青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2025.11.16
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東洋経済オンラインに載っていた
88歳の山本學さんの話について考えさせられたので
書いておきます。

山本學さんのお父様は建築設計をされていて、
山本さんが子供の頃から「物をよく見ること」について
教えてくださっていたそうです。

その方法が、例えばお父様の湯飲みを指し
「これをどう思う?」と聞くという
考える力をつける方法だったので、

目で諭され、
「きれいです」も
お父様からは「どうきれいなの?」と聞かれ
子供の學さんには、お父様が何を言いたいのか
何を聞きたいのかもわからなければ
何と答えて良いのかもわからず、
『答えがあるならそれを導く聞き方をしてほしいし
正解がないならとりあえず受け止めてほしいと反論し
叱られるの繰り返し』だったそうです。

物をよく見るということを教わった山本さんは
俳優の仕事にそれを活かしているそうですが、

テンポの良さばかりが求められる。
だからこそ、ステレオタイプな演技が重宝される』と
おっしゃっていました。

この話を読んで、山本さんのお父様の教育方法は
素晴らしいなと思った事は勿論ですが、

一般的な話や私の個人的な経験について
いくつか考えさせられる事がありました。

一つは、相手の器にあった話し方をしないと
せっかく良い話をしていても
通じないと言うこと。
(山本さんのお父様は息子の技量を信じていたから
あえて手取り足取り導かなかったのだと思いますが)

もう一つは
物事の取り方は人それぞれ違う感性があるので
いろんな意見が出てくるのが当たり前で、
それを理解した上で
玉石混合の他の意見から学んだり同意したりして
自分の考えをさらに良くする、
それがわかっている者同士の会話が幸せだなということ。

さらに、世の中一般的には
『軽く笑わせるセンスと、
テンポの良さばかりが求められ』
ステレオタイプばかり受け入れられるというのは
本当にそうだなと思うので、
やはりそういう風潮を理解しておくというのは
大事だなと言うことです。



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Last updated  2025.11.16 14:54:11
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