青空と木洩れ日

< 新しい記事

新着記事一覧(全1909件)

過去の記事 >

2020.01.28

最初の1年は母にプレゼントを買っていた

(4)

テーマ：悲しみを乗り越える(105)

カテゴリ：母

母の写真の近くに

ずっとお供えしてあります。

母が亡くなってから1年目の敬老の日と母の日の頃、
たまたま母に似合いそうな服を見つけて
買ってしまったものです。

たまたまと言っても、偶然見かけたわけではなく、
母の服を買っていた売り場に立ち寄っては
母がいる時と同じように母の為の服を見て

たぶん、急に母の物を探すのを
やめたくなかったのでしょうし、
母がいないと思いたくなかったのかもしれません。

追記：思い出しました。
母の為の服をお店で見ていると
数か月前の母がいた時と同じ気持ちになれたので
いつも母の服を買っていた売場に立ち寄って
何も考えずただ、母に似合う服を探していました。

そこでそうしていると、今までと何ら変わりがないので
それを感じたかったというか、
変わりがないという形でいたかったんだと思います。

母に似合う服は見るたびにありましたが、
その中でも、特に母に着てもらいたかった
母が喜ぶだろうな、気に入るだろうなと思った服で、
私もいつか着られそうな服を買ったことが
2回ありました。

もう1枚はどんな服だったのか全く覚えていません。

開けてみればすぐ思い出すとは思いますが、
全く覚えていないのは
あの頃つらい気持ちが強すぎていろんな事を覚えてないので
その一つなんでしょうね。

今は母のための服をわざわざ見る事はあまりないし、
母に似合いそうな服を見ても買う事はないので、
少しは前に進めているとは思います。

10年位後に思い出して、
ちょっとあの時は変だったな～なんて思えば
それはそれで良いと思います。

今はまだ、いつも母の事を考えているし
いろんな気持ちがあってつらいし、
母の介護をしていないけど大丈夫かな、
母の様子みなくちゃ、という不安が
ちらちらよぎって、違うつらさが出てきています。

まだ心の中が混乱しているし
納得もしてないんでしょうね。
気長に元気になればいいですよね。