2004年03月17日
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テーマ: 心の病(7267)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 よくも悪くもない心の状態というのは気持ちが悪い。
 積極的に苦しいのではないが、ゆったりと穏やかなわけでもない。
 悪くない=平常心とはいえない。
 平常心でいられればそれが一番理想的だが、なかなかそうはいかない。

 今も、この静けさは何だろう、と自分の心臓の音に耳を澄ますと、逆に波が襲ってきそうで怖くなる。
 只今、自分をうかがうようにしてじっとしているところ。
 あまり動くわけにはいかない。

 楽しい時や、苦しい時の自分は想像ができる。
 しかし、平常というのがどういうものだったか・・・

 どんな状態の自分が自然なのか、分からなくなっている。


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 谷川俊太郎「ナンセンス・カタログ」より

 『気分』

 どんな立派な思想を持っている人でも、人間なら気分から逃げられないんじゃないかしら。人間が生きてるってことは、刻々に移り変わる気分の流れの中を泳いでいるようなもんだって感ずることがある。逆らって泳ごうとしても、たいていの場合うまくいかない、流れにまかせていると、そのうち気分のほうでちゃんと変ってくれる。

 気分というのは喜怒哀楽の感情ほどにもはっきりしなくて、名前のつけようがないんだ。だからこそ、とても深いところで人間を支配しているね。相手の表情ひとつで気分は変るし、天気によっても気分は変る、そのくせ自分で変えようと思ってもなかなか変らない。無理やり忙しくするとか、体を動かすとかして、けっこう苦労するんだ。で、ぼくの場合、どんな気分がいいかと言うと、やはり平静なのがいい。

 浮き立つような気分も悪くないけど、これもどこか不安定なんだ。不快の反対は快ではなく平穏だって説をどこかで読んだけど、本当だね。ヨガや座禅は先ず第一に気分のコントロール法なんじゃないかな。お茶とかお花などもきっとそうだし、音楽もまた気分のコントロールに役立つ。気分について論じた本を読むのも有効だ。今、ぼくはO・F・ボルノウという人の「気分の本質」というのを、読み始めています。

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 気分について考えていたら、昔読んだこの本のことを思い出したので引用。
 今日は文章を書くパワーが不足しているので。

 谷川俊太郎氏は、難しい言葉はつかわないのに、物事の本質をきちんとついている。

 谷川氏の文章や言葉はまさにそれにあてはまる。
 大好きな詩人だ。


 気分のコントロールに関しては私はとっくに諦めている。
 とても波には逆らえない。
 今も、この変な気分が去るのを待つしかない。


 夜の中で。





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最終更新日  2004年03月18日 00時08分47秒
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