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2004年07月03日
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テーマ: 人間関係(949)
カテゴリ: Essay
 長女の恋人は、なかなかいいヤツだけど、時々、マジでわたしと渡り合う。


 その恋人が近くに引っ越してきた。
 スープの冷めない距離というやつだ。

 結婚はまだまだ先になるけど、ひとまず同棲生活にはいるつもりらしい。荷物を全部運び出すかと訊いたら、今のままで、生活の基盤はやはり親元に置いておくのだという。
 こういう選択で良いのかどうか分からない。
 でも、なるようにしかならないのだから、良しとしよう。

 普通が一番だと思うわたしの気持ちも、そういう風に育てたのだという自負もあるけれど、わたしに抗って彼女は色んな事をしでかしてくれた。

 でも、それはある意味、最後まで平凡に家庭を守ってやることが出来なかった、わたしの責任でもあった。
 厳しい亡父の、これでもかというくらいの教育を受けてきたわたしにとって、甚だ不本意は選択ではあったが、この事態を甘んじて受けようと思う。

 今、目のまで笑う二人を見ていると、これ以外の方法は無いのだという気がする。もしかしたら、将来が決裂してしまうことだってあるかもしれないが、それをおそれていたら幸せは逃げてしまうだろう。

 母親は、ただひたすら、子の幸せを願うものだ。
 だからこそ、不本意であろうが、この選択をも受け入れることができるのだ。

 やりあっても、やりあっても、彼はわたしを「お母さん」と呼び、わたしの一言に耳を傾けている。
 そういう真摯な姿に、わたしは完全に脱帽していた。






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最終更新日  2004年07月03日 13時20分26秒
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