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2021.07.14
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第3話「亀裂」

秦(シン)王・嬴政(エイセイ)は命の恩人である孫(ソン)小侠が実は女子だと知った。
孫小侠を心配して様子を見に来た嬴政、するとうなされる彼女の胸元に見覚えのある玉佩(ギョクハイ)を見つける。
それは確かに幼い時に出会った公孫麗(コウソンレイ)が首からかけていたものだった。
…これは何?
…母上の形見なの
あの夜、嬴政は林の中で趙兵に殺されそうになったところを偶然、麗児と荊軻(ケイカ)に助けられ、満月の下で友情を誓った。
「本当に君なんだな…天のお導きだ」


まさか太后にあてがった嫪毐(ロウアイ)が自分の目を盗んで謀反まで起こすとは…。
呂不韋は愚かな趙姫(チョウキ)のせいで築き上げてきた地位を一瞬で失ったと嘆いた。

一方、荊軻は魯勾践(ロコウセン)の山荘で目を覚ました。
荊軻は恩人に感謝し、本当なら師妹と一緒に訪ねるはずが何者かに襲撃されたと説明する。
曲者が麗児を狙っていたことから、荊軻は敢えておとりとなり城外へ出たのだ。
すると魯勾践は荊軻を襲ったのが丹頂門(タンチョウモン)で、恐らく公孫羽(コウソンウ)の死を聞きつけたせいだと教える。
掌門・夏侯央(カコウオウ)は鵠落(コクラク)剣法の剣譜を奪うため荊軻たちを襲ったのだ。
(  ̄꒳ ̄).oO(剣譜?…師父から託されたあの布切れのことか?

嬴政が留守の間に反乱が勃発した。
呂不韋は華陽(カヨウ)太后(祖太后)に謁見、趙と結託した反乱軍に対抗すべく五万の兵を派遣するが、成蟜(セイキョウ)を指揮官として参戦させるよう進言する。
祖太后は兵権を得た成蟜が謀反を起こす恐れがあると反対したが、呂不韋はむしろここで真意が測れると訴えた。

実は先王の嬴子楚(エイシソ)は病床から呂不韋に成蟜を世継ぎにしたいと打ち明けていた。
しかし呂不韋は趙に捨て置かれていた異人(イジン)が王になれたのも自分のおかげだと言い放ち、揉み消してしまう。

麗児が目を覚ますと趙公子がいた。
「具合はどうだ?まだ痛むかい?孫姑娘」
趙公子から″お嬢さん″と呼ばれた麗児は自分が女子だとばれてしまったと気づく。

「″孫″というのは本名なのか?」
「いいえ、本当は公孫麗と言うの、ごめんなさい、旅のためやむなく男装していたのです」
嬴政は忘れもしないあの公孫麗だと感激したが、そこへ衛王が現れた。

麗児は衛王の姿に驚き、慌てて寝台を降りてひざまずいた。
「私は公孫麗、大王に拝謁いたします…」
慌てた嬴政は一緒に拝礼し、衛王に芝居に付き合うよう目配せする。
すると麗児は先日、秦軍の侵攻で濮陽(ボクヨウ)が落城、統帥である祖父の公孫羽(ソウソンウ)が秦の四大名手・風林火山に敗れて命を落としたと報告した。
秦王から外部との接触を禁止されていた衛王はここで初めて落城を知り、さすがに動揺を隠せない。
「秦が侵攻して以来、戦火は絶えず、家も家族も失い私は流浪の身です
 せめて私の一太刀(タチ)で秦への恨みを晴らしたい…私も師兄も衛人として命を捧げます」
衛王は秦王の手前、慌てて麗児の言葉を遮ったが、そこへ衛尉(エイイ)・李仲(リチュウ)が駆けつけた。
「公子、お話が…」

上党(ジョウトウ)の反乱軍に趙が加勢、成蟜に出陣の命令が下された。
嬴政は呂不韋の罠だと気づき、成蟜を引き止める。
「呂不韋め、失脚を恐れ実力行使に出たのだろう、どんな策を弄するつもりか」
「どんな意図があろうと私はいつでも王兄の味方、それに名将の楊端和(ヨウタンワ)もおります」
成蟜が覚悟を決めると、李仲は大王も一緒に帰京するよう勧めた。
しかし嬴政の顔が一瞬、曇る。
「…かつて趙にいた頃、人質だった余は趙兵に殺されかけた
 その時の恩人がここにいる公孫麗なのだ、こたびもまた彼女に助けられた
 だから今は離れがたい…」

成蟜はひとまず先に出発した。
嬴政は再び麗児に付き添っていたが、どうやらまだ嫁いでいないと知って安堵する。
しかし麗児には秦への強い恨みがあり、秘めてきた思慕の念を打ち明けることはできなかった。
「急用があるので出立する、十分に養生されよ」
嬴政は麗児に令牌を渡し、秦軍に遭遇した時に役立つと教えた。

嬴政は衛王に恩人である公孫麗の面倒を頼み、急いで帰京ることにした。
すると衛王は臣下が街で見かけて買い求めたという画を献上する。
実は衛王は秦王が麗児の恨み節を聞いても怒らなかったことから、あの娘が秦王にとって特別だと分かっていた。
「公孫麗は美しい娘ですので、男装しても絵師の目に留まったのでしょう」
嬴政が画を広げてみると、男装姿の麗児の肖像画が現れる。
「公孫麗は正義感が強く、家柄も良い娘です…」
「…余が興味を示さねば、そなたは保身のためにあの者を殺すのだろうな」
嬴政は衛王の浅はかな考えに呆れながら、必ず公孫麗を手に入れると誓って衛王府をあとにした。

荊軻は麗児を迎えに洛陽に戻った。
そこで宿泊した宿を訪ねてみたが、老板から出立後は麗児の姿を見ていないと言われてしまう。
荊軻は麗児が衛王府へ向かったかもしれないと考え、急いで野王の地へ向かった。

その夜、麗児ははぐれた荊軻のことを心配していた。
そう言えば旅の途中、師兄が祖父から託された布切れを見せてくれたが、意味が分からずとも剣譜の在りかだという。
『大師父から託されたと師父が言っていた』
『それなら剣譜の在りかに違いないわね…剣譜があれば敵が討てる』
『そうだ、師父の無念を晴らせる』
その時、衛王が荊軻を連れてやって来た。
奇遇にも麗児の行方を尋ねに荊軻が衛王府に現れたという。

荊軻は麗児の無事な姿を見て安堵した。
「君に何かあったら私も命を絶つよ、君のためならこの命も惜しくない」
すでに回廊に出ていた衛王だったが、二人の仲睦まじい様子に気づき、秦王の秘めた想いを思うと居たたまれなくなった。



一方、秦王宮に戻った嬴政は側仕えの趙高(チョウコウ)から思わぬ話を耳にした。
呂不韋が長安君を出兵させたのは、嫪毐の件で勢力を削がれた呂不韋が長安君を操り、再起を狙うつもりではないかという。
しかし嬴政は母が違うとは言え成蟜とは強い絆で結ばれていると信じていた。
「裏切りなどあるはずがない」

成蟜軍営に突然、趙の嘉(カ)太子が現れた。
すると嘉太子は荘襄(ソウジョウ)王が残した遺詔を差し出す。
…成蟜を太子に立てる、政児は余の息子ではない…
父の血書を見た成蟜が驚愕していると、嘉太子はさらに成蟜の生母・紫玉(シギョク)夫人の死は事故ではなく、呂不韋の策略だったとほのめかす。
実は嘉太子に血書を届けさせたのは呂不韋だった。
呂不韋は計画が上手く行ったと知り、趙高に嘉太子への伝言を頼む。
「計画通り再起できたあかつきには趙を攻めないとな…」

麗児は回復し、荊軻と共に衛王府を出発することになった。
結局、秦の支配下にある衛王府になぜ自分たちが入れたのか分からなかったが、衛王はただ大丈夫だと言って送り出してくれる。
一方、秦では信じられない檄文(ゲキブン)が朝議に届いていた。
李仲は長安君の直筆だと確認したが、とても読み上げることができない。
しかし嬴政は早く読めと声を荒げた。
…王室が悪党によって汚されようとしている
…商人であった呂不韋は先王に引き立てられながら、その恩に報いず私利私欲に走っている
…今王・政は王族ではなく呂不韋の子であり、呂不韋は己の子を宿した趙の女を先王に嫁がせたのだ
これを聞いた嬴政は激昂、自ら檄文を手に取ると、続きを読んだ。
…呂不韋は己の息子を王位に就けた、これは巧妙な簒奪である
…国が乱れ、天の怒りを買うであろう
すると嬴政は直ちに成蟜の元へ行くと決めた。
「成蟜は本王の弟だ、本人の口から事情を聞かねば信じられぬ」

嘉太子の先祖・趙盾(チョウトン)は謀略により一族皆殺しになっていた。
唯一の生き残りが″趙氏孤児(チョウシコジ)″で名高い趙武(チョウブ)で、まさに成蟜の境遇と相通じるという。
秦が嬴氏のものになるか、呂氏のものになるのか、これも成蟜次第だと煽る嘉太子、そこへ嬴政からの親書が届いた。
嬴政は誤解があるなら解きたいと書いていたが、もはや成蟜の決意は揺るがない。
こうしてついに兄弟両軍が対峙する事態となった。



嬴政は父の遺詔を確認し、弟が反旗を翻した理由を知った。
思えば幼くして母を失った成蟜を懸命に慰めてやった嬴政…。
『代わりに私がいる、これからは私がお前を守ってやる』
まさか呆気なく兄弟の強い絆が断ち切れてしまうというのか。
しかし成蟜の不信感は拭えず、兄が自分に優しかったのも謀反を恐れたせいだと言い放った。
「王位を私に譲れ!」
「余は万物を手中に収めたい、地上だけでなく天上の楽園も奈落さえもだ…」
すると嬴政の声が山間に響き渡った。
「我は!…我こそは!全てを統べる″皇(オウ)″となる!(๑•̀ㅂ•́)و✧
 …これが余の夢だ、ゆえに誰にも王位を譲るつもりはない」
「ふっ、ならば戦うしかないな…私か貴様かどちらかが死ぬまで」
成蟜は剣を抜いた。

つづく





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最終更新日  2021.07.14 12:08:08
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