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2019.09.26
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第22話「離怨の反乱」

脱獄した離怨(リエン)が北荒で反乱を起こし、夜華(ヤカ)が成敗したはずの金猊獣(キンゲイジュウ)まで現れた。
報告を聞いた天君は夜華への失望を隠し切れない。
かつて大羅天(ダイラテン)にいる元始天尊(ゲンシテンソン)に見込まれて関門弟子となり、2万歳と言う若さで上仙に飛昇、四海八荒に自分が墨淵の身代わりでないことを証明した夜華…。
しかし人間界で金猊獣と戦ってからと言うもの、度々、天君を落胆させている。
夜華はこの失態を償う機会が欲しいと懇願し、自ら兵を率いて北荒へ行くと申し出た。
すると天君は今回の出陣が最後の機会だと釘を刺す。
「夜華、お前は確かに儲君(チョクン)だが、皆に太子殿下と呼ばれていても油断するのは早い

 もしまた何かあればお前だけでなく、洗梧(センゴ)宫全体が連座することになるぞ」

(´・ω・)おじいちゃん、無茶苦茶言うな~

天君は3皇子・連宗(レンソウ)にも北荒への出征を命じた。
すると素素が″陥れられた″と訴えた件を持ち出し、今夜にも調査のため洗梧宮の仙娥を全て入れ替え、普化天尊(フカテンソン)に尋問させると決める。
(´⊙ω⊙)おじいちゃ~ん
「では決まりだ、2人はここに残れ、もうすぐ翼(ヨク)君や首領たちが来るゆえ
 北荒の戦時について話し合うといい」
天君が出て行くと、ようやく夜華と連宗は緊張が解けた。
「天君の目的は洗梧宮からお前に忠実な仙娥を全部、排除することか~
 これからはもっと細心の注意を払わなきゃな、夜華」
そこへ離鏡(リケイ)がやって来た。


夜華は離鏡を疑っているわけではないと前置きし、ただ翼界の重臣たちが自分たちの大皇子を討てるか疑問だという。
しかし離鏡は天族に敵意を持つ臣下はこの7万年で一掃したと安心させた。
この機会に北荒の平定を幇助することで、翼族の分支である鮫人族が皇太子を傷つけた一件を帳消しにしたいと言う。
夜華は離鏡の理由を聞いて納得し、北荒で戦功を立てれば鮫人族に関して今後一切、翼界を追及しないと約束した。

皇太子の寝宮である洗梧宮、その中にある一攬芳華(イチランホウカ)が素素(ソソ)の寝殿だ。

確かに禁足を命じられたが、洗梧宮の中なら出かけても問題はない。
紫宸殿の仙娥たちに聞いたところ、ちょうど今、皇太子が寝殿にいるという。
素素は少しはにかみながら、嬉しそうに出かけて行ったが…。

『夜華…』
「この声…素錦(ソキン)天妃?」
素素がちょうど房門を出た時、銅鏡からなぜか素錦の声が聞こえて来た。
『あの娘を助けようとしたのはあなたのためよ、どうして分ってくれないの?
 お腹にあなたの子供がいるから、あなたの母妃だってあの娘の命乞いをした
 私だって危険を承知であの娘をかばったわ
 分ってる、あなたが人間を娶ったのは私への当て付けだって…
 私が天君に嫁いであなたを裏切ったから、そうでしょう?
 だけど私に何が出来たと言うの?どうすればよかったの?
 四海八荒の女子で誰が天君の恩寵に抗うことができるというの?
 教えてちょうだい、夜華(うっ)まだ私を愛しているわよね?
 あなたが彼女を素素と呼ぶのは、私の名に"素"という字があるからね、そうでしょう?(シクシク…』
素錦は夜華が落とした銅鏡を利用し、わざと素素に嘘を吹き込んだ。
…夜華、どうして分ってくれないの?
…あの人間よりずっとあなたを愛しているのに
その頃、物陰にひそんでいた素錦の侍女・辛奴(シンド)は素素がお盆を落として落胆する姿を目撃、計画が成功したことを確認した。

出征が決まった夜華は自分の銅鏡を探して素錦の寝殿に乗り込んだ。
「銅鏡を返せ」
「銅鏡…どんな銅鏡?」
素錦は知らない振りをしたが、夜華の鋭いまなざしに言い逃れできないことを悟る。
「ああ~思い出したわ、鮫人族との戦であなたが落した銅鏡のことね?
 拾ったまま忘れていたわ(汗」
素錦は仕方なく銅鏡を返すと、夜華は無言のまま帰って行った。

夜華が一攬芳華を訪ねると、素素はすでに寝台に入っていた。
しかし珍しく夜華が来たと言うのに、素素は目も合わせず沈んでいる。
「どうした?」
「・・・・・」
「何かあったのかい?私に教えてくれないか?」
「…何か用?」
「北荒を守るために半年ほど駐屯することになったんだ」(´・ω・)夜華、がんばれ
「(ふうー)また半年行ってしまうのね」
「少なくとも半年だが…ぁ、今までのように銅鏡で話せるよ」ハッ!!( ゚ロ゚)NGワードキタコレ
「・・・・・」
「私と話したいと思った時は銅鏡を使えばいい」(´⊙ω⊙`)空気読め~っ!
「…くれぐれも身体に気を付けて、私、ちょっと調子が悪くてお見送りできないわ…」
「具合が悪いのか?」
夜華は驚いて手を伸ばしたが、素素はスッと手を引っ込めた。
「何するの?」
「私は…(そのぉ)…ただ顔が見たくて…」
「見ても仕方ないわ…帰って」
夜華はなぜ素素が冷たいのか分らないまま、仕方なく帰って行った。
ヤッパリネ( ´・ω・)´・ω)(ω・`(・ω・` )ぁぁぁ__

翼界に戻った離鏡は早速、将軍たちを招集、自ら兵を率いて北荒へ向うと伝えた。
しかし臣下たちの反応は薄い。
反乱を起こしたのは翼族の大皇子・離怨、先の翼君の敵討ちを旗印にしていた。
もし自分たちが天族の鎮圧に力を貸すとなれば民心は離れるだろう。
翼界では少なからず先の翼君の敵討ちを望む氏族があったが、全て離鏡が制圧して来た。
これに不満を募らせた鮫人族は長海へ撤退、年貢も納めなくなってしまう。
離鏡はもちろん不満を持つ氏族があることも、自分が天族の言いなりだと揶揄されていることも知っていた。
しかし天下が太平となって初めて民は安心して暮らせるというもの、離鏡は自分が翼君である限り、7万年前のような死傷者十数万人という戦を見たくないと漏らす。
「これ以上の議論は無用!今日中に出兵する!」

翼后・玄女(ゲンジョ)はお腹の子をあきらめ切れず、巫医(フイ)にある治療を強要していた。
実は青丘(セイキュウ)にいた頃、翼界に特別な方法があると聞いたことがある。
ある薬草で病児を早産させ、その病児を完治させる法術があるとか…。
巫医は確かに法術はあるが非常に危険だと警告した。
この法術を使用した者は天に逆らったとしていずれ報復に遭うという。
巫医はなぜ産んでも命のない胎児に執着するのか困惑したが、玄女は苛立って巫医を追い出した。

玄女は分っていた。
この子を出産できなければ、もう次の機会が訪れることはないだろう。
離鏡は7万年前の結婚式から自分に触れようともせず、あらゆる手を尽くしてやっと授かった子供だ。
「例え病気の子供でもいいの、彼は私に同情してくれるわ
 同情して時々、会いに来てくれる、他の女人のところで酔い潰れているよりはマシよ
 …我が子よ、母はきっとあなたを産んでみせるわ!」

夜華は氏族の首領たちと合流し、北荒の軍営にいた。
しかし北荒の地形は複雑で、平坦な海底だった長海と違い水路が多く、また初めての土地なので困難が予想される。
すると離鏡がいち早く地形を知る方法があると言った。
「本君が聞いたところでは、太子殿下は青丘白浅(ハクセン)と祝事があるとか」
離鏡は白浅の4兄・白真(ハクシン)なら皇太子を幇助してくれるはずだと進言する。
白真は十里桃林に常住しているが、実は自分の家は北荒夏周にあった。

夜華は早速、十里桃林の白真を訪ね、事情を説明した。
白真は3ヶ月で北荒の地勢図を太子殿下の幕舎へ届けると約束したが、この機に乗じて恩を着せる。
「ただし覚えておいてください
 殿下を助けるのは我ら青丘の未来の娘婿だからで、天族太子だからではありません
 もし小五を侮辱するようなことがあれば、簡単には許しませんよ」
(((;꒪ꈊ꒪;)))oO(子供がいますけど…

夜華が帰ると、折顔(セツガン)は堅物ぶっていた白真をからかった。
それにしてもこのまま白浅がいないのに婚儀が進んでしまうのが気にかかる。
未だ消息が分からない白浅…。
すると折顔は昨夜、星象を観察してみたところ、白浅に命の心配がないどころか紅鸞星(コウランセイ)が出ていたと教えた。
「紅鸞星?!まさか駆け落ちして青丘に戻って来ないと?!」
「駆け落ちしたかどうかまでは分らんよ、しかし紅鸞星が出ていたのは間違いない
 小五は太子と婚約しているのに、別の誰かと相思相愛というのはまずいのでは?」
「ふっ、構わないよ、他に意中の人がいるなら縁談を破棄すればいい」
確かに最初の縁談を破談にしたのは天族の方、同じことをされても文句は言えないはずだ。
それでも白真は夜華から頼まれた件はしっかりやるつもりだという。
今回の貢献が後の婚約破棄の埋め合わせとなろう。

鳳凰に襲われた白鳳九(ハクホウキュウ)だったが、東華帝君(トウカテイクン)の仙力ですっかり治っていた。
しかし帝君の側にいたいため、まだ人の姿に戻れない振りをしている。
そんなある日、酒を飲んだ帝君は書房で居眠りを始めた。
鳳九は人の姿に戻って声を掛けてみたが、帝君が起きる様子はない。
「帝君…やっかいな青丘白鳳九はもう去っと思っているでしょう?
 恩知らずな娘だと思っているわよね…
 恩返ししたくないわけじゃないの…ただどうすれば報いることができるのか分らなくて…」
すると鳳九は帝君の寝顔を見ているうち、思わず鼻に口づけしてしまう。
(Ŏ艸Ŏ) oO(うわっ!
鳳九は慌てて書房から逃げ出すと、帝君はゆっくり目を開けた。


白鳳九はすぐ成玉元君(セイギョクゲンクン)に報告した。
しかし口づけしても帝君に何の反応もなかったいう。
すると成玉は帝君がおそらく寝たふりをしていたのだと言った。
「私は信じないな~東華帝君はかつて大軍を率いて敵を退治して来た人よ?
 誰かがこっそり口づけなんて出きるような隙なんて見せるはずないわ
 私が思うに…もしかしたらあなたの事が好きで、渡りに船だったのでは?」
「(テレ)冗談言わないで~♪ふふふ」

夜華の側近・伽昀(カイン)は天宮へ書信を届けると、またすぐ戦地へ戻った。
しかし母・楽胥(ラクショ)宛ての書信はあっても、一攬芳華には何の音沙汰もない。
夜華が発ってようやく素素が泣き止んだところだっただけに、奈奈は思い悩まぬよう主を気遣った。
「何か美味しい物でも持って来ますね♪」
そこで素素は回廊の階段に腰掛けて奈奈を待つことにする。
するとふいに九尾狐が現れた。
「小狐狸、また来たの?」
( ˘ω˘ )ふん!姑姑とこれほど似ていなかったら会いになんて来るもんですか
「小狐狸?この数日で私ね、ふと気づいたことがあるの」
(・д・)気づいたって何を?
「夜華は口下手だし、あまり笑わないけど、俊疾(シュンシツ)山で私に付き合ってくれたのは、
 少し私のこと好きだったからよね?
 もし彼が少しでも私を好きでいてくれるなら、やっぱり彼のそばにいたいの」
( ತ _ತ)太子のどこが良いの?素錦天妃とも関係あるし、あなたを身ごもらせたし…私の姑姑とも婚約したし…どんだけややこしいんだか〜(๑ ・᷄ὢ・᷅)、
「いずれにせよ彼は私を娶った、東荒大澤で誓いを立てたの
 私は彼の妻よ、今はお腹に彼の子供もいる、それにこんなに彼を愛してる…
 信じるわ、いつか彼にこの想いが通じて、私を愛してくれるようになるって」
( ๑≧ꇴ≦)キッキッ!
「お前は天上の狐狸だからどういう修行をするのか知ってる?
 もし私が修練して仙人になれたら、彼は少しは私に優しくしてくれるかしら?」
( ˘ω˘ )分らないけど~司命と成玉に聞いてみるわ!


鳳九は司命星君と成玉元君に修仙とはどんなものか聞いてみた。
2人は話せば長くなるとため息をついたが、その時、東華帝君が戻って来る。
すると鳳九は慌てて九尾狐の姿に戻った。
「そなたたち、私の書房で何をしている?」
「あ?!あ、小狐狸と遊んでいました、可愛いわね(ヨシヨシ)
 あ~小仙、急用を思い出しました(小狐狸→司命)帝君、成玉は失礼いたします」
「あ…(小狐狸抱っこ)」
「小狐狸を気に入ったようだな、連れて行くか?」
「いいえ~いいえ!小仙、生まれてこのかたこういう爪がある物は苦手でして…(サササッ」
司命星君は九尾狐を降ろすと、慌てて帰って行った。
「司命が言ってたな、修仙とか何とか…」
(; ゚ェ゚)誤解しないでください~私は小狐狸で満足満足、転生してもおそばにいられるなら〜
「神仙に生生世世(転生)はない…ただでさえ人生はひどく長いからな」
そう言うと帝君は鳳九をなでた。
( ゚ロ゚)てっ帝君、読心術が使えるの?!

約束通り、夜華の幕舎に白真から地図が届いた。
すると届けに来た白真の書童・雲生(ウンセイ)が帰り際、主からの伝言を伝える。
「九尾狐一族が太子殿下をお助けできるのはここまでとのことです
 殿下はまたこうおっしゃいました
 "この地図を太子殿下にお渡ししたからには、今後、青丘白浅帝姫を侮辱するような事あらば
 談判に行く″と…」
分支の首領たちは青丘狐一族は率直で爽快だと笑った。
すると離鏡は水路に慣れた自分の軍10万が先鋒を務めると申し出る。
「3ヶ月以内に本君が必ずや北荒叛軍を追い詰めてみせます
 太子殿下は四大陸路を守り、残党を迎え撃つのみ」
実は離鏡にはひとつだけ願いがあった。
反乱軍が壊滅して夜華が兄の離怨を取り押さえたら、自分に引き渡して欲しいという。
「己で決着を付けたいのです」
夜華は了解し離鏡に任せることにした。

北荒の平定も目星がついた。
そこでその夜、夜華は森を抜けてひとり、丘の上に立つ。
…3ヶ月、また3ヶ月か
…素素
…まさか天宮へ戻っても君が日々、私を待つことになるとは
夜華は銅鏡を眺めていたが、素素の声は聞こえて来なかった。

つづく





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最終更新日  2019.09.27 14:35:44
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