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この間のレディース・デーに映画館で観て来ました。「父親たちの星条旗」も見ましたが、二部作にした事は正解だったと思います。特に、この「硫黄島からの手紙」では、時間の流れも割とストレートに描かれ、わかりやすいと思いました。「父親たちの-」では、過去・現在に加えて、旗を立てた後と前という風に場面が動き、誰の視点で物語を追っているのか判然としない感もありましたがその点では、「硫黄島からの-」の方はよりシンプルで、登場人物に感情移入しやすかったと思います。栗林中将が手紙に絵を描いておられたのが、とっても可愛くて、印象に残りました。イーストウッド監督も、栗林中将が御家族にあてて書かれた手紙に心をうたれたそうですね。指揮官が栗林中将でなかったら、この映画は出来ていなかった。そういう意味では渡辺謙さんが主演だと思いますが、私はずっと物語の語り手である西郷を演じる二宮和也の視点で映画のなかの世界に触れていました。人によっては、彼が今風の若者すぎると気になられた方もいるようですが私自身は全然気にならなかった。栗林中将やバロン西さんは、同じ日本人でも、私にとっては遠い世界の方達ですがパン屋さんである西郷さんは身近な存在として感じられました。(同じ町内にいそうな感じで)クリント・イーストウッドって凄いなぁ。彼が、こんなに素晴らしい映画監督になるとは思わなかった。戦争のシーンで残虐な場面を描きながらも、こんなにも冷静に、物語を綴って行けるのは驚嘆すべきものだと思う。そして、そこが非常に好ましい。両軍どちらも“正義の為”と信じて戦っているけれど、そもそも戦争には、正義なんて存在しないのですね。一体、正義って何だろう?どうして戦争を始めたんだろう?と思ってしまいました。この映画は娯楽のつもりで観に行ったのではないし、その意味では批評もしにくいのですが、とても良かったと思います。日本人のセリフが、すべて日本語だったのも嬉しい。ハリウッド映画では非常に稀なことで、それも含めてイーストウッドは凄い監督さんだなと思いました。
2006年12月23日
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13日はレディースデーだったので、映画館へ行ってきました。 「硫黄島からの手紙」を観ようと思ったのですが、諸事情があり、予定変更となり 同じ映画館で上映していた、別の映画を見ました。 (シネコンは、こんな時に便利) さて、昨日観た映画は、「王の男」です。 韓国映画で、“女よりも綺麗”な女形の大道芸人コンギルと、彼の芸人仲間で相棒であるチャンセンが 王様をからかうような芝居をしていた事で捉えられ、王様の御前で芸を披露しなくてはならない羽目になったが、そこで王の目にとまり、 宮廷生活をおくるようになる。そこで見たものはー といったような内容です。 王様は朝鮮王朝第10代国王で、悪王として有名だったという実在の王、 燕山君(ヨンサングン) 史実とフィクションの混ざった大作です。 「チャングムの誓い」で、私は、凄い権力争いの話だなぁと思ったのですが、 それとは比べ物にならないくらい物凄いお話でした。 前半の大道芸の場面は素朴な感じですが、宮廷に入ってからの場面は 唖然とします。 王様は、ひどい暴君なのですが、 それでも可哀想に思いました。 心の中は、幼い頃に亡くしたお母さんを恋しく想っている子供のままなのだと。 (家来だったら、たまらないけど。) 大道芸のお芝居は、下ネタ満載で下品なのですが、 それ以外でセクシャルなシーンというのはありません。 これは愛というよりも友情の物語です。 タイトルにもなっているコンギルの方が主役なのでしょうが、私はお兄さんのようなチャンセンの方が印象的でした。 骨太で、王様の前でも毅然としていて立派でした。 私だったら、友達の為にあんなに出来るだろうかと思ってしまいます。 それと、ふたり共芸達者で、綱渡りの芸とか本当にしているらしいので見事!の ひと言です。 ラストはどう解釈したものか。 ラストの少し前のシーンが非常に胸に迫り、切なくなりました。
2006年12月14日
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