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『PHANTASY STAR ONLINE 2』- NEW GENESIS -~ 名もなきチームの物語 ~STORY 04:「接触」「で?…私はどう動けばいいわけ?」ルナがアイラにそう尋ねると彼女は小首をかしげると腕組みをして考え始める(「え?…まさかの無策?」)それを見たルナはため息とともにうなだれたアイラはしばし悩んだ末「姐さんは…そうね『お弁当』を作って北リテムの岩場上辺りを気軽にハイキング♪…で、どう?」と、ニコリとほほ笑んで提案してきたルナは耳を疑い…「え?」と聞き返した「だから…お弁当をもって適当に散策する…感じで」アイラのそんな言葉の意図も意味も全く理解できずルナは無言で彼女を見返した「まぁ…初日だしね…そんな感じでいいかと」アイラはそう言ってほほ笑む「泳がして背後関係を洗い出そうとしてるのは理解してるけど…『保護』を最優先に考えたらもう少し…」ルナがそう言い返し始めると…その言葉を遮り「まぁ…『保護』って観点で言ったら…たぶん『彼女にその必要はない』…わけよ」ルナはアイラの言ってる事が全く理解できず「どういう事?」「ぶちゃけ…姐さんが動いたら、おそらく簡単に『事』が終わっちゃうと思うから…『探す』というより『歩き回って引っ張りまわす』くらいがちょうどいいのよ…OK?」(「ぜんぜんOK…じゃないし……意味不明すぎ…」)ルナはうつむいて大きなため息をついたのち上目使いで視線だけアイラに向け「まさかとは思うけど…それも『女の勘』ってやつ?」「イエス♪」アイラはそう言って屈託のない笑顔を浮かべるルナは手を顔に当ててため息をついたそして、翌日早朝…ルナは北リテムのトリニテスを眼下に見下ろす高台にいた「姐さん準備はOKですかぁ~?」アイラの能天気なテンションの通信にため息をつき「はいはい…OK、OK…」と…おざなりに返答した「お弁当はちゃんと用意しましたかぁ~?」「はいはい…そっちもちゃんと用意しましたよ……はぁ…」意味不明なアイラの質問に返答し大きなため息をついた「何が入ってるのぉ~?唐揚げは?卵焼きは?」「両方入ってるわよ…って、これはなんの確認なわけ?」「うーん……ひ・み・つ♪」もはや理解不能なやり取りと「ひ・み・つ♪」という回答に思わず拳を握り締めわなわなと震わせたとりあえず…気持ちを切り替えるべく深呼吸をしたのち「…で、そっちは大丈夫なの?」と聞き返した「うん…種は巻き終わってるんで…あとは怪しい奴を端から全部マーキングするだけ♪」アイラ側の作戦概要は聞かされていないため返答が意味するところは解りかねたが「よくわからないけど…協力してるんだからがんばってよね…」釘を刺す意味も込めてちょっときつめな口調でそう告げる「あいさぁ~♪」しかし…返答は軽かった「…ところで…姐さん…」「今度は何?」また意味不明な質問が来るのでは?…と思いぶっきらぼうにそう聞き返す「今…端末を開いて周辺索敵してみて…」今までとは違う真面目な口ぶりに戸惑いつつルナは端末を開き…目を疑うそれもそのはず…現在の北リテムに居るアークスの人数が「30人」となっていたのだ…ルナとアイラの2名を引いたとして…28人のアークスがこんな朝早くからこのエリアに居る…真昼間だとしても果たしてこんな人数が動くことはほぼない…「え?…これは…どういう事?…今日はここで何かあるの?」ルナがそう聞くと「ね♪…楽しい1日になりそうでしょ?」と…いつもの能天気なテンションの返答にルナはため息をつくほかなかった…そしてルナは行動を開始する…予定通り野菜や果物…鉱石などギャザリングをしつつひたすら歩き回る常に何らかの気配は感じてはいたが「作戦」なのでできる限り気にしないようにしつつ時おり…端末を開く…時間を追うごとに「46人」「65人」「73人」と周辺のアークスの人数は増え続けそろそろお昼時…ルナは休めそうな木陰に入り、また端末を開く…表示は「98人」に達していた…ルナはため息をついて端末を閉じると何事もなかったかのようにその場に座りアイテムパックから弁当を取り出す「私…何やってんだろ…」ルナはため息交じりにそんな事を呟きながら取り出した弁当のふたを開くいくら「そういう作戦」だったとはいえ…ここまで何もせずただ歩き回っていただけなのが心のどこかで引っかかっている「はぁぁ~…」もう一度大きくため息をつき…箸で弁当箱の卵焼きをつまもうとした時…背後に今までにないハッキリとした気配を感じ慌てて振り返るすると…すぐ真後ろにボロボロのケープを羽織りフードを深々と被った何者かが立っていた(「い、いつの間に背後を?…全く気が付かなかった…」)ルナは弁当を手に持ったまま慌てて身構え相手をもう一度よく確認する顔はフードを深くかぶっていて認識できない羽織っているケープはボロボロでかなり汚れているケープの裾からは生足が見えていて…素足ただ…相手から殺気や敵意のようなものは微塵も感じられない…(「?????」)この時…ルナは「ある違和感」を感じていた…フードに隠れ顔ははっきり見えないのだが…視線を感じないのだった(「確かに顔はこっちを向いている…だけど視線を感じないのはなぜ?」)まさか…と思い、ルナは相手から視線を外さないようにしつつ…手に持っていた弁当を地面にそっと置くと数歩横に移動する…相手は微動だにしなかった…今度はもう一度弁当を手に取り数歩横に移動する相手はその場を動かないものの…確実に顔はルナを捕らえていた今度はゆっくりと弁当を頭上に持ち上げる…確実に顔はそれに合わせて動いた(「目的は…お弁当?」)ルナは一瞬思案したのち…「おなかすいてるの?」と…声をかけてみた…相手はコクリと大きくうなずいたそれを見てルナは大きくため息をつくそれは…お弁当をあげるのが嫌…とかではなくアイラが「弁当を用意しろ」と言った意味と現状がつながったからだ「顔を見せて…何もしないから」ルナはそう言いながらフードをめくるジェスチャーをする相手は素直にフードをめくりあげて外したピンと立ったケモノ耳…ぼさぼさの背中まである銀色の髪…よく見るとケープの中でゆっくりと揺れ動くシッポ…まさしく執務室で見た捜索対象である「まじかぁ…」ルナはそうつぶやき…もう一度ため息をつき…ゆっくりと彼女に近づく彼女はというとルナが近づくにつれシッポを大きく振る事はあれ逃げ出す素振はないそうして…元居た位置まで戻ったルナはさっきまで座ってた岩に座ると彼女に隣の岩に座るよう手招きする彼女は警戒すらせず隣の岩に座る…それを確認したルナは弁当箱を彼女に差し出す彼女はジーっと弁当箱のおかずを見つめ何を食べようか選んでいる…そして獲物が決まったのかそれを取ろうと手を上げた時…その手がとてつもなく汚い事にルナは気づき慌ててその手を止める「ダメ!まずは手を洗いなさい!」ルナがそう言って弁当箱を下げる…彼女はというと口を半開きにして下げられた弁当箱をじっと見つめている「確か…すぐ近くに川があったからそこに行って洗ってからね」そう彼女に言った…すると彼女は目を閉じ口を大きく開けて顔をルナに近づけるつまり…手を使わなければ食べれる…そう思ったのだろう…「そうきましたか…」ルナはため息をついた……『To Be Continued♪』
2026/06/24
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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~第三章・第5話「休息」「はぁ………のみ込みの速さは反則的ね…」ルミナスはアイナの訓練を終えてため息混じりにそう言う「それはどうも♪」ルミナスの表情と言葉から「まずまず」という感触を得たアイナは満面の笑みでそう返した「あなたを見てるとソーサラーを本業にしてまじめにやってる子たちが不憫に思えてくる…いっその事そのまま入れ替わってこっちをメインでやらない?」「お言葉は嬉しいのですが…私はセスタスを一生懸命やってるあの子が好きなんでね…お断りします」「そう…残念……」ルミナスは心底残念そうにそう言いながら微笑んだ「で…私が現段階で教えられる事は以上ね」「という事は…いよいよデビューですか?」「そうね…と言いたいのはやまやまなんだけど…そうもいかないのが現状でね」「ですよねぇ…」アイナはルミナスが言った「そうもいかない」の理由はだいたい察しがついた「まず1つは…前にも言った通りこの部隊のマスターは他に2人居る…という事」「で、もう1つは……スキル…か」アイナはルミナスが言う前にそう答えてため息をついた「本来なら駐屯地で正式なソーサラーとして講習を受けスキルポイントを貰いスキルの振り分けをする…しかしあなたはそれをしていない…」「一時的に借りてるだけですもんね…」「マスターの私でもスキルを一時的に貸与できるのはせいぜい2時間…もちろん貸与している私から離れてしまえば時間内であってもその効果は消えてしまう……と言って私の一存であなたにスキルポイントを与える事はできない…」「やっぱりそういう事か…」予測していた答えにアイナは苦笑いを浮かべる「明日の夜…他のマスターと顔を合わせるんだけど……そこであなたの話を出すためには『あなたの全て』を話さなければいけないのね…どうする?」ルミナスのそんな言葉にアイナはしばらく思案したのち「少しだけ…時間が欲しいかな…」そう答えた「わかった…とりあえず明日はこの話は出さない……ただ、あなたはこの部隊の存在を知ってしまった…つまり後には引けない…あなたに選択肢はないという事…これは忘れないでちょうだい」ルミナスの言葉にアイナは無言でうなずいたそしてルミナスと別れたアイナは1人夜の街を自室へと歩く「いい加減…あの子に話さなきゃいけない…か……」そんな事をつぶやきながら星空を見上げたその後…BARの裏手に回ると荷車から積み上げられた酒樽へと飛び移り大きく深呼吸した後そこからバルコニーへと飛び移るそして物音を立てないようにバルコニーを移動して窓から自室へと戻る当初はかなり苦労してバルコニーにかぎ爪のついたロープをひっかけてよじ登っていたのだがある日BARを締め出されたミズキがこうやって部屋に戻るのを見かけて真似をするようになったそして夜が明ける…アイナが自室を出て店に顔を出すと夜警明けなのかノヴァと大谷がお茶を飲んでいた「おはようございます…」アイナは2人にそう声をかけると2人から笑顔で返事が返ってきた「あのぉ…隊長とフネさんは?」アイナが店内を見回しながらそう尋ねると「まだ起きてきてませんよ…っていうか……まだ5時ですし今朝はお早いお目覚めですね…」ノヴァのそんな言葉にアイナは苦笑いを浮かべた「お2人に何か御用ですかな?」大谷の質問に「えっと…ちょっとヴィネルに行きたいかなぁ……と思って」「ああ…そう言えばチケットを当てたんでしたね」「ええ…まぁ………」アイナは申し訳なさそうに指で鼻の頭をかきながら小声で返事をした「交換だけならこの前のように時間はかからないと思うけど…せっかくだったらお休みを貰ってゆっくり遊んできたら?」ノヴァが笑顔でそう進言してきたがアイナは思いっきり首を横に振った「必ず開店までには戻ります!」「私、今夜は夜警ないしOK出ると思うけどなぁ…」「でも……」「とりあえず座りましょう…今お茶を入れますので」ノヴァは言うが早いか新しいお茶を用意しにカウンターへと向かいアイナはそんなノヴァに頭を下げてテーブルに着いた夜警の事や今日行こうとしているヴィネルの話などをしているうちに時間が過ぎ「おはよう…2人ともご苦労様……」あくび混じりにそう言いながらフネが起きてきたそしてテーブルにアイナが座ってるのを見て目を見開いた「ど、どうしたのアイナちゃん……」「あ…いえ、ちょっと早く起きちゃって……」「じゃあ…すぐ朝食の支度するね…と言っても昨日の残りだけど…」フネはそう言って苦笑いを浮かべる朝食の匂いを嗅ぎ付けたのかフネが用意を始めるとすぐにドタバタと慌ただしい物音を立ててミズキが起きてくるその音で起きてしまったのか…それを追うように不機嫌そうな表情のリアが現れ朝食が始まる朝食だというのに賑やかで壮絶なのはいつもの事…獲物を狙う猛獣のような目つきで肉をミズキとリアが奪い合い大きい肉をとったの取らないのという口論が始まるそんな2人を見たフネはため息をつきながら遠慮しているアイナの皿に肉をとってあげる大谷とノヴァは無言だがかなりのペースで箸を進めているので案外と奪い合っている2人よりも肉を取っていたりもするそして恒例ともいえるのが最後に残った肉の奪い合いである…リアとミズキがフォークを突き立てて睨み合っていると何も言わずに大谷が2人が突き刺しているフォークの際にナイフを入れてごっそりと肉を自分の皿へと移すその行為に2人は呆然とし他の者は笑い転げる…大谷はというと2人の狙いが自分の取った肉に来る前にと一気に口に運ぶ正気に戻った2人がすでに肉が食べられてしまったことに腹を立てて何食わぬ顔で肉を咀嚼している大谷に暴言で攻撃を始める2人の意識が残った肉から離れているすきにフネがナイフで3つに切り分けアイナとノヴァ…そして自分の皿へと移し「しーーーー」と口元に指を当ててウインクをする大谷が満足気に肉を飲み込むのを見た2人は一瞬睨み合いそこにあるはずの最後の肉を奪い取るべく視線を皿に移す…が、あるはずの肉がない…この現実にリアは頭をかきむしって悔しがりミズキは恨めしそうにフネを見つめた一見しこりを残しかねないような殺伐とした食事ではあるが…そこはまるでスポーツのように「ごちそう様」と同時にノーサイドとなるその後…後片付けを済ませたのち…いつものように雑談をしながらのお茶となるアイナはヴィネル行の話をどのタイミングで切り出そうか躊躇していた…その時「そうだ!アイナちゃんチケットの交換ってまだよね?」アイナの心情を察したかのようにフネがそう聞いてきた「あ、はい…」「ノヴァちゃん…今日夜警は?」「私は今夜はないのでお店に入れます」「うん…じゃあお願いしてもいい?」「はい」フネはノヴァとそんな話を進めたのち「という事で…アイナちゃんは今日はオフ…で、ちょっと酒類の仕入れとかもあるんで一緒にヴィネルに行って欲しいんだけど…予定は?」「あの…実はヴィネルに行くのをお願いしようと思ってたところで…」「そうなんだ…ちょうど良かった♪」これでアイナの願いは叶いヴィネルに行けることにはなったのだが……「ちょっと待ったぁぁぁぁ!」と、大声でミズキが水を差した「結論は変わらないと思うけど…いちおう話は聞いてあげる」フネがお茶を飲みながらミズキにそう言った「仕入れはいつも私が行っていたし…アイナちゃんとは一緒に下着を選びに…いや、私が選んであげるって約束してあるの!」ミズキはそう叫んでテーブルをバンバンと叩いてフネに訴えた「結論は変わりません…理由は言わなくてもわかると思うけど?」「わ・か・り・ま・せ・ん!」ミズキは即答でフネに異論の言葉を投げかけた「まず『仕入れ』について…毎回過剰な在庫を無駄に行うのでしばらくは仕入れ担当から外します…で、アイナちゃんとの約束の件ですが………した覚えは?」フネはそう言ってアイナに質問をしてきたアイナはチラッとミズキの方を見る…ミズキは今にも泣きそうな目で同意を求めてきていた「えっと……お洗濯の時にそう言われたんだけど…」「ああ…あの時の事ね……確かにそう言ってたわねぇ…」「でしょでしょ!」「でも…あの時たしかアイナちゃん同意の返事はしていなかったはず……よね?」フネはまたもアイナに回答を求めてくる「えっと…………かなぁ…?」アイナはひきつった笑顔で首をかしげる「した!しました!確かにあの時約束しました!」ミズキはそう言ってフネに自分の正当性を訴える「ミズキさん…嘘はいけないわ…嘘は……だってあの時…アイナちゃんが答える前に私があなたを絞め落としたもの…」フネは恐ろしい笑顔でミズキにそう答えたその笑顔はやり取りを傍観していた他のメンバーを瞬時に凍らせるほど恐ろしいものだった「という事で…出かける準備をしてね♪」フネはアイナにそう言うと準備のために自室へと戻って行ったアイナは半泣きで立ち尽くすミズキに目を合わさないようにうつむいて自室に向かった…『To Be Continued♪』
2026/06/21
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『PHANTASY STAR ONLINE 2』- NEW GENESIS -~ 名もなきチームの物語 ~STORY 03:「女の勘」「はぁぁぁ~…」ルナは執務室を出たところでうなだれて大きなため息をついた…ため息の理由は…言うまでもなく自分に対してである断る事もできたのに…断り切れなかった自分に対してが…7割依頼を受けたものの…何から手を付けたらいいかまったく見当がつかない不甲斐のない自分に対してが3割…「ルナ様…大丈夫ですか?」ルッスリーラが声をかけてきたが…ルナは笑顔で『大丈夫』と返してその場を離れたその後…少し落ち着いて考えることにして観覧席の隅に座り今わかってる情報を確認し始めた目撃情報は「北リテム」に集中してはいる…が、「北リテム」といってもかなりの範囲である…しかもここの「モラーバ渓谷」には多層構造物もある「まぁ…潜伏するには…もってこいの場所よね…」ルナはそうつぶやいてため息をつく…そしておもむろに軽く振り向き「で…何か御用かしら?天才的な設計士様…」気配で背後にいる事はわかっていたので慌てることなくそう質問した「え…気づかれちゃってましたか…あはははは」そう答えたのは先ほど執務室でとんでもないプレゼンをぶちかましていたアイラであるアイラは「やれやれ」とジェスチャーしたのちルナの隣に腰掛けるルナはそんな彼女をチラッとだけ見たのち…また端末の画面に視線を戻す(「なるほど…ね…プレゼンのあと先に退室したこの子が私を待ってた…つまり、今回の一件に私を推挙したのは…この子…いや、アイツか…」)ルナはそう心の中で呟きながら軽くため息をつく「で?」ルナは核心には触れずにアイラにそう問いかけた「あはははは…やっぱりバレバレでしたか…」アイラは指で鼻の頭を掻きながらそう答える「いや、そうでもないわよ…執務室から出た後…尾行されてなければ…ね」ルナは端末の画面から視線をそらすことなくそう答えたアイラは少し間を置いたのち「じゃあ…今後の方針と対策…ってことで…ちょっとお時間くださいな」そう言って立ち上がるとお尻の砂埃を払ったもちろん今のルナにそれを断る理由などない…ルナも立ち上がるとアイラの案内の元歩き出したしばらく歩き2人はシティの外に出る…日差しと熱気が襲い掛かってくる…一瞬で汗が噴き出してくる「ゴメン…悪いけどアイツ呼んできてくれる?…この暑さでまともな話しできる自信ないわ…」ルナはそう言って降り注ぐ日差しを恨めしそうに見つめ…軽く見まわしたのち近くの日陰を指さしたアイラは軽く数回うなずいたのち小走りで立ち去った…ルナはというと…指さした辺りの日陰に飛び込む当たり前だが日陰に入ると一気に汗が引く…(「それにしても…なんか…うまいように転がされてるな…」)壁にうつかりながらここまでの事を思い出しため息をつく…「レヌス揚げ…ウマいっすよぉ…」近くでそんな声が聞こえる(「れ、レヌス揚げ?」)聞き間違いだと思い辺りを見回すと…すぐ近くに「レヌス揚げ」と看板を出した屋台があったあまりの衝撃的な事実に唖然と屋台を見ていたら…店主と目が合ってしまった「揚げたて…ウマいっすよぉ…」開いた口が塞がらない…まさに今のルナはそんな状態だった「不謹慎…てか?」背後でそんな声が聞こえてルナは振り返る…声の主はタイガだった「確かに…リテムはずっとレヌスに苦しめられてきた…犠牲だってよぉ…簡単に口にしていいレベルの話じゃないさ…」タイガはそう言ってボロボロのドームを見上げる「だからこその『レヌス揚げ』なんだよ…今まで苦しめられた分…商売のネタにさせてもらう…うんで、その収益を復興の足掛かりにする…見てみな…」タイガに言われてルナが屋台の方を見ると…リテムの住人が「レヌス揚げ」を購入していた…探索から戻ってきたであろう者達の中にもまっすぐ屋台に向かう者もいる「なるほどね…たくましいよ…アークスは…」ルナはその光景を見てそうつぶやきながらクスっと笑った「はい…姐さん…食べてみてよ」横からそう言ってアイラが買ってきた「レヌス揚げ」を差し出してきた揚げたての湯気がかけてあるソースの香りをまとってルナの鼻腔をくすぐるその「これは絶対に美味しい」という香りに負けて思わず受け取ってしまったが…やはり「レヌス」という響きが口に運ぶ寸前で躊躇させた「まぁ『レヌス揚げ』とは言ってるが…材料は別物でな…『ウナギ』っていう…『レヌス』みたいな細長い魚でな…だから安心していいぜ」タイガはそう言うと自分の分の「レヌス揚げ」にかじりついたルナも、戦ったことがあるのだから…「レヌス」が食べれるような代物でないことも…おそらく「レヌス」に見立てた何かだろう…という事もわかってはいる…わかってはいるが…やはりあの姿を思い浮かべると…少し間を置いたのち…ルナは意を決して手渡された「レヌス揚げ」の隅っこにかじりついた…「!!!!!」恐る恐るだったこともあり…口にしたのはホントに小さな一口…だったはずなのに一瞬で口中に広がる肉汁…いや、お魚だから魚汁…というのだろうか…とにかく口中に旨味の花が咲きほこる加えて口に入れやすい薄さのわりに存在感のあるふっくらでホクホクとした食感…サクサクの衣とそれに絡まる甘辛いソース…これらが相まって生まれるハーモニーとも言える美味しさ…加速する「もっと食べたい」という欲求…気が付いたら食べ終わっていた「ほらな…美味いだろ?」タイガは当初食べる事すら躊躇していたのに…一口食べるや否や瞬く間に食べ終えたルナにそう言ってニカっと笑うその笑顔を見て…ルナは我に返り急に恥ずかしくなりプイっとそっぽを向く「はぁぁぁぁぁ~」そんなやり取りを見ていたアイラが大きなため息をついて2人の間に割って入った「いちゃつくのは…事を終わらせてからにしていただきませんか?」「い、いちゃついてなど…断じて…ない!」アイラのため息交じりの痛恨の一言にルナが全力で否定したそして…一息ついたのち打ち合わせが始まる…「つまり…お前のとこが以前から『不逞な輩』の絞り込みの依頼を受けていて調査を続けていたが…行方不明の『星渡り』捜索が不特定多数過ぎて調査に支障が出ていた…と」ルナの問いかけにタイガはうなずいて返事をした「で…捜索側を限界まで減らす事で調査をしやすくしよう…と?」「まぁ…そういう事だな」そんなタイガの答えを聞いたルナはため息をつくと…「そこで…なぜ私の名前が出る?」ルナが一番知りたかった核心について質問すると…タイガは無言でアイラを見た「いやぁ…なんていうか…それができるのは姐さんだけ…だから?」アイラは頭を掻きながら苦笑いでそう答えた「ぜんぜん…意味が解らないんだけど?」ルナは不服そうにそう言って今一度アイラを見るアイラは視線をそらししばらく間を置いてから小さな声で「女の…勘?」と疑問符をつけて答えた…それを聞いたルナが大きなため息をついた「・・・・・・・・」ルナはアイラに何かを言おうとして…言葉を止めていた言いたいことは山ほどあった…だが、言った所で意味がないことを悟り…言うのをやめてうなだれた…『To Be Continued♪』
2026/06/04
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