2005年02月18日
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テーマ: 空手道(581)
カテゴリ: カテゴリ未分類



 そこで、最初は皆どうしても、折角歩いているのに、一度止まってから技を出すようになります。これはそれまで、立って止まって技を覚えていたからです。そのままでは、いつまでも歩く力を技に生かせません。
 ここで、動きながら技を伝える訓練が必要になります。センスのあるひとは、何の問題もなく通り過ぎますが、そうでもない人や運動そのものが苦手な人には壁になります。私もその部類です。
 稽古法としては、歩く歩幅を、最初は数センチくらいにして、それを徐々に伸ばし、まず一歩踏み出す中で技を出せるようにします。さらに、前方向、横方向、後ろ方向、斜め方向と、あらゆる方向に一歩踏みだしながら技を出せるようにする。この過程で、重心の移動が開始されると同時に技の形に入っていくタイミングをつかめるようになります。現実問題としては下がりながら前蹴りをして相手に当たったところで、蚊に刺されたほどのダメージにしかならないでしょう。が、下がりながらきっちり技を出せるだけのコントロール力を身につければ、実際の試合や護身の場において、どういう動きになったとしても技を出せる、可能性が高まります。
 さて、こうやって歩きながら技を出せるようになったとします。しかし、たぶん立って止まっているときの技に比べると、ぶれが大きくなっていると思います。このとき、得てして指導者は、目につく上体の技の動きだけを注意してしまいますが、まず原因の7割は歩き方や立ち方のぶれにあります。足元から注意して見てやらないと、いつまでもぶれがなおりません。
 ここで、特に稽古のときの注意点は、「技を大きく覚える」ことです。これは諸先人がいずれも等しく指摘する心得です。技は大きくふるえば、欠点もより大きく見えるので、細かな修正がききやすい、というのがその理由のひとつ。もうひとつは、大きくふるうことができる技は小さくもふるえるし、ふるいやすいのですが、はじめから小さく覚えると大きく使うことができない、という点にあります。





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最終更新日  2005年02月18日 17時47分32秒
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