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2019年12月27日
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カテゴリ: 社会




 そこで期待するのが自動運転です。車の自動運転もテスラの登場でここ2、3年で相当進歩しました。が、それ以上にドローンの自動運転、自動制御も凄まじい進歩です。ジェスチャするだけで追随させたり着陸させたりできます。もちろん簡単にプログラミングした行動を再現できたりします。この進歩を見ると自動運転はドローンの方が車より有意義である気がします。あのアマゾンはドローンによる配達の実用化にもう一息のところまで来ました。

 ドローンも車も自動化における最大のテーマは安全性です。どんなに技術が進歩しても事故の可能性をゼロにはできません。かなり安全性が高められた飛行機ですら最新鋭機でも墜落事故を起こすのです。飛行機の場合は事故が起きたら悲惨極まりない。それと比べれば車もドローンも事故の規模は小さいでしょう。が、それでも人を傷つけたりすれば大変です。この危険性をできるだけ最小にすることが求められます。そしてそれは天気予報並みに難しいのです。現在、相当技術は進んで天気予報もそれなりに当たります。天気図などは実に正確に作成されます。でも5分後の雲の形を正確に予測することはできないのです。それを完璧にできるような技術が開発されて初めて完全自動運転は安全と言えるようになります。

 映画「2001年宇宙の旅」では矛盾した命令に船内コンピュータが暴走しあろうことか殺人を犯してしまいます。自動運転の現実化によってそれが実際に起きる可能性が出てきました。あれは象徴的な話です。きっかけは通信アンテナが72時間以内に故障するという予報からでした。人が実際に調べてみると異常なしです。コンピュータは一瞬人間らしく戸惑います。が、そこで出した結論は「故障するまで待つ」その事実が発生するまで待つというものでした。これは確実です。しかも人間側もそれなりに用心しているから深刻な事態になることはありません。そしてその結論に人間が完全に従っていればあの事件は起きなかったかもしれないのです。が、人間側はコンピュータの“ありえない”ミスに動揺し最悪の場合を想定します。そしてその対処方法が回路の中枢をカット、コンピュータを“脳死”させることでした。そしてこれを察知したコンピュータが暴走してしまうというものです。続編までみると結局は連続したヒューマンエラーが原因でした。ミッションの責任者に知らされていない矛盾した命令が混じり込みコンピュータにクルーに対して嘘をつかせるという事態を招いてしまったわけです。高度であればあるほど少しの故障でも影響が計り知れなくなります。その危険性を自動運転技術は含んでいるのです。例えば車の運転支援、テスラですら今は不完全だとわかっているので用心していますし、ハラハラもしています。いきなり切れたりしても慌てません。が、中途半端に進歩して頼ってしまうとそれが原因で大きな事故になりかねません。ここを一気に飛び越えることは困難です。飛行機でも安全性を高めるために何十年もかかり数多くの犠牲者を出したのです。今でも続いています。

 ドローンは小型であることが救いです。その場に不時着すれば大抵は物損だけで済みます。が、車は大きい。その上に人が乗っています。基本は乗員を守るという絶対的ルールで動きますが、そのために例えば大勢子供が乗ったスクールバスを犠牲にするというのはどうでしょう? 実際ドラマでも同じような場面で自分を犠牲にしてより多くの人を救う決断がよく描かれます。感動的でもある。それをあらかじめプログラムすることは不可能なのです。将棋で最初から必勝手を検索するようなものです。膨大なデータ量になるでしょう。

 結論として予測は危険です。つまりプログラミングとしては予測するということはせず、その瞬間の事実のみで判断させることになります。確実に当たるという事実が起きるまで観察し続けるわけです。これで事故を避ける方法は簡単です。車の場合は一番遅い移動物に速さを合わせるということになります。街中では歩行者と同じ速さになるということです。その代わり信号は無くなります。横断歩道も必要ありません。歩行者が道を渡ったら車の方が止まればいいのです。普通はまず緩やかに減速して、そしてやや急に減速、そして最後は停止です。普通はそれまでに歩行者は車の前からは先に行っていると思います。人から車にぶつかって行かない限りは当たりません。かなり安全になるでしょう。では賑やかな交差点ではどうなるか。簡単です。車も歩行者と同様にゆっくり“歩けば”いいのです。当たりそうなら車は人同様に止まるし当たったとしてもそれは止まっている車に人の方から当たってきた場合ですからむしろ歩行者の方がすみませんとなります。それは歩行者同士でも同じことです。だから信号はいらないのです。とはいえノロノロ運転が続くと嫌になるでしょうね。だから人が歩く部分が2階以上、車の動く部分が1階あるいは地下とすればいいでしょう。都市の大改造となります。そして速さの要求される配達などの物流は全てドローンにしたらいい。あれは空を飛んでいきます。空を飛べる人間はいませんから歩行者を気にする必要はありません。飛行機のようなバードストライクも起きにくいでしょう。ドローンはそんなに速くないからです。コミュニケーションはスマホなどのデバイスが活躍するので心配はありません。直接会わなくても仕事はどんどん進みます。

 てなわけで、自動運転が実用化されたらされたで新たな都市問題が発生します。今は全く予想もしなかったような事故や犯罪も起きるでしょう。それでも人類は前に進んでいくことになります。私自身は車は楽しく運転できるというのが魅力ですけどね。ただ、確実に言えることはプライバシーはどんどんなくなっていくということです。これによるストレスがどのように影響するかはわかりません。

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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2019年12月27日 09時12分39秒
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