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第26話「東宮の主」

翊(ヨク)王・李承鄞(リショウギン)は趙瑟瑟(チョウシツシツ)との待ち合わせ場所に急いでいた。
すると偶然、夜の街で裴照(ハイショウ)と出くわす。
「どうした?具合でも悪いのか?」
「何でもありません」
裴照は酒を飲んだことを隠し、実はまた九公主が宮中を抜け出し、女官・永娘(エイジョウ)に頼まれて探していると報告した。
明朝までに戻らず、皇后に知られたら大変なことになる。
「またか…本当に困った奴だ」


やがて李承鄞は酔いつぶれた小楓を背負って歩いている顧剣(コケン)を見つけた。
「表哥?!…公主が世話になった、私が送り届けよう」
顧剣は仕方なく小楓を降ろそうとしたが、小楓が離れようとしない。
「嫌っ!宮殿には帰らない…もっと飲みたいの~ムニャムニャ…」
「表哥?公主と知り合いなのか?」
「…西州の知人です」
「将来の皇太子妃だし、今後は自重してくれ、あとは私が…」
李承鄞は顧剣の首にしがみつく小楓の腕を無理やり引き離し、抱きかかえて連れて行ってしまう。
その時、顧剣の脳裏にふとあの時の光景が蘇った。
小楓を背負って軍営から連れ去ろうとした顧剣、しかし李承鄞が立ちはだかる…
『どこへ行く?』

『連れ去ってはならぬ!』
『殿下の望みは叶い、小楓もここを出たいと言っている』
『そうはさせぬ!』
あの時、李承鄞は剣に手をかけたが、結局、顧剣と小楓を見逃した…
しかし今の李承鄞にその記憶はない。


「リーチョンイン!お水ちょうだい!」
仕方なく李承鄞は小楓を抱き起こして水を飲ませてやる。
「女子なのだ、外で酔い潰れたりするな」
「家が恋しいんだもん!」
「家はここだろう?」
「ここは私の家じゃない!ゥッ…私の家は西州よ…ここでは私はただのお飾り
 何ひとつ自由にならない、毎日きれいに着飾って…こんな地位、誰が立とうと同じじゃない!
 私を心から気にかける人もいない、心配してくれる人なんて誰もいないもん!うわ~ん!」
小楓は思わず本音を打ち明け、泣きじゃくった。
「私が…君のそばにいて守ってやる」

李承鄞は小楓の頰に触れようと手を伸ばしたが、小楓の言葉で急に冷静になった。
「…あなたは李承鄞でしょ?趙瑟瑟のものよ」
すると小楓は寝台に倒れ込んで眠ってしまう。

翌朝、目が覚めた小楓は昨夜、どうやって帰って来たのか記憶がなかった。
永娘の話では裴照が泥酔している公主を御膳房で見つけ、おぶって戻ったという。
「他には誰もいなかった?」
「いませんでしたが何か?」
「いいの、もう行って」
するとアドゥが自分を置いて1人で出かけては駄目だと訴えた。

一方、時恩は翊王に命じられ、西州から持ち帰った荷物を出した。
翊王が九公主の郷愁の慰めになるような物を探したいという。
「九公主?」
時恩は最近の翊王が九公主を心にかけていることに驚きながら、仕事に戻った。
すると李承鄞は荷物の中から狼の牙がついた首飾りを見つける。
しかし牙を見た瞬間、なぜか巨大な狼と戦っている身に覚えのない記憶が頭をよぎった。
驚いた李承鄞は思わず首飾りを放り投げると、そこへ偶然、瑟瑟がやって来る。
「殿下?昨夜の約束を覚えていますか?お越しにならなかったので病かと心配になって…」
「ぁ…昨日は母后に呼ばれて…すまなかった、瑟瑟」
その時、瑟瑟は床に落ちている首飾りを見つけた。
李承鄞は返してもらおうとしたが、なぜか瑟瑟はこれが欲しいと譲らない。
仕方なく李承鄞は瑟瑟の願いを聞き入れ、首にかけてやった。
まさかこの首飾りが小楓との大切な思い出の品だとも知らず…。

その夜、米羅(ミロ)酒楼に突然、柴牧(サイボク)が訪ねて来た。
柴牧は顧剣に九公主とあまり近づかないよう釘を刺し、うっかり口を滑らせでもしたら取り返しがつかないという。
しかし運悪く店に明月(メイゲツ)が現れた。
顧剣は慌てて明月のもとへ馳けつけると、明月は顧剣の酒代を払いに来たと笑う。
「もうすぐ閉店だし、また明日にしよう」
「せっかく来たんだし、一杯つきあうわ」
明月は顧剣が止めるのも聞かず店に入ると、見覚えのある男の姿に目を留めた。
もはや逃げ場のない柴牧は覚悟を決めて立ち上がり、生き別れていた娘と対面を果たす。
「…嫣児(エンジ)」
「ディエ(爹)!」
明月は父が生きていたと知り、思わず抱きついて再会を喜んだ。

一方、皇宮では未だ東宮の主が決まらずにいた。
そんなある日、第三皇子・栄(エイ)王・李承玟(リショウブン)が皇帝に謁見、太学の講義を聞いて書いた策論を上奏する。
すると表紙に″外戚による朝政干渉論″と表題があった。
「外戚の政治介入は古来より難題、解決するには外戚の起用を絶つべきです」
栄王はこの国の安泰は父皇の手腕によるものだとしながら、東宮の座が空いた今、外臣たちはこぞって私利を図り、大いなる憂患となっているという。
そこで栄王は決して私欲に走らず、父皇に尽くすと誓った。
しかし皇帝は外戚とは帝王を支える助力者に過ぎず、天下の力をまとめ上げるのが肝要だと教え、均衡なくしてこの座は維持できないと戒める。
「優れた老師を何人かつけてやろう、物事を大局的に捉えられるようにな
 お前はまだまだ多くを学ばねばならぬ」

皇后は栄王が昨日、外戚の朝政干渉について皇帝の前で論じたと聞いた。
皇太子の座を狙う栄王が暗に自分と高于明(コウウメイ)を批判したつもりだろう。
皇后は母親の入れ知恵だと察し、女官・容霜(ヨウソウ)にある指示を出した。

明月は甲斐甲斐しく父の世話を焼き、そんな娘の姿に柴牧は顔を綻ばせた。
しかし明月から顧剣と再会したのはいつかと聞かれ、正直に20年前だと答えてしまう。
「20年前?!」
「…あの時、捕らわれの身だった私は高于明が顧家を襲撃したと知った
 私は部下に救出され顧家に駆けつけたが、生きていたのは顧剣だけだった」
明月は脱出した父が自分たち母娘を見捨てたと知り、愕然となった。
あの日、一族は生き埋めにされ、母は娘を守りながら息も絶え絶えにこう言ったという。
…ヤンァー、怖くない、怖くない、ディエはきっと助けに来てくれる…
「あの時、どこにいたの?!」
明月は涙ながらに父を責めたが、そこで諦めて帰ることにした。
「柴先生、父・陳征(チンセイ)は20年前に死にました、今まで通り1人で生きていきます
 家族なんていらない…あなたのように」

小楓の宮中での気晴らしは第七公主・永寧(エイネイ)と第八公主・珞熙(ラクキ)とのたわいないおしゃべりだった。
今日は正月の7日、永寧は毎年、宴を開いて群臣を労う日だと教え、詩を詠んだり、切り絵もするという。
実は珞熙は切り絵が得意で、毎年、切り絵で1等を取っていた。
すると永寧が切り絵の腕を磨いているのはあの人のためかとからかう。
3人はじゃれあいながら宮道へ出ると、偶然、裴照とぶつかった。
「裴将軍、先日は酔った私を送ってくれたそうね?ありがとう!
 あ…私の代わりに熙公主がお礼をするわ」
小楓は珞熙の手巾を奪い、勝手に裴照に渡した。

小楓はミロからもらった新酒を梅の木の下に埋めることにした。
すると庭園で李承鄞がなぜか橋の上に立ちはだかっている。
小楓は無視して通り過ぎようとしたが、いきなり李承鄞に呼び止められた。
「ちょっと待った…それは何だ?」
「その~このお酒を梅の木の下に埋めたくて…(ダジャレじゃないです)」
「九公主、この間、御膳房で酔いつぶれたばかりなのにまた酒を?」
「はあ?知ってたの?!」

「ったく、宮廷中に醜態をさらしたな」
「あなたも見たの?」
「いいや」
「ならなぜ醜態だと?」
「私なら恥ずかしいと思ってな」
「…変ね、あの夜、あなたの顔を見たような?」
「まさか私の夢でも見たのか?」
驚いた小楓は恥ずかしくなり、慌てて駆け出した。
「夢でよかったわ~でもなぜあの人の夢なんか見たのかしら?」

小楓は庭園の梅の木の下に酒甕を埋めた。
その帰り道、偶然、瑟瑟の姿を見つける。
「趙姑娘!」
瑟瑟は首飾りをまじまじと見つめていたが、慌てて胸元に隠した。
「ねえ、その首飾りをちょっと見せてもらえない?」
「申し訳ありません、大切なものなので」
「取ったりしないわ」
「本当に困ります、私はこれで…」

小楓は夜になっても瑟瑟が持っていた首飾りのことが頭から離れなかった。
そこでアドゥに瑟瑟が狼の牙を持っていたと話し、なぜか自分の物に思えたという。
「以前、知り合いだったとか?…まさかね?」
アドゥは手振りで勘違いだろうと伝えたが、小楓は確かに遠くから見ただけだと言った。
「一度、会って聞いてみようっと」

皇后は栄王の母である魏修儀(ギシュウギ)を呼び出した。
そこで容霜から冊子を受け取り、魏修儀の弱みを暴露する。
実は知府だった魏修儀の父は破格の抜擢で吏部侍郎になっていた。
その上、官位の売買によって私腹を増やし、瞬く間に都で豪邸を手に入れている。
しかも魏修儀の弟は地元で悪名高く、村娘を殺しても何の罪にも問われていなかった。
そればかりかこの1年で校尉になっている。
「チッチッチッチッ、何のための国法だか分からないわね~」
さらに都で酒楼を営む魏修儀の従兄は賃料も払わず、周囲の店を潰して民に不当な売買を強要、しかし皇帝の外戚ゆえ官吏が動けずにいた。
焦った魏修儀は実家を出た身なので何も知らなかったと訴えたが、皇后は栄王の関与も指摘する。
「栄王自ら地方官に融通を利かせたこともあるようね?
 そなたの実家の巨財も地方官への賄賂として用いていたとか
 まさかそれを知らなかったとでも?皇上の耳に入ったらどうなるかしらねえ?」
追い詰められた魏修儀は廃太子の二の舞を恐れ、叩頭して命乞いした。

つづく


(  ̄꒳ ̄)柴先生、同情しませんよ





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最終更新日  2020.12.20 21:37:36
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