ハーディガーディマンのささやかなハミング

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2020.02.13

『シャイニング』視聴記（ネタばれなしｗ）

テーマ：キューブリックどうでしょう！(4)

カテゴリ：【すんごく映画ね～！】映画評論です！

立て続けというか、実際には1日置いて
前回と同じスタンリー・キューブリック作品
『シャイニング』を観ました。
やっぱりアマゾンプライムでｗ

【DVD】シャイニング特別版コンチネンタル・バージョンジャック・ニコルソン [WTB-17369]

この映画を観るのは、恐怖映画が苦手の
私にはかなり抵抗がありました。
しかし前回『時計じかけのオレンジ』を観て
キューブリックの他の作品を観る気持ちに
変わりました。

実際鑑賞し終わって、少しホッとしました。
いわゆる血がドバっと飛び散るような
グロいシーンはほぼありませんでした。
サイコホラーとオカルト映画を足したような
作品で、ヒッチコックの『サイコ』のように
演出、効果音、音楽、視聴効果を駆使して
実質的に恐怖映像はそんなにないけれども
心理的に恐怖心が高ぶる映画です。

【国内盤DVD】【ネコポス100円】サイコ

そういう意味で私としては評価が高いです。
主人公のジャック・トランスを演じる
ジャック・ニコルソンの狂気の演技は
観ている人を引き込む力がすごいです。
主人公の名前ジャック・トランスは

しれないなと途中で思うほど狂人ぶりが
表現できています。
その他の役者さんも演技力が高く
心理的な揺さぶりにかなり貢献されています。

前半は『オーメン』のダミアンのように
子役が中心にストーリーが展開されている
イメージで、＜237号室＞というキーワードが
＜666＞の様に心に深く印象操作されます。

オーメン【BLU-RAY DISC】

中盤は家族3人が心理的に追い詰められていく
様子が描かれており、タイプライターの音、
壁にボールがバウンドする音など
日常の何気ない音が、恐怖心をあおる
材料になっていきます。

後半は明らかに終わりの見えている状態から
カメラアングルなどうまく使って
ドキドキを継続させてくれます。

前回も『ジョジョの奇妙な冒険』の話をしましたが
今回のシャイニングは間違いなく、
作品への影響があっただろうと思います。
（セト伸のアレッシーなど）

また、この映画の40年後を描いた作品が
近年発表されていますので、興味のある方は
観てみるのも良いかもしれません。