Wonderland

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2006.08.29
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最近、吉田桂二に書かれた[町並み・家並み事典]という本を読んだ。それから、自宅の周りの町並みを歩いてきた。

家の近くの古い長屋もう全部建て直してしまったということを気づいた。それは50年ほど前に日本人に備えられた和風の一戸建て並みなのだ。

実は、私と姉はそこの一戸建ての一軒の中に生まれたのだ。今住んでいる家から徒歩たった5分のところだけど、そこは私の故郷と言えるのだ。子供頃、その和式の住まいで、ちょっと少し日本語を話せる祖父やお爺さんたちとお茶を飲んだり、日本時代の出来事をおしゃべりをしたりして、いろいろ楽しい思い出を作った。祖父が亡くなった後、私の一家は近くのアパートを買ってそこから引っ越した。

残念なことに、こんな和風の住宅もう無くなって、今からもう見られなかった。今、駐車場として使われるが、もうすぐ高層マンションに建て替えるそうだ。

住宅とは、人の住居としての建築物だ。住人の快適な生活を守るもので、周囲の環境を含める場合もある。台湾では、経済の成長や社会の変化とともに、欧米の生活様式がたくさん入ってきたから、住宅の形態が次第に変わってきた。

日本の殖民地だったから、台湾にはまた老朽の和風住宅が残っている。特に、日本語で長屋という呼ばれる住宅がまた見られる。長屋とは、狭い路地に面して建てられた木造の住宅だろうか。殖民時代に、庶民の商家などが裏町で独立の店舗として長屋を構えていたけれども、多くの公営機関(たとえば、台湾銀行)が寮として長屋を造って、職員らを住まわせた場合もよくある。また、当時の日本政府は高級な将校に住まいを提供するために、一戸建ての住宅を建てたということもある。

構えから見ると、水平方向に連なり、壁を共有して、それぞれ独立したものは一般的だ。それぞれの住戸に玄関が付いている。2階建ての木造の低層住宅が多い。二階の天井はかなり低いので、通風や採光がよくないのは特徴のいつとだ。密集した中で生活していたが、人情の溢れる生活を送っていた光景が現れる。

だが、殖民時代以降(戦後)には、都心での土地高騰の影響によって、マンションの建設も次第に増え、2階建ての長屋は人気が衰えるようになった。町の中ではいまさら見られるけど、木造で古いので、これから都市再生の計画に応じてどんどん更新されていくに違いない。

もちろん殖民時代から伝われた長屋は台湾の住宅のパタンーの一つだったが、今の住まいの型態といえば、「透天屋」とう住宅を抜きにして語ることができないのだ。



一般的に言えば、台湾の「透天屋」は、三階以上で約15-25坪の土地に立てられた住居兼店舗の型態が沢山ある。台湾の「透天屋」には一軒だけ離れてぽつんと立っている一戸建てのタイプもあれば、棟続きの長屋のタイプもある。都心の立地不足によって、建て込んでいる棟続き5階建て程度の直方体の「透天屋」は主要なタイプになっている。日本の一戸建てという建物とちょっと違っているようだ。

「透天屋」の一階の真っ向は「騎樓」(台湾語で亭仔脚と呼ばれる)という玄関が付いている。「騎樓」は普通の一戸建ての玄関よりかなり広いので、車庫として利用できるのは勿論、棟続きの玄関は廊下や歩道さえの役割を果たすことができる。雨の日に「騎樓」を歩けるとはありがたいものだ。ただし、今の「騎樓」はオドバイの駐車場しかならないのだ。沖縄でそのような四角のコンクリート製の住居がよく見られるそうだ。

和風の長屋にもいい、「透天屋」にもいい、どちらも人間の営みの歴史的の足跡だろうか。日ごとに消えてゆく古い和風の民家とその家並みの雰囲気を思えば、ちょっと複雑な心境にもなる。和風の民家を見ると、殖民時代の歴史を思い出せるけれども、建て直されれば、惜しいという感じがするね。








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Last updated  2006.08.29 16:25:49


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