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2004年06月25日
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カテゴリ: Essay
 いろんな愛があると思う。


 今、我が家の年子の娘たちは、恋愛花盛りである。

 わたしは、縁が切れてこの年で一人身になった。
 また、新たな縁があれば、結婚だって夢じゃない。

 山ほど恋をして、川ほど涙を流した。
 でも今は、自分の恋に関心がない。
 娘たちの恋愛を、はらはらしながら見守っている。



 危うく口が滑りそうになるけれど、じっとこらえている。
 それはあくまで、わたしであって、当人ではない。
 わたしが正しいという保障も無い。
 だって、わたしは恋愛下手で、失敗者なのだ。
 だから、ぐっと言葉を飲み込んでしまう。

 わたしがもっと寛大であれば、失敗はしなかったのだろうか、とふと思うことがある。
 でも、そういうことではなかった。
 心の奥深い部分で、どうしても妥協できない何かが存在したのだ。
 百歩譲って、わたしが堪えたとしても、いつかは破綻したであろう、と思う。

 人の気持ちは永遠ではない。

 眠るとき、その指先に必ずあった優しい手が、突然見知らぬ人の手に変わる場合だってあるのだ。

 そんなことを思いながら、わたしは恋愛に臆病になっている。
 もう二度と誰も愛せないと思っている。

 今はただ、娘たちの恋の行く末を、ただはらはらしながら見守っている。
 これも愛のかたちではないだろうか。








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最終更新日  2004年08月27日 13時19分43秒
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