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それでは『抗癌剤 知らずに亡くなる年間30万人』平岩正樹著 祥伝社新書から引用してみます。●抗癌剤はなぜ効くのか?「抗癌剤がどうして効くのかということは、ほんどわからない。なぜなら、薬は「トライ・アンド・エラー」で開発されるもので、近年の分子標的治療薬を除けば何かの理論にしたがって作られるのではないからだ。分子標的治療薬にしても理論は仮説にすぎない。 たとえば、イリノテカンはインドや中国にある樹木の葉の成分である。また、1997年に承認されたタキサンテールも木の皮から作られる。人間に投与して、癌治療に効果があるとわかったあとで、なぜ効いたのかの理由を調べ、その仕組み、すなわち機序の仮説を立てるからで、まずはじめに実験ありきなのだ。」「抗癌剤がなぜ効くのかも解明されるまでには、あと100年はかかるだろう。人体は常にブラックボックスで、医学は「結果」の塊であるからだ。」●抗癌剤がもつ二つの働き「細胞を障害する抗癌剤の働きには二つの働きがある1.癌の遺伝子に異常を起こさせる2.癌細胞の細胞分裂の邪魔をする 1の働きは、癌に入り込んでDNAに異常を起こさせたり、DNAに付着してコブのようになって邪魔したり、DNAの構造の特徴である二重螺旋を切り開いたり、逆に二重螺旋を離れないようにする。 2の働きは、癌細胞が増殖して増えていくときに、分裂に必要な部品と思わせて細胞の中に取り込ませて癌細胞を壊すのである。癌細胞の分裂は非常に活発で、その性質を利用したのだ」(satom) 抗癌剤と言っても、木の皮から抽出した成分などもあり、どんなものが効くかは試してみないと分からないようです。
2006.01.27
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1月7、8日にNHKで『日本のがん医療を問う 2』というスペシャル番組が放映されてました。すべて観たわけではないのですが、「ガン」は基本的には不治の病で、罹ったときから死に対する恐怖・生への願望という激しい葛藤が始まるとのことです。それに関わる社会・行政・医療・精神的な問題についていろいろ議論されていました。 欧米ではガンの薬の開発、手術・放射線などの治療、また心のケアなどのために、膨大な情報を共有するシステムと専門の相談員などが充実しているとのことです。日本では、医療制度などの問題もあり、医師に「もう治療法はありません」と告げられるケースが多いそうです。患者自身が「ガン」の情報を集めようとすると非常に困難なようです。そして海外で実績がある抗癌剤なども日本ではなかなか承認が下りない(保険の対象にならない)とのことです。「抗癌剤」というと「副作用」ということがすぐに連想され、あまり良い印象がなかったのですが、ここ10年ぐらいの進歩はめざましいものがあり、延命率も上がっているようです。ただ安全第一の日本では承認が海外に比べ相当遅れるようです。「最後の希望」を求めて、ひたすら縋るような気持ちで新しい治療法を探し求める患者に対して、副作用の危険はあるとしても、あまりにも国の政策には柔軟性がないのではないかといういうことが話題になっています。 そんなことが頭の片隅にあったのか、『抗癌剤 知らずに亡くなる年間30万人』平岩正樹著 祥伝社新書という本を読んでみました。いままで予防医学の重視ということで、薬とくに抗癌剤などに対する偏見がありましたが、癌など不治の病に対してはやはり「薬」の効果は絶大だと思いました。私見ですが、糖尿病などの生活習慣病には重症でない限り食事(健康食品含む)及び運動療法が効果的でないかと思います。癌など不治の病はやはり手術・放射線・抗癌剤の療法が中心になると思います。 ガンとういのは200種類以上あり、またその進行状況も含めると千差万別とのことです。患者の抗癌剤への耐性の程度も様々のようです。また抗癌剤も数十種類の組み合わせにより、効き方が違うとのことです。ですから抗癌剤の種類、投与量を様々に調整することで、副作用を最小限に抑えて治療することができるとのことです。その治療も、完全治癒を目指すものでなく(完全治癒は望ましいが、それは本当に稀である)、ガンの進行を遅らせる、現状維持に留めるようにして、日常の生活を行えるようにするとのことです。「あと1年の命です」と宣告されてから2年、3年いやもっと長く延命できる(日常生活を送れる)ということが、患者にとって、家族にとってどれほど貴重な時間になるのかと思います。 ただびっくりしましたが、抗癌剤による治療については医師の技術料はまったくない(0円)のだそうです。つまり薬代はすべて製薬会社に流れて行き、病院には何も残らないとのことです。そのため「もう治療法がない」と言うしかなくなってしまうのでしょうか。著者の平岩先生は嘆いていました。
2006.01.26
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