ちなみにその日、次女はというと例によってベースを担いで自転車をこぎ、クラブ活動をすべく早朝から学校へと旅立ちずみ。ただ珍しく長女は家にいて、レ―ポートだかプレゼンの用意だかをしなくちゃいけないので、できれば私を近場で穴場のスタバに投下して、夕方拾いに来てくれると有難いなどと最初はほざいていたのだが、僕らの出かける先がカラオケだと知るととたんに、私もやっぱ歌いたい、レポートなら歌の合間に書ける!などと言い放って、例の薄っぺらいマックのパソコンを抱え、我らの80年代アイドル歌合戦への参戦を宣言した。
かくしてオールド軍団プラス女子大生一名はカラオケボックスへ突入、堀ちえみや沖田浩之や浅香唯の歌が次々に選曲される中、長女は一人調和を乱して安倍真央やONE OK ROCK を熱唱する。されど、負けじとコチラとて風見しんごは「涙のtake a chance 」で応戦するといった攻防が繰り広げられていた。だがそんな中、宣言通り長女は時折戦線を離脱しては少し離れたスペースでパソコンを開けキーボードを叩き、あの騒がしい空間でフリータイムの5時間強の間になんとかレポートを完成させやがった。「しかし、まあ、たかが1000字でしょ!」と皮肉ってやったら「そう、たかが1000字、英文やけどね」と返された。ははは、英文ね、なんかムカつく。
ところでそんな長女、歌合戦の合間にやや我々寄りの、昨年よく歌われたあの名曲を、おもむろに入力し「縦の糸はあなた~横の糸はわたし~」ってあれね、あれを気持ちを込めて熱唱したかと思ったら、歌い終えてシミジミこう言った「詩のセンスって言うか、才能、はんぱないね、この歌作った人!」たちまち僕たちはかぶせ気味に突っ込む「中島みゆきさんなっ!」
しかしね、実際僕もこの曲歌うたんびに思ってたんだけど、学校の国語の授業なんかでさ、ロクデモない現代詩なんかを朗読させてる暇があるなら、このみゆきさんが紡いだ美しい日本語こそを教材にすればいいのにと、いやむしろするべきだと、オジサンは切に思うわけなのだな。
かくして夕刻、無事80年代アイドル歌合戦は盛況のうちにおひらきとなった。
ちなみにその日一番盛りあがった曲は、旧友ポストマンの野郎が松方弘樹さんを偲んで選曲したこれでございましたした。
感謝、感謝でまた来年! 2018.12.31 コメント(6)
年の瀬だから、パトローナム 2018.12.29
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