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2020.12.20
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第25話「皇子の宿命」

ついに挙兵した皇太子・李承鄴(リショウギョウ)、しかし父の権力を前に力尽きようとしていた。
翊(ヨク)王・李承鄞(リショウギン)は自棄になって暴れる二兄の哀れな姿に胸が痛い。
すると傷だらけになった李承鄴が石段をはい上がり、李承鄞のもとまでやって来た。
「ニ哥(アーグァ)、おやめください…これは謀反です」
「謀反だと?ふっ、これは宿命だ、生き残るためのな…」
そう言って李承鄴はその場で倒れた。

…雌雄空中鳴(雌雄、空中に鳴き)

…却入空巣裏(しりぞきて空巣のうちに入り)
…啁啾終夜悲(啁啾して終夜、悲しむ)
※白居易の燕詩より(雌雄の親鳥が空中で鳴いて子を呼んだが帰ってこない、仕方なく子のいなくなった巣に戻って夜通し悲しむ)親の心子知らず

皇太子の謀反は失敗、皇帝は大理寺に捕らわれた李承鄴を訪ねた。
身勝手な息子の行動に呆れる皇帝だったが、李承鄴は父も通ってきた道だと反発する。
「兄弟が手を取り合うなど幻想でしかない…何もかもあなたのせいだ!」
李承鄴はこれまでの鬱憤をぶちまけた。
「大哥のような愚人を太子にしたから、私には闘う道しか残されていなかった!
 太子になっても五弟と九公主に周囲を嗅ぎ回られるとは、これほどの屈辱があるか!」
すると皇帝は、先太子の死に関与していたと知っていながら李承鄴を皇太子にしたと暴露した。
「なぜだか分かるか?お前に目をかけていたからだ!

「五弟は私よりもずっと腹黒い!奴には高家が付いている!信用できるはずがない!
 気をつけろ、奴が太子の座に就けば天下は高家の意のままになる!」
「…残念でならぬ、皇帝の座を継ぐのはお前のはずだった、私は期待していたのだぞ?」
皇太子のために目をつぶってきた皇帝は全てを台無しにした李承鄴に憤慨し、帰ってしまう。
「父皇!」




忠(チュウ)王は息子・李釅(リゲン)を失いながらも一族を守るため、寿仁宮で太皇太后に嘆願した。
「お願いです!お助けを!我が一族をお救いください!どうか陛下にお口添え願います!」
一方、皇帝は大理寺からの調査書を受け取っていた。
先太子暗殺と銅の横流し、九公主の毒殺未遂について詮議が終わり、諸悪の根源は皇太子と李釅だと判明する。
すると奚清卓(ケイセイタク)が皇太子は李釅にそそのかされたのだとかばった。
「李釅はすでに死亡し、一族は処刑されます」
その時、太皇太后が罪人となって拘束具をはめられた忠王を連れてやって来る。
太皇太后は皇帝が裁く前に、忠王の特権の剥奪と家財の没収、また忠王一族は今後3代に渡り任官を禁じてはどうかと提案した。
外でもない太皇太后からの頼み、皇帝は祖母の顔を立て、処分に手心を加えると約束する。
しかし自分の命を狙った李承鄴を見逃すわけにいかず、我が豊朝(レイチョウ)は薄汚い野心を持つ皇太子を容赦しないと断罪した。
「…親の情けだ、自害を許す、毒酒を与える、遺体は宗廟の外に葬るのだ」

李釅が犯した罪は九族皆殺しに値した。
一見、太皇太后の提案は厳罰に思えるが、官位と俸禄を奪っただけで死罪になった者はいない。
太皇太后は皇帝が極刑を下す前に自ら忠王に厳しい罰を与え、皇帝を引き下がらせたのだ。
兄から話を聞いた高震(コウシン)は、ふと父が自分を罰するのも同じ理由だと気づく。
しかし高于明(コウウメイ)は皇帝の真意が分からなかった。
「なぜ忠王の命を救い、実の息子を助けてやらぬのだ?」

太皇太后が体調を崩し、皇帝は寿仁宮に見舞いにやってきた。
すると太皇太后は皇帝の身内への冷酷な仕打ちに深く傷つき、沈んでいる。
皇帝は息子が父親の命を狙うなど以ての外、厳罰に処さねば示しがつかないと訴えた。
しかし太皇太后は皇帝が強さを見極めるため、息子たちの争いを黙認していたと腹を立てる。
どの御代においても権力争いは残酷なもの、生き残れるのは強い者だけだと皇帝は分かっていたのだ。
「むごすぎるわ!助けて欲しかった!…承鄴は生き残ろうとしただけ、全ては陛下の責任だわ」
「私には何の落ち度もありません!奴は邪心を抱いていました!」
やはり皇帝は李承鄴が邪心を抱いていると知りながら皇太子にしていた。
太皇太后はならばなぜ権力を与えたのかと責め、強い者を世継ぎにする法則を諦め、穏やかで優しい者を皇太子にするべきだったと嘆く。
「間違っている?」
「…皇祖母、後宮と朝堂は全く違うのです」
皇帝はゆっくり休むよう告げ、帰って行った。

李承鄞は柴牧(サイボク)の屋敷にいた。
確かに李承鄴一派の排除に成功したが、どうしても二兄の最後の言葉が頭から離れない。
…これは宿命だ、生き残るためのな…
まさか二兄が謀反を起こし、命まで落とすとは想定外だった。
西州へ赴く時には皇太子の地位など興味がなかった李承鄞、しかし結局、大勢の血が流れることになってしまう。
「柴先生、私の行動が正しいか否か、自信がありません」
「…謀反はあの男が自ら決めたこと、気になさいますな」
「では小楓(ショウフウ)は?兄弟の権力争いに巻き込まれたんだ!
 私たちのせいで命を落とすところだった!」
李承鄞は思わず声を荒げたが、柴牧はその原因が翊王にあると指摘した。
「九公主と一緒に銅銭の調査をしたからです、事件に深入りしたことで九公主は毒を盛られた
 全ての原因は殿下のお気持ちにあります、情に流されやすく、弱点を簡単に見抜かれた
 …殿下、今後も敵に遭遇するでしょう、李承鄴よりも手強いはずです、常に冷静でいてください!
 さもなくば大切なものを失います、被害を最小限にしたいとお考えですか?
 ならば心を鬼にするのです、強い意志を持たねばなりませぬ
 そうすれば殿下の大切な方を守れます」
李承鄞は柴牧の助言に返す言葉もなかった。

穏やかだと思っていた宮中で突然、謀反が起こり、皇太子が死を賜った。
小楓は恐ろしい人に嫁ぐところだったと肝を冷やし、皇太子の座は血で血を洗わねばつかめないのかと困惑する。
女官・永娘(エイジョウ)は次の皇太子は徳の高い人だと言っていたが、小楓はただの気休めに過ぎないと分かっていた。
すると小楓は皇太子がいなくり、嫁ぐ必要もなくなったと気づき、父に文を出して迎えに来てもらおうと決める。
アドゥは無駄だと知っていたが、九公主を止めるわけにもいかなかった。

皇帝は3人の皇子たちと一局、手合わせした。
すると最後に相手をした李承鄞が皇帝の勝ちを告げてお開きとなる。
皇帝は控えていた太監に皇子たちをどう思ったか聞いた。
曹芨(ソウキュウ)の見たところ、第四皇子・允(イン)王・李承沅(リショウゲン)は思慮深く慎重を期していたが、その反面、優柔不断、また第三皇子・栄(エイ)王・李承玟(リショウブン)はこうと決めたら全力で突き進むが、ただ視野が狭いという。
「翊王はなかなかの策士です、まだ勝負はついておらず、劣勢を覆すことも可能でした
 ふっ…しかし″手はない″と仰せられました」
「やはり見抜いておったか…」
李承鄞は起死回生を狙えながら放棄していた。
「実に賢い、引き際をわきまえている、大役を任せるのにふさわしい力がある」
皇帝は李承鄞の実力を認めたが、ただ覇気にかけているように見えるのが残念だと吐露した。

李承鄞は急に小楓に会いたくなって寿仁宮を訪ねた。
するとちょうど小楓が露台に出て退屈そうに書物を暗唱している。
そんな小楓の姿に目を細める李承鄞、しかし小楓がふと振り返った。
驚いた李承鄞は慌てて立ち去ろうとしたが、小楓に呼び止められてしまう。
「リーチョ…あ、翊王殿下!」
李承鄞は仕方なく丁重に挨拶し、鴻文館から帰る途中に寄ったとごまかした。
「鴻文館はあっちでしょう?」
「あ…ぁぁ…今後はあまり宮中に来られない」
「じゃあこれからは頻繁に会えないのね?」
そこで小楓は李承鄞からもらった″孔明鎖(コウミンソウ)″を返すことにした。
「難しくてばらせなかった…複雑なものは苦手なの」
「…東宮と″孔明鎖″は実はよく似ている、単純そうで複雑だ
 己をしっかりと守り、たやすく他人を信じるなよ?いいな?」
「…翊王のことは?」
2人はしばし見つめあったが、李承鄞は何も答えられず、帰ってしまう。



そんなある日、小楓は清寧(セイネイ)宮に皇后を訪ねた。
小楓は挨拶がわりに毛皮を贈り、西州へ帰りたいと切り出そうと思ったが、皇后から皇太子が誰かに関わらず、婚礼の日を待つよう命じられる。
つまり李承鄴が廃太子になっても、自分は次の皇太子に嫁がねばならないと知った。

その夜、小楓は1人で王宮を抜け出し、米羅(ミロ)酒楼で酒をあおった。
「ミロ?まるで私は毛皮の襟巻きみたい…持ち主が幾度も変わり、拒むことも許されないの
 あっちに送られ、こっちに送られる…ふっ、あははは~
 ミロ、もう家に帰りたい!西州に帰りたいわ!」
小楓はミロに抱きつき、号泣した。
顧剣(コケン)は西州で天真爛漫だった頃の小楓を思い出し、何ともやるせない。
ちょうど同じ頃、李承鄞は趙瑟瑟(チョウシツシツ)との待ち合わせ場所へ急いでいた。

裴照(ハイショウ)がミロの酒楼にやって来た。
「小楓はいるか?」←なぜ急に呼び捨てなのか?
「お酒を飲まない人は客じゃない、答える義理もないわ」
すると裴照は店に入るなり酒瓶からがぶ飲みしてしまう。
「答えろ」
「来てないわ」
裴照は仕方なく帰ることにしたが、強い酒を一気に飲んだせいで腰を抜かした。
「安心して、小楓なら無事よ、顧剣が安全なところにかくまってる」
「…分かってないな!」
驚いた裴照は重い身体を引きずって行ってしまう。
「ちょ…″分かっていない″?…ふっ、お酒が足りなかったの?」

つづく


(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)シァォフォン…





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最終更新日  2020.12.20 13:04:21
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