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6/20(月)おはようございます。パッとしない天気が続きますね。今週も頑張っていきましょう!スペンサー・ジョンソン『人生の贈り物』扶桑社。少年はある時、老人から不思議なプレゼントの事を聞いた。老人は「それはかけがいのないプレゼントで、もらった人はずっと幸せでいられる。そして、そのプレゼントはそれ自体が財産で、それがどこにあって、どんなに素晴らしいものかは誰もがわかっているはずで、ただ忘れているだけなんだ」と言った。少年はそれが何かを知りたくて仕様が無かった。やがて少年は若者になったが、一向に幸せは訪れず、老人に声を荒げてプレゼントとは何かを聞くのだった。しかし、老人は「自分にはしてあげたくてもそれが出来ない、それが出来るのは君しかいない」と言うだけだった。若者はそれを自分で探してみることを決意し旅に出るが、結局徒労に終わり老人のもとへと帰ってくるに至った。老人は彼を快く迎えてくれた。老人は彼と話している時は楽しそうで、彼もまた楽しかった。老人は決して豊かでは無く、たいていは一人ぼっちであるにも関わらず・・。それから何年かの日々が過ぎて、かつての若者は再びあのプレゼントのことを思い出す。老人は既に亡くなり、男は孤独で不幸だった。それでも「かけがいのないプレゼント」を探し続けるのを諦めきれずにいた。ところが天啓に導かれたかのように、その意味がわかったのだった。「かえがいのないプレゼント」とは「プレゼント(現在)」のことだったのだ。男は幸せだった。かけがいのない今を生きている喜びに満ち溢れていた。だが、それも長続きはしなかった。というのは、そのことを知るために長い年月を無駄にしてしまった後悔が彼を襲ったのだ。同時に、未来の事を考え、彼はまた悲観的になってしまうのだった。ただ、彼のこれまでは無駄ではなかったのだ。彼には叡智が蓄積されていたのだ。そして悟った。「過去を振り返り教訓を得たり、未来を考え準備するのは賢明なことであるが、過去に生きること、未来に生きることは賢明ではない。それは現在の自分を否定することだから」「思い通りにいかなかった過去を悔やみ、どうなるかわからない未来を思い患うのは、現在を生きていないということ。それは苦しく、みじめで、不幸なことだ」「過去もその時は現在だった。そして未来も現在になる。現在の瞬間こそが、経験できる唯一の現実なのだ」「かけがいのないプレゼントとは、いまあるがままの自分であって、自分から自分に与えるもので、それを受け入れることで幸せになれるのだ」男はうれしかった。幸せだった。また何十年か経ち、成功を収めた彼も老人になった。すると老人に話しかける幼い女の子の姿があった。彼は女の子に言った。「それは、かけがいのないプレゼントなんだ」と。15分もあれば読めてしまう本ですが、忘れがちな大切なことを思い出させてくれる良著だと思います。人を羨んだって、憎んだって、何も変わらない。あるがままの自分を受け入れて、精一杯現在(プレゼント)を生きる、まさにその通りですね。知らず、涙してしまう可能性大ですが、是非一読をおススメ致します。 【中古】単行本(実用) ≪エッセイ・随...価格:340円(税込、送料別)謎のオブジェ・・・結構欲しいかもルー少なくね?目玉おやじ用・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月20日
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4/2(土)おはようございます。ある雑誌で読んだのですが、北野たけしさんは「笑い」を被災地に届けることに対しては一歩引いているようです。「人は安心して住んだり食べたりすることが出来て初めて笑える」ということをおっしゃられていました。確かに一理ありますね。人それぞれ色々な考え方があって、ブログ一つをとってみてもそう思います。そういう方々に異論を唱えるつもりはまったくありません。ただ中途半端はいけませんね僕は淡々と続けていくことにします。スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』扶桑社。2000年に出版され、ベストセラーになった本です。ご存知の方も多いと思います。迷路の中にチーズを置いた部屋があり、2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、2人の小人「ヘム」と「ホー」は、偶然、たくさんのチーズが置かれている部屋を見つける。しかし、このチーズが無くなってしまう。単純思考のネズミは、すぐに迷路を走り回って新しいチーズの置き場所を探しあてるが、小人は今までの安楽に固執し、変化を呪い、新しいチーズの置き場所を探しに行く勇気が無く、行動を起こせずにいたのだった。やがて空腹に耐えられなくなったこともあり、小人の中でも変化に乗ろうとする気持ちがやや強い「ホー」は、ようやく行動を起こした。そして、先が見えないことによる恐怖はやがて新しい喜びに変わっていき、ついに新しいチーズがある部屋を見つけるに至るのだった。この物語に出てくる2匹のネズミと2人の小人は4者4様の行動をします。それぞれ性格が違い、「単純さ」と「複雑さ」を併せ持っています。そして「チーズ」とは、たかがチーズながら4者にとっては死活を制するものとなっています。もし自分にとって死活を制する者を失ったとしたら・・・仕事・家庭・健康・・・。それらをチーズに喩え、物語中に色々な教訓を交えながら、変化を恐れることなく行動を起こす事の大切さを説いていきます。述べられている教訓のいくつかを挙げて見ます・「従来通りの考え方をしていては新しいチーズは見つからない」「まだ新しいチーズが見つかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すれば、それが実現する」「早い時期に小さな変化に気付けば、やがて訪れる大きな変化に対応できる」薄い本で30分もあれば読み終えることが出来てしまう本ですが、色々な示唆に富んでいて、今でも色褪せることが無い良い本だと思います。2~3日前の日経夕刊で紹介されていました。 【中古】単行本(小説・エッセイ) チーズは...価格:11円(税込、送料別)隠れ家は男の願望・・・まさに裸エプロンだけど・・・かっとび皆様いつも大変感謝しております励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年04月02日
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