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2020.07.20
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第27話「形見の七絶草」

蕭煞(ショウサツ)の妹・蕭可(ショウカ)は馴れ馴れしい男を警戒し、毒粉をまいた。
すると毒粉を吸い込んだ陳(チン)王・宗政無郁(ソウセイムイク)は急に全身がかゆくなり、じっとしていられなくなってしまう。
あまりのかゆさに耐えきれず、無郁は蕭可を捕まえて解毒薬を寄越せと迫った。
しかしなぜか蕭可が突然、意識を失って倒れてしまう。

そこへちょうど容楽(ヨウラク)たちがやって来た。
「無郁、何があったの?!」
「急に倒れたんだ!かゆいよ~漫夭(マンヨウ)、何とかしてくれ~!」

そこで容楽は蕭可に陳王が友だちだと説明、仕方なく蕭可は解毒薬を嗅がせてやる。
無郁はかゆみから解放されて一息ついたが、不思議と失恋の痛手が少し和らいでいた。

蕭可は幼い頃からの奇病により、失神することがあった。
実は治療法もあったが、師匠の処方に必要な貴重な生薬が手に入らないという。
それは七絶(シチゼツ)草という名前だったが、どんな生薬も分からなかった。
すると思いがけず無郁が聞いたことがあると思い出し、在りかなら七兄に聞くよう促す。
しかし容楽は黎(レイ)王・宗政無憂(ソウセイムユウ)と聞くと、急に顔が曇った。
「まただ、その顔は何だよ?好きなくせになぜ避けるんだ?だったら帰る!」
「待って」
容楽はこの機会に扇子を返してもらうことにした。
「七哥がこれを君に?!」

「これは墨玉(ボクギョク)扇だ、これがあれば無隠楼(ムインロウ)の使い手を動かせる
 天下を覆すこともできるぞ?」
「…扇の代わりに七絶草が欲しいわ!」
「ふっ…あははっ!墨玉扇さえ渡したんだ、七絶草もくれるだろう
 でも七哥にとって大切な物だ、どうしても欲しいなら自分で頼むんだな」


「老いたりと言えども志は捨てぬ、そなたも北臨を守ってくれ」
すると北臨帝は棺の雲児にだけ本音を漏らす。
「無憂には理解してもらえないが…
 そなたは国の再興のため、符鴛(フエン)を皇后とすることを許してくれた」
その話をちょうど墓室に入って来た無憂が聞いていた。
「まさか息子まで朕と同じ苦しみを味わおうとは…
 君主ゆえの苦しい決断を前にすれば絶望と孤独を感じる
 歳月が過ぎようと後悔が消えることはない…
 無憂があの女子とここに籠もった時には、そなたの眠りを妨げたか?
 あの時は許しがたいと思った、だが今なら理解できる
 かつての朕の過ちが無憂を憤らせた、朕が怒るべきは若き日の臆病な自分なのだ
 朕は無憂に甘すぎると皆が言う
 だが朕には分かる、無憂は朕と同様に苦しんでいる、昼も夜も覚めぬ悪夢にさいなまれていると…
 今では無憂も立ち直ったが、愛の苦悩が消えたわけではない
 雲児、一体どうすれば無憂の苦しみを取り除ける?」

その頃、容楽が思雲陵に到着した。
しかし禁衛軍の向(コウ)統領から皇帝が中にいるので誰も入れないと断られてしまう。
容楽は黎王も一緒なのか聞いたが、向統領は何も教えられないと言った。
そこで容楽はこのまま外で待つことにする。
一方、父の本音を知った無憂は、これまで避け続けて来た母の死について父と向き合うことにした。
子供の頃から何不自由なく育ち、世界は光に満ちていると思っていた無憂、しかし十里香(ジュウリコウ)の件で母が非業の死を遂げ、師匠も亡くなると、光が消え去り、絶望したという。
…あの夜、北臨帝は雲貴妃の寝殿で秦(シン)家秘伝の十里香を味わっていた
雲児は寵臣の余世海(ヨセイカイ)たちが変法に反対していることを憂慮しながら、この酒を飲めば秦丞相の忠義の心が分かるはずだと訴える
しかし上機嫌だった北臨帝は急に激しい頭痛に襲われた
心配した雲児は皇帝を寝台に寝かせて侍医を呼ぶよう命じたが、突然、錯乱した北臨帝に斬り付けられてしまう
その時、運悪く無憂が現れ、傷だらけの母の首を絞めている父の姿を目撃した
『母妃っ!』
無憂の悲痛な叫び声でふと我に返った北臨帝は雲児を腕に抱いたが、手遅れだった…

無憂は父を恨んだが、それは陥れられて過ちを犯したからではなく、問題を直視せず言い訳を探していたからだった。
「父上を臆病者だと思い、そうなるまいと誓いました
 だが漫夭をさらっても、2人の気持ちはもう取り戻せなかった
 一緒にいることだけが愛することではない、そう気づきました
 生きる上ではなす術がないこともあると…
 父上を責められません、私は当時の状況を知らぬのですから」
北臨帝はようやく息子と分かり合えたが、自分が雲児を忘れられないように、無憂も容楽公主をあきらめられないのだと胸が痛んだ。

北臨帝が墓室から出ると、驚いたことに容楽が待っていた。
やはり容楽も無憂に未練があると思ったが、容楽はすべて過ぎ去ったことだと話し、実は黎王に頼み事があって来たと告げる。
北臨帝は無憂にとっては過去のことではないと伝え、ただし息子の想い人である女子なら信用できると言って面会を許した。

墓室に漫夭が現れた。
すると無憂は氷室で眠る母に挨拶して欲しいと頼む。
容楽は棺の雲貴妃に拝跪し、墨玉扇を返して七絶草を譲ってもらおうとした。
しかし無憂は扇子を受け取らず、何も聞かずに黙って棺の下にある副葬品から箱を取り出す。
「これは母妃から君への贈り物だ」

容楽は七絶草を手に入れ、静謐(セイヒツ)園に戻った。
七絶草を見た無郁は、やはり漫夭の頼みなら七兄が渡すと思ったという。
実はこの七絶草は雲貴妃が幼くして毒を盛られた無憂のために手に入れたものだった。
事情は分からないが、この話を知った皇帝は雲貴妃に激怒し、3ヶ月も貴妃を避けたという。
七絶草は本来、分厚い葉で、当時、半分ほど使って無憂の毒が消えたことから、残った半分は宮中の氷室で保存されていた。
しかし雲貴妃の死後、無憂が陵に移したという。
容楽は七絶草が無憂にとって雲貴妃の貴重な形見でもあると知り、慌てて返すことにした。
すると無郁は一旦、氷室から出したら保存が利かないと説明し、七兄の厚意を無にしないよう訴える。
その時、傅筹(フチュウ)が容楽の様子を見るため、静謐園にやって来た。
そこで偶然、2人の話を聞いてしまう。
「漫夭、これは蕭可への慈悲ではなく、君への真心だぞ?七哥は死ぬまで君を守る覚悟だ」

あの時、傅筹は思雲陵にいた。
予想通り容楽が黎王と一緒に墓室から出てくる姿を目撃した傅筹は、深い悲しみと憤りでその場から動けなくなってしまう。
↓まさかの家政婦は見た!

傅筹はあの時の怒りを思い出し、握りこぶしに力を込めた。
すると拷問の傷が開き、再び血が流れ出してしまう。
その時、急に戸が開いて容楽と無郁が現れた。
無郁は帰るつもりだったが、将軍の顔を見てやはり思い直す。
「私は急がないし、まだ話したいことがある」
しかし傅筹はなぜか素直に引き下がり、おとなしく戻って行った。
容楽は傅筹の背中を見送りながら異変に気づき、地面に滴り落ちた血を見つける。
そこでやはり無郁に帰って欲しいと頼んだ。

容楽は蕭可から聞いた処方で薬湯を作り、早速、飲ませた。
しかし蕭可は別に長生きはしたくないとう。
「師父は若さを保つことに時を費やしているけど、私はもっと楽しいことをして暮らしたい」
「クスッ、老いを嘆き、若さを惜しむのは人の常よ?雪孤聖女(セツコセイジョ)も煩悩の虜なのね?
 でも大丈夫、蕭可なら永遠に若さを保てるわ」
「…どういうこと?意味が分からないわ」
すると菓子の差し入れに来た泠月(レイゲツ)が″無為自然″だと教えた。

沈魚(チンギョ)は将軍府を訪ねた。
すると容楽が攏月(ロウゲツ)楼に住みたいという。
清涼(セイリョウ)湖の一件以来、傅筹は取り繕おうとしているが、これ以上、偽りの夫婦を続けられそうになかった。
「最近、頭痛がする時、記憶の断片が浮かんでくるの…ぼやけているけど現実感がある
 記憶が戻りつつあるのかも?断片的な記憶が″ここを離れろ″と暗示しているのかもしれない…」
驚いた沈魚は、大切な恩人である容楽にどこまでも付いて行くと訴えた。
そこへ容楽の脈診をするため、蕭可が現れる。
容楽はふと傅筹の怪我を思い出し、蕭可に頼むことにした。
「怪我を隠して治療をさせない人がいるの、診てあげて?傷はこの位置(肩)よ、古傷もあるかも」
蕭可は容楽の頼みなので仕方なく泠月と将軍の寝殿を訪ねたが、見張り番から追い返されてしまう。

その頃、孫雅璃(ソンアリ)は皇后に謁見していた。
皇后は都に戻った無憂と雅璃が疎遠になっていると知り、容楽とよりを戻したのではと疑う。
驚いた雅璃は誤解だと訴え、駅館でも2人は距離を置いていたと口を滑らせた。
皇后は2人が密会していると勘違いして憤慨し、自分が2人を別れさせると息巻いて将軍府に行くと言い出す。
すると偶然、北臨帝が現れた。
「今日、朕は予定がない、そなたと一緒に将軍府に行って臣下を労おう」
「(´・ω・)お、おぅ…」

容楽は気晴らしに沈魚から琴を習った。
すると思ったよりすんなり琴が弾けるようになる。
「沈魚、琴を弾くのはさほど難しくないのね?」
その時、突然、施暢(シチョウ)亭に北臨帝が皇后と孫雅璃を連れて現れた。
驚いた容楽はその場にひざまずき、出迎えなかった無礼を深く謝罪する。
しかし皇后は北臨帝が急に訪ねて驚かせると言ったと教え、咎めることはなかった。
そこへ傅筹がやって来る。
傅筹は拝跪すると、夫婦円満を装うため、肩の痛みをこらえながら容楽の手を握りしめた。



傅筹は施暢亭に席を設けた。
すると皇后が容楽の琴の音が聞こえたと話し、夫婦の合奏を聴かせて欲しいと頼む。
実は傅筹の琴の腕前は世に広く知られていた。
しかし容楽は習い始めたばかりで耳汚しだと辞退、そこで咄嗟に雅璃が代わりに奏すると申し出る。
皇后は高明な師に習った雅璃も相当な腕だと思い出し、喜んで演奏を頼んだ。
そこで雅璃はこの機会を利用し、是非とも将軍の伴奏をしたいと懇願する。
皇帝の手前、断れない傅筹は仕方なく立ち上がろうとしたが、容楽は傅筹の怪我を心配して止めた。
「陛下、重臣として護国の剣を握る将軍の手で、その場の座興はさせられません
 本来、沐浴して香を焚き奏するべき琴を慰みにすべきでしょうか?」
結局、容楽は自分が雅璃の琴に伴奏するという。
皇后は納得したが、嫌味の1つでも言わなければ気が済まなかった。
「西啓の民は貧しさゆえ粗野で、婚姻の礼も知らぬと聞いていた
 でも礼楽を重んじる心があると分かったわ~」
「西啓は土地が不毛ゆえ、民は国土を守るため農業と武芸に励みます
 皇室に生まれ、苦労を知らない私の言葉が民を代表するとは申せません
 しょせん女子の浅知恵に過ぎぬかと…」
「なんと!…」
皇后はあっさり容楽にやり込められ憤慨したが、北臨帝がなだめた。
「北臨に来た当時と変わらず、見事な弁舌だ
 まさに″明珠は隠せども、おのずから光あり″だな」
「陛下、過分なお言葉です…」

つづく


(^ꇴ^)陳王、早くも新しい恋の予感?
それにしても皇后…ウザいw





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最終更新日  2020.08.27 11:28:12
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