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2018年11月17日

「武士道ジェネレーション」読

カテゴリ：読書

しばらく酒を断たねばならないつらさはあったが、その甲斐あってあたしは、全日本選手権で優勝することができた。四回目の挑戦でようやくだ。
「磯山さん、おめでとォーッ」
「カンパーイッ」
しかも、またもや決勝で黒岩を破っての栄冠だけに、より一層気分がよかった。
その黒岩も、なぜか祝勝会にきていた。
「・・・・・あんたの強さ、段々わけ分かんなくなってきた」
「それがわかれば立派なもんだ、黒岩」
「・・・・・あんたって、ほんとムカつく」
（誉田哲也さん「武士道ジェネレーション」４０６Ｐ）

「武士道シックスティーン」から、８年ごしでようやく完結編を読んだことです。

早苗が、なぜか右傾化してることについて、「らしくない」とか「違和感ある」とかはまだしも、それをもってこの作品すべてを否定しさるかのようなコメントもちらほらありますが、そんな極端なこと言います？

ま、早苗がもうちょっと活躍してほしかった気はありますが、黒岩がなにげにいいやつですね。そして、なにより香織が真っ直ぐに超進化していくところ、なんとも気持ちいいです。それだけで、とてもいいと思いました。
あ～あ、「武士道」シリーズ終わっちゃたなあ。