初夏を感じて頂きます。そして、そっと障子を閉めてしまいます。これで、茶室広間の異空間が出来上がります。池には黄色いアヤメが咲いていましたのでそれと被らないように茶室の花を入れました。風でさざめいていた波が静かになり茶会が始まりました。今回の茶会は思っていたよりも多くのお客様にお越し頂きました。お席が8回転もするなど長い間、茶会をしていますがこんなに忙しい思いをしたのは初めての事です。120名様を超えるお客様に時間を1時間延長してなんとか無事に新茶の会は三々五々致しました。後片付けも終わり、広い部屋にて一枚写真を撮って頂きました。あらあら疲れた切った私の顔です茶会の始めに撮ってもらえば良かった〜〜これにて、お煎茶の茶会は終了です。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2019.05.07
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夕方になってきました。「桜紀行」をするに際してやはり、此処は詣でねばならないと思っています。今年も多くの桜を見られますように‥また、桜の季節を無事に迎えられた事への感謝を込めて祈りを捧げる‥何と言っても富士山の御神体は「木花咲耶姫命」桜の神様であり、火の神、水の神でもあります。何時見ても何度見ても美しいの一言の「富士の美山」です。白鳥は、一羽しか見かけませんでしたがそれでも、なんだかとても嬉しくなりましたわ。太陽が沈んで行きます。日の神様の道も出来ていました。「綺麗!」涙が出るほどに美しい。桜の神様にお会いするために桜の着物で参りました。にほんブログ村にほんブログ村
2019.04.20
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陽が長くなりました。今日はお天気が良いので今のうちに日が暮れないうちに雛飾りを納めましょう。愛らしい色合いのものを丁寧に畳んでお終いにしましょう。こうして、晴れ着を畳んでいるとつくづく思います。三歳の子供の着物は小さい‥小さいのね〜お雛様に使うものは赤い色合いが多くて畳んでも終っても赤いものばかりです。陽射しが傾いてきて御殿飾りのひな壇に夕日が差し込んできています。真っ赤に染まっているのがとても印象的でした。ほんの僅かな時間でしたけれど‥これは、直接、陽が当たっているのではなく隣の部屋に差し込む陽が反射してこう映っているのですよ〜さあさあ感慨深く見ていないで片付けましょう片付けましょうだんだん、解体されてゆく雛飾りです。来年、又お会いしましょう。広間を飾ってくれた「赤い華やか小物たち」内裏雛もきちんと和紙でくるんでしまいましょう。お雛様は、天気が良く乾燥している日に仕舞うのが良いのです。これから、一年近くもお目にかからないのですから湿気があると虫や黴に襲われてしまう‥ちゃんとちゃんと保存して大事に大事にまた、来年全部片付けが済むとがらんどうの広間が現れました。さて、仲春の装いは如何致しましょう。にほんブログ村にほんブログ村
2019.03.09
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2019年(平成31年)3月3日(日)のお天気は冷たい雨の1日になってしまいました。全国各地でマラソン大会がありました。雨に打たれて、気の毒な大会になってしまいました。参加された皆様はどうぞお身体を温めてお労わり下さいませ。さて、昨日までに紹介しきれなかったいろいろなお雛飾りをブログに UPさせておきましょう。忘れない内に‥です桃の節句にお飾りするものはみんな愛らしくて色合いも女の子らしく赤やピンク、橙色など多く使われているのでとっても春らしく華やかです。紙粘土で作られたお雛様。これによく似たケーキも売っておりました。これは、留学生たちが製作したお雛様ですが、なかなかよくできておりました。日本の着物や帯の小布を裁断し、縫い合わせて作ったそうです。日本の文化とは‥?そんな思いを込めて作ったのかも知れませんね。そういう、外国の方々をサポートして作り方を教えている地域のオバさん、オバアサンたちの作品も飾られておりました。今年の干支は「亥」ほぉ〜これは初めて見ますね。たくさんのイノシシです。色の組み合わせがイノシシらしさを醸し出していますね〜流石です。最後の3枚の写真は小さな保育園児や幼稚園児が作ったお雛様。一つ、一つが幼稚なのは仕方がないことですがたっくさん集まると、形になりますね〜ひな壇に飾ってもらえば立派な雛飾りですよ〜昨日で「雛祭り」が終わったところ、お彼岸まで開催しているところと様々ですが年に一度の雛祭りですから十二分に楽しんでいただきたいものです。にほんブログ村にほんブログ村
2019.03.04
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如月の終わり頃から弥生を迎えると我が家には何人かのお客様がお見えになります。そして我が家の「雛飾り」を愛でて下さいます。平成最後の「桃の節句」ですので飾り雛を二組を分けて飾りました。雛飾りが二部屋になると部屋がより一層に明るくなりました。女友達とお喋りしたりお茶の飲んだり、点てて、「ひいな遊び」に興じております。茶道を嗜んでいらっしゃらない方は皆、お抹茶を点ててみたいとおっしゃいます。ど〜うぞ!遊びのつもりで一服、点てて下さいなお菓子は、いつもの「桃の節句」のお菓子です。お客様も手ぶらでのご訪問はございませんので、お持たせのお菓子も和気藹々でご馳走になりましょう。あら?ちょっと様子の違う桜餅ですね〜桃の花を一輪あしらうとまるで、小さなかんざしを付けたみたいに可愛くなりました。このゴーフレットはとっても香ばしくてびっくりするくらいに美味しゅうございました。少し、お腹がすきましたね〜ここ、4~5日の我が家の献立はだいたいこんな感じです。(ランチだったり夕餉だったり‥誰かが来ているので作ります)皆さん、「わぁ〜きれい!」と褒めて下さいますが連日だと雛ちらしなどもだんだん飽きてきました‥お野菜も摂らないといけませんよね〜春の弥生とは言え夜は寒い。とろけるように煮込んだお大根はいつでも人気の一品です。春らしく菜花の煮浸しも作りました。こうしてああして楽しい時間。桃の節句が過ぎようとしています。でも、我が家のお雛様は今しばらく飾っておきます。にほんブログ村にほんブログ村
2019.03.03
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「名古屋城 HP」名古屋城と言えば「金の鯱鉾」ですね。天守閣の上に夫婦一対でお城を守る神様みたいな存在です。目下、名古屋城の天守閣には入れません。まぁ、耐震性の問題や戦後に建物ですから老朽化も進んでおり壊れない内に大々的に手を入れています。今のうちに、たくさん寄付を募って丈夫なお城を作るのが良いと思います。名古屋城の天守閣には9年前に上りました。桜が満開でとても美しい時でした。その時に、名古屋城のお堀は空堀なのだと知りました。さて、今は、今年の6月に完成した「本丸御殿」を見学することができます。狩野派の絵師による障壁画をたっぷりと堪能しましょう。復元模写ですが一見の価値有りで写真撮影可が良いですよ〜名古屋城のHPでも全部のお部屋を見ることができます。尾張名古屋は徳川家ですからやっぱり、虎です。江戸城もそうだったようですがお玄関を入って最初に目に飛び込んでくるのが「虎」です。江戸時代は、電気もありませんから薄暗いお廊下を過ぎてこんなに虎、虎、虎のお部屋に通されたらビビってしまいますよね〜襖の引手の素晴らしいこと。この向こうには武者侍が隠れ潜んでいたらしい。豪華絢爛たるお部屋の数々‥このスゴイゴテゴテ感。格天井を見ると日光の東照宮を思い出します。あちらもゴテゴテ金ピカです。徳川家がどんなに強大なお家柄だったのかよく分かるお城です。時間があれば徳川家ゆかりのお城をじっくり見学してその「ご威光」とやらを真面目に感じてみたいものです。次の目的場所は美術館です。つづく追記:私が過去に訪れたことのあるお城はいくつあるかしら?1、江戸城(皇居)2、大阪城3、熊本城4、名古屋城5、姫路城6、鶴ヶ城7、岐阜城8、弘前城9、盛岡城10、仙台城11、白河小峰城12、水戸城13、佐倉城14、小諸城15、松本城16、上田城17、甲府城18、高遠城19、金沢城20、犬山城21、岡崎城22、長篠城23、彦根城24、長浜城25、二条城26、和歌山城27、松江城28、福山城29、山形城30、駿府城31、掛川城32、萩城33、高松城34、丸亀城35、平戸城36、大分府内城37、小田原城38、二本松城39、首里城思い出すままに書き連ねてみました。結構、行ってるねにほんブログ村にほんブログ村
2018.12.15
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今はご自分の家に畳の部屋が一つもない方が多くいらっしゃる。ましてや床の間なんぞ無駄なスペースだ!とおっしゃる方もたくさんおられる。いろいろな住宅事情もあるのでしょう‥しかし畳の部屋が無いということは正座をしないのも当たり前、畳の縁を踏んではダメって何?部屋の上座下座ってどこなの?と分からなくなってしまうでしょう。そうは言うものの日本に住んでいる以上なんらかの形で畳の部屋に通される時がありますね。インターネットで検索すると「今さら聞けない 和室のマナー」などというものもありました。昔、昔は「畳の縁」畳の縁につけられている生地を見ただけでそこに座る人の身分が分かるものでした。特に格式が高い畳の縁は 繧繝縁(うんげんべり・うげんべり)と言って最も格の高い畳縁で、天皇・三宮(皇后・皇太后・太皇太后)・上皇が用いました。「襖の引手」これも同様に「御殿引手」と呼ばれ高貴な身分の方の部屋に使われました。源氏物語などを読むとなんとなく解ってくるものです。畳の縁などは百人一首でも判り、襖の引手は御所風とお武家風とでは多少の違いがあるものです。時代を感じる日本間の重要な脇役たち、ちょっと勉強してみるのも興味深いです。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2018.12.09
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「欲しいがみつかる うつわ展 笠間と益子」こういうタイトルの展覧会に行ってきました。私は、陶芸美術館には何度なく足を運びますが企画展示も良いのですがいつでも見たいものが二つあります。まっ、それは後のお楽しみという事で今回の展示作品は写真を撮ってもOKなので気に入ったものを何点かカメラに収めました。欲しくはありませんが飾っておくのにイイかなって思ったポットor急須取っ手のデザインは良いかしらと思った茶碗と急須。釉薬のかかり具合はまずまずだと思った作品。少々、無骨だけど手元にあったら一回ぐらいは使ってみたいと思った作品。表面の焼き具合がなんとも言えずに良い感じの作品。でも、道具として使いにくいと思った。水指のデザインは斬新で良いけどたぶん、柄杓は乗せにくいだろうなぁ〜と思った作品。ぜ〜んぶ、見たけど欲しい器は一つもなかったのでした。強いて言えばこれが一番良かったかしら?シンプルで色も優しくて安心できる作品だった。さあ、では、私がこの陶芸美術館でいつ見ても良いと思うもの一つ目はこれ大きな壁に貼られているポスター今までこの美術館で展示された企画展のポスターです。う〜〜ん、私、案外観賞しているのですよ。そして、一番はこれです。「板谷波山」の美しい作品はいつでも観ることができるのです。あ〜何度見ても素晴らしい作品です。美術館の外に出るとまた、色鮮やかな紅葉とそして、大輪の菊を堪能致しました。良き1日でした。にほんブログ村にほんブログ村
2018.11.18
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草紅葉と白樺の小径を奥へ奥と促されるままに森へと入って行く。日光は、唐松が美しい。唐松は落葉松で黄色く紅葉する。その唐松林の奥が小田代ヶ原の森である。蔦が真っ赤に紅葉している。行き交う人達の行く人かは熊除けの鈴を付けている。人が来ると話し声がする。その時だけが外気に触れる感じがした。森は広くて私一人きりになってしまうことがあった。台風で折れてしまった大木や倒木したまま何年も経ってしまった大樹がそこかしこに残っているシ〜〜ンと静まり返った森の中。霧が降りていたせいなのかそれともお天気が連日、悪いのか森の中は不思議な色合いで私を包み込んでしまう。緑色の熊笹と赤く濡れた落ち葉、道は、ずっとずっと先まで続いている。なんと美しい森でしょう‥長い時間、一人きりで森と一体になった感じでゆっくりと散策する。せせらぎの音が聴こえてきた。あ〜そろそろ出口が近づいてきたようだ。少し陽の光が射し込んできた。川が流れている。綺麗な川の水。まるで絵のように美しい小田代ヶ原の森だった。このあと、奥日光は視界ゼロの霧に覆われた。奥日光の紅葉はもう終わりを迎える。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2018.10.14
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今夏の台風24号のお土産。奥日光の小田代ヶ原に「幻の湖」が出現したと言うニュースがTVで放送される。では、では、なんとか、雨は降りそうにないので奥日光へと車を走らせました。夜も明けぬ内からやってきたけれどあれあれ?7年前の方が大きな湖だったわ〜いつもは草原と湿地帯で湖は全く存在していません。本来ここは、草紅葉がとても美しい場所なんですよ。「日光観光ライブ情報局」小田代ヶ原の貴婦人に再会しました。7年前の湖出現の時はこんな風でした。私、ちゃんと、ブログにUPしていました過去記事「2011.9/26 小田代ヶ原の貴婦人」さて、奥日光はこの秋、いきなり気温が下がったのか?小田代ヶ原の草紅葉ももう終わりを迎えておりました。今朝の、奥日光の気温は7度。寒いです。真っ赤に燃え上がるような草紅葉の絶景をご覧ください。お天気が良かったらもっと綺麗なのかも知れないけれど山々に霧が掛かってそれはそれは幻想的でした。赤い絨毯が敷いてあるように見えるでしょう‥なんの草なのか分かりませんがいろいろな高山の草が美事に紅葉していました。こんな不思議な色合いの湿原と草原がずっと続いている小田代ヶ原です。木道を歩いて草紅葉に魅せられながら森の奥へと入って行きましょう。つづくにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2018.10.13
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