学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2013年04月30日
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カテゴリ: 時制
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東日本大震災で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう
被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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本日の問題


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昨日の午後3時の出来事を伝えています。適切な時制は?


It was around 3 o‘clock in the afternoon. I (open / opened) the door, and I (look / looked) out into the garden, and I (see / saw) this man. He’s wearing …














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下記の年代記は1790年代後半の事柄です。でも、どうして動詞が現在形なの?


May 10, 1796: Napoleon wins the Battle of Lodi.

October 17, 1797: Napoleon draws up the Treaty of Campo-Formio with Austria.

May 19, 1798: Napoleon begins his Egyptian campaign.


























今回の問題のように歴史上の事柄などを現在時制で表すのは、よく参考書なので「歴史的現在」と呼ばれるものです。


では、この「歴史的現在」とは何でしょう? 


歴史的現在とは現在時制が過去のことを表しているのではなく、話し手は歴史上の事柄が起きているのを意識の中で「過去」ではなく、時間軸上の「今」つまり「現在」見つめているのです。


つまり、過去の出来事をあたかも目の前の出来事のように描写説明するのが歴史的現在と呼ばれているものです。


しかし、歴史上の事柄を単純に過去の出来事として述べるときには過去形を使います。この場合、話し手は歴史上の事柄を意識の中で時間軸上の発話時点より「前」(過去)に位置づけているのです。


In 1802, Britain declared war on France and sent support to Napoleon’s enemies.
(1802年、英国はフランスに宣戦を布告し、ナポレオンの敵に援軍を派遣した)



どうして過去の事柄を現在形で表すことができるのでしょうか?


このことを理解するには、今週のメルマガでも説明しましたが、英語の「 時制 」と「 時間 」の違いについて理解する必要があります。 


英語の時制は「時間」ではありません。


時間とは客観的・物理的な概念。例えば「昨日の午後3時」は今から「…時間前」の時刻のことですよね。これは変わらない普遍的なものです。


つまり、時間は物理的に決まるもので、あなたの意識で決まるものではありません。


しかし、英語の時制はこの時間とは違い物理的な概念ではないのです。


英語の「時制」とは時間のような物理的に決まるものではなく、あくまでも 話し手の意識 によって決まるのです。つまり、伝えたい事柄を時間の流れの中(時間軸上)で話し手がどこに位置づけるのかがポイントなのです。


したがって、時制では「1796年」の事柄を話し手が意識の中で「1796年」に位置づければ、過去形を用いますが、「1796年」の事柄を「今」見つめていれば現在時制を用いるのです。


英語の時制は時間ではありません。あくまでも、伝えたい事柄を話し手が時間軸上のどこに位置づけるかがポイント。つまり、話し手の意識の問題なのです。


時制を考えるときは伝えたい事柄を時間軸上のどこに位置づけるかということを意識しましょう。


常に、事柄(動作)が時間軸上のどこで起きているのかを考えるのです。


これが時制の英語脳です。


* 今回取り上げた「過去の事柄を表す現在形」はテキスト「ザ・英文法」DL版 P-66_67 で解説しています。時間軸のイメージイラストは P-64 にあります。



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最終更新日  2013年04月30日 16時59分41秒
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