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引越しを終え、早速、その日のうちに、姫路を離れ、新しい土地へと出発しました。(姫路を出発するときの素晴らしい出来事に対しては、数々のお優しいお言葉を戴きまして、ホントに感謝しています!つくづく、私って、幸せ者なんだな・・・って、思っちゃいました。本当にありがとうございました!)車に乗って、山陽自動車道から、大阪、京都を経由して、およそ300キロの道のりでしたが、大阪の豊中に差しかかった頃、何故か、末猫のサスケが「ビャ~!」とものすごい声で鳴き出しました。「もしかして、おしっこかな? でも、もうちょっと我慢して!」となだめたけれど、それでも、外を眺めながら「ビャ~!ビャ~!」と鳴き止まず、あまりにも暴れるので、サスケが入っていたキャリーバックごと、コロンと横に転がってしまったほど・・・。でも、何故か、大阪を抜け、京都に出ると、ピタリと鳴き止んでしまいました。大阪に住んでいた頃拾ったサスケ・・・もしかしたら、大阪を思い出して鳴き続け、大阪に別れを告げていたのかもしれません・・・。そんなこんなで、夜遅く、目的地の新居に着きましたが、荷物は翌日届くので、家の中はからっぽ・・・電気・水道はすでに使えるようにしてあったけれど、肝心のガスがまだ使えないので、お風呂が使えません・・・。でも、引越しで、すっかり汚れ、疲れた体を洗い流したかったので、近くの銭湯に行く事にしました。その銭湯は、今流行の至れり尽せりのスーパー銭湯とは違って、古めかしい、昔ながらの銭湯だった為、石鹸やシャンプーが置いていないのですが、ここ20年ばかり、そのような銭湯を利用した事がなかった私は、その事をすっかり忘れてしまっていました。一応、シャンプーと洗顔料は持っていたものの、その事に気がついた私は、近くにいた60歳くらいのオバちゃんに「あのう・・・石鹸は番頭で買うんでしょうか?」と聞いてみると、なんと、そのオバちゃんは、「石鹸、一回しか使わないのに、わざわざ買うのもったいないから、私の貸してあげるよ!」と、見ず知らずの私に言ってくださったのです!「いや、そんな・・・申し訳ない・・・」とお断りしたのですが、「気にしなくても、大丈夫!」と、全く臆することなく私に話し掛けてくださる、この土地の人懐っこさに感動し、せっかくなので、そのご好意に甘える事にしました。部屋に戻り、外の景色を猫と眺めながら、「今日は、お引越しのお餞別と言い、お風呂屋さんで受けた親切といい・・・ホントに不思議な一日だったな・・・」と、感慨にふけると共に、この、海のそばの、穏やかで暖かい人々の住む漁港の街で、幸先の良いスタートをきれたことに、これから始まる生活の不安を拭い去ってくれたことは、言うまでもありません・・・。
2004年10月29日
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日記の方が、すっかりご無沙汰してしまって、本当に申し訳ありませんでした。実は、先週の日曜日が引越しだったのですね・・・。それで、その前後が大変慌しく、日記もお休みになってしまったのですが、その間も心配して見に来てくださった方には、本当にお礼とお詫びを申し上げます・・・ホントにごめんなさいね。今まで住んでいた街は、みなさん、うすうすご存知だったと思いますが、実は、兵庫県姫路市でした・・・。姫路には、1年半ほどしか住んでいなかったのですが、引越しの最中、お二人の方がお別れのお餞別を持ってきて下さったのですね・・・。お一人は、下の階に住んでいらした私と同年代の奥様・・・。私がまだ味わっていなかった播州の銘菓である『塩饅頭』とかりんとうを、「これを食べなかったら心残りでしょう?」と、お別れに差し入れて下さいました。そして、もうお一方は、古文書研究会に通っていらっしゃるご年配の上品なご婦人でした。丁寧なお手紙と共に、手縫いの刺繍を施した可愛らしい袋を下さったのですが、心のこもった可憐な花の刺繍に、そのご夫人の品のよさと心の優しさが表れているようで、心に沁みました・・・。実を言うと・・・姫路では、辛い事が多く、人間不信に陥ってしまうほどの事もあったのですが、最後の最後に触れた姫路の方々のお優しさに、「やっぱり、姫路にいた事は、決して無駄じゃなかったんだ・・・」と、引越し先に向かう車の中で、思わず胸が詰まって、涙が流れそうになってしまいました・・・。戴いた『赤穂の塩饅頭』とかりんとうの味は、それはそれは、心に沁みるほど、甘く、優しく、切ない味でした・・・。そして、手縫いの刺繍入りの可愛らしい袋も、姫路の暖かい思い出として、一生、大切にしていきます・・・。私のような者に、ここまでして下さったお二方に、本当に、心より感謝申し上げます・・・。姫路では、歴史以外にも、本当に様々な事を学ばせていただきました。期間は短くとも、これからも鮮烈に私の心に残っていくに違いありません・・・。本当に・・・『さよなら、姫路・・・ありがとう姫路・・・』
2004年10月25日
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先週、テレビで放映された陣内孝則主演の『時空警察』で、安倍晴明の生まれ故郷が、何と・・・茨城県ではないかと、取り上げられていたので非常に驚いた。その根拠としては、茨城県に安倍晴明神社があることと、晴明の母の出身地である信太(しのだ)という地名が茨城にある・・・ということらしい。確かに、何の縁もゆかりもない場所にそのような神社が建てられるということはないので、調べてみる価値はあるかもしれないが、しかし、これだけでは状況証拠といっただけで、決定的な決め手に欠ける気がする・・・おまけに、同じ茨城県というだけで、安倍晴明が平将門の息子・・・なんていわれた日にゃ、単なるこじ付けとしか受け取れない!安倍晴明ゆかりの神社として、一般的に有名なものは、京都市上京区の一条戻橋付近にある、晴明の邸宅跡に建てられたとされる『晴明神社』と、晴明の実家があったと言われる大阪市阿倍野区の『安倍晴明神社』である。中でも、大阪の方は、阿倍野区内に「晴明通り」やら「晴明ヶ丘」といった地名や、安倍晴明が操っていた式神の名を思わせるような「松虫」という地名も残っている。この場所は、大阪でも有名な高級住宅街である帝塚山(てづかやま)に近いためか、静かで穏やかな、チンチン電車の走るステキな街である。(安倍晴明のライバルであった陰陽師・芦屋道満は、あの芦屋市を髣髴させるし・・・こりゃ、陰陽師・高級住宅街勝負かあ~?!)安倍晴明の実家の安倍氏とは、遣唐使として中国に渡ったことで有名な『阿倍仲麻呂』の子孫ではないかとも言われている。そして、母親は、大阪府和泉市葛の葉町にある信太山の白キツネの化身と言われる。伝説によると、その地を訪れていた安倍晴明の父・安倍保名が信太の森で狩りに追われていた白狐を助ける。その後、何処からともなく表れた「葛の葉」と名乗る美女(実は白狐)とやがて結ばれ、その生まれた子供が安倍晴明であったらしい。しかし、正体がばれてしまった白狐は、我が子を置いて、姿を消してしまう・・・。そして、母を捜して泣き叫び、彷徨い続ける安倍晴明と父・保名の前に、葛の葉が現れ、知恵の玉を授けたのである・・・これが、安倍晴明の不思議な力の原動力となったといわれている。実は、この話は、『葛の葉』という題目で歌舞伎でも上演されている。また、関西では、きつねうどんのお揚げさんが2枚のっているものを『しのだうどん』と呼んでいるが、この2枚の揚げは、恐らく、信太の森の母キツネと、その子供の晴明を表しているものであろうと思われる・・・。以前の安倍晴明ブームは、静かなものとなり、「晴明様~!」の掛け声は、今や「ヨン様」に取って代わられてしまっているが、大昔から、関西の人々の生活の中には、このように安倍晴明が生き続けているのである。
2004年10月07日
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週末、父親のお見舞いに、久々実家に帰ったところ、家の庭先でミョウガが異常発生していた・・・。「もしかして、今年は、天候がおかしいのかなぁ?」と母は言っていたが、玄関脇では大葉も「これでもか~!」ってくらい1メートルの高さまで生い茂っていて、当分の間、薬味には不自由しなさそうだ。(おまけに、コスモスも勝手に生えまくっていて、花屋で花を買うのもバカらしくなるくらい・・・)そんなミョウガの異常発生を見て、このままにしておくのはもったいない・・・と思った母は、ミョウガの酢漬けを作っていた。薄切りにして、一晩酢に漬かったミョウガは、ピンク色に染まって、とってもキレイ・・・おまけにサッパリとしていて、本当に美味しい・・・。「これ、米酢とか、どんな酢に漬けても、こういうふうになるの?」と聞いたところ、母は、「どんなんでもいいんじゃない?でも、家ではこの酢を使っているけど・・・」と言って、流し台の下に保管してある果実酒用の大きなビンを見せてくれた。何でも、黒酢に青い梅の実とハチミツを入れて3ヶ月以上寝かせて作った、オリジナル黒酢らしい・・・。黒酢は、スーパーで売っている安い物を使ってもいいし、高価な酢を使ったらより良い物が出来るんじゃないか?との事だった。オリジナル黒酢は、梅のエキスがたっぷりと染み出ていて、いい香りがする・・・きっと、クエン酸も豊富に違いない!それに、ハチミツのしつこくない甘さで、さらりとして、とても飲みやすい・・・。(オリジナル黒酢の詳しい作り方は、また来年、梅の時期になったら、書きますね!)その酢を、そのまま飲むのはちょっと胃に刺激が強すぎるので、3倍くらいの水で割って飲むと、これまた、あっさりしていて、ホントに美味しい!料理も、ミョウガの酢漬け以外に、もずくを入れたり、きゅうりとワカメ、タコの酢の物にしても、かなり美味しいかもしれない・・・。もちろん、酢も一緒に飲んだら、美味しい上に血液サラサラ効果で、一挙両得かも?今年61歳になる母は、「60歳なんて、まだまだひよっ子よ!」と豪語し、毎日オシャレして出かけている・・・もしかしたら、90歳くらいまで働くつもりでいるかもしれない・・・。オリジナル黒酢を飲んで、いつまでも元気で、若々しい綺麗な母でいてもらいたいと、心から願う日々である。(あ・・・書き忘れたけど、父の方は、ものすごい好調に回復しておりました・・・ごめんなさい)
2004年10月05日
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