数日前のこと、うかれ大学生である長女の左手首に、見慣れぬシャレオツな腕時計が光ってることに気がついた。今月は彼女の誕生日月である。ピンと来たがその場で問いただすのはやめ、しばらく泳がしながら嫁さんに追求させたら、案の定彼氏からのプレゼントだという。はーん、彼氏、彼氏ね。
クラブ活動とベースにのめり込んでる次女は、なにげに最近バンド仲間のギターの男の子と仲が良く、同じ農芸高校の食品加工に席を置いているらしいその男の子から、ここんとこジャムやら味噌やらなにかとやたらに貢物をもらって帰ってくる。ふーん、ボーイフレンドですか、はいはい。
まあ、別にいいんだけどね、しかし。あっちでもこっちでも春でもないのに浮かれちゃってまあ、なんなんでしょうね、まったく。
いやいいんですよ、勝手におやんなさいよ、人の恋路をじゃまするような無粋な父ちゃんじゃございませんことよ、ほほほほほ。しかし、嗚呼しかし、なんでしょうねこの、背中の方から吹き抜ける一陣の風は?
わかった、こうなればコチラとて、このモヤモヤを打ち消すべく、久しぶりに嫁さんを連れて濃厚なデートにでも出かけるとしよう。手をつないでドライブして、観覧車に乗ってキスをして、夜景を見ながらハグをして、どこかのインターを下りてご休憩して、さあ参らん、いくぞおかーちゃん、え、なに、年末でそれどころじゃないですってか、おお失敬、こりゃまた失敬、え、それから、そんなこと言ってる間に年賀状でも仕上げろってか、そりゃごもっとも、一時退散。
ということで、仕方ないので年賀状を作ると見せかけて、結局ネットサーフィンしている歳の暮れ、空しくもれたため息ひとつ。
感謝、感謝でまた来年! 2018.12.31 コメント(6)
年の瀬だから、パトローナム 2018.12.29
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