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『タンパク質の反乱』病気の陰にタンパク質の異常あり! 石浦章一著 講談社ブルーバックスより●からだはタンパク質からできている「生物のからだは、タンパク質で作られている。元素で書くと、C、H、O、N、Sの5元素から成る。炭水化物はC、H、Oだから、N(窒素)とS(イオウ)が余分に含まれていることになる。 肉の主成分がタンパク質であることはよく知られていて、肉の腐った匂いやおならの匂いは、含まれているイオウ化合物が変化したものである。肉食の割合が高い欧米人のおならや体臭が強いのも、そのためである。 また窒素化合物が分解して生ずるアンモニアも困り者で、この処理のために肝臓が存在するといっても過言ではない。肝臓を摘出したイヌは、数時間で血液中にたまったアンモニアのために昏睡状態に陥ってしまう。…」●タンパク質のパーツ「…実はタンパク質は、アミノ酸の重合物なのである。細菌の代表である大腸菌は、平均317個のアミノ酸で作られている。真核生物である酵母は平均484アミノ酸、同じ真核生物で動物の線虫は442アミノ酸、と高等になればタンパク質も長くなることがわかっている。… アミノ酸には、グリシン、アラニンなど20種類があることがわかっており、それぞれに大切な働きを持っている。※真核生物…真核細胞を持つ生物のこと。真核細胞の最も際立った特徴は、細胞内に細胞核(核)と呼ばれる構造を持っていることである。つまりDNAを持っていること。(satom) これはちょっと前に読んだ本なんですが、内容はほとんど忘れていました。今狂牛病や様々な病気の原因にタンパク質の変質(異常)があるということがよく言われるようになりました。改めてタンパク質についてちょっと知識を深めてみたいと思います。 それにしても欧米人の体臭が強いのは、タンパク質に含まれるS(イオウ)化合物が原因とのことです。では菜食主義の欧米人は体臭は強くないののでしょうか?。しかしイオウが含まれているアミノ酸は20種類のうち2種類(システイン、メチオニン)しかありません。この2種類のアミノ酸のためにあんなに匂うということでしょうか。 またたった5元素で20種類のアミノ酸だけで構成されているタンパク質が、数限りない種類を持ち、多様な機能をしているというのは何か不思議でしょうがありません。
2006.03.30
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『抗癌剤 知らずに亡くなる年間30万人』平岩正樹著 祥伝社より●肝臓癌の治療法「肝臓癌でわかりにくいのは、二種類の癌があることだ。 癌の「本籍」も「現住所」も肝臓というものと、「本籍」は他にあってそこから転移して「現住所」が肝臓癌という二つである。この二つは、性質も治療法もまったく異なる。本籍も現住所も肝臓、という本来の肝臓癌の中の肝細胞癌の治療法はたくさんある。1.切除。第一選択の治療法 肝機能が落ちている場合は、切り取る肝臓を小さくしたい。しかし、大きく取るより小さく取る手術は難しいのである。2.移植 癌を含めて肝硬変の肝臓をそっくり取り替える。新たな肝臓癌もできにくい。日本では、脳死臓器移植により生体肝移植が行われる。3.アルコール注入 飲酒は肝臓に悪いのに、肝臓癌には効く。ただしアルコールを飲んでもだめで、酒飲みの口実にならない。外から針で注射する。かつては手術に勝るとも噂されたが、治療成績は手術に劣る。手術できないケースが対象になる。4.ラジオ波焼灼は3にとって替わろうとしている。 針を刺して癌だけを焼く。手術できないケースで、小さな癌に有効。5.放射線 大きな癌にも有効。肝機能が放射線に耐えられるかの評価が大切になる。第三の放射線・陽子線が注目されている。6.肝動脈塞栓術 肝臓癌は動脈だけから栄養を受けているが、正常組織は動脈と門脈の両方から栄養を受けている。この差を利用する。癌を養っている動脈を閉塞させる。7.抗癌剤 10年前に「夢の抗癌剤」として世間を騒がしたインターフェロンは、夢で終わった。ただ肝臓癌や腎癌では効果があることが海外や日本の研究で報告されている。8.免疫療法 日大外科の高山忠利教授は、手術後に特殊な処理をしたリンパ球の投与が再発予防に有効と医学誌「ランセット」にも報告している。 これほど治療法の多い癌も珍しい。肝機能と癌の状態で絞り込むことになる。(satom) 一口に治療法と言っても、様々な方法があるものだなと思いました。多くの試行錯誤により少しでも癌に効く治療方法がだんだん分かってきたのかと思われます。切除が一番。切除できない場合、つまり様々に転移して収拾できなくなってしまった癌でしょうか、針で焼いたり、放射線を照射したりして局部に対処する。それでもだめなら抗癌剤でということでしょうか。
2006.03.16
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●麻薬とは…精神に作用し、酩酊・多幸感・幻想などをもたらす薬物のうち、依存性や毒性が強く健康を害する恐れがあるために、あるいは社会に悪影響を及ぼすため、国家によって指定され、取締りの対象になるもの。→アヘン、モルヒネ、ヘロイン、コカイン、覚せい剤、大麻、LSD、MDMA、THCなど。○アヘン→アヘンに含まれるアルカロイドをモルヒネという→モルヒネからつくる依存性のきわめて強い麻薬塩酸ジアセチル-モルヒネのことをヘロインという。 つまりアヘン、モルヒネ、ヘロインとはその純度をどんんどん増すにつれて呼び名が変わるようです。○コカイン…コカノキに含まれるアルカロイド○覚せい剤…覚せい剤取締法で規制されている。中枢神経刺激剤である。アンフェタミン、メタンフェタミンなど。脳内で快楽神経系を興奮させるドーパミンに構造が似ている。○LSD…D-リゼルギン酸ジエチルアミドは、主にアシッドやLSDと呼ばれる。脳内のセロトニンの働きを抑制し強い幻覚作用を持つ。●脳内麻薬様物質(オピオイド) オピオイド受容体に作用する薬物の総称。オピオイド受容体とは、モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬などが作用する受容体。歴史的には、まずモルヒネが関わる脳内の受容体が発見されて、そもそもそこに本来体内で作られる物質が働くはずだと探していたところ、エンケファリン、β-エンドルフィンなどが次々と発見されました。 そしてモルヒネ・アヘンアルカノイドやエンケファリン・β-エンドルフィンというオピオイドの大量放出は、一方で精神活動の鈍麻、鎮痛作用などがありますが、他方徐々に受容体の感受性が上昇して、禁断症状(依存性)のような状態に陥り、また危険なものなど避けなくなるようになるとのことです。またオピオイドの放出を受けるとGABA神経のドーパミン抑制が弱められてしまい、快楽神経系(A-10神経)のスイッチを入れるドーパミンが活性化したままになり、ハイな感じが続き、過剰になると幻覚・幻聴・妄想などが生じます。 ちょっとうまく説明できませんが(上記のオピオイドの説明はsatomがところどころ付け加えて書きました)、とにかく脳内の神経伝達物質と神経系とのやり取りは結構難解です。 でもごく簡単に言うと、麻薬も含めてオピオイドは、体の現実の信号、例えば炎症を起こして「痛い」という信号を、脳には伝達させないようにして、つまり騙して、さらに多幸感になるように脳内幻覚、つまり誤魔化しを起こさせるというような感じでしょうか。 しかし薬物の種類により、その騙し方と誤魔化し方の程度が違うようです。誤魔化しを何度もしていると、本当に現実感覚から乖離してしまうようです。ということでなるべく副作用というか依存性・毒性がない薬物が開発されているようです。 さて商品名デュロテップもフェンタニルというオピオイドとのことです。●フェンタニル フェンタニルの鎮痛効果はモルヒネの100~150倍(50~70倍といする報告もあり)とされており、100倍ですと塩酸モルヒネ注射液10mg1Aとフェンタネスト注射液0.1mg1Aが同等ということになります。副作用はモルヒネに比べて、便秘をはじめとする消化管の副作用や眠気、せん妄が少ないとされています。フェンタニルは肝で代謝されますが、代謝産物は活性を持たないので、腎機能低下による影響をモルヒネより受けにくくなっています。日本におけるフェンタニル製剤には経皮吸収剤のデュロテップと注射剤のフェンタニスト注射液があります。 またオキシドコンもオピオイドの1つとのことです。
2006.03.02
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『抗癌剤』平岩正樹著 祥伝社より●「痛い痛い」は昔の話「がんの種類はおよそ200もあり、性質や適切な治療法は、同じがんかと思うほど異なる。それでも相談にくる患者さんには共通する症状がある。「痛み」「体重減少」「抗癌剤の治療に伴う嘔吐」の三つである。 幸い、「痛み」の相談は最近少し減ってきている。きっと、新しい麻薬「デュロテップ」と無関係ではない。膏薬に似ている。三日に一回貼り替えるだけで、どんなに強い痛みでも消える。痛い部位に貼るのでない、からだのどこに貼っても効くから便利だ。 デュロテップは、日本人の麻薬アレルギーを解消してくれたのかもしれない。なにしろモルヒネだけに頼っていた時代、日本人の癌の患者一人当たりの麻薬使用量は欧米の患者の十分の一だった。長い間、日本の患者は痛みを我慢し、痛いままに放置されてきた。「癌は痛い痛い」神話の由縁である。 麻薬で痛みをとれば、患者の寿命が延びることは、欧米のいくつもの論文で明らかになっている。当然だ、痛いままでは、眠ることもできない。食事も満足に取れない。痛みを放置して、長生きなどできるわけがない。「人間やめますか」のコピーは、癌でない人だけに限って使わなければならない。(satom) 麻薬というとなんかダーティなイメージだけ先行して、薬としての意味合いは薄いですが、癌など重度な病気には必要なものらしいです。 さてなぜ、麻薬により「痛み」が抑えられるのでしょうか。またデュロテップとは何でしょうか。ちょっとブログで調べてみました。
2006.03.01
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