ホームメイドの資材紹介 ~Home Made~

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2011.01.21
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カテゴリ: ニュース
センターワンホテル半田



姉歯事件で偽装が問題となったセンターワンホテル半田が
訴えていた裁判で、名古屋高裁の判決が年末に出た。

多くの方は、もう遠い昔のことのように思われるかも
知れないが、この事件の混乱は今も建築業界を
揺るがしている。

マンションやビルのような鉄骨やコンクリートの
建物を施工する会社だけでなく、私たち、木造住宅を建てる
ビルダーにも提出書類の追加や構造計算書の添付など
多くの負担が強いられている。


支払う建築代金に跳ね返ってくるから気の毒だ。
(実際には、ビルダーが利益を減らして負担している
ケースも多いから、弱い者イジメじゃないのか・・・?)

そういう現場サイドの話は別にして、今回の判決は
建築確認を許可した行政の責任を問わないというものだ。

確かに、あれだけの膨大な資料を全てチェックするのは
物理的に不可能だと私も思う。

でも、そうした資料の提出を要求したのは行政側だし、
資料をチェックするのは無理というのであれば、「許可」
ではなく「受理」するだけで審査は不要ということになる。

それでいいなら、建築確認申請などという手続きは不要


何故なら、行政はどこまで審査する義務を負うのか、
また審査されない項目は提出する意味がないので
提出不要とするのか、などがはっきりしていないからである。

現状もこうした曖昧な審査が行われているにも係らず、
施主であるお客さんには審査費用の負担を強いている。


わざとでないから何ら責任を負わないなんて不合理
じゃないのかなぁ?

勿論、確認申請自体をなくしてしまえということではない。
だって、そうしたら無法地帯になっちゃうからね。

でも、審査の範囲や責任を広く明らかにして、
それ以外の部分については、第三者のチェックや
ランダムな抽出チェックを行うなどの対応が必要
だと思います。当然、不要な手間があれば、事業仕分けして
なくして欲しいですけどね。

さて、皆さん、どう思われますか?

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「確認審査には限界」姉歯事件で愛知県が逆転勝訴 (2010/12/27)







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最終更新日  2011.01.21 11:35:59
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