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第12話「怒りと憎しみ」

韓徳譲(カントクジョウ)は父に蕭燕燕(ショウエンエン)との縁談を頼んだ。
燕(エン)王・韓匡嗣(カンキョウシ)は燕燕を危険に巻き込むと警告したが、徳譲は幽(ユウ)州の一件で考えが変わったという。
「燕燕は私の理解者です、私が危機に瀕しても付いて来てくれます」
徳譲は母が勝手に李家との縁談を進めていることから、引き伸ばせば李思(リシ)を誤解させ、何より燕燕を傷つけてしまうと訴えた。
確かに李思の方が自分にふさわしい相手なのだろう。
正直なところ以前は徳譲も夫婦は互いを敬い合えれば十分だと考えていた。
「世の中はままならぬことばかりです、何とぞ私のわがままをお許しください」


危機に陥った北漢(ホッカン)は援軍を求めて遼(リョウ)を頼ったが、穆宗(ボクソウ)・耶律璟(ヤリツケイ)は使者の前でも酒を飲んで泥酔している。
仕方なく蕭思温(ショウシオン)は北漢を助けるよう進言、すると穆宗は了承して早々に退朝した。

穆宗は酒を飲んでは次々と宮女を刺し殺した。
生き延びるため仲間を犠牲にするしかない侍女・安只(アンシ)、しかしこの地獄から耶律只没(ヤリツシボツ)が救い出してくれると信じている。
一方、耶律賢(ヤリツケン)も婆児(ハジ)から穆宗がまた人を殺したと報告を受けた。
聞けば様子を見に行った女里(ジョリ)さえ危険な目に遭ったという。
すると耶律賢は書斎の裏に密かに飾ってある燕燕の絵を見に行った。
…宮中にはびこるのは殺戮や陰謀、そして血だ
…燕燕、君は私が求めていた女子だ
…賢いだけではない、政(マツリゴト)について洞察力が深く、先見の明もある
…私と共に遼を守るのにふさわしい女子だ


韓徳譲は燕燕に父が婚姻に同意してくれたと伝えた。
幸せに包まれる燕燕と徳譲、しかしその頃、横恋慕する耶律磨魯古(ヤリツマロコ)も父に燕燕との縁談を懇願していた。
「私の意思は変わりません、父上が承諾するまでひざまずきます!」
耶律虎古(ヤリツココ)はあのじゃじゃ馬が来たら屋敷が大変なことになると反対したが、息子にせがまれ折れた。

こうして奇しくも燕王と虎古が同じ日に蕭思温を訪ね、燕燕への縁談を申し込むことになった。


すると父に呼ばれた燕燕は当然、韓徳譲を選んだ。
虎古は断るだけならまだしも、娘を漢人に嫁がせるのかと激怒する。
しかし蕭思温は娘の決断が自分の決断であり、とやかく言われる筋合いはないと気丈だった。

一方、只没は安只と密通を続けながら、皇族の重鎮を懐柔しようと動き始めていた。
大軍が国境に迫っているため穆宗はいずれ出兵するはず、この好機に出征して兵権を得れば帝位は自分のものになる。
しかし大長老である大于越(ダイウエツ)・耶律屋質(ヤリツオクシツ)にはすげなく追い返された。
すると只没の安易な行動はすぐ太平(タイヘイ)王・耶律罨撒葛(ヤリツエンサーグァ)の耳に入る。
兵権を求めて軍功を狙う者は数知れず、罨撒葛は只没が格好の見せしめになると考えた。
「…只没に何か弱みはないか?」

遼の大軍が南朝軍の奇襲に遭った。
この失態に穆宗は激怒、多くの将兵を斬り、九族皆殺しにすると息巻いているという。
戦で負けても穆宗は人を殺すばかり、腹に据えかねる韓徳譲と耶律賢だったが、今は耐えるしかなかった。
「″睡王″と揶揄される陛下が夢うつつで遼の天下を他人に渡すやも…
 胸に秘めた大志を果たせねば、私は先祖に合わせる顔がない」
「大王、案ずるな、そんな事態にはならぬ」

只没は北府宰相に蕭思温を訪ね、皇帝に自分の出征を上奏するよう訴えた。
しかし救援を仕切っているのは太平王のため、太平王と協議するよう体良く追い返されてしまう。
只没は仕方なく蕭家を後にしたが、外で兄が待っていた。

只没が皇族に接触していることはすでに噂になっていた。
耶律賢は告発されたら大ごとになると言い聞かせたが、血気盛んな只没は阿保機(アホキ)の子孫として決着をつけると息巻く。
「とにかく軽挙は慎むと約束してくれ、いいな?」
「…私のことはご心配なく」
すると只没は頑な態度で帰ってしまう。
婆児(ハジ)は宮中育ちの只没ならわきまえているとなだめたが、耶律賢は嫌な予感がしていた。

燕燕は酒楼で韓徳譲と待ち合わせしていた。
徳譲にお茶をご馳走しようと準備を始める燕燕、しかしその頃、宮中で大変な事件が起こる。
只没が安只との密通現場を取り押さえられ、皇帝の前に連行されたのだ。
只没の側仕えから報告を聞いた耶律賢は愕然、恐らく穆宗は表向き密通という罪名で弟を処刑するつもりだろう。
そこで耶律賢は真っ先に太平王府へ駆けつけ、口添えを頼んだ。
罨撒葛は自分の策略ながら何も知らなかったように驚き、耶律賢に同情する胡輦(コレン)の手前、情けをかけるという。

只没は安只と愛し合っていると訴えたが、穆宗は自分のものに手を出した甥を許さなかった。

すると只没はこれまでの鬱憤が爆発、そもそも全て父のものだったと暴言を吐いてしまう。
「父上が亡くなった時、我ら兄弟は幼かったからお前は即位できただけだ!
 お前の帝位はいずれ私が継ぐ、まさか敵烈(テキレツ)の子に譲位すると?敵烈は奴婢の子だ!」
「…だが生粋の契丹人だぞ?」
穆宗は只没の生母が漢人・甄(シン)氏だと指摘、只没を雑種だと蔑んだ。
「耶律璟…もう一度、言ってみろ!殺してやる!」
その頃、参内した罨撒葛は回廊をわざとのんびりと歩き、耶律賢をやきもきさせていた。

穆宗は只没に車裂きの刑を命じた。
そこへちょうど耶律賢が到着、慌てて弟の命乞いをする。
「只没は無知なのです…断じて伯父上に二心はありません!」
耶律賢は罨撒葛に助けを求めたが、穆宗が発言させる隙を与えなかった。
「朕はそやつを死罪に処すと決めた、引っ立てろ!」
すると衛兵に抱えられた只没は開き直り、穆宗を酒乱の能無しだと愚弄、遼の皇帝に相応しくないと叫んでしまう。
激情に駆られた皇帝は取るものも取り敢えず机にあった小刀を思い切り投げつけた。
小刀は只没の右目を切り裂き、激しい血が吹き出す。
さらに穆宗は自ら只没を斬殺すべく駆けつけ、剣を振り上げた。
しかし危ないところで罨撒葛が皇帝を取り押さえ、ここで只没を殺せば皇族の反発を買うと説得する。
「皇兄、殺さずに別の刑罰を与えては?鬱憤は晴らせます」
穆宗はその手があったと気づき、命だけは助けようと言った。
ひたすら平伏していた耶律賢は感謝したが、その代わり罰として宮刑を申し渡されてしまう。

只没は衛兵に連行され、すぐさま去勢されて戻って来た。
罨撒葛は耶律賢に感謝するよう促したが、耶律賢は放心状態のまま言葉がでない。
「宮刑では軽すぎたようだ、見せしめで杖刑100回に処す」
穆宗の容赦ない仕打ちに耶律賢は慌てふためき、急いで頭を下げた。
「…明扆(メイイ)がお礼を申し上げます」

罨撒葛の口添えのおかげで杖刑の罰は侍医が止血してからと決まった。
すると皇帝に命じられた衛兵が只没を引きずり出し、回廊から放り投げてしまう。
耶律賢はなす術なく、ただ長い石段を転がり落ちて行く弟の姿を呆然と見ていた。
まるでゴミのように捨てられ、眼下に横たわる血塗れの弟…。
耶律賢は耐え難い屈辱と怒りの中、激しく吐血し卒倒してしまう。

耶律賢が目を覚ますと、燕王と韓徳譲が付き添っていた。
只没はすでに寝殿に戻り、命に別状はないという。
すると耶律賢は重い身体を起こし、只没の様子を見に行くことにした。

耶律胡古典(ヤリツココテン)は涙しながら三兄を介抱していた。
しかし只没が薬を拒否し、どうしたら良いのか分からない。
そこへ耶律賢が病を押してやって来た。
「早く薬を飲め、さもなくば傷口がふさがらぬ」
「…私は去勢され独眼となりました、10日後には杖刑100回を受ける
 薬を飲んだところで、何日か命が延びるだけです
 …再び辱めを受けて死ぬより、早く楽になりたい」
「絶対にお前を死なせたりしない…必ず命を守ってやる!お前を死なせるものか!」
「私に生きる意味が?もはや生ける屍だ…いっそ早く死にたい…」
耶律賢は弟の無念を思い、泣き崩れた。
かつて身体の弱い兄とか弱い妹を自分が守ると約束してくれた只没、そんな弟の哀れな姿を思うとやり切れない。
それでも耶律賢は生きていれば希望があると励まし、何としてでも生き延びるよう説得した。
しかし只没は頑に薬を飲もうとしない。
すると耶律賢は妹に只没の世話を任せ、引き上げて行った。

太祖の三支のうち喜隠(キイン)は禁足、只没が宮刑となり、韓徳譲は次の標的が耶律賢だと警告した。
「大王、何かお考えが?」
「…徳譲、今日は父上と帰ってくれ、私は一人になりたい」
一方、徳譲にすっぽかされた燕燕は仕方なく屋敷へ戻った。
すると家職の虎思(コシ)が心配そうに前庭で右往左往している。
聞けば宮中で大事があり、父もまだ帰っていなかった。
「陛下が只没大王の目を傷つけ、宮刑に処したとか…」
燕燕は徳譲が来られなかった理由を知ると、慌てて屋敷を飛び出してしまう。

つづく


(O_O)え___何この展開?





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最終更新日  2021.07.17 17:27:58
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